どういうコンテンツなら検索上位に上がりやすいか?
まず、何らかのコンテンツを作る際に、キーワードの洗い出しから始めると思います。その際に様々なキーワード掘り起しのためのツールを使うと思いますが、今回の手法はかなりアナログです。アナログであるがゆえに、すぐに上位に来るコンテンツのヒントを探しやすいとも言えます。
また、今回の手法では基本的な内部SEOだけで、短期間で上位に上がる事も可能(可能性が高い)ですし、コンテンツを作って数日でアクセスにつながる事もあり得ます。
ではまず、「どういうコンテンツなら検索上位に上がりやすいか?」という点について考えてみましょう。コンテンツの中身が充実しているというのは言うまでもありませんが、それ以前で言えば、「競合が少ないキーワード(あるいはキーワードの組み合わせ)」であれば上位に上がりやすいわけです。
例えば、「SEO」についてのサイトを作ろうという場合、多くのサイトで「SEOとは?」というような類似コンテンツが作られると思います。これは至極当然ですし、「○○とは?」というものは検索者の基本的な動きでもありますので、このコンテンツを作るのは必然ともいえるものなわけです。
しかし、「SEOとは?」で上位を取れと言われた場合、それが難しいのは言うまでもありません。
・Google検索「SEOとは?」
つまり、これらの誰もが思いつくコンテンツでの上位を狙う場合は必然的に難易度が高くなり、上位表示、そしてそれに伴うアクセスアップへ結び付けるのは簡単ではないという事を意味します。

主要な「稼げる」(集客に結び付く)キーワードというのはこのように競争が激しいために全く上位表示される事なく終わる事も珍しくないわけです。そして、結果として諦める事になる場合も多いのです。
ロングテールでもアクセスは稼げる
ロングテールSEOを行う人がここ最近は多いわけですが、ビッグキーワードに比べてアクセス数はくらべものにならないかもしれませんが、ちりも積もれば何とやらではないですが、アクセス流入に結び付くコンテンツを複数もっていると馬鹿に出来ない集客が可能となります。
例えば、1つのコンテンツでは5アクセスしか呼べないとしても、そういうコンテンツが100あるだけで500のアクセスに結び付くわけです。
しかも、そういうコンテンツは競合もほとんど狙わないため、それほどのテコ入れをしなくても長い期間にわたってアクセスを集めたりするものなのです。ビッグキーワードについては、それこそ上位をとるのは難しいわけですが、最初からロングテール狙いであれば、コンテンツをアップしてからそれほど経たずにアクセスを集める事も可能なわけです。競合がないわけですから、Googleがいかに厳しくても上位に上がりやすくなるわけです。
というわけで、今回の話も「なんだ、もう聞き飽きたロングテールの話か・・・」と思うかもしれませんが、待ってください。まだ、探し方を書いていません。
基本的には以下の方法をやれば、誰でもすぐにアクセスに結び付くコンテンツを見つける事は可能です。しかし、努力と想像力、発想力は必要です。その辺の努力まで放棄されたら・・・。
すぐにアクセスに結び付くコンテンツの探し方
さて、それでは実践編です。その手順は以下の通りです。
1.まずはお好きなキーワード探しのツールを使ってキーワード候補を出してください。
2.さらにQ&Aサイトなどで関連のFAQを探してください。
3.リアルタイム検索でキーワードを探してください。
4.他にもいろいろやっても構わないのですが、そのキーワード(および組み合わせ)や質問を眺めながら、ふとあなたの頭に浮かんだ疑問をメモして下さい。こんな事なんで急に思いついたのだろうでも構いません。バカバカしい疑問だと思うものでも構いません。なお、この作業は1日で完結させようと思わないで下さい。何日かかけて沢山の疑問を出してください(疑問が出てもこの時点では書きだすだけにします)。
5.自分が思いついた疑問を「自分が思うキーワード列」で検索して下さい。キーワードで表せないものは文章でも構いません。
6.5で出てきた検索結果の上位の中身を確認して下さい。
7.自分が納得できる内容が存在するなら今回の狙い目ではありません。もし、上位にあるコンテンツでもっと詳しいのはないのかな?と思えば、それは今回の作成コンテンツ候補であると言えます。

複数ワードで検索する時代だからこそ使える手法
単一キーワードでの検索が多いのは間違いないですが、複合キーワード(または文章)での検索も多くなっているのは言うまでもないと思います。
その中には結構コアな疑問を抱えているユーザーも多くいるわけです。おそらく、貴方自身も自分で検索して納得行く結果に出会えなかったと思う事は今でも日々あると思います。
実際にはそれらの「満足行く結果に出会えなかった」キーワードの組み合わせというのは、基本的に狙い目コンテンツの可能性が高いと言えますので(競合で良いのがないわけですから)、そういうサイトを作る作らないは別として毎日メモを取っておくと何かの役に立つ日が来るかもしれません。
私たちが1日に検索する数というのは日々物凄い数だと思います。その中で納得いかなかったキーワードの組み合わせをカテゴリ別にメモをしておくだけでも、いつの日か何かの役に立つかもしれないというわけです。
また、実際に作るサイトテーマが決まっている場合(普通は決まっていると思いますが)は、もっとやりやすいと思います。
まずは競合の多いコンテンツを基本としておさえると思いますが、そのコンテンツの本文を書いている間に疑問に思う点というのは実は結構あるはずなのです。
自分がそのコンテンツの100%スペシャリストであるという事もないと思いますし、詳しくても分からない事はもちろんあるでしょう。あるいは知識が曖昧なものなどです。
そういうものなどを疑問に感じた時になんでも良いので別枠でメモしておきます。その上で検索し、上位に満足の行く結果がないようであれば、貴方が作ればよいだけです。

「そんなコンテンツ、ニーズがあるのかな?」
と思う方もいるかもしれませんが、少なくとも「貴方」にはニーズがあったわけです。私はどんなにマニアックな疑問でも、自分が思うようなものであれば、少数ではあっても他にも同じような人がいると考えています。
かゆいところに手が届くような競合サイトを見つけられなければ、自分が作れば良いというわけです。
ロングテール関連のキーワードはアクセス数こそ少ないですが、ニーズが明確な分、コンバージョンには近い組み合わせも多数あります。また、時としてアクセスに結び付かないと思っていたコンテンツが良い意味での期待を裏切ってアクセスを集める場合もあります。
長くなりましたが、まとめますと、自分で疑問に思った事はメモする癖をつけ、それについて詳しいサイトがあるかを探し、なければ自分で作るという事を地道に続けていけば、上位表示は比較的簡単ですしアクセスにもつながり易いと言えるでしょう。
ブレストなどで複数人で疑問を出し合えば、尚良いコンテンツ案が出てくると思います。是非、お試しください。
なお、やったつもりでは一切効果は出ません。実際にやってもらえればきっと面白いコンテンツ案が出てくるはずです。あまり詳しくない社外の人もブレストに加わってもらうと結構意外な疑問にも出会えると思います。
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