2010年05月14日

ブログSEOは戦略的に辛抱強く

 ブログを運営している場合、入口の一つとしての機能をきちんと持たせたいと考えているのであれば、記事は戦略的に意識して書く必要があります。

ブログ記事は戦略的に書く


 狙っているビッグキーワードだけでとにかく上位にしたい!と考えていると、その実、効果が十分に感じられないケースがあります。

 大手検索エンジンは同じドメインから2ページまでしか表示しないため、記事を書く際には、枝葉も意識するのが、効率的だという事です。


 例としてブログを木と考えると、以下のようなイラストのような考え方となります。

ブログイメージ


 ブログ運営の基本理念があり、その上にブログが成り立っているというようなものです。

 ここまで読まれて、当たり前の話、と感じる方も多いと思います。それは一つには、このブログはSEOに興味があるような、いわゆる情報リテラシーが高い方が読んでいるためです。


 しかし、実際の中小企業のブログを見てみると、どんなキーワードで上位にあげたいのかが不明なものも多くあります。

 タイトルを見ても、中身が分からないようなものであったり、その逆に、全てが同じようなタイトルだったりと、本来の目的を忘れているブログを多く見かけます(企業ブログについてであり、個人ブログはもちろん自由です)。すごいものになると、ブログタイトルが全て日付だったりというツワモノも見かけます。

 いわば、「公式サイトからブログ」という流れだけを考えて、「ブログから公式サイト」の流れを無視しているケースです。こうなると、入口を増やすという意味でのブログの意味は薄れてしまいます。

ブログの目的は何?



 なお、記事数が多くなり、良い意味でバラエティに富んでくれば、ある程度のニーズのあるテーマであれば「検索エンジン経由のアクセス」は必然的に増えてきます(特にGoogle)。


 ブログを書き始めて1週間くらいでアクセスが増えない・・・とあきらめてしまう方もいますが、よほどの事がなければ、何のバックボーンもない中小企業のブログがほんの少しの記事数でアクセスアップの効果を感じるまでには至らない事がほとんどです。

 しかし、続けると言う事はとても大切な事で、確実に、ゆっくりと効果となって現れてきます。その際に上手に記事テーマを考えて戦略的に書いている場合には、アクセス数となって出やすいわけです。

 そういう私のこのブログでは好きな事を書いていますが、ブログを移行して2ヶ月近く(いつのまに!)経っていますので、自然検索でのアクセスが増えてきました。

 とはいえ、約2年間続けていた、SEMアドバイザーのSEO対策ブログに比べると、自然検索でのアクセス数は全く及びません。圧倒的な記事数の違いがそこにあるからです。

 前ブログの自然検索数(日々のアクセス数ではありません。あくまで検索エンジン経由の数)を超えるのは、まだまだ先のようです。

 直近1ヶ月で比べてみると、「自然検索でのアクセスキーワードの多様性」という面で、前ブログの9分の1程度です。

 現在は、Twitterをはじめ、様々な流入経路がありますので、アクセス数という観点で言えば追いつく事は可能になりました。

 しかし、いわゆる、SEOによる自然検索でのアクセス数については、記事数がある程度なければ、ユーザーの複雑化した検索キーワードにこたえられないのは確かです。


 今回の記事は、ご理解頂けると思いますが、SEO以外の参照元を否定しているものではありません(どんどん増える方が良いくらいです)。

 あくまでSEOを意識してブログを運営するのであれば、地道に、辛抱強く、そして戦略的に「考えて」記事を書いていく必要があるという事です。

 また、コンサルタントがブログの運営をクライアントに勧めるのであれば、「少なくとも」軌道にのるまでは、日々の記事内容のアドバイスもする必要があると考えています。


 きちんとした理念と目的を持って企業ブログを続けていきましょう。

 


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2010年05月13日

SEO分析ツールのFerretPLUSが大きく料金体系を変更へ

 SEO分析ツールの「FerretPLUS」から【重要/必ずお読みください】というメールが届きました。

ferret_logo


 (今回の変更には全く関係ありませんが、FerretPLUS公式サイトの上記バナーにマウスをあわせると、出てくるカーソルがちょっと洒落ています^^)。

 件名にひかれ、つい読んでしまいましたが、確かにこう書くだけの大きな変更のお知らせでした(アフィリエイトリンクではないので安心してクリックして下さい^^)。

 フェレットプラスには無料会員と有料会員がありますが、有料会員であるプレミアム会員が一律同じ料金へ変更されるようです。

 2010年6月19日からの適用となりますが、分かりやすく、かつ、敷居が低くなったと思います。


◎利用料金
 -現在
  利用回数、プランに応じた料金体系
  ●Aプラン:1,980円〜31,680円(税込)
  ●Bプラン:2,480円〜39,680円(税込)
  
