2010年07月01日

nofollow以外のリンクは減少するのか?

 今回のテーマは「nofollow以外のリンクは減少するのか?」について書きたいと思います。とはいえ、いつもながら脱線しまくりの記事です。


 最近はめっきりTwitterやらの利用が加速し、ブログの更新頻度が下がっている老舗ブログも数多く見受けられるようになってきました。


 平日は毎日書いている私ですが(その他の管理ブログを入れれば、ほぼ毎日、複数書いています)、はっきり言って、ブログは面倒です!


 ・・・と、思っている方も多いのではないでしょうか?あるいは、Twitterで事足りると。

ブログは面倒?




 実際、Twitterの流行により、数多くのブログの更新頻度が滞り気味となっています(個人的所感ですし、別に悪いとも思っていません。私も一部の実験ブログの更新頻度は確実に落ちています)。


 Twitterと言えば、気軽にお勧めのサイトや記事にリンクをはることができます。


 しかし、SEOで言えば、nofollow扱いですので、「プログラム上でのリンク評価を流す」という意味ではほとんど期待が持てません(QDFを含めた要素はこの際おいておきます)。


 ただ、目的であるアクセスアップに対しては、大きな効果がもてます。


 最近ではTwitterのSEO効果なる話題も各所で出ていますが、私の中では、TwitterのSEO効果というよりも、Twitterでのアクセス効果の方がより正しい言葉だと思っています。


 これであれば、意義を唱える方もいないでしょう。私自身、記事に記載のURLも含め、気になれば即座にクリックして読みに行きます。また、新しいフォロワーさんなどがある場合には、登録しているサイトを見に行きます(何気にここをクリックしている方が多いのではないでしょうか?)。

Twitterでは即座にクリック!



 なお、Twitterもブログも同じなのは、その発信者により、クリック率が変わると言う事です。著名な方や信頼感の高い方の情報ですと、クリック率が上がりやすくなるわけです。


 ただ、ブログとやや異なるのは、Twitterの場合、その中だけの関係の方も多いため、信頼関係を作るには、積極的なやりとりが必要ともいえるでしょう。


 まとめますと、Twitterはアクセスアップへの貢献度が高いわけであり、順位をあげてアクセスを増やすSEOの「一歩先」に行っているとも言えるわけです。


 そして、ようやく本題について。


 Twitterでのサイトや記事の紹介という行為の活発化は、nofollow以外の「自然なリンク」(推薦の意味での積極的なリンク)の割合の減少へとつながっていくのではないか?と考えています。


 私自身もそうですが、Twitterで紹介したいページを伝えれば、ブログで記事を書いてまで紹介するという事をする必要性をそれほど感じなくなってきました(人に紹介するという目的がブログでなくても果たせるからです)。


 と、考えますと、nofollow以外のリンクはSEO目的のものの「割合」(数ではなく)が増えてくるのではないか?と言う事です。


 つまり、今まで以上にnofollow以外のリンクにおいては、「推薦」の意味を持たない外部リンクが増えてくると個人的には考えています。


 そういう意味ではnofollowもそれ以外も、時代の変化に従い、別の評価基準が生まれてくるのが望ましいのかもと、思っています。


 あくまで私見ですので、ご了承下さい。



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posted by SEMアドバイザー at 09:00 | Comment(0) | SEO

2010年06月29日

SEOと英会話の考え方の共通点

 今回はいつもより、アカデミックな記事(と言うほどでもないです^^;)を書いてみたいと思います。


 ここで、質問です。


「How are you?」



 さて、貴方の回答やいかに?ちなみに私は英語の先生ではありませんのでご了承下さい。


 日本では、これに対する答えとして、以下のように習っている方がほとんどですね。


「Fine thank you, and you?」


fine-thank-you



 大分前の話になりますが、ネイティブの方の質問にこう答えた時に、怪訝な顔をされました。そして、こう聞かれたのです。


「Really?」(本当に?)



 私の頭の中では、「Fine!」という回答が来て、この会話は一時終了・・・の予定でした。しかし、現実には、「本当に?」という疑問形で返されたのを、今でもよく覚えています。


 その方が言うには(以下、日本語で^^)・・・


 「日本人は全員、Fineというけど、それはおかしいよ。人にはその時々の気分があるし、全てがFineのはずはないんだ。だから、自分の思うままに答えないといけないよ。」


 なるほど!確かにそうでした。私、実はその時、お腹が痛くて、それでも、ずっと前に学んだ英語の回答例が全てだと思い込んでいたのです。今では、Fineでもないのに、「Fine!」と返答する事はなくなりましたが、当時は、これが日本でいう「こんにちは」だと思っていたわけです。



