2010年10月01日

情報商材のSEOは徹底的

 情報商材について調べていると(別に買うつもりではなく調査です^^)、その徹底したSEO施策にはいつも驚かされます。


 情報商材の場合、いかに買ってもらうか?というのを前提にコンテンツを考えるわけですが、情報商材には当然の事ながら、ネガティブキーワードでの検索が多くあるわけです。

ネガティブキーワードでの検索



 それは、情報商材を買おうか迷っている方がセットにして調べる事が多いものだからです。


 SEO関連の情報商材でも有名な(というか、いつも広告バナーが出ている)ものがありますが、とにかくサテライトサイトの徹底ぶりは、真似できない(したくない?)程の数、存在します。


 なんと言っても、普通のサイトと違うのは、ネガティブキーワードを自分で、ほぼおさえている所が特徴的でしょう。


 「情報商材名+2ちゃんねる」

 「情報商材名+悪評」



 などで検索すると、そういうサイトが既に作られているのを見つけられるはずです。普通に使われる「評判」や「評価」、「口コミ」などとの複合キーワードはもとよりです。


 普通の企業がそのキーワードをタイトルとしたものを作る事は考えにくいわけですが、情報商材では、かなり重要な位置づけのキーワードなわけです。

お宝キーワード



 それらのサイトの中身の良し悪しは別としまして、検索ニーズのある所に網をはり、ネガティブなキーワードのサイトも含め、自ら作るという姿勢そのものは戦略的には正しいのかもしれません。


 SEOの基本は、想定されるユーザーの検索キーワードを徹底的に掘り起こし、コンテンツを考えるというものです。


 なお、タイトルはそういうネガティブなものですが、中身を見ると、その情報商材を褒めているものです。自分で悪評を書くわけはないですからね。タイトルはネガティブでも、中身は上手に褒める方向に持っていくわけです。


 ネガティブなキーワードのタイトルを持ったサイトであるがゆえに、かえってクリックされやすいというおまけつきです。これは人間心理を考えれば分かるでしょう。ネガティブな情報を知りたがる方は多いものです。


 情報商材の場合には、ある意味、必須のサテライトサイトと言えるかもしれませんね・・・。


 SEO戦略の一つの形として考えれば、こういうサテライトサイトの作り方は参考になるかと思います(キーワードの掘り起こしという意味での参考ですよ!)。


 とはいえ、一般企業は「悪評」つきのキーワードでサイトを自ら作る事にならないようにするのがベストだとは思います^^。



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2010年09月30日

SEOの営業電話をする方に求めるポイント

 今回は少しだけ趣向を変えまして、「SEOの営業電話をする方に求める事」という話を書いてみたいと思います。

営業電話のポイント



 私は現在の仕事をする前、広報畑に長くおりましたが、本当に毎日のように各種営業の電話がかかってきました。


 営業に関しては、電話、飛込み両方あるのですが、まず、飛込みについて言うと、学校という事もあり、駅看板の営業と印刷関係が特に多くありました。


 そして、電話営業。こちらは印刷関係は同じく多かったのですが、SEO関連(そして「J○○○○」)は特に多くありました。


 しかし、残念ながら、営業の方にほとんど「SEO」の知識がない事が分かるのです。完全にマニュアルに添って話しているだけで、何の深みもなく、「SEOやって上位にあげませんか?」と言うだけなわけです。


 ひどい場合には、何か質問をすると、毎回のように「少々お待ち下さい」と、保留にする始末。何にも答えられないのに電話をしてこないでくれと、何度思ったことかしれません。


 流石にそんな怪しい営業でお願いするわけもなく、お断りしていました。

営業も勉強しましょう




 そして、本題。特にSEOを電話営業する方は、以下の点は電話を受ける広報担当からすれば、重要なポイントだと思います(と、広報時代に営業を受けて感じた私の考えを書いてみます)。



1.どんなキーワードで検索して電話をかけてきたのか?

→順位が低いと思ったそもそものキーワードを必ず教えて下さい。営業の方が検索に用いたキーワードを聞けば、業界をきちんと理解しようと努力して電話をしているのかどうかは、すぐに判断できます。何気に多いのは、検索もせずに電話をしてきて、既に1位にあるキーワードで売り込んでくるケース。評判を落とすだけですので、これはやめた方が良いでしょう。

何のキーワードで検索?



2.どういうSEO施策をするのか?

