2010年07月13日

私がSEO効果を検証している対象サイトについて

 今回は「私がSEO効果を検証している対象サイトについて」について、少しご説明いたします。


 とは申しましても、実サイト名をあげて、などとやったら大変ですので、どのような形態のものをメインに検証しているかと言う事をご紹介させて頂きます。検証サイトの全てのケースをご紹介するのは大変ですので、一部だけご紹介という事をご了承下さい。

SEO効果の検証サイト




1.実験サイト

 これは私自身が作成しているブログ、通常サイトです。このブログもその実験サイトの一員ではありますが、複数の実験サイトでそれぞれ、いろいろな事を随時行なっております。実験サイトを持つ事の良い点は、実験に対して何らかの動きがあった時に、その理由が把握しやすい点です。実験サイトはそれこそ、数多くのケースの検証をしています。


2.PPPサイト1(Pay Per Postサイト)

 ブロガーに報酬を支払って、一定のルールの下に記事を書いてもらうものです。これについても、複数サイトの検証を行なっております。記事の増え方、時期、数、キーワードによって、どのような変化があるかを追っています。なお、PPPサイトについては、明確なルールさえあれば、私自身はCMと同じ様なものだと思っています。つまり、ルール次第と言う事です。


3.PPPサイト2(1との違いは完全に同一記事)

 PPPサイト1と基本は同じなのですが、異なるのは、全ての方が全く同じ記事を書くというサイトです。つまり、コピー&ペーストだけの記事です。ブロガー全員が全く同じ記事で、同じリンクのはり方をする事で、PPPサイト1と異なる結果になるかを検証しています。


4.有料リンクサイト1

 いわゆる報酬を払って、テキストリンク、画像リンクなどをつけてもらっている所です。この有料リンクサイト1は私の中では、きちんと記事を更新しているサイト(ブログ)からのリンクである事を指しています。


5.有料リンクサイト2

 有料リンクサイト1とは違い、数だけのリンクをつけているところです。自動生成URLからのリンク等を数多く受けているサイトです。


6.追跡サイト

 私の中で、HPの更新内容なども含め、施策が分かっているサイトです。先日の記事である「必見!noframeスパムサイトに動きあり!」なども、この追跡サイトに入ります。



 今回の記事は何番が良いとか悪いとかというものについて触れるものではありません。おそらく、この記事を読まれる皆さんで、それぞれの尺度があり、どれは良い、どれは悪いという考えはあるでしょう。


 私の場合、一般的にスパムテクニックと言われているものも含め、効果やペナルティの有無を検証しています。

実際の効果はどんなものか?



 正直、私が一人で全てを実験するのは無理がありますので、検証対象となるサイトがあってはじめて分析が可能となります。


 そういう意味では、全ての検証サイトに感謝したいと思います。


 お分かりだとは思いますが、今回あげた例の中にも、検証結果をブログには書けないものが多数あります。その点はご了承下さい。


 なお、今回は触れませんが(将来的にも分かりませんが)、この施策でこんなに効果あるの!?驚くものも、実際にはあります。


 時間のある方は、いろいろなサイトの施策を検証してみると良いと思います。




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2010年07月08日

サテライトサイトは作れば良いってものではない

 私のこのブログでもサテライトサイト作成の必要性については、何度か書かせていただいています。そういえば、昨日の記事「SEOにおけるリスク管理」でも書いたばかりですね^^;。


 「サテライトサイトは作れば良いってものではない」の言葉通り、サテライトサイトの意味を履き違えて欲しくないので今回のエントリーを書かせていただく事にしました。


 サテライトサイトをとにかく量産する方もみかけますが、現実的には中身のないサイトを作れば良いというものではありません。


 所有サイトが多ければ、数の論理で、自分が所有するサイトへのアクセスが「数として」増える可能性はもちろんあります。それは否定いたしません。


 しかし、数百、数千ものサテライトサイトを実際の運用という意味で管理できるはずはなく、ワードサラダのようなものを作るのであれば、意味はありませんし、コンバージョンという意味では、量に比例した効果は期待できません。

サテライトサイトの無駄な量産は無意味



 もしかすると、SEOの被リンク元としてのサテライトサイト構築という考え方かもしれませんが、検索エンジンはより一層賢くなっていきます。つまり、自動でページが増加していくようなサイト等は益々効果が弱くなる可能性があると考えます。

