2013年11月11日

ペナルティの解除は必ずしも順位の復活にならない

 今回は最近話題のペナルティの解除についての話です。


ペナルティを解除すれば上位に戻れるという誤解


 まず、今回の話は「全てのケース」に当てはまる話ではありません。しかし、Googleのフォーラムなどでもペナルティ解除後の順位についての誤解をしている方がいるようなので、一度書いておこうと思いました。


 おそらく、下記のようなケースにあたった事のあるサイト運営者は多いのではと思います。


対象キーワードで上位にあったが、Googleからのペナルティを受けて急降下。


 
頑張ってペナルティの原因に対応してGoogleからも手動対応をはずしてもらった。


しかし、変化はあるものの下落前の順位とは程遠い順位のままである。



 というものです。実際にはこういうケースは少なくない数があるのではと思っています。サイト運営者からすれば、Googleの指導に従って有料リンクをはずしたりしたのに、なんで元に戻してくれないんだ?と不思議に思うのも当然でしょう。

必ずしも順位は元に戻らない



 しかし、なぜ上位に自分のサイトがいたのか?という点を忘れているのではないでしょうか?


下落前の高い順位を支えていたのは何ですか?


 さて、ここで思い返してみてほしいのです。それまで順位が高かった理由はなんだと思いますか?


 リンクなどを購入して本来のサイト価値以上に見せかけていたサイトの場合、そもそも高い順位にあった理由はそれらの外部リンクがあったため底上げされたという事が考えられるわけです。


 言い換えれば、それらのリンクがなければ、ターゲットとするキーワードでは元々順位がそこまでは高くなかったサイトという事になるわけです。


 もし、人為的なリンクを付ける前のサイトの順位が低くて、そのためにリンクを買い、そして結果として順位が上がっていた場合には、それこそ今回のようなケースに当てはまる可能性がとても高いと言えます。そもそも、そのキーワードで高い順位にあるはずもないものが、リンクをつける事などで上位に来ていたわけですから。


 そのため、ペナルティの原因を取り去っても上がらないというのはそもそも考え方が違うのです。正しくは、ペナルティの原因を取り去った事で、本来のあるがままの評価での順位に落ち着いたというわけです。


 Googleが認めない外部リンクなどでサイト価値があるように見せていたわけですから、それらが「ない状態」になった時に初めて本来のサイトの価値で判断された事になったという事です。

リンクなどで底上げしていた部分がなくなれば・・・



では、どうすれば順位はあがるのか?


 サイト運営者としてはペナルティが解除されたのであれば、やはり上位に戻ってほしいと思うでしょう。しかし、前述の通り、本来の評価に戻った時には元あった位置に戻れない事は特に不思議な話ではありません。


 複合キーワードなどでは元々競合も多くありませんし(多いものもありますが)、上位を狙いやすいのは間違いありませんから、ペナルティが解除される事である程度元に近い順位に戻る事もあると思いますが、単一キーワードなどについては競合が多い中での本来のサイト評価での勝負になりますから、そのままのサイトの「まま」で元に戻るとなると、少し難しいと言えます。


 コンテンツの充実とはよく言いますが、ここ最近は充実しているサイトが多くあるため、文字数を増やせば何とかなるというものでもありません。人気のキーワードであればなおさらでしょう。


 誰もが書くテーマで文字数を増やすだけですと、どうしても上位にあがりにくいと最近は感じます。商用に向いているキーワード(上位にある事で収益につながり易いキーワード)は特に競合サイトは良いものが多いので、そんな中でも上位を目指すとすれば、やはり「ユニークな」コンテンツを用意する事だと思います。


 もっと分かりやすく言えば、「ちょっと他のサイトと違う視点でそのキーワードについて説明しているサイト」と書いた方が良いかもしれません。視点が面白いがゆえに、一度アクセスしてきた方が「次も期待したくなるコンテンツ」と書くともっと理解しやすいでしょうか?


 順位の決定要素は様々です。そして、良いサイト(ユーザーが求めるサイト)というのはユーザーの動きが結構分かりやすいものだと私は考えています。ここ最近の私のSEOの考え方もここにあります。


 Googleがどうこう考える・・・と言うよりも、良いサイトの場合、ユーザーはこう動くのではないか?という所に意識を置く方が余程、コンテンツ作りの参考になるのではないかと思います。


 少なくとも継続して上位にあるには努力が必要です。周囲のサイトが成長しているわけですから、その成長スピードを超えるレベルでユーザーに滞在時間に見合う以上の満足度を提供する必要があると思います。

滞在時間に見合う以上の満足度を提供



 ペナルティを解除しても上がらない場合には、それがそもそものサイトの評価だと考えて先に進む方が、なぜ上がらないかでGoogleのアルゴリズムに文句を言うよりも良い結果につながると思います。


 誤解されないように最後にもう一度書いておきますが、今回の話はあくまでGoogleが望まない手法によって順位が底上げされていたサイトの場合には、ペナルティ解除が必ずしもそのまま「元の」順位復活に繋がるわけではないという話です。



 と、ここまで真面目に書いておいて最後にはネタ小説の「SEON シーズン2」の宣伝をする私がいますw


 
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posted by SEMアドバイザー at 08:00 | SEO

2013年10月29日

SEO対策ブログの懺悔から学ぶ事

 なんだかんだこの揺さBrain!も数年レベルの運営になってきましたので、以前運営していた「SEMアドバイザーのSEO対策ブログ」を知らない方も多いのではないかと思います。今更ながらそのブログの懺悔をしたいと思います。


スタンスはアクセスアップだった


 私が言うのもなんですが、SEO対策ブログはアクセスを増やすために記事をこまめに書いていましたし、タイトルでの釣りも何度かやっていました。


 このブログでも何度か書いていますのでご存じの方もいるかもしれませんが、私は釣りタイトルが今は好きではありません。でも、実は釣りタイトルの記事を他の方が書いているのを見てそう考えるようになったのではないのです。


 原因はまさに私なのです。というわけで懺悔します。私がタイトルについて少し注意しようと思ったのは私が2008年6月に書いたこの記事です。





 もう本当にふざけたタイトルですね。自分で情けなくなります^^;。この記事を当時読まれた皆さん申し訳ありませんでした


 このタイトルが晴練雨読に出ていれば、それはクリックする人は増えますよね。実際増えました。しかし、中身はゴミです。


 私が書いたもので恥ずかしいものはいろいろとありますが、自分の中ではこれが最悪の記事です。自分でも正直、なんでこんなものをそのままアップしていたのか理解に苦しみます。


 でも、今回こういう記事(これもゴミ?)を書いているのは、こういう記事を書いて学んだ事もあるからです。上記記事はアクセスこそ増やしましたが、私がもし第三者でこの記事を読んでいたら、たぶん「なんだよ、こいつ」って感じたと思うのです。

ゴミ記事からも成長できる



 ブログというものは個人名をだしてやるからにはブランディングに関係するものですし、正直、それまでの記事は許せても、こういうのがたびたび出てくると、何だよって思いますよね。それを自分で感じられたのが良い点と言えば良い点だと思っています(とはいえ、その後も更新しなくてはという義務感からゴミ記事をいくつか書いていたようですが・・・。反省しろ、自分!と思いました^^;)。


 2010年3月15日にはこちらの揺さBrain!に移るわけですが、それまでアクセスをある程度安定して集めていたものを捨てるというのは結構勇気がいる事でした。アクセスが減るのも予想できましたし、そもそも揺さBrain!なんて誰がどう読むか分からないと思いました(ちなみに「ゆさぶれ」と読みます)。


 しかし、私の精神衛生上はこの揺さBrain!にしてよかったと思っています(また別の意図で他にする可能性はありますが^^)。


つけるべきタイトルはどんなものか?


 タイトルは集客を意識してつけるべきというのは今でも思っています。しかし、大事なのはそのバランス感覚だと強く感じています。


 どんなに魅力的なタイトルでもその先がたいしたものでなければ、次に本当に面白い記事を書いても、「狼少年」的に思われて、二度と足を運んでくれないかもしれないからです。


 タイトルに見合う中身を用意するというのは簡単なようで簡単ではありません。そもそもそのタイトルでイメージする内容も読み手によって変わるからです。それらも踏まえて、より多くの方が誤解しないレベルで、かつうまくタイトルで中身の期待度を上げるというスキルが重要だと考えています。