→あいまいな説明でごまかすのはやめましょう。広報担当は分からない分野の事でも、誤魔化されているかどうかは、判断できます。


3.リンク販売なら、どういうリンクをつけるかのリンク元サイトの提示(一部で構いません)をして下さい。

→それは全て秘密です、という会社がありますが、リンクを販売するなら、一部でも教えてもらえなければ、判断できません。また、契約後もリンク元は秘密の会社がたまにありますが、どんな商品か分からずに商品を買えと言っている理不尽に気づかないといけません。「IP分散だから安心です」等、それが安心とどうつながるのか意味不明です。


4.リスクの説明をして下さい。

→これは必須です。リスクは聞かなければ説明しないところがほとんどです。良い事しか言わないところは信用できません。

リスク説明は必須



5.明確な料金体系を教えて下さい。


6.効果が出るまでの期間の目安を教えて下さい。

→早く結果を出して欲しいというよりも、私の場合には、誠実な回答を期待していました。


7.難しい言葉で誤魔化さない

→専門用語を使うのは格好良くも何ともなく、分かりにくいだけだという事を理解しなくてはいけません。その時点で営業の仕方を間違えているとよく感じます。


8.断ったらすぐに引き下がって欲しい

→しつこく営業トークをすれば、何とかなると思わないで欲しいです。はっきり言って、断った時点で、もう興味ないのです。特に今は、すぐにつぶやかれますので、評判を落とさないように丁寧に引き下がるのもプロの営業だと思います。


9.資料をPDFで送りますと言わないで欲しい

→なぜ、営業資料をこちらで印刷してまで見ないといけないのか分かりません。こちら(広報担当者)がお願いしているのならもちろん構いませんが、印刷したものを送付してくるのが筋だと感じます。但し、これは個人的な見解なので意見は分かれるかと思います。


10.会社名を名乗らずに電話してこないで欲しい

→会社名も名乗らずに、広報担当をいきなり呼び出す時点で、信用できません。名乗れない程、怪しい会社なんですよね?って思われるだけです。ちなみに、私は会社名を聞いたら、その場で電話を受けつつ、目の前のPCでサイトを検索していました。


11.出来もしない順位保証をしないで欲しい

→言うまでもなく、保証できる方はどこにもいません。

順位保証は無理




 11個ほど(中途半端!)思いつきの内容を上げさせていただきましたが、他にもいろいろとあると思います。SEOの営業をされる会社は、こういう気持ちで電話営業を受けている広報担当もいるって事は忘れないで下さい。


 とにかく、丁寧で誠実な電話を心がけていれば、良いこともあるかもしれません。・・・って別に応援しているわけではありませんが、業務は異なれど、同じ業界にいるわけですから、SEOの悪いイメージを少しでも払拭するために、お互いが気をつけなければいけないわけです。




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posted by SEMアドバイザー at 09:00 | Comment(0) | SEO

2010年09月29日

ブログに見るアクセス時間帯の変化

 今回の記事では、2009年の8月のSEO対策ブログと2010年8月の揺さBrain!(揺さぶれ)の時間帯別のアクセスの変化をご紹介してみたいと思います。



<検証期間>

 SEO対策ブログ・・・2009年8月

 揺さBrain!・・・2010年8月



<グラフについて>

 それぞれのブログのアクセス時間帯の相対的な変化を見ていただくため、メモリの単位は同一ではありません。



<SEMアドバイザーのSEO対策ブログ−2009年8月>

SEO対策ブログのアクセス時間帯




<SEMアドバイザーの揺さBrain!−2010年8月>

SEMアドバイザーの揺さBrain!のアクセス時間帯



<所感>

 いろいろと感じるところはあると思いますが、事実として大きく変わったのは、やはりTwitterなどのソーシャルメディア経由でのアクセスが大幅に増えた点だと言えます。


 昨日、いつもは9時少し過ぎた頃に、私はブログ更新のつぶやきをしているのですが、あえて、遅らせました。


 すると、予想通り、いつもよりアクセスの出だしが遅くなり、9時半過ぎにつぶやいたところ、アクセスが急に増えだしました。


 この揺さBrain!になってからは、毎日9時更新をしているため、2010年のグラフを見ると、9時を最大にして、アクセス数が時間の経過に併せて綺麗に減少しているのが分かると思います。


 それに引き換え、2009年のSEO対策ブログでは、午前中が多いとは言え、比較的、それぞれの時間帯にアクセスがばらついています


 これは晴練雨読などからの流入がメインだったからとも言えます。


 ここ数ヶ月でTwitterの利用者は飛躍的に伸び、また、アカウント数の増加以上に、利用されるようになってきました


 アクセスの流れは大きく変わってきており、またアクセスの時間帯にもこのグラフのように、大きく影響を及ぼしております。


 これらから、何を感じるかはご想像にお任せいたします。また、この流れをもとに、こういう戦略を立ててはどうかなどのアイデアも出るかもしれません。


 是非、自社コンテンツでも、昨年と今年ではアクセスの時間帯に変化がないか、調べてみると良いでしょう。


 例えば、効果的な更新時間は何時なのか?なども、アクセスの時間帯から計算した方が、より効果的であると言えるわけです。



 なお、実際にはブログやジャンルのカテゴリによって、アクセスの時間帯は大きく変わります。例えば、私の実験用の就職関連のサイトでは、夜中のアクセスが圧倒的に多くなっています。


<参考:就職サイト>

就職サイト



 まさに、利用者層が異なると、ここまで違うというデータですね。自社サイトのユーザー層の利用時間帯を確認する事は大事です。是非、そのデータを元に、いろいろと考えてみると良いでしょう。


 就職関連サイトがなぜ、このようなアクセスの状況なのかを考えてみると、面白いと思いますよ。



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2010年09月28日

SEOで求められるコンテンツの充実とは?