 さて、前置が長くなりました。


 SEOも同じなのです。皆さんが学んだSEOは、それが絶対的に正しいって話ではないという事です。


 その話を聞いた時には、正しくて(正しいと思われていて)、皆が普通にやっている事であっても、今では正しくない事は山のようにあります。


 今回の例で言うならば、私達は中学校などで、英語の先生に学んでいたので、先生への信頼により、それを信じてずっと使っていたわけです。


 SEOも同じです。パソコンスクールで先生が教えていたテクニックだから、迷わずに今も使っているというテクニックがあるはずです。パソコンスクールなどでは、先生が間違えを言うわけはないと信じているからです。


 しかし、その時に、先生から紹介されたSEOの小技(裏技的に言われるもの等)と今の小技では異なります。


 SEOの本筋はずっと変わっていないと思っていますが、そういう所で学ぶテクニックの中には、「もしかすると」今では「やってはいけない」ものがあるかもしれないのです。


 どの情報が正しいか?と言う事は、一般の方には判断しにくいと思います。


 そういう時はこう考えて下さい。


「このテクニックには後ろめたい部分はないかな?」



 一般の方でもこの感覚は持つ事ができるでしょう。少しでも後ろめたい内容のテクニックであれば、いずれ、逆効果となる可能性を秘めているとも言えます。

後ろめたいテクニックはリスクがあるかも



 アナログな人間の感覚として、ちょっと怪しいかな、と思うSEO施策には手を出さない方が、後々も問題が少ないと思います。


 私の英語できない自慢のような記事になっていますが、かなり前の話です・・・。




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2010年06月25日

セルフSEOが残してくれるもの

 今回は「セルフSEOが残してくれるもの」について書きたいと思います。


 私がお勧めしている「セルフSEO」

セルフSEO



 別にセルフSEOが最高!とも思っていませんし、SEO業者に力を借りる事も私は否定していません。アドバイスも含めて親身になってくれるSEO業者さんであれば、いくらでも相談すると良いでしょう。

親身に相談にのってくれるSEO業者



 ただ、広報担当者には「SEOは自分達には絶対に出来ない」とか「SEOさえやっていれば大丈夫」という考えを持っていただきたくないというのが本音です。つまり、丸投げで安心という感覚ですね。


 私の中ではセルフSEOをやる事でのメリットというのは、いくつかあるのですが、簡単にまとめると以下のような効果があると思っています。


・SEOを含めたWebマーケティングに気づく事が出来る。

・正しいSEOを意識する事が出来る。

・ランディングページも含め、アイデアが沸いてくるようになる。

・多くのキーワードの価値を見出そうと努力するようになる。

・社内でユーザーに求められるコンテンツを考える癖がつく。

・順位が上がる事で、モチベーションが高まる。

・予算が少なくても、アイデアで乗り切ろうとする癖がつく。

・広報としての資質を伸ばす事が出来る。

・予算ありきで考えなくなる。

・人材育成が進み、社内のWebへの意識が全体的に高まる。

・予算がなくなっても、乗り切る力がついている。

・いい加減なSEO業者の営業トークに誤魔化されなくなる。




 例として、いくつか挙げさせていただきましたが、SEOを少しでも理解している人材を社内に育成する事で、SEO業者選定の目安も分かってきますし、そもそも、自分達でWebを利用した広報というものを考える力がつくというのが、大きなメリットだと思っています。

人材育成の必要性



 また、ビッグキーワード依存の考え方から、効果のあるキーワードを考えるようになるという事も大きなメリットだと思っています。


 たいていは、人気のビッグキーワードしか考えていないケースが多いわけですが、効果のあるキーワードとビッグキーワードは、必ずしもイコールではありません


 私のサポートでは、SEOに関する細かい講義は最初の一回がメインで、それ以外の平日の目視巡回では、コンバージョンを達成するための気づいた点などを中心にお伝えしています。


 そして、日々のメールマガジンや新しいテキスト(新しいテーマのもの)を定期的に配布する事で、技術的な面などは、担当の方に勉強をしていただいております。


 私達のような仕事は、お客様との契約が終了したとしても、負の遺産を残す事なく、多くの面で意味があったと感じてもらう事が大切だと思っています。


 特にここ最近、セルフSEOをより多くの人に理解してもらいたいという気持ちが強くなっています。


 それは、スパム行為と知らずに古い情報を元に、施策をしてしまい、検索エンジンからペナルティを受けているという話をよく聞くようになったからです。


 ペナルティを受けた本人からすれば、知らずにやってしまった行為とは言うものの、一般の方がスパム行為を熟知していると考える方が難しいと言えると思っています。


 そもそも、SEOの営業をしている方でさえ、全員がYahoo!やGoogleの指針が書かれているページを熟読しているとは思えません。


 だからこそ、検索エンジンも日々、そういう事がないよう、アルゴリズムに改良を加え、ユーザーの求めるものに近いものを提案しようとしているわけです。


 長文の記事となってしまいましたが、今後も、セルフSEOという言葉が根付くように、記事を書き続けたいと思っています。


 最後に付け加えさせていただきますが、セルフSEOは担当の方が行動を起さなければ、何の結果も生みませんが、行動を起した後に結果が伴ってくると、その満足感は高いものとなるでしょう。


参考:セルフSEOの重要性(私の公式サイト内)




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2010年06月15日

SEOはEffective Keywordで攻めろ!

