
但し、あくまでニーズが少なくともあるキーワードについてですね。既に競合がありすぎるキーワードばかりを狙うのでは、ロングテールSEOという戦略においては、無駄な労力に繋がる事も多々あります。
言うまでもなく、全力で仕掛けないといけないキーワードを、適当なページで狙うなどは無理があるとしか言えないからです。競合サイトはそのビックキーワードに対し、相当な労力をさいているわけです。
コンテンツを増やす事は必ずしもSEO上の正解ではない
さて、話がそれましたが、今回のテーマである「コンテンツを増やす事が目的のコンテンツ追加に意味はない」について話をしたいと思います。
コンテンツを増やす時に、そのニーズをきちんと把握していれば、徐々にではありますが、それぞれのコンテンツページが効果を発揮するようになってきます。
そして、実際にアクセスに繋がって行くでしょう。しかし、ここで誤解をして欲しくないのは、いつもお伝えしているように、アクセスを増やす事だけが目的ではないという事です。
次に続く導線が大事
アクセスに繋がるロングテールキーワードでアクセスを増やしたとします。しかし、大事なのはそのコアなキーワードで集めた後の、導線なのです。
ここでブログの話をしますが、ブログの場合、直接、目的である最終地点(=読みたい記事)にたどり着く事がほとんどです。たいていどのルートを通っても、ランディングページはいきなり最終目的地です。

そして、その後、ほとんど他のページを見ないで、離脱する事がほとんどです。これはブログの特性上仕方のない事であり、ブログのページビューが少ないからといって、嘆き悲しむことはないでしょう。
なぜ、ブログを例にしたかと申しますと、コアなキーワードでのアクセスの場合、そのページがユーザーの興味のゴール地点である事も多いからです。その点ではロングテールSEOは、ブログに似ている部分もあると言えなくはありません。コアだからこそ、そのページが提示されているわけです。
通常のサイトの場合、トップページにまず入り、そこからコンテンツを選択し、その先々で興味のある事に「気づかされ」サイトについての理解を深めていくものです。
ロングテールSEOを狙う時のコンテンツの追加は、そこがユーザーが求めるゴールである可能性が高いがゆえに、導線は普通以上に気をつける必要があるのです。
そのコンテンツは本当に必要なのか?
アクセスを集めるのだけが目的であれば、どんなコンテンツを時間をかけて追加しても構いませんが、通常は何らかの目的があって、コンテンツの追加を意識するわけです。
例えば、ブログが公式サイトへの誘導が目的であれば、公式サイトへの期待を抱かされるような内容である必要があります。
言い方を変えれば、テレビで言う所の「続きはWebで」に近い印象を与える必要があるわけです。
何となく増やすのではなく、ニーズを確かめ、そして、目的に繋がるような位置づけでのコンテンツの制作、そして、コンバージョンへの道筋(次へ進むための道)を照らし出す事が大事だと言う事なのです。

実際に、ページを増やしても、アクセスは増えているけども、コンバージョンに結びついていない場合には、その点を疑ってみて下さい。早いうちに意識を切り替えることで、効果は出てくるはずです。
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