 コンテンツの充実が必要って、私もよく言いますし、他の方もよく言いますが、実際のところ、どの程度?と思う方も多いと思われます。


 ただ、最近思うのは、SEOが前提としてのコンテンツの充実という考えだと、何か方向性が違うような違和感も感じます。

コンテンツの充実



 もちろん、私はロングテールSEOも含め、今後のSEOにはコンテンツの充実は欠かせないと思っていますし、アドバイスとしても、言い続けると思います。


 しかし、考えるべきは、やっぱりユーザーなのです。


 昨日の記事ではありませんが、検索という行動は、目的がそれほど明確でない方も含めて、何かを探しているわけです。


 最近の自分自身の検索行動をここで振り返ってみると、上位から順に情報を調べていき、その情報を順番に継ぎ足していっている感があります。


 最初に見たサイトが十分な情報を提供していても、とりあえず、さらなる「ネタ」がないか(最初に見たサイトの情報が全てなのか?)、確認程度に他のサイトも見ているような感じですね。


 そして、最終的に自分で検索した結果、継ぎ足していった情報が満足の行く内容になると、最も分かりやすかった所に戻っている事が多い気がします(あくまで私の動きです)。

情報に納得



 同じキーワードに対する答えであっても、他にはない情報があると、SEO上も有利になる事は間違いありません。


 ただ、他にはない情報があるとロングテールでひっかかるかもという事で、何でもかんでも無理やり詰め込むと、今度は読みにくい情報になってしまいます。


 Webサイトの情報は多すぎても、情報の見せ方が悪いと読む気がしなくなり、少なすぎると、全く読む気がしなかったりもします。そして、その判断は着地してほんの数秒なわけです。

サイトを瞬間に判断



 既に、今や既存のキーワードについては、情報が山のようにあります。そこに挑むのであれば、別の視点なりをユーザーに感じさせる必要があります。


 SEOで求められるコンテンツとは、ユーザーにも求められる、あるいは、違った視点を感じさせられるものであるべきかなと、個人的には思います。


 まあ、それがなかなか簡単なものではないわけですが・・・。後はアナログな発想で頑張るという事で!


 結局は人間は100%アナログな生き物であって、デジタルじゃ片付かないわけで・・・。




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2010年09月27日

ブログSEOは新鮮な「疑問」を書くとアクセスアップに効果的

 今回は、「ブログSEOは新鮮な「疑問」を書くとアクセスに効果的」について実際のデータ付きでご紹介いたします。


 先日、とある商品についての記事を実験ブログにて書きました。その商品の構成などの簡単な説明を含めての紹介記事のようなものです。


 その記事を書いたのは9月19日。


 そして、Googleにすぐにインデックスされ、2日後に、その記事内に含まれるあるキーワードでのアクセスが増えてきました。


 実は、そのキーワードについては私も記事を書く時点で詳しくなかったため、検索をしたのですが、詳細を書いたものが存在していませんでした。そのため、私も簡単に説明するにとどめていました。


 しかし、ニーズがあると分かったら別ですね^^。


 そのキーワードをタイトルにうまく取り入れた記事を9月21日に追加しました。


 今回の記事に限らず、アクセスが増えたキーワードが出た場合には、そのキーワードの詳細記事を意識して追加するようにしています。


 すると、アクセスがグラフの通り、急増しました。

アクセスグラフ



 実際には普段の倍以上の数値までアクセスが伸びたわけです(とりあえず1→3とかのレベルではありません^^)。


 今回の記事では何を伝えたいかと申しますと、自分が疑問に思う事は、他の誰かも疑問に思っているかもしれないという事なのです。


 自分が調べて、満足のいく情報が存在しない場合には、自分が関連ブログを運営しているのであれば、納得のいくような情報を書くことで、アクセスにすぐにつながる事もあるという事です。

疑問はすぐに記事に



 実際に、このアクセス増加で、この実験ブログが目的とするコンバージョンにつながりました。


 プチQDF(Query Deserves Freshness)に乗っかっているような印象を、個人的には感じました。まあ、プチ程度です(やや話題程度なので、QDFというよりも、他に競合コンテンツがほとんどなかったとも言えます^^;)。


 そのおかげもあり、該当のキーワードでの順位はGoogleで1位になっているようです(アクセスが飛躍的に増えたので、ランクを調べたら1位にあったというのが事実ですけど^^;)。


 自分ではアクセスにつながらないと思っているようなキーワードでも、実際にコンバージョンに直結するようなキーワードである可能性があります。


 特に新しい単語の場合、キーワードの過去の検索傾向なども存在しないため、書いてみないと分からないものも多くあります。


 まずは、「疑問」に思ったら、徹底的に調べて、自分が記事に刷るという事をお勧めします。


 アクセスアップに役立つと思います。


 なお、今回、アクセスアップに貢献したのはもちろん「Google」だけです。他の検索エンジンは、この記事がある事にも気づいていない様子・・・。


 そして、忘れてはいけないのは、日々のアクセスはこのブログ全体で集めたアクセスであるのに対し、今回増えた分は、このキーワードだけの力だと言う事です。


 たった一つのキーワードでも、時を得れば、アクセスに即座につながるわけです。



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