ようやくその実験も完結編をお伝えする事になりました。前回の記事を「知らんぞ」と言う方は、悪い事は言いません。そっちから読んでください。決してPVを増やそうなんて気持ちは微塵もありません!
また、noindex実験の完結編をお届けするにあたり、今日と明日の2回に分けることにいたしました。今回はnoindexを入れる事でインデックス数が0になるまでの経過(検索エンジンのいずれかが0になるまで)、そして、明日の記事は、そのコードを削除した後の、インデックス復活への道編となります。明日の記事も、5月の記事とあわせて、是非3部作として読まれる事をお勧めいたします。
さて、前置きが長く、ここまでで2割程度は離脱したかもしれませんが、本題に入りたいと思います!
<インデックス数の変化>

データは前回の記事の続編ですので、6月1日からのものです。
このnoindex実験で最初にゴール(0になった)したのは、何とBingだったのです!5月19日に始めたこの実験、約2ヵ月後の7月11日にBingが土壇場でYahoo!を追い抜いてゴール!Googleに至っては、コード無視?と思えるくらい0に向かう気配がありませんでした。
これを数値の動きで見てみましょう。

GoogleはBingがゴールにたどり着く直前に、ようやく数が減り出したと言う結果でした。意外や意外です。インデックスするのが早いGoogleはnoindexには、あまり積極的ではないようです。
Bingとそして惜しくも最後に抜かれたYahoo!もnoindexのコードをしっかりと守ろうとしているのが分かります。
ちなみに、このサイトは目立たないように細心の注意を払っていましたので(真似しないで下さい^^;)、条件は各検索エンジンとも同じです。この期間に更新するなどという事もしていません。
<順位の変化>
では、ここでサイト名でのランキング推移を見てみましょう。

前回の記事と比較して見ると良いですが、Googleはインデックスはなかなか減らさないのですが、サイト名での検索では、noindexの意思をきちんと貫いています。
こちらもランク推移を数値で追って見ましょう。

Yahoo!はインデックス数が1と減少しているものの、Bingがインデックス数が0になるその日まで、サイト名での検索でトップページを表示させていました。
Bingは実験をはじめて、丁度1ヶ月でサイト名検索で圏外になりました(トップページはインデックスされたままです)。
これはとても興味深い動きで、インデックスは早急には削除しないけれども、結果には出さないGoogleと、インデックスは削除するけれど、検索には出すYahoo!という明確な違いが出たわけです。
さて、このサイトの事を少し書いておきますと、ドメイン取得から間もなく3年となります。それまでは、当然の事ながら、実験サイトとは言え、きちんと更新をしております。
つまり、ある程度の信用はあるサイトです。
本来noindexの意味は「インデックスしないでくれ」という意思表示です。
このデータからは多くのヒントを垣間見る事が出来ます。そして各検索エンジンの癖も分かるでしょう。
通常はインデックスをして欲しいわけですから、noindexを入れるケースはありませんが、リニューアルの際に、作成中のページにnoindex等を入れている事はあると思います。
差し替え時にそのコードをはずし忘れるなど注意が必要です。
そして、明日の記事では、7月12日からnoindexをはずしたデータを紹介致します。
2ヶ月近くnoindexを入れて、インデックスしないで欲しいとアピールしたサイトに未来はあるのか?
それは明日のお楽しみです。明日の記事は参考になるデータが取れていると思います。と言って、リピーターを囲い込む戦略というわけではありません^^。
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