呂蒙の格言



 数の論理がまかり通るならば、皆が同じような戦略をすれば済む事になりますし、実際には被リンクが多い=1位という事にならないのはご存知の通りです。

 
 アフィリエイト目的であれば、話は別かもしれませんが(それでも質は必要)、企業のサテライトサイトであれば、少なくとも、そのいずれもが信頼感を失わない必要があります


 その上で、メインサイトとの関連性、オリジナル性(メインサイトとかぶりすぎない事)、有用性など、様々な点に注意を払うと良いでしょう。


 サテライトサイトは数を作れば安心という事はありません。質が低ければ、ユーザーが直帰する確率を高めるだけであり、また、場合によっては、メインサイトそのものの威厳をおとしめる可能性まで生まれてきます。


 サテライトサイトを作成する場合、まずは、そのコンテンツが、メインサイトと切り離す必要があるかをきちんと検討して下さい。


 場合によっては、メインサイトのコンテンツに入れる方が効果が高い事も多くあります。


 メインサイトと上手に役割分担をして、相互に補完しあうようなサテライトサイトが最も望ましいと考えて下さい。

相互に補完



 また、経験上、面白い例にも出会った事があります。サテライトサイトは、いかにも情報商材(1ページで縦にやたらと長いものです)デザインで作成してあり、メインサイトは、その情報商材には一切触れずに、とても信頼感のあるデザインで構成されていたケースです。


 具体的にどことは書けませんが、そのサイトの場合、ギャップがあったおかげで、そのいずれにおいても、コンバージョンが上がりました。抽象的な言葉だけの説明だと分かりにくいかもしれませんが、そういうケースもあった事はお伝えしておきます。



 いずれにしましても、数だけで勝負するのは、中小企業にとっては金銭的にも人的にも無理があります。企業イメージを崩さないように、アクセスしてきた方が、納得できるようなサイトをじっくりと育てるようにして下さい。

納得できるサイトをじっくり育てる


 時間をかけて可愛がれば、植物でも何でも、きちんとしたものに育つという事です。これはWebでも言える事です。


 今回の記事は私の主観、並びに希望も入っています。その点をご了承下さい。




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posted by SEMアドバイザー at 09:00 | Comment(0) | SEO

2010年07月07日

SEOにおけるリスク管理

 SEOに絶対はありませんが、地道に基本に従って施策していけば、ランキングの不安定要素は減少し、アルゴリズムのアップデートなどに対しても強いサイトを作り上げる事ができます。つまり、一喜一憂する数も減ってくるでしょう。


 とはいうものの、SEOにおけるリスク管理なくしては、Webを利用した広報活動は出来ません。

SEOにおけるリスク管理の必要性



 アップデートのたびに、収益ががた落ちになるような事がないように、常にメインコンテンツをサポートする状況を用意しておくことが大切です。


 例えば、予算的に、リスティング広告は難しいと言う方であっても、いきなり圏外などの憂き目にあった時のために、アカウントを作成して、いつでも対応できるようにしておくことは大切です。


 リスティング広告の良い所は、すぐにユーザーにリーチ出来るところにあります(もちろん広告やランディングページをきちんと考えたものを提示することが前提です)。SEOがうまく行かない時には、リスティング広告を出す、そして予算として余裕がある時には、どちらもやるという方が良いでしょう。


 また、メインサイトが何らかの要因で検索結果に出なくなった時を想定して、サテライトサイトを運営しておくのも一つの方法です。


 SEO目的でのサテライトサイトという考え方もあるかと思いますが、そのような意識で作成するサイトは、中身があまりよくならないものです。


 もう一つの公式サイトのような気持ちで(もちろんミラーサイトという意味ではありません)、作りこみをしておけば、いざ、メインサイトに何かがあったとしても、サテライトサイトで補う事ができます。

サテライトサイトは補完できるような中身にする



 さらに言えば、Twitterなどは、今や使い方次第でかなりのアクセスを得る事も可能になってきています。


 公式サイト一つに頼ってしまいますと、うまく行っている時と、そうでない時の差が激しくなってしまい、収益面でも大きな影響を与えかねません。


 最終的に公式サイトへの流入を安定させたい(増やしたい)というのであれば、考え方は至ってシンプルです。


 希望のサイトへの道を増やせば良いだけです(もちろんユーザーにとって有用なものです)。その道が関係しているテーマのものであれば、それだけ良質なユーザーを得る事が出来ます。


 これはアクセス解析データを見れば一目瞭然だと思いますが、日々のユーザーの数値傾向を見た場合、参照元が関連テーマである方が、平均PVや滞在時間などの数値は良いはずです。


 複数の道筋を作るのはそれなりの体力も、時間も使いますが、その分、効果は出てくるものです。


 いざという時の危機意識を常にもち、リスク管理をしておくことをお勧めいたします。


 注意事項としては、いきなり沢山の道を作ろうとすると、どれも中途半端になってしまいます。意味のある道を作るという意識を忘れないようにして下さい。



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2010年07月05日

URLの正規化も簡単な所からのススメ

 SEO(検索エンジン最適化)で使われる単語というのは実に難しいと思う今日この頃。


 私たち(ひっくるめて申し訳ありません^^;)でさえ、新しい言葉に慣れるのに大変なのに、セルフSEOをやろうとしている方が、それら全てをいきなりやろうと思ったら大変で仕方がないわけです。


 別の話で例をあげますと、例えば数学の苦手な方に、いきなり東大レベルの問題を出しても、本人が自信をなくし、さらに言えば、ストレスをためるだけで、良いことは一つもありません。


 公文教室が人気があり、海外にまで進出している理由は、各個人のペースで自分のレベルにあった問題を順番に解いていくからに他なりません。だからこそ、理解が進むわけです。



 例が長くなりましたが、SEOも同じです。


 その中で、今回はURLの正規化について触れてみたいと思います。URLの正規化って簡単に書きますが(前回の記事でも書きましたね)、私の知る限り、一般の方でそんな事をやっている方には、ほとんど出会った事はありません。

URLの正規化



 「.htaccess」というファイル名だけで、既に魔法の世界で言えば、高次元の魔法ではないかと、一般の方には思われる事でしょう。


 実際には「.htaccess」は使えないサーバーもありますし、URLの正規化をやろうと思っても出来ないケースもあり、そのまま諦めてしまう方も多いことでしょう。


 しかし、簡単な考えから始めれば、「正規化もどき」は可能です。


 具体的には、なるべく自社サイトにリンクをはる方に「同じURL」で認識してもらう事です。


 ここでの「同じ」というのはリンクの分散などについてではなく、例えば「www.example.com」が正規のアドレスであれば、「www.example.com/index.html」などのようなURLでリンクされないように気をつけるという事です。


 私が少し調べた限りでも、自社サイト内で、そのいずれも使っているケースというのは山のように出てきます。そうしますと、外部サイトからリンクをはろうと思った方も、どちらでも良いのかと考えてしまう可能性があるわけです。

 例えば、本来は「index.htmlなし」なのに、メインバナーをクリックすると「index.htmlあり」に変わってしまうケースです。


 つまり、自ら、URLの正規化を邪魔しているケースという事です。

正規化を邪魔しているのは自分?



 以前、私は別ブログの「疑問意識力」である実験をしました。それは、ブログが完成した当初、「SEMアドバイザーのSEO対策ブログ」から、正規のURLではなく、「URL 生成ツール」で作った実験用URLで記事ごとにリンクをはりまくりました。


 その結果、Yahoo!で「疑問意識力」と検索すると、一時期、表示されるURLは、その生成ツールで作ったものになりました。


 最終的には、結構な数の記事でその生成URLでのリンクを行なったため、それを元に戻すのに多少の時間を要したわけです。


 つまり、ユーザーから見れば、いずれのURLからでも同じページにアクセスするのですが、本来のURLとは異なるURLをYahoo!は認識したわけです(作ったばかりのブログであったので基礎体力がなかったため、本来のURLが勝てなかったのも原因です)。


