2010年09月24日

SEOは裏技よりも基本が大事

 一昨日、Twitterにて「SEOも裏技をやろうとする以前に、基本的な事を確実にやる事の方が何倍も大事かと。」つぶやいたところ、数人の方にリツイートされたので、記事にしようと思い立った次第です。


 日々、いろいろな実験をしていて思うのは、基本をきちんと行なうだけで、ある程度の順位は確保できるという事なのです。

SEOは基本が大事



 SEOの裏技的なテクニックは、どちらかというと、その基本SEOテクニックでやる事がなくなった時に考えれば良い事ではないかと個人的には思っています。


 例えば、「Home」ボタンを押したら、「index.html」なしのアドレスが、「index.html」つきのURLになってしまうなど、そういう基本的な事から気をつけないといけないと思っています。


 実際には、SEOの基本にしても、確実にする事はかなり難しい事だと思っています。まあ、どの範囲を基本と考えるか、応用と考ええるかは人それぞれですが、いわゆるSEOの初心者向けの本に書いている事を、きちんと理解して確実に実行するのは、想像以上に骨が折れます。
 

 Webサイトの運営では、SEOも踏まえた上で、ユーザビリティやランディングページ最適化、PPC広告の活用、アクセス解析、ソーシャルメディアの活用、そして、何よりも、アイデアや商品力等が必要となります。


 SEOだけに全てを委ねる方がたまにいますが、それは間違いです。

アイデアが大事



 これだけでOKというものは存在せず、それらの要素をバランスよく利活用(及び施策)する事で効果は上がってくるものです。


 現代という時代は、とても面白い時代で、ある会社の中の一社員が脚光を浴びる事で、その会社自体が有名になる事も多くあります。


 また、一人で自分自身をブランディングする事も可能になった時代とも言えるでしょう。


 多くのTwitterアカウント担当者などはその良い例ですね。この会社ならこの人というように、イメージできる方は、今では結構な数いると思っています。正直、社長よりもずっと目立っていたりするわけです。


 巷には多くのSEOの裏技のような情報商材もあるようですが、楽をして上位に上がる裏技が例えあったとしても、長く続くものではないと思っています。


 最後は基本に忠実なSEOを地道に施している方が、確実に安定した順位を取れるはずだと思っています。


 大事な事は、SEOで一気にアクセスを増やす事ではなく、安定してある程度のアクセス数を稼ぐ事です。


 アルゴリズムに翻弄されて、大きく減ったり、大きく増えたりという動きよりも、安定したアクセスを獲得している方が、いろいろな意味での予測も立てやすくなります(もちろん、少ない数値で安定するのではありません^^;)。

アルゴリズムに翻弄される



 目の前にニンジンの如く甘いテクニックを提示される事があるかもしれませんが、長い目で見て、まずは基本でやり残している部分を再度見直してみて下さい


 まだまだ、修正の余地はあるはずです。



◆コンサルタントのご相談、その他の依頼はセルフSEOのコンサルタント SEMアドバイザーまで。売上げアップのアイデアだしまで幅広くサポートします。
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posted by SEMアドバイザー at 09:00 | Comment(0) | SEO

2010年09月21日

SEOを意識しすぎたタイトル付けに注意

 SEOを始めたばかりの方の中には「タイトルにキーワードだけ」入れれば良いのだと誤解してしまう方が、たまにおります。


 タイトルにはキーワードを入れようと言う言葉が、強く印象つくからだと思います。


 決してそれが悪いというわけではないのですが、大事な視点を忘れてはいけないので今回は、その考え方を記事にさせて頂く事に致しました。



 先に書いておきますと、キーワードだけのタイトルが悪いわけではありません。


 きちんと理解した上でタイトルにキーワードを書き入れないと「クリックしてもらえる確率が大幅に変わる」という事は忘れないで下さい。

理解した上でタイトルをつけよう



 まず、大前提として、サイトなりブログなりの「名」だけで、クリック率が高くなるケースがあります。この場合、コンテンツページのタイトルには余計な単語部分がなくても、それだけで訴求率が高くなり、クリックされる可能性があります。