 短い文字数の中で意識しなくてはいけない点は多くあるという事です。

バランス感覚が大事



ブランドの価値は一瞬で下がる可能性がある


 ブランドも何もない私が書くのもなんですが、何らかのブログなどを書いている場合、考えるべき事は、構築してきたブランドは一瞬で下がる可能性があるという事です。


 それはSEO界隈と関係なく、様々な業界においてのニュースを見ていても理解できると思います。時間をかけてブランドを構築しても、それはたった一つの事で下がってしまう可能性があるという事です。


 企業ブランド、そして個人ブランド問わず、イメージを継続して維持、あるいは良い方にあげていくためには、何のためにやっているのかという目的意識を明確にし、いつまでもユーザーを裏切らない姿勢でい続ける事が大事なのではないかと思う次第です。


 
 と、こんな事を書いている私が言うのもなんですが、SEOのネタ小説「SEONシーズン2」が昨日から始まりましたので、どうぞよろしくお願いします^^


 オチでさらにブランド価値を下げるという大技を出してみました^^


SEONシーズン2

 


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posted by SEMアドバイザー at 08:00 | SEO

2013年10月25日

数年前にPPP記事を依頼していたサイトは今?

 PPP(Pay Per Post=記事をお金を払って投稿してもらうもの)を数年前に依頼したサイトが今どうなっているかを久しぶりにチェックしてみました。それぞれどんな結果が待ち受けたでしょうか?


 ちなみにこの記事は最後まで読めば分かりますが(時間かかりますから、あきらめるなら今ですw)、PPPそのものがどうこうという結果とはまた異なる流れになってしまいました。ただ、別の意味で、いろいろなSEOを試して、何とか生き残ろうとしているのだというのが少しは伝わると思います。


ネット時代のスピードを感じる悲喜こもごもの今


 ここで紹介するサイトはいずれも異なるカテゴリのサイトです。当時から広報予算も比較的多めにあったサイトも含めまして、メインで狙っていたと思われるキーワードの順位経過をご紹介いたします。


 いずれも、追跡期間の最初がPPP記事を最初に依頼したタイミングです(サイトによっては途中で効果がでないためか、追加記事の投入依頼が入っていたサイトもあります)。


 なお、データを見てどうとらえるかはみなさんの任せます。


★サンプルサイトA(追跡期間:2009年2月〜2013年10月)

サンプルA


 こちらは当時から話題のあった会社で今も物凄く有名なサイトです。当時から自然リンクも集めていたサイトであったため、当時から今にかけて安定して上位を獲得しています。現在、Googleでは2位〜4位程度の中にあります。


 体力があるサイトは今だと問題のあるリンクを受けていても動じないという感じでしょうか。


★サンプルサイトB(追跡期間:2009年10月〜2013年10月)

サンプルB


 こちらはあるメディアのサイトです。このサイトがPPPで依頼したキーワードは書籍名と会社名という、依頼しないでも1位になるのでは・・・と思われるものでしたが(そもそも同じものがなかったので1位は問題なかったものです)、なぜかそういうキーワードで依頼していました。


 ある意味、一般キーワードでのリンクつき記事の依頼ではなかったので、そのまま上位にあります。


 ・・・と、思うかもしれませんが、よく見ると途中でがくっとへこんでいる時期があるのに気づくと思います。


 どうやら売上が良くなかったようで、ここでドメインを手放しています。しかし、その後、また同じキーワードで上位にあるのはなぜか?と言えば、SEO会社がドメインを取得し、それまでの会社名キーワードをそのまま使ったタイトルにして利用しているからです。


 SEO会社のクライアントと思われる会社への記事(昔多くあったかなり浅い記事系です)が少しだけ投稿されています。


 なお、元の会社が運営していた時のPageRankは3でして、それを狙って買ったのだと思いますが、ドメインを手放して少し経過した後にPageRankは消失し(PageRankなし)、その後は0になる事もありませんでした。


 ちなみに、会社のドメインはもし別ドメインに移行するにしても、このように他の会社が購入する事があり得ますので、ブランド保護のためにもドメインそのものは保持したままをお勧めします。それほどのお金がかかるわけではありません。ブランド保護の方が大事でしょう。


★サンプルサイトC(追跡期間:2010年6月〜2013年10月)