 ここで、本来のURLとURL生成ツールで作った実験用URLで、サイトの評価が分かれてしまったわけです。

評価の分散



 もし、一つのURLとして認識されていれば、そのサイト(例ではブログ)は、より高い評価を得られていたはずにも関わらず、その評価が分散してしまった事になります。


 この例はとても分かりやすく、人為的に別のURLを割り振りましたが、index.htmlの有り無し、wwwの有り無しも同じ事です。


 URLの正規化は難しいから出来ないと思うのではなく、まずは人が見て、どちらが正しいURLかわからないような状況にはしない事です。


 この点は気をつければ誰にでも出来ると思います。まずはこの部分を注意していただき、その上で、知識がついてきたら、実際に「.htaccess」を使って正規化をすれば良いと思います。そうすれば、公文式の考え方と同様、理解した上で先の段階へ進む事が出来るでしょう。


 なお、その前にcanonical属性を使うのも簡単なので良いでしょう。但し、使い方を間違えて、サイト内の全ページを同じURLで正規化しないようにしましょう。最悪、インデックスが1になったサイトを見たことがありますので注意が必要です。


 結論として、根本から問題の起こる要素を減らしていれば、「.htaccess」を使用しての正規化をしていなくても、それほど影響が出ないケースもあります。


 まずは、自分のサイト内で、そういう誤解を生むような内部リンクの使い分けをしていないか?から注意してチェックしてみると良いでしょう。


 もちろん、「.htaccess」で正規化できれば、それに越した事はありません。今回の記事は初心者が、いきなり正規化と言う事をするのは、ハードルが高すぎるため、考え方を書かせていただいたまでです。



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「疑問意識力」でマーケティング力を鍛える
posted by SEMアドバイザー at 09:00 | Comment(0) | SEO

2010年07月02日

SEOでうまくいかない貴方へ

 SEOに関してのよくある話をしたいと思います。かなり長文になりますので、時間のある方のみご覧下さい。



 まず、SEOでうまく行かない場合、それはそれは多くの原因があると考えています。

SEOでうまく行かない理由は様々



 例えば、よく議論されるキーワード占有率などでも、その要素についてだけでも、人によって、全く関係ないとか、あるいは細かく5.5%がベストとか、10%以上でも問題なしとかって書いていますよね。


 私の中では、どれも正解で良いのではないかと思っています。おそらく書いている方は、各自の経験を元に書いていると思っていますので、どの人の話もその経験の中では正しいのではないか?と思っています。


 ご存知のように、私はSEOの実験を数多く、飽きもせずに繰り返しやっています。同じ実験でも、時期を変えてやっています。このブログでご紹介しているものは、そのほんの一部でしかありませんが、恥ずかしくて書けないような、実にくだらないものもやっています。


 私自身、前述したキーワード占有率については、正しいと思われる%というのはクライアントにも特にお伝えしていません。あくまで、ユーザーの気持ちが基本だとお伝えしています。


 例えば、誰が読んでもしつこい文章というのは、やはりしつこいのです。%などでくくってしまうと、それこそ自由に文章が書けないと思っています。それに、例えば私が「実験の結果、最高のキーワード占有率は3.8%」(もちろん、適当な数値です)だとか書いても、誰もその通りには書かない(書けない)と思います。それこそ、更新の度に計算するなどは考えるだけでも大変な話です。

しつこいものは、シツコイ



 そのため、ユーザーに分かりやすく伝わるように、必要なテキスト、そして必要なリンクを入れる事を第一に伝えています。


 私のアドバイスでは、ユーザーが必要とするであろう、発リンクは積極的にして下さいとも伝えています。ここでお伝えしているのは、あくまでユーザーが「知りたい」と思うであろうリンクですね。これはサイト外、サイト内ともにです。


 こう書くと、適当なライティングを勧めているように見えますが、当然の事ながら、SEOを意識した「自然な」ライティングについて、日々の目視巡回でお伝えしています。


 さて、あまりに抽象的な話ばかりを書きますと、この長文に耐えられなくなる恐れがありますので(^^;)、いくつかチェックするべき点を書かせて頂きます。



・タイトルの中身と長さは適正ですか?

・各ページに過剰なSEOキーワードを無意味に詰め込んでいませんか?

・ページのコンテンツはテーマが絞られていますか?

・1ページだけで何とかしようと思っていませんか?

・サイトのボリュームは本当に十分ですか?

・重要なページにはすぐにアクセスできるようになっていますか?

・データの読み込みが重くなっていませんか?

・アンカーテキストは適正ですか?

・1ページに含まれるリンクは多すぎませんか?

・ディレクトリ名やファイル名は分かりやすいですか?