 例として「SEO関連」を考えますと、サイト名が「SEOの鉄人」等であったりする場合、ある程度の年齢層の場合、某テレビ番組のイメージが残っているため、究極のSEOが見られるのではないか!と期待する人もいるかもしれません。


 これはあくまで例です。そんな期待しないよ!等、言われる人もいると思いますので、それはユーザーそれぞれの感覚です。


 ちなみに、いきなり脱線ですが、記事を書きながらそういうタイトルのサイトはあるかな?と思って検索しましたら、ありませんでした。意外や意外。ブログでとっくに誰かが作っているかと思っていました(この記事見て、すぐに作る人いるかもしれませんが^^)。SEO界なら物凄くありそうなタイトルですよね。ブログで。


 話がそれましたが、その架空サイト「SEOの鉄人」と、もう一つサンプルで「ホームページパラダイス」というのがあったとします(コテコテですね^^;)。

ホームページ対決




 同じくtitleタグについてコンテンツを作成した場合、下記のようなtitleが一つとして想定されるわけです。


「titleタグとは? | SEOの鉄人」

「titleタグとは? | ホームページパラダイス」



 では、どちらが読まれる可能性が高いかと申しますと、ほとんどの方が前者を選ぶのではないでしょうか?


 後者が有名なサイトでない限りは、「titleタグ」について学ぼうと思った時、「確実に求めている内容がありそうな方」を選択するはずです。後者はイメージとしては、某パチンコを思い出してしまいますね。


 という事は「ホームページパラダイス」がクリックしてもらうためには「titleタグとは?」というキーワードだけでは、やや押しが弱いという事になります。



 何を伝えたいかと申しますと、ユーザーはサイト名を含めたページタイトルを見て、クリックするかを一瞬のうちに判断するものです。

タイトルを総合的に見て判断



 皆さんも検索エンジンで何かを探す時に、検索結果を上から順にダ〜っと流して見ていく事が多いはずです。一つひとつのサイトに物凄く時間をかけて吟味する方はそれほどいないでしょう。


 順位という検索エンジンが決めてくれたものを基本に、上から見て気になったものをクリックするわけです(もちろん、全員がそうとは言いません)。


 どんなに良い情報がページ内に書いていたとしても、「その一瞬」で目に入るテキストの押しが弱ければ、クリックはされにくいわけです。


 SEOに慣れていない方は、余計なキーワードは入れてはいけない!という事を意識するばかりに、ユーザーの目に触れるという視点を忘れている場合があります。


 もちろん、余計なキーワードをタイトルに入れる事は、その入れるキーワードによっては、順位を左右する事はあります。


 しかし、クリックされなければ、それも意味はありません。



 SEOばかりを意識するのではなく、トータルでユーザーの目に映る「テキスト」も意識する事を忘れないで下さい。





 ・・・などと、「揺さBrain!(揺さぶれ)」というブログ名をつけている私が偉そうに言えないわけで・・・。


 それはよく分かっております・・・。




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posted by SEMアドバイザー at 09:00 | Comment(2) | SEO

2010年09月17日

キーワードを制するものはSEOを制す

 今回のタイトルは私にしては、キャッチなタイトルです^^。


 「キーワードを制する」と書くのは簡単なのですが、意外にも、かなり難しく、しかも最重要なポイントである事は間違いありません。

キーワードを制する



 SEOでも、関連キーワードを上手に混ぜ込んで・・・などと言うのは簡単なのですが、どのように自然に入れるか?というと、そんなに簡単なものではないものです。


 そもそも、ツールを使ったとしても、実はコンバージョンにつながるキーワードであっても、数が少なすぎて見つけられない(あるいは、見過ごす)事もあります。


 一般キーワードの場合には、それでも、ある程度、使われるキーワードというのは人生長く生きていれば(^^;)想像もできますが、これがBtoBなどの場合はそうも行きませんね。