サンプルサイトC


 こちらはうってかわって、手放したドメインを誰も購入しなかったものです。個人のドロップシッピングサイトで、狙っていたキーワードはかなりの激戦地帯でした。


 PPP記事を依頼後、2週間で一気に順位を伸ばしましたが、じわじわと順位を落としていき、最高位11位まで行ったものの、4か月後には36位付近まで落ちました。激戦のキーワードでもあるため、おそらくここで見限ったのだと思います。


★サンプルサイトD(追跡期間:2010年6月〜2013年10月)

サンプルサイトD


 ここはそれこそいろいろな会社にSEOを依頼した痕跡のある会社です。キーワードは完全に競合の多いビッグキーワードです。今も運営中です。PPP記事では効果が感じられなかったようで、その後SEO会社と契約して最高で5位まであがっていました。なかなかのSEO会社ですね。


 SEO会社のサービスとしては、1記事約250字の記事(サラダではないです)に会社名でのテキストリンクを入れた複数のブログから(数は数えてませんが、ほぼ同じワードプレステンプレートのブログからのリンクが多数はられたようです。


 しかし、順位がここ最近落ちているのがグラフからもわかると思いますが(落ちたというより消えてますね)、現在はSEO会社からのリンクがあったと思われるブログには跡形もリンクがなくなっています。おそらくSEO関連の情報を見聞きして、リンクをはずしてもらったのだろうと予想されます。


 ただ、まだなかなか許してもらえてないようです。ちなみに、サイトを見ると、物凄くコンテンツに力を入れているのが分かります。私が見ても、これは役立つものだなと思えるものでした。中小規模の会社なのですがこのまま良いコンテンツを頑張ってほしい所ですので、気持ちとしては応援したいですね。


 さて、4つ程紹介しましたが、他にもいろいろなサイトを追跡しています。


 ネット時代らしく早めに見切りをつけてしまうサイト、順位が落ちても頑張っているサイト、サイト名を変えていろいろと試しているサイト、順位が落ちてもPPP記事の後に購入したであろうリンクをそのままにしているサイトなど、それぞれのオーナーが信じた情報によって現在の状況が異なっています。


 SEOというものが新聞でも紹介されるようになったここ最近ですが、決して良いニュースでは上がっていません。ダーティーなイメージばかりがつかないよう、今もSEOの仕事に関わっている方は是非、業界健全化に取り組んでほしいと思うばかりです。


 まとめですが、PPP記事依頼から時間がたちすぎたため、他のSEO施策に移っているサイトが多く、PPPの事なんかあまり関係ない記事になってしまいました。その点は突っ込まないでください^^;


*多分、PPP関連記事は晴練雨読ではSEO記事として判定されないため、この記事は誰にも気づかれないかと思います。もし、この記事なかなか面白いよ!と思われたら、私のかわりにTwitterで記事更新をツイートしてあげてくださいw


*正直に申しますと、本記事はネタ小説である「SEON2」開始にあたりネタ記事が続くのを防ぐために無理やり書く事にしたものですw


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2013年09月27日

キラーページが1ページあるだけでもサイト集客の鍵となる

 今回は私自身が強く感じている事を書いてみたいと思います。私自身の経験としてはブログでのものになりますが、ブログ以外でも基本的に同じだと思います。


そのサイトにキラーページはありますか?


 サイトやブログの開始当初はどうしても一気にコンテンツを増やそうとしてしまいがちです。それもそのはず、最初から2〜3ページしかないというサイトではロングテールSEOの視点で考えても厳しいと思うのは致し方ないでしょう。


 そうは言ってもある程度のレベルのコンテンツを作ろうとなると、それはそれで時間もかかりますし、ネタを考えるのも大変だと思います。


 私自身、沢山の実験サイトを運営していますが、ここ最近思うのは「キラーページがあるものはいろいろな意味で強い」という事です。

キラーコンテンツ



 なお、記事を書くときに「とりあえずは何文字くらいは書こう」と文字数基準で考えてしまうと、こういうページが生まれにくくなってしまいます。こういうページを作る時には、長くなろうがなんだろうが、このタイトルのコンテンツならここまで突っ込んで書く(書きたい)という、内容ベースで考えなくてはいけません。


 どこまで拘って書いたか(自分でも他には絶対に負けないくらいのもの)というのは重要だと考えます。もちろん、そうなると本当に文字数が多くなってきますので、話の流れや読みやすさは、通常以上に考える必要性が出てきます。


 そうやってとことん考えて深く掘り下げたページというのは手間や時間はかかるものの、SEO上の優位に立てる可能性がありますし(もちろんただ長いだけとかではなく、ユーザーの求める内容が含まれてないといけません)、他のページは上位でなくても、そのページだけは対象キーワードで上位に来ることもあり得ます。


キラーページの効果


 ロングテールSEOでは多くのミドル・スモールキーワードで上位に上がる事を目的としますが、今回のキラーページではそれとは別の効果を生み出します。


 キラーページだけが上位にあがって、他は上がってない場合であっても、二次的効果が大きいと言えます。


 最初に目にするキラーページの中身が濃ければ、ユーザーは心理的に「このサイトは良い情報を提供している」と考えるため、導線設計さえひどくなければ他のコンテンツへも興味がわくものです。これはわざわざデータで出すまでもなく、皆さん自身の経験でそういう事は普通にあるはずです。


 つまり、キラーページがきっかけとなってリピーターになったりと根強いファンがつく可能性が出てくるという事です。

キラーページが起点となる



 私の実験サイトでもメインでの集客は1ページですが、その効果が派生して他のページへのアクセスにつながり、そして他のページもソーシャルでシェアされたり、自然リンクを受けたりと全体的に底上げされています。


 そして、結果として他の当初は検索での順位が低かったページでも、より目につきやすい順位にあがり、その結果としてアクセスを集めだし全体的なアクセスも安定してきています(ただし、それらのページも随時テコ入れはしています)。


 すべてのコンテンツで集客できればそれに越した事はありませんが、サイト運営期間が短いものなどはそんなにうまくはいきません。それであれば、力作を投じて、その1ページだけでもアクセスを集められるようにするという手もあるという事です。


 言うまでもなく、他のページも普通以上の満足度をあげる必要はあります。キラーページ以外でもある程度の満足度を維持していれば、自ずとファンがついてきて、結果としてSEO上の優位にも立てるようになるという事です。


コンテンツ内容の変化を忘れない事


 昔はそれこそ取ってつけたような情報量でも上位に来ることはありましたが、時代は日々変化しており、有用なコンテンツをもつサイトは物凄い勢いで増えてきました。情報だけでなく、アイデアも満載で、それこそ読んで楽しいものも増えてきています。


 そんな中、「昔はこの程度ので大丈夫だった」という認識のままコンテンツを作り続けていると、どれも日の目を見ないという結果になりかねません。


 全ページキラーページが無理なら、1ページでも構いません。圧倒的なキラーページを用意できれば、それが驚くほどのアクセスを呼び込む起点になる可能性があるのです。


 義務的に書くのではなく、「大切な時間を頂いて読んでもらっている」という意識を持てば、きっと良いコンテンツを作る事ができるでしょう。


 こういうものも癖になるくらいに書いていけば、それほど苦ではなくなります。


 是非騙されたと思って、キラーページを作ってみてください。全ページで何とかしようと考えて書くよりも、「このページだけはスーパートリプル凄いものにしよう」と考える方が頑張れるものです^^








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posted by SEMアドバイザー at 08:00 | SEO

2013年09月26日

そのリンク、SEOに効果ありますか?

 最近よく見かける「そのリンク、SEOに効果ありますか?」というような発言。そもそもこの質問ほど間違えているものはありません。


リンクをSEO効果で考えるのはそもそも間違い


 まず、リンクの考え方ですが、「SEOを主軸にして考えるのは間違い」である事に気づいた方が良いでしょう。このディレクトリはSEOの効果があるかどうかなどを気にする方がいますが、そもそも気にするところが間違えています。


 以前(SEOが一般的でない時代ですのでかなり前です)であれば検索ディレクトリに登録する方で「SEO目的」という見えない効果を気にする人はいませんでした。そもそもほとんどの人はSEOなど知らなかったからです。


 そのままの名前の通り、そこに登録している事での直接アクセスがある事を望む方がほとんどでした。


 今ではあのSEO界をにぎわした(^^)Yahoo!ディレクトリ経由でのアクセスもそもそもほとんどないため、SEO効果の有無が登録するかどうかの基準になっている方も多くなっているようです。


 しかし、いくらリンクは重要だからとはいえ、そういう基準でリンクを考えるとWebの本質を見失ってしまいかねません。それの方が大きな問題であると言えます。


 また、そういう方ほどコンテンツ内部のリンクも「SEO」ばかりを意識したものになっているなど、ユーザーをまともに見ようとしていないケースがあるものです。

このコーヒー、SEOに効果ありますか?



リンクをどこにつけるべきか?


 それでは、どこにリンクはあるべきでしょうか?


 これはいつもこのブログでも書いていますが、ユーザーにとって必要であると思われる部分にまずは「SEO」云々ではなく入れるべきなのです。結果としてそれがSEOに効果がでるかもしれませんが、基本は「そこにリンクがある事でユーザーに利便性がある」という点です。


 決して、そのリンクがSEOに効果的だからではありません。もちろん、SEOを意識するのをやめましょうと言いたいわけではありませんので、その基本を考えた上でSEOもあわせて考えれば良いだけです。最近はそれが逆転してしまい、SEO効果ありきで話が始まっているものが多すぎるような気がします。


 そのため、テーマに関連性のない適当なブログ記事に申し訳程度にリンクをつけるサービスをやっている会社がなくならないのです。そんなリンク誰もクリックしませんよというようなものは、正直意味はありません。もし、今、効果が出ていると思われても、いずれはなくなるであろうものなのです。


 外部リンクにせよ、内部リンクにせよ、基本的なリンクをつける場所への考え方は変わりません。


 しかし、そのサイトが誰に向けているか、そして誰が読んでいるかというのをきちんと把握していないと問題はあります。

どこにつけても似合うってわけではないですよね?



利用ユーザーの背景を把握する事で適切なリンクをつける


 ここで少し例を出しましょう。以下の文章を読んでみてください。


「HTML5のSEOに興味を持つ方が増えてきていますが、実際には古いプログラムを使っているWebサイトは今も多数残っています。また、新しいプログラムを使う場合には、運営サイトに来ているユーザーの利用ブラウザの確認が不可欠です。」


 思いつきの文章にて恐縮ですが(そのためあっているかどうかは気にしないでくださいw)、これを読まれた方がどこで「?」が生まれるかを想像しなくてはいけません。


 書く側は自分の知っている知識を書きますので、そのつもり(自分目線)で書いてしまいがちです。しかし、読む側はそもそもここにある文章の単語などを全員が分かるかと言えばそれはそれで疑問なわけです。


 その視点を常に持ちつつ、どこにリンクを入れるかを考えなくてはいけません。自分がリンクを設定しない事で、理解が進まず、その結果離脱してしまうかもしれませんし、あるいはリンクが多すぎて別の意味で邪魔くさいと思われるかもしれないのです。


 関連ページでここで使っているキーワードの説明をしているのであれば、そのページへのリンクを張るという手もありますし、場合によっては外部サイトへのリンクも必要になるわけです。


 さて、ここまで読んだ時点で「SEOに強い」と言われる(実際に強いですが)Wikipediaの「HTML5」のページをチェックしてみてください。


 そこの本文内のリンクを貴方はたどった事はありませんでしょうか?たどるという事は適切なリンクがそこにはあるという事です。


 この適切なリンクはユーザーの理解度によって変わってきますが、少なくともいずれも「SEOありき」ではついていません。ユーザーの利便性を考えた結果として存在するものばかりです。


 もうお分かりだと思いますが、「そのリンクがSEOに効果的か」などと考えるよりも、「そのリンクはユーザーに有益か」で考えれば、結果として「そのリンクはSEOとしての意味も持つ」可能性が高いと言えます。


 Googleが求めるどうこうではなく、ユーザーが求めるリンクなわけですから、SEOの効果はむやみに登録しているディレクトリよりも意味が出てくるわけです。こういうリンクが(信頼できる)外部サイトからついていれば、自ずとSEO効果が出てくるのも自然なわけです。


 その上で「この文章、ユーザーにとって魅力的ですか?」と言われる方が増えるのを期待しています。



<最後に>

 この記事を読んで「Wikipedia」の「HTML5」のページにリンクはってないじゃないか!?エラそうに!と思った方も多いのではないでしょうか?これはわざとはずしたものです。


 ユーザーが必要だと思われるところにリンクがないのはとても不親切だと思いませんか?^^

かわいい猫



 *今日の記事は久しぶりに良いネタ画像を用意できました^^





 

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