・重要な部分はテキストを使っていますか?

・alt属性はきちんと書いていますか?

・全ページのdescriptionが各ページを明確に表していますか?

・キーワードを連発して不自然ではありませんか?

・怪しいサイトにリンクを無意味にはっていませんか?

・ユーザーが使うキーワードを、しっかりと考えていますか?

・必要な更新はしていますか?

・デッドリンクは存在していませんか?

・URLの正規化はしていますか?

・パンくずリストは用意していますか?

・ビッグキーワード一つに頼ろうとしていませんか?

・ブログなどの関連サイトもきちんと更新していますか?




 途中で気づいた方もいると思いますが、SEOとは関係ないものもあります。いわゆるユーザビリティの部分ですね。また、SEO、そしてユーザビリティ両方に関係するものもあります。それぞれの項目がどちらに関係すると言う事にはこの記事では言及しませんので、自由に判断して下さい。


 これはほんの一部でしかありません。中にはSEOには全く関係ないよと思われるものもあるでしょう。SEO効果云々以前に本筋として書かせていただいたポイントもあります事ご了承下さい。

本筋を見失わない



 また、ディレクトリ名などもSEOに関係する、しないの意見は分かれますが、そもそも、分かりやすいディレクトリ名であれば、クリック率があがるのは間違いありません。



 さて、普通ならこの辺で記事が終わるところですが、今日は二部構成です。事前に予約で書いていますので、ボリューム満点(?)になっています。


 SEOがうまく行かない場合、どうしても「アクセスが増えれば、そのままの割合でコンバージョンが増える」という考えになりがちなケースをよく見かけます。


 そのため、急にリスティングをバンバンとかけてしまうというわけです。しかし、その実、アクセスは倍増しても、コンバージョンはほとんど変わらないケースも見受けます。

アクセスは増えたが効果なし



 SEOでの効果が上がらない場合、いろいろな理由が考えられると書きましたが、これは一つにはサイト規模や、キーワードの難易度、その他、多くの要素が絡んでくるからです。


 そのため、あるサイトではうまく行くSEO施策であっても、別のサイトでは全く効果がないという事はよくあるわけです。キーワードの占有率を変えるだけで効果が出たり、出なかったりもその内の一つだと考えます。


 また、偶然にもアルゴリズムやインデックスのアップデートと重なって、効果が出たと思ってしまっている施策もあるでしょう(これは意外と多いと思っています)。



 さて、SEOではうまく行かない理由はいろいろ考えられると書きましたが、アクセス後のコンバージョンが上がらない事の原因は、意外と単純なものである事も多いのです。


 例えば、リスティングをいきなりかけてアクセスは倍増したけど、コンバージョンが上がらない、あるいはSEOで上位にあがったけど、売上げが上がらないという場合、理由は絞られてきます。ここでもいくつかの例を紹介します。



・商品がそもそも必要とされていない(これは寂しいですね)

・導線が悪い(コンバージョン経路が目立たない等)

・商品の魅力が伝わっていない

・ランディングページが悪い

・価格に見合う商品・サービスではない

・キーワードとコンテンツがかけ離れている

・ユーザーが知りたい事が書いていない

・コンバージョン達成までが面倒



 いくつか例を書かせていただきましたが、コンバージョンが上がらない場合にはこれらのいずれかに当てはまるケースは多いと思っています。


 私が常日頃、「コンテンツが重要なのです」とお伝えしている理由は簡単です。今あるアクセスを元に、コンバージョンがあがるように考える事を最初に意識した方が、アクセスアップの施策をした時の効果が圧倒的に高いからです。


 SEOでうまくいかない、と思っている方は、何とかアクセスを増やそうとあの手この手考えると思いますが、まずは、自分なら、その商品を本当に購入したくなるか?を考えて下さい。


 その視点を持った上で、SEOを考えると、今までの意識とは変わったものになるかもしれません。


 もちろん、アクセス解析のデータを元に、事実から仮説を立てた上で検証、改善が必須である事は言うまでもありません。



 長文となりましたが、少しでも揺さBrain!の目的のもと、何かを考えるきっかけになっていただければ幸いです。


 長文にお付き合い頂きありがとうございました。


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posted by SEMアドバイザー at 09:00 | Comment(0) | SEO






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