SEOに関してのよくある話をしたいと思います。かなり長文になりますので、時間のある方のみご覧下さい。
まず、
SEOでうまく行かない場合、それはそれは多くの原因があると考えています。
例えば、よく議論されるキーワード占有率などでも、その要素についてだけでも、人によって、全く関係ないとか、あるいは細かく5.5%がベストとか、10%以上でも問題なしとかって書いていますよね。
私の中では、どれも正解で良いのではないかと思っています。おそらく書いている方は、各自の経験を元に書いていると思っていますので、どの人の話もその経験の中では正しいのではないか?と思っています。
ご存知のように、私はSEOの実験を数多く、飽きもせずに繰り返しやっています。同じ実験でも、時期を変えてやっています。このブログでご紹介しているものは、そのほんの一部でしかありませんが、恥ずかしくて書けないような、実にくだらないものもやっています。
私自身、前述したキーワード占有率については、正しいと思われる%というのはクライアントにも特にお伝えしていません。あくまで、
ユーザーの気持ちが基本だとお伝えしています。
例えば、
誰が読んでもしつこい文章というのは、やはりしつこいのです。%などでくくってしまうと、それこそ自由に文章が書けないと思っています。それに、例えば私が
「実験の結果、最高のキーワード占有率は3.8%」(もちろん、適当な数値です)だとか書いても、誰もその通りには書かない(書けない)と思います。それこそ、更新の度に計算するなどは考えるだけでも大変な話です。
そのため、
ユーザーに分かりやすく伝わるように、必要なテキスト、そして必要なリンクを入れる事を第一に伝えています。
私のアドバイスでは、ユーザーが必要とするであろう、発リンクは積極的にして下さいとも伝えています。ここでお伝えしているのは、あくまで
ユーザーが「知りたい」と思うであろうリンクですね。これはサイト外、サイト内ともにです。
こう書くと、適当なライティングを勧めているように見えますが、
当然の事ながら、SEOを意識した「自然な」ライティングについて、日々の目視巡回でお伝えしています。
さて、あまりに抽象的な話ばかりを書きますと、この長文に耐えられなくなる恐れがありますので(^^;)、いくつかチェックするべき点を書かせて頂きます。
・タイトルの中身と長さは適正ですか?
・各ページに過剰なSEOキーワードを無意味に詰め込んでいませんか?
・ページのコンテンツはテーマが絞られていますか?
・1ページだけで何とかしようと思っていませんか?
・サイトのボリュームは本当に十分ですか?
・重要なページにはすぐにアクセスできるようになっていますか?
・データの読み込みが重くなっていませんか?
・アンカーテキストは適正ですか?
・1ページに含まれるリンクは多すぎませんか?
・ディレクトリ名やファイル名は分かりやすいですか?
・重要な部分はテキストを使っていますか?
・alt属性はきちんと書いていますか?
・全ページのdescriptionが各ページを明確に表していますか?
・キーワードを連発して不自然ではありませんか?
・怪しいサイトにリンクを無意味にはっていませんか?
・ユーザーが使うキーワードを、しっかりと考えていますか?
・必要な更新はしていますか?
・デッドリンクは存在していませんか?
・URLの正規化はしていますか?
・パンくずリストは用意していますか?
・ビッグキーワード一つに頼ろうとしていませんか?
・ブログなどの関連サイトもきちんと更新していますか? 途中で気づいた方もいると思いますが、
SEOとは関係ないものもあります。いわゆるユーザビリティの部分ですね。また、SEO、そしてユーザビリティ両方に関係するものもあります。それぞれの項目がどちらに関係すると言う事にはこの記事では言及しませんので、自由に判断して下さい。
これはほんの一部でしかありません。中にはSEOには全く関係ないよと思われるものもあるでしょう。
SEO効果云々以前に本筋として書かせていただいたポイントもあります事ご了承下さい。
また、ディレクトリ名などもSEOに関係する、しないの意見は分かれますが、そもそも、分かりやすいディレクトリ名であれば、クリック率があがるのは間違いありません。
さて、普通ならこの辺で記事が終わるところですが、今日は二部構成です。事前に予約で書いていますので、ボリューム満点(?)になっています。
SEOがうまく行かない場合、どうしても
「アクセスが増えれば、そのままの割合でコンバージョンが増える」という考えになりがちなケースをよく見かけます。
そのため、急にリスティングをバンバンとかけてしまうというわけです。しかし、その実、
アクセスは倍増しても、コンバージョンはほとんど変わらないケースも見受けます。
SEOでの効果が上がらない場合、いろいろな理由が考えられると書きましたが、これは一つには
サイト規模や、キーワードの難易度、その他、多くの要素が絡んでくるからです。
そのため、あるサイトではうまく行くSEO施策であっても、別のサイトでは全く効果がないという事はよくあるわけです。キーワードの占有率を変えるだけで効果が出たり、出なかったりもその内の一つだと考えます。
また、
偶然にもアルゴリズムやインデックスのアップデートと重なって、効果が出たと思ってしまっている施策もあるでしょう(これは意外と多いと思っています)。
さて、SEOではうまく行かない理由はいろいろ考えられると書きましたが、
アクセス後のコンバージョンが上がらない事の原因は、意外と単純なものである事も多いのです。
例えば、リスティングをいきなりかけてアクセスは倍増したけど、コンバージョンが上がらない、あるいはSEOで上位にあがったけど、売上げが上がらないという場合、理由は絞られてきます。ここでもいくつかの例を紹介します。
・商品がそもそも必要とされていない(これは寂しいですね)
・導線が悪い(コンバージョン経路が目立たない等)
・商品の魅力が伝わっていない
・ランディングページが悪い
・価格に見合う商品・サービスではない
・キーワードとコンテンツがかけ離れている
・ユーザーが知りたい事が書いていない
・コンバージョン達成までが面倒 いくつか例を書かせていただきましたが、コンバージョンが上がらない場合にはこれらのいずれかに当てはまるケースは多いと思っています。
私が常日頃、
「コンテンツが重要なのです」とお伝えしている理由は簡単です。今あるアクセスを元に、コンバージョンがあがるように考える事を最初に意識した方が、
アクセスアップの施策をした時の効果が圧倒的に高いからです。
SEOでうまくいかない、と思っている方は、何とかアクセスを増やそうとあの手この手考えると思いますが、まずは、自分なら、その商品を本当に購入したくなるか?を考えて下さい。
その視点を持った上で、SEOを考えると、今までの意識とは変わったものになるかもしれません。
もちろん、
アクセス解析のデータを元に、事実から仮説を立てた上で検証、改善が必須である事は言うまでもありません。
長文となりましたが、少しでも揺さBrain!の目的のもと、何かを考えるきっかけになっていただければ幸いです。
長文にお付き合い頂きありがとうございました。
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posted by SEMアドバイザー at 09:00
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