 専門用語を知らなくては話にならないのです。特定の業界内では当たり前のようなキーワードでも、一般的には全く知られていないものは多数あります。


 そういう業界のお仕事の依頼を受けると、正直言って、自分だけの知識で何とかするのは難しいと言えます。業界の話をとことんしないと分からないものが多数です。

専門用語は難しい



 私の得意分野の教育関係でも同じ事が言えます。とんでもないキーワードでコンバージョンをするわけです。


 一般の方が、一生に一度も使わないキーワードでのアクセスが多いわけです。そのため、キーワードを制するといっても、一般の方には想像がつかないわけです。


 ちなみに、私の別サイト「学校広報が知っておくべき学生募集広報戦略」のここ最近の上位10キーワードは以下の通りです。

学生募集広報戦略のアクセスキーワード



 これは想像がつかないのではないでしょうか?一番人気のキーワードはサイトタイトルに入っていないキーワードです(コンテンツはあります)。


 ここに出て来ているキーワードは、教育関係では普通に毎日出てくるキーワードなのです。


 学校広報であれば、この中の言葉のいずれかは、ほぼ毎日使っていると思います。


 「おはよう」並に普通のキーワードです。


 今後、Googleが主流となる検索の世界では、その業界で一般的なキーワードをどれだけおさえられるか?が重要な要素となると考えています。


 一般的なキーワードであっても、その表現方法や使い方はまちまちなわけです。


 最初の段階でのキーワードの掘り起こしには、どれだけ時間をかけても惜しくはないと思います。


 候補としてあげたキーワードの、どの部分をテーマとして扱うのか、ページとして独立させるのか?など慎重に考えると良いと思います。


 人気のジャンルの人気のキーワードだけを攻めると、どうしても、検索エンジンからの評価は上がりにくくなります。既に長くやっている競合が多いため、ユーザーからも目新しさを感じません


 例えば、新しいサイトを作るにしても、自分が考えているテーマを一つ掘り下げたら、どんなサイトが作れるか?なども考えてみると良いでしょう。


 コアなキーワードでアクセスする方はコンバージョンに近いユーザー層である事は間違いないわけです。




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posted by SEMアドバイザー at 09:00 | Comment(0) | SEO

2010年09月16日

そのSEO施策は誰のため?

 間もなく日Yahoo!がGoogle化するにあたり、SEOの業界はいろいろな意味で再編の動きが進むと考えられます。

SEO業界再編?



 現在、Yahoo!向けに行なわれているSEOサービスによっては、そもそも、新体制では存在すら出来ないサービスがあるのは、お分かりの通りです。


 例えば、○○○サービスなどはその一つでしょう(自主規制^^)。


 そんな私はと言うと、そもそもセルフSEOの指導、コンサル系がメイン業務のため、検索エンジンがどこになっても、関係のない業態であり、また私が日々行なっている実験についても、大きな影響はありません。


 あえて言うなら、時間をかけて進行中の実験のいくつかは、完全に無駄に終わると言うくらいでしょうか。


 自分の話はさておきまして、SEO関連の業務を行なう企業にとって、今回の検索エンジン事情の変化は大きなニュースです。


 そして、既に、それを見越したような新しいサービスが続々と生まれて来ています。

SEOの新サービス



 ただ、そのサービスの中身を見ると、正直、短期的な効果や影響しか考えていないものも多く、長期的に見れば、とてもではありませんが、お勧めできないサービスもあるようです。


 さらに言うならば、長期的に見て、リスクを背負う可能性があるものも見受けられます。


 「SEO」という言葉を聞いただけで嫌悪感を示す人がいる時代になってしまいましたが、本当の意味でのSEOは、短期的な効果だけを目指すものであってはいけないと思っています。

短期的な効果だけを目指してはいけない



 既に、リンクだけをはって終わらせる時代ではないのです。


 Webに詳しくないクライアントが、何とかしたいと思って相談をしてくるわけです。


 その相談を受ける私達は、全ての施策に対し、明確な説明をする必要もありますし、具体的なSEO施策内容も事前に明示する事も重要です。もちろん、リスクがあるのであれば、それを説明するのも必要でしょう。


