
狙っているビッグキーワードだけでとにかく上位にしたい!と考えていると、その実、効果が十分に感じられないケースがあります。
大手検索エンジンは同じドメインから2ページまでしか表示しないため、記事を書く際には、枝葉も意識するのが、効率的だという事です。
例としてブログを木と考えると、以下のようなイラストのような考え方となります。

ブログ運営の基本理念があり、その上にブログが成り立っているというようなものです。
ここまで読まれて、当たり前の話、と感じる方も多いと思います。それは一つには、このブログはSEOに興味があるような、いわゆる情報リテラシーが高い方が読んでいるためです。
しかし、実際の中小企業のブログを見てみると、どんなキーワードで上位にあげたいのかが不明なものも多くあります。
タイトルを見ても、中身が分からないようなものであったり、その逆に、全てが同じようなタイトルだったりと、本来の目的を忘れているブログを多く見かけます(企業ブログについてであり、個人ブログはもちろん自由です)。すごいものになると、ブログタイトルが全て日付だったりというツワモノも見かけます。
いわば、「公式サイトからブログ」という流れだけを考えて、「ブログから公式サイト」の流れを無視しているケースです。こうなると、入口を増やすという意味でのブログの意味は薄れてしまいます。

なお、記事数が多くなり、良い意味でバラエティに富んでくれば、ある程度のニーズのあるテーマであれば「検索エンジン経由のアクセス」は必然的に増えてきます(特にGoogle)。
ブログを書き始めて1週間くらいでアクセスが増えない・・・とあきらめてしまう方もいますが、よほどの事がなければ、何のバックボーンもない中小企業のブログがほんの少しの記事数でアクセスアップの効果を感じるまでには至らない事がほとんどです。
しかし、続けると言う事はとても大切な事で、確実に、ゆっくりと効果となって現れてきます。その際に上手に記事テーマを考えて戦略的に書いている場合には、アクセス数となって出やすいわけです。
そういう私のこのブログでは好きな事を書いていますが、ブログを移行して2ヶ月近く(いつのまに!)経っていますので、自然検索でのアクセスが増えてきました。
とはいえ、約2年間続けていた、SEMアドバイザーのSEO対策ブログに比べると、自然検索でのアクセス数は全く及びません。圧倒的な記事数の違いがそこにあるからです。
前ブログの自然検索数(日々のアクセス数ではありません。あくまで検索エンジン経由の数)を超えるのは、まだまだ先のようです。
直近1ヶ月で比べてみると、「自然検索でのアクセスキーワードの多様性」という面で、前ブログの9分の1程度です。
現在は、Twitterをはじめ、様々な流入経路がありますので、アクセス数という観点で言えば追いつく事は可能になりました。
しかし、いわゆる、SEOによる自然検索でのアクセス数については、記事数がある程度なければ、ユーザーの複雑化した検索キーワードにこたえられないのは確かです。
今回の記事は、ご理解頂けると思いますが、SEO以外の参照元を否定しているものではありません(どんどん増える方が良いくらいです)。
あくまでSEOを意識してブログを運営するのであれば、地道に、辛抱強く、そして戦略的に「考えて」記事を書いていく必要があるという事です。
また、コンサルタントがブログの運営をクライアントに勧めるのであれば、「少なくとも」軌道にのるまでは、日々の記事内容のアドバイスもする必要があると考えています。
きちんとした理念と目的を持って企業ブログを続けていきましょう。
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◆「疑問意識力」でマーケティング力を鍛える