 今回は、SEOは「Effective Keyword」で攻める事が重要だという話です。日本語に直せば、そのまま、効果的な、有効なキーワードという意味です。

 ビッグキーワードの検索総数などを話題にしても、もはや仕方のない時代になってきました。


ビッグキーワード=競合が多い



 と言う事は、確かです。しかし、コンバージョン率が高いか?というと、上位表示を目指すためのあらゆる努力と引き換えにするほどではないと考えています。

ビッグキーワードの効果は?



 もちろん、キーワード一つで全ての性格を背負っているような単語(そのキーワードでのユーザーの目的がほぼ同じもの)であれば別ですが、たいていのビッグキーワードの場合、別の複合キーワードでの上位を狙った方が、はるかに上位表示が早く、そして、コンバージョン率も高いことはよくあります。


 もちろん、ビッグキーワードでの上位表示を否定しているわけでも何でもありません。


 ビッグキーワードでのSEOを狙うのは構いませんが、最初から時間のかかるキーワードだけに捉われて、時間を使うのであれば、その効果がでるまでの間に、効果的な複合キーワードも含めて模索し、SEOを仕掛けた方が良いと言う事です。

探せば有効なキーワードは見つかります



 あくまで、目的は一つ。難易度の高いキーワードで上位表示する事ではなく、コンバージョンを一つでも増やす事です。


 そう考えた場合に、比較的早めに、かつ、効果的なキーワードでSEO施策を行なう事は今や、はずせないわけです。


 例えば、月間検索回数が10万件を越えるようなキーワードを狙わないでも、顧客のニーズを捉えたコンテンツ作成、訴求要素の追求、分かりやすい導線等を考えていれば、月間検索回数が1,000回を下回るものでも、ビッグキーワードに勝るとも劣らない効果を発揮します。


 もちろん、業種にもよりますが、会社名での検索を除いたもので、コンバージョンに達したキーワードを調べてみれば、想像をはるかに超えたキーワードを発見できるはずです。

ゴールにたどり着いたキーワードを精査する



 どうしても、ビッグキーワードはアクセス数への貢献があるため、贔屓目に見てしまうものですが、テレビドラマと同じで、脇役がいなければ、ドラマは成り立ちません。多くのキーワードがアシストしてくれているのです。


 日々のビッグキーワードでの順位だけに踊らされずに、コンバージョンに至っているキーワード、及び、その閲覧開始ページは特に重要視して下さい。


 検索キーワード(文字列)と閲覧開始ページの組み合わせによっては、物凄い効果を発揮しているものが、必ず見つかるはずです。


 そういう組み合わせをさらに増やす事で、キーワードの効果はさらに高くなっていきます。


 検索に使われるキーワードが多様化している今だからこそ、この視点に立ち返って、サイトを見直してみましょう。



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posted by SEMアドバイザー at 09:00 | Comment(0) | SEO

2010年06月14日

SEOで怖いのは、ある程度の慣れが出てきた時

 今回は「SEOの慣れ」について書いてみたいと思います。


 セルフSEOなど、自身でSEOのテクニックを学んでいくと、当然の事ながら、日を追うごとに知識が増えてきます。


 例えば、SEOの学び始めはtitleタグを変えるだけだったのが、見出しタグを考えたり、リンクの流れを考えたり、正規化を覚えたりなど、知っているテクニックが増えてきます。


 しかし、怖いのは、どちらかというと、そういう知識をある程度、覚えた後だと思っています。

テクニックを覚えた頃が危険です



 SEOも慣れが入ると、知っている範囲をきちんと意識して施策していた頃に較べて、やったつもりで、スルーしてしまっている事があります。


 本当は大事なのに、後回しにして、そのまま忘れてしまうケースなどもあります。

大事な事を後回しにしていませんか?



 大手サイトでも、どうしてこんなミスを?と思うものもあります(もちろん、そういう私自身も例外ではなく、ウェブマスターツールをチェックしている時に、SEOの基本施策の漏れに気づく事もあります。検索エンジンの提供してくれるツールは本当に大事です。)


 特に、別ページのコピーファイルを元に作成していたりすると、そのチェックミスは多くなります。


 コンテンツを増やしていくと、それだけチェックをしなければいけない部分が増えてきます。それを短期間に大量にやろうとすると、場合によっては、とんでもないミスに気づかないケースもあります。


 セルフSEOをされる企業の方も、本業の方も含め、知識があるがゆえに、かえって大きなミスをやる可能性もあると思っています。


 細かい部分に拘るばかりに、大事な点を忘れないように、サイト作成(リニューアル)前の、設計やチェックシートの作成などは、きちんとやっておく事をお勧めします。


 テンプレートを利用している方は、その便利さゆえに、修正漏れを多く見かけますので、特に気をつけましょう。



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