 SEO業界全体が生き残るには、それを業務とする私達全員が、健全なイメージを持っていただけるように、努力をする時期が来ていると思います。


 実際にはGoogleであっても、通用するスパムなテクニックはいくらでもあります。


 しかし、それを私達が率先して使っていては、今まで以上にSEOのイメージが悪くなるだけです。


 長々と綺麗事を書いてきましたが、クライアントが納得するような、かつ、共感をしていただける施策をアドバイスできるような業界になればと思っています。

納得できる業界へ



 既にソーシャルメディアをはじめとして、検索エンジン経由以外からのコンバージョン達成は珍しくありません。


 それらをクライアントの事情に合わせて、アドバイスできるように、私自身も日々、研究、分析していきたいと思っています。


 夏休みシリーズ以降、真面目な話が多いので、ご不満の方も多いかもしれませんが(^^)、ネタ記事はまた書きますので、しばらくお待ち下さい。


 


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2010年09月15日

SEO対策ブログのその後を追う

 私のこの「SEMアドバイザーの揺さBrain!」(揺さぶれ)に皆さん、そろそろ馴染んでいただけた頃かと思いますが、その前に長々と真面目に続けていたSEO対策ブログの状況とか気になりませんか?


 私は気になったのです。そう言えば、最近、あまりデータの動きを見ていないなと・・・。


 そして、気づいてチェックをしてみると、検索エンジンごとの明らかなる癖が出ていましたので、ご報告させて頂きます。



<検証ブログ>

 SEMアドバイザーのSEO対策ブログ



<データ期間>

 2010年3月16日〜2010年9月13日

*3月16日は揺さBrain!の開始日です。



<インデックス状況>

SEO対策ブログのインデックス数の推移



 Googleは更新をやめた後、ゆっくりと下り坂のような曲線を描きつつ、インデックスを減らしています。


 Yahoo!はGoogleほどの減少はありません。Bingは何と坂道を登る曲線です。これはインデックスが遅いBingらしい結果ですね。


 各検索エンジンの癖がよく出ている結果だと思います。


 SEO対策ブログを知らない方のために、補足として書いておきますが、私が約2年ほど、真面目に書いていたブログです!



<アクセス数>

 こちらは非公開ですので、数は出しませんが、Googleのインデックス数は減少しているものの、自然検索でのアクセス数はほとんど変わっていません。そういう意味ではGoogleのインデックス数の減少の影響はほとんど出ていません。そもそもこのブログにアクセスする方は、マニアックなキーワードが多い事もあり、検索エンジン経由だけで見ると、Google経由がメイン(検証期間では85%!)です。



<とあるキーワードでの順位変遷>

 二つほど、キーワードをサンプルであげて、ランク推移をご紹介いたします。


・「SEO対策 ブログ」でのランク推移

「SEO対策 ブログ」でのランク推移



 グラフを見ての通り、Googleでは現在も上位です。9月13日時点では9位にあります。Yahoo!では不安定ですね。そして、Bingではインデックスの増加につられるかのように、9月13日はGoogleと同じく9位です。


 しかし、参考までに9月13日時点でのランクインページをグラフの下に表示しましたが、Bingは「ブランドガード」の記事ページです・・・。Bing、頑張れ!


・「孔子 名言」でのランク推移

「孔子の名言」でのランク推移



 このキーワードを見て、「あれか〜、懐かしい」と思った方は通です。SEMアドバイザーのブログ通として認定しましょう。


 分からない方もいると思いますのでご説明しますと、GoogleのQDFの効果を見るために、ある日に人気の出ていたキーワードをそのまま記事にした時に使ったキーワードの組み合わせです(QDFの意味などは下記記事に書いております)。

 参照記事:孔子の名言〜GoogleのQDF実験(200/9/28)


 こちらの状況を見ると、Googleでは9月13日時点で21位。Yahoo!はグンと落ちこみ、Bingは300位圏外です。


 なお、こちらもランクインページを見てみると・・・。Yahoo!のみ2010年1月13日に書いた記事「GoogleのQDFはアフィリエイトに向いています」となっています。


 この「孔子 名言」実験について触れている記事となっています(詳しくはご覧下さい)。


 ちなみに、こんな状況のBingですが最高位は14位(2009/12/18・・・該当記事の執筆は2009/9/28)となっています。Googleは最高位5位、Yahoo!は最高位22位です。



 と、いろいろなデータを紹介しましたが、後はここから自由に読み取って下さい^^



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posted by SEMアドバイザー at 09:00 | Comment(0) | SEO






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