 -新機能
  一律同じ料金へ変更
  ●2,000円(税込)→ キャンペーン価格: 1500円(90日分)
  ※現在プレミアム会員で継続利用されるユーザー様は、キャンペーン価格が適用されます。
  ※90日以降は通常料金にて継続されます。


 との事で、かなりお得になりました。

 また、今までは回数制限がありましたが、使い放題となるようです。

 詳細は「【重要】FerretPLUSプレミアム機能範囲・料金体系変更のお知らせ」をご覧頂くと良いと思います。

 一点だけ注意をしないといけないのが、他の端末やブラウザでの利用制限あり(月5回迄)となる事です。そのため、利用ブラウザのクッキー情報をクリア(削除)するような行為を行った場合は、利用制限(月5回迄)がカウントされるとの事です(ここの部分のサイト内の説明文は一般ユーザーに理解できるのかやや疑問ですが・・・)。

 この点は意識をして利用しないと、利用制限にひっかかる可能性がありますので、注意が必要です。

 また、これに伴い、旧キーワード検索は廃止となるようです。これについては「トレンドキーワード検索ツール」があるので、問題はないでしょう。


 ちなみに!今更ながら気づいたのですが、「Ferretアクセス解析ツール」というものがあったのですね。こちらは無料ユーザー登録で利用可能です。

Ferretアクセス解析


 なお、SSLのページは解析できないようです。とはいえ、「集計したデータはリアルタイムで表示!」という事なので、リアルタイムにデータを見たい!という方は利用してみると良いでしょう(私は利用しておりませんので、あくまで参考までに)。

 今回の思い切った料金変更で、FerretPLUSに興味はあったけど、手が出せなかったという方も2010年6月19日(土)以降の利用を検討されてはいかがでしょうか?

 詳細は上記リンクよりご確認下さい。

 何か、宣伝記事みたいになっていますね。勝手に書いている記事です^^。


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2010年04月23日

ブログ移行における3大検索エンジンの状況報告

 今回は参考のために、本ブログを3大検索エンジンが認識した状況をご報告いたします。

 このブログは以前の「SEMアドバイザーのSEO対策ブログ」から3月15日に移行しました。

 とは言いましても、新しくサブドメインを作っていますので、別ものと考えていただければ結構です。

 以下は私が当ブログ移行にあたり、リンクを用意した部分です。参考までに、やった事(最低限しかやっていません)、そしてインデックス等の状況をご覧下さい。各検索エンジンの癖などが多少、ご理解頂けると思います。


<ブログ移行時に私が差し替えたリンク>

1.SEMアドバイザー公式サイトのメニューのリンク先を変更。

2.前ブログからのリンク(サイドバーにも追加)

3.関連ブログである疑問意識力のサイドバー及び記事内からのリンク。


 とりあえず、最低限のものとして、上記だけリンクを書き換え、及び追加をしております。その状況での各検索エンジンの状況が以下のようになりました。


<インデックス数の推移>

 Googleのインデックスの速さはさすがの一言です。Bingは偶然にもちょうど一ヶ月でインデックスを開始しています。

3大検索エンジンのインデックス数の推移



<ブログ名での検索順位の変化>

 「SEMアドバイザーの揺さBrain!」キーワードでの検索における順位の変化です。

ブログ名での順位の変化



<SEMアドバイザーでの検索順位の変化>

 「SEMアドバイザー」キーワードにおける順位の変化です。Bingはインデックスされて数日で11位からのランクイン。Googleは様子見的な状況が若干感じられます。Yahoo!はマイペースな動き。

SEMアドバイザーでの検索順位の変化


 今回は参考データとして、このブログ移行に際し、私自身がつけたリンクも含め、ご紹介させていただきました。

 各検索エンジンの現在の癖を見る上での参考にして頂ければと思います。


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2010年04月22日

Webサイトに求められるストーリー構築

 今回は「Webサイトに求められるストーリー構築」について述べたいと思います。

 もう、そのままなのですが、今後のWebサイトにはストーリー要素が詰まっている必要があります。

 ユーザーが主役のストーリーと言うと月9ドラマみたいで大げさですが、ユーザーが考えるストーリーを考慮したサイト構成と言う事です。

Webサイトに必要なストーリー


 もちろん、全てのユーザーが考えるストーリーを用意して待つ事は無理ですが、上手にユーザーのストーリーを用意したものに誘導する事は可能だと思います。

 ちなみに、たまにあるのが、ユーザーの知りたいストーリーをわざと無視しているパターンです。


 ここで、私の専門の教育関係の話をしますと、面白いもので、以前はWeb上には「学費」を掲載していないケースが多かったのです(今も多少見受けられます)。

学費は非掲載にしよう


 これがどういう意味か、一般の商品をイメージすると分かりやすいと思います。

「この商品の値段はここでは教えないけど、知りたかったら資料請求して下さい」


 という状況です。


 そもそも、その学校の学費が「用意できる金額」をはるかに超えていれば、その学校には入れないわけですが、そういう風には考えないようです。

 つまり、学費を見せてしまうと、そこであきらめて資料請求もしなくなる、と考えているわけです(なお、今の不況期においては、学費は大きな決定要因になっています)。

 言いかえますと、学費を記載しなければ、それを調べるために、資料請求をしてくれるに違いない、と思っている所がまだあります(もちろん、他の理由もあると思います)。昔は通用しましたが、今は記載しない事でのデメリットの方が大きいと思います。

 全く同カテゴリの学校が近隣地域になければその判断はある意味正しいと思われる場合もありますが、比較対象の学校がある場合には、わざわざそのためだけに、「個人情報」を学校側に出してまで資料を請求する方は少なくなっています。

 以前は今ほど「個人情報保護」が叫ばれていませんでしたので、通用していたというのもあるでしょう。

 要するに、都合が悪くなるような内容は、隠しておきたいという事です。まあ、気持ちは分からないでもないですが、既にユーザーが頻繁に想定するストーリーを無視している事になっています。


 なお、社会人など年齢層が高いほど、学校を選ぶ時に事前にWebでのチェックは入念に行なうようです。学校に見学に来るときは、最終的な判断をするため、という方が多くいます。学生に比べて時間がないため、徹底して下調べした上で、質問事項を紙に書いて見学にいらっしゃる方が多いわけです。


 今回は教育関係の学費というものを例にしましたが、実際には、本当はユーザーが知りたがっているけど、掲載していない情報というのはあると思います。

 今後、ユーザーはそのあたりの点については、今以上にシビアになってくると考えます。なければ、クチコミで探すだけです。それなら自社サイトで納得させた方がまだ良いですね(それでもクチコミを見る方は多いとは思いますが・・・)。

 Webサイトに求められるストーリーは、十分話し合い、その上で、出来るだけ反映するようにしましょう。

 そして、目指すコンバージョンに結びつくような流れを作る必要があると思います。


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2010年04月14日

セルフSEOの肝は記録する事

 今回のテーマはタイトルだけで記事を読む必要がなくなりますが、そのままです。

 セルフSEOで大事なのは「記録する」と言う事です。

セルフSEOの肝は記録


 何をしたかという事を記録しておかなければ、SEO効果の検証は難しくなります(もちろん検証をしたい場合です)。

 記録は担当者が分かりやすいものであれば何でも構いませんが、注意点としては、一度に種類の異なる施策を施し、その結果として順位に影響が出た場合には、順位上昇の要素の特定が難しくなるという事です。

SEO効果の検証


 特にYahoo!の場合、一つのSEO施策に対し、反応が出るまでに時間がかかるケースが多く、検証は面倒な作業とも言えます。

 そのため、セルフSEOを意識している場合には、時間がかかる事を前提にする必要があります。その分、何も意識せずにいろいろな修正を施すよりも、見えてくる事は多くあると思います。

 なお、検索順位チェックツールGRCにはメモ機能があるため、自分が施した施策を記録しておけます。そのため、施策内容の効果検証がしやすくなります。

GRCのメモ機能


 この図はGRCのメモ機能のものですが、私は施した対策内容と、顕著な動きが見られた場合の状況を記録しています(図の日付全てにおいて私が何かをしているわけではありません)。

 また、経験上、細かい事でも気づいた点などはメモした方が役に立ちます。多くの検証を行なっていると、時間の経過とともに詳細を忘れてしまう事もあるからです(私の記憶力の問題も多分にあります^^;)。

 但し、どう考えてもサイト内に必須と思われる(ユーザーからのニーズがある)コンテンツが不足している場合には、順位云々以前に先に情報を充実させる必要があると思います。順位があがっても、ユーザーが求める事が想定されるものがなければ、そもそもの意味がありません。

 ある程度、ユーザーにアクセスしてもらっても問題のない情報を提供できていると感じてから細かいメモを取り始めても良いと思います。

 このあたりは運営側の考え方ですので、ケースバイケースかもしれません。

 少なくとも、セルフSEOをやる場合には、特に意識して記録するようにすると良いでしょう。

 記録をするという事はコンテンツに対しての意識も良い意味で変化していくというのは確かです。

 順位以外の部分でもメモを細かく取っておくと、担当者が変わった時も参考になると思います。

 また、ご存知の通り、アルゴリズムは常に変化していますので、実証できた施策がいつまで効果があるかどうかは残念ながら分かりません。

 自分が実施しようとしている施策に困った時は、自分が検索エンジンを作る側の人間であればどう考えるか?という基本に立ち返ってみるのも良いと思います。

 また、偶然にもアルゴリズムのアップデート等のタイミングにあたると、再検証が必要な場合も多くありますので、Yahoo!のアップデート情報などは注意しておいた方が良いと思います。


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