2010年12月01日

利用ブラウザはSEO以前に重視!

 今回は利用ブラウザの話です。どんなにSEOを頑張っても自社サイトの利用ユーザーのブラウザを無視していては意味がありません。たまに、HP制作会社にも関わらず、複数のブラウザでのチェックを怠っている所もあり気をつけないといけない点です。


ユーザーによりブラウザは大きく違う


 正直、業種で相当利用ブラウザは異なります。この揺さBrain!(揺さぶれ)のようなブログの場合、元々複数ブラウザ使いの方が多いため、万が一、あるブラウザで見られなくても、他でチャレンジしてくれる「優しい」方々が多く感じますが、一般の方はブラウザは通常一つと考える方が自然でしょう。


 以前も、ご紹介した事があるこのテーマ、ここ最近の状況を見ていきましょう。各データは検証サイトの10月1ヶ月間のデータです。


ユーザー層に学生が多いサイトの利用ブラウザ



 学生層がユーザーに多いサイトの10月のブラウザ状況を見てみましょう。

学生層のブラウザ1



 圧倒的にInternet Explorerの勝利です。そして、IEが優位となれば、無視できないのがバージョン情報ですね。IE6.0が少なくなっている事を祈りつつ見てみると・・・

学生層のブラウザ2



 もう、悲鳴です!IE6.0のしぶとさと言ったら、驚愕です。ちなみにこのサイトの1年前(2009年10月分)は以下の通りです。

学生層のブラウザ3



 これを見ると、IE8.0の健闘が伺えますので、少し光が見えてきたような気もしないでもありません。


SEMアドバイザーの揺さBrain!(揺さぶれ)ユーザー層のブラウザ


 笑ってはいけませんが、正直、一般ユーザーとのあまりの差に驚いてしまいますね。

揺さBrain!ユーザーのