2010年04月13日

地道なSEO施策が効果を発揮する

 既にいろいろな所で書かれている事なので、繰り返しのような内容ではありますが、ほとんどの場合、SEO施策は一瞬でばら色の世界になるようなものではありません。

ばら色のSEO


 すぐに結果を出します!などというような甘い言葉に惑わされる事なくSEOの基本にのっとって地道に努力をすれば良い結果につながる可能性は高くなります(残念ながら絶対とは言えません)。

 SEOをやるとすぐに効果が出ると勘違いしてしまう例が、SEO業者と契約してすぐに順位が上がってしまう場合です。

 SEO業者がまだ何もしていないにも関わらず、それと知らずに偶然にも順位が上がってしまう場合が時々あります。

 本当はそれまでの地道な努力が実って順位が上がっているにも関わらず、ちょうどのタイミングで契約をすると「高速SEO神話」が出来上がってしまいます。

契約した途端に急上昇



 現実にはSEO業者と契約をし、SEO施策をしてもらって程なく効果が出るケースも、もちろんいくつも見た事があります。

 ただ、現在は昔ほど検索エンジンのアルゴリズムが単純ではありませんので、そういうケースは減少しています。

 また、急上昇するケースでも、そこにはきちんとした土台があったためとも考える事もできるでしょう。

 土地をまともに耕していなければ良い作物が育たないのと同じです。きちんと育てていたから結果が出やすくなっているというものです。

 地道な努力というのは楽なものではありませんが、クライアントとともに良い作物が育つサイトにするために、私たち自身も意識づけをする必要があると思っています。

 最終的には順位を上げる施策というよりも、売上げをあげるための総合的な施策を考える必要があります。


 ・・・と、いうような精神論は好かれないのが現実・・・。


◆ご相談はセルフSEOコンサルタントのSEMアドバイザーまで
「疑問意識力」でマーケティング力を鍛える
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2010年04月12日

SEOと一緒に頭に入れておくと良い点

 今回はいろいろな視点をミックスしてみた記事です。Web運営をする上でSEOと一緒に頭に入れておいた方が良い点を、個人的見解ではありますが、いくつかご紹介いたします。

 さて、始めましょう!


★競合サイト(特に人気のサイト)の導線を把握しておきましょう。

競合サイトの導線を把握


 これはどういう事かと申しますと、人気のある競合サイトがあると、ユーザーはそのサイトの流れを無意識に覚えています。そのため、ある程度、ユーザーが似たような目線で確認できるようにデザインを組んでおくと、初めてアクセスしてもらった時もユーザーが迷う確率が下がるという事す。

 もちろん、同じデザインにするべきというわけではなく、競合全体にある大きなデザインの流れを無理に無視する必要もないという事です。真似をするという意味ではなく、適度に参考にするべきところはした方が良いでしょう。


★テキストと画像はメリハリよく使用しましょう。

メリハリよく画像を使用


 以前の私のブログはテキストメインでしたので偉そうな事はいえませんが(このブログは全記事に画像入れています^^)、ユーザーが理解するために必要な形で画像とテキストを適切に使用することが大切です。

 例えば、MP3プレーヤーを販売しようとしても、テキストだけではなかなか売ることはできないわけです。それは、商品の特性上、デザインやサイズも関わってくるからです。

 例え、数値でサイズを出していても、イメージ出来る方と出来ない方に分かれますし、そもそも、そのサイズの記載部分まで読んでくれるかも分からないわけです。

 それであれば、写真を一枚(比較対象物も写っていると尚分かりやすいです)掲載しておけば、一目瞭然となるわけです。


 また、画像を入れる事は、ユーザーにとっても、読みやすくメリハリがつくため、使い方一つで最後まで読んでもらえる確率も上がるわけです。

 なお、この点はテキストも同じです。記載されているメッセージが興味をひくものであれば、読み進めようと思うわけです。


★titleはSEO以前に興味をそそる事が重要です。

タイトルは興味をそそるものに


 上位にあるものがクリック率が高いのは間違いありませんが、1位のサイトでユーザーが最終的なアクションをするとは決まっていません。

 自分のサイトのクリック率を少しでもあげるために、検索結果に表示されるタイトルには人一倍気を使いましょう。特に表示される文字数、そして、貴社が想定する検索キーワードへの「回答に近いもの」がタイトルに入っていると好ましいと思います。

 SEOだけを意識して単語のみを記述している場合には、もう一度検索結果で自社サイトがどのように見えるかを確かめてみましょう。

 なお、このブログでは数字入りのタイトルにしていない事がほとんどなのですが、これは意図的なものです。

 例えば、本来は今回の記事も「SEOと一緒に頭に入れておくと良い5つの法則」などにしておいた方がアクセスを集めやすいのは間違いありません。まず第一に数値を入れた方が、5つなら自分にも出来そうだという意識が働くからです。

 ですので、自分で言うのもなんですが、このブログのタイトルは参考にしない方が良いと思います。これも実験の一つだと思ってください。


★撮りなおせる写真は綺麗なものに差し替えましょう。

鮮明な写真に差し替える


 ホームページの運営期間が長いとどうしても、作成当時に掲載した写真は画像が汚いものであったり、とりあえず入れてしまった画像などが多いケースがあります。

 私の専門の教育関連を例に申しますと、写っている学生の写真が古いケースは本当に良くあります。人の写真の場合、髪型や服装などがどうしても、時代を反映してしまうため、与えるイメージが顕著に変わってきます。

 また、画質の荒いものや、ピンボケの写真などが残っている場合もあると思います。

 業界に関わらず、差し替えをした方が良いと思われる画像があれば、撮りなおした方が良いと思います。

 テキストを全く変えないでも、画像を差し替えるだけで、ページがユーザーに与える印象は大きく変わると言っても良いでしょう。

 また、一気に全てを差し替えると考えると、結局いつまでたっても差し替えませんので、少しずつ変えていくでも構いません。


★コンテンツが充実しても迷路には気をつけましょう。

迷路に注意


 コンテンツの充実は多くのキーワードでアクセスを増やす可能性へとつながります。

 しかし、それと引き換えにユーザーに迷路だと感じさせては意味がありません。

 メニュー項目が多すぎる場合には、第一の入口にたどり着く前に断念してしまう可能性まで出てきます。

 まずはユーザーにたどり着いて欲しいゴールを意識し、ゴールにたどり着くために必要な情報を順序よく入手できるように考える事が重要です。


 以上、あまり長い記事を書きますと、それこそ最後まで読んでいただけませんので、この辺で今回の記事はしめさせていただきます。

 今回のポイントが最重要の5つのポイントというわけではありませんのでご了承下さい。

 最後のポイントはSEOの観点から見ても大事な部分だと言えます。

 ご参考までに。


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2010年04月07日

SEOのイメージがさらに悪くなる検索結果

 今回はこれだからSEOのイメージが悪くなるという画像を紹介いたします。

 おそらく、初めてSEOに興味を持った方がこの結果を見たら、流石にSEOは信用できないと思うのではないかと思います。

 下図はGoogle(2010/4/6現在)での「SEO」の検索結果の1位にあるものです。

WikiでのSEOでの検索結果


 最近は「SEO」というキーワードでの検索は特に必要もなかったため、気づかなかったのですが、このようなイメージの悪い結果になっていたのですね。

 1位がWikiなのは良いとして、それに続くスニペットの内容がひどすぎて悲しくなります。

 SEOに興味を持ってはじめて目にする検索結果がこれだと、かなりひいてしまう事でしょう。

「SEO=悪徳」


 に見えてしまいます。その下の「概要・歴史・論争・和解」もかなり重々しい単語ばかりが並んでおります。

 これが表示されるという事はそれなりの理由があるわけですが、そんな悪い人ばかりではないという事を知ってもらいたいものですね。

 SEO業界健全化のために、もっとオープンな世界にする必要があると強く感じます。

 是非、業界関係者の皆様、一緒に頑張っていきましょう!



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2010年04月05日

セルフSEOではいきなり高い山を目指してはいけない

 最近は多くのSEO情報が流れており便利な世の中になりましたが、「セルフSEOを始めよう!」と思った方が最初に見る記事の難易度が高いと、全ての間違いの元になります。

 セルフSEOだからこそ、順序良くやりたいものです。

 例えば、医学部に入学しても、いきなり脳外科の手術などを学ばないのと同じです(飛躍していますけど気にせずに^^)。

 そのため、イメージとしては、

難易度の高いSEOイメージ


 というよりも、

気楽なSEOイメージ


 これくらいのイメージからはじめて欲しいと思います。


 SEOを勉強しようとして、いきなり難易度が高いテクニックをやろうとするのは順番がよくありません。その前にやる事が沢山あるわけです。優先順位を明確にした上でセルフSEOに取り組んでください。


 以前のブログでも何度も書いていますが、アクセスをとにかく集めるのが目的なのではない、という事です。特にサイトを作成したばかりの頃はなおさらです(周到に準備した大企業は除きます。そもそもセルフSEOなどはやってないと思いますし)。

 アクセスしてきた方がより多くコンバージョン(成果)につながる事が大切なわけです。

 そのために、受け入れる体制をしっかりと構築する事が重要です。受け入れの準備がきちんと出来ていれば、アクセスが少なくても、一定の成果を出す事はできます。

 ECサイトの場合は特に言えますね。例えば、発送とかの流れなどが全く整っていない状態で、広告をやたらとうったり、とにかくアクセスを集める手段をしたとしても、発送が遅いなどの問題にあたったときにはリピーターにならない可能性があるわけです。

 それこそ悪評がたつ可能性もありますね。クチコミに支えられている時代は、クチコミによって一瞬でその支えを失いかねません。そもそも一人で通販サイトをやっている場合にはなおさらです。

 その点を忘れないようにして下さい。ものには順番があります。



 さて、多くのサイトに当てはまるのが、使用テキストが自社目線ではないか?と言う事です。メニュー項目が専門用語すぎて、知っている方しか利用できないような場合は見直す必要があります。

 オリジナルのネーミングだから仕方ないと思われるかもしれませんが、ユーザー層を考えて下さい。

ユーザー層のイメージ


 ユーザー層を考えると、そのキーワード(テキスト)で本当に探してくるのか?という事が問題となってきます。

 検索エンジンで検索された時も含めて、目に入るキーワードが、見知らぬキーワードであるよりは(商品名が有名なら別です)、一瞬で把握しやすいキーワードの方が良いわけです。

 まずはユーザーのキーワード認識とのズレがないかのチェックをする事は先決です。

 そのため、キーワード選定をしたら、その言葉の同意語、類義語を徹底的にピックアップしてみましょう。


 こんな記事を書くと今更な内容!と思う方も多いと思います。しかし、SEOという言葉が周知されるにつれて、SEOはユーザーを無視した戦略になってしまっているケースも多くあります。

 どんなサイトであっても基本部分で漏れている、あるいは見逃している部分は確実にあると言う考えを持って、再確認をしてみましょう。


 私が最も良くないと思っている考えがこれです。

「アクセスが増えれば絶対に儲かる」


 これは正しくありません。もし、今のユーザーがかなり満足しているのなら問題ありませんが、その満足感がそれほどのものでなければ、まずはそこをあげる工夫をして下さい。

 その上で、アクセスを増やせば様々な意味を持つ事になります。

 きっと、アクセス数増加以上の意味を持つでしょう。


 最後に、このブログを読まれている方はSEOの基本にたまに戻って、再度、読んでみると良いでしょう。




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2010年04月02日

GoogleのSEOレポートをかいつまんでみました

 「Google検索エンジン最適化(SEO)レポートカード」(日本語版)が「Googleウェブマスター向け公式ブログ」にて公開されました。

 GoogleがGoogleのプロダクトページを調査し、それを報告するという珍しいレポートですが、とても参考になります。しかし、40ページも読むのは大変と投げ出す方がいそうな気もしましたので、私が勝手にかいつまんで紹介する事にしました。

 大事であっても、あまりに多く出ている内容はここではとりあげておりませんのでご了承下さい。本当は読んでください!というのが本音です(全ページ必須だと思います)。

 では早速。各画像は上記アドレスから入手できるレポートから抜粋させていただいております。


<4ページ−検索エンジンに内容を伝えるシグナル>

伝えるシグナル


 これは今更なのですが、「検索エンジンにページの内容を伝える手段(シグナル)」というキーワードが響きましたのでご紹介。ご存知、200を越えるシグナルをGoogleは使用しています。



<8ページ−スニペットの有効活用>

与えられた3行を使い切る


 この部分の面白いところは、スニペットを3行使い切らないと、競合サイトがユーザーの目に触れる視点の位置があがるために、自サイトより下のサイトが若干有利になる事を書いています。重要な指摘だと思います。



<11ページ−サイトリンク表示のヒント>

サイトリンク表示の確率アップの方法


 ここは重要です。サイトリンクが表示される確率を上げるためのノウハウが書かれています。3番目の「サブディレクトリを多数作成して、コンテンツを深いネスト構造にしない」というのは大事ですね。



<16ページ−リダイレクトについて>

リダイレクト


 リダイレクトについては延々書いていますので、この部分だけご紹介します。URLの統合は大切です。やはりこの部分は読んでもらったほうが断然良いですね。リダイレクトについてはページ数も多い事ですし。



<31ページ−見出しタグについて>

h1タグについて


 h1タグなどの見出しタグを推奨しています。ここで「通常のテキストより大きく表示されるので」と書かれている部分が、気になるポイントであります。CSSでのサイズ変更の度合い(やりすぎ)には気をつけたほうが良いかもしれませんね。



<36ページ−画像リンクのaltテキストについて>

画像リンクのalt


 「画像リンクのaltテキストは実質上アンカーテキストである」という検索エンジンのメッセージを素直に受け取りましょう。元々私はalt属性については、その使い方のままに使う方ですので、リンクのあるなしに関わらず正しく入れております。



<39ページ−アンカーテキストについて>

アンカーテキストは文にしない


 この文章の最後の部分「アンカーテキストは文にならないようにしましょう」という部分は重要ですね。このページではよく言われる「Learn more」(もっと詳しく)や「Click here」は検索エンジンに何のヒントも与えないと書いています。今更な部分ですが、大事なので紹介しておきます。


 時間のあるなしに関わらず読んで頂きたい、「Google検索エンジン最適化(SEO)レポートカード」ですが、かなり大雑把にはしょって紹介いたしました。

 このブログを読んで、「こんな大事な事が書いているんだ!確認も含めてダウンロードして読んでみよう!」と思っていただければ幸いです。

 正直、どの部分も省略できないレポートです。是非、時間を見つけて読まれることをお勧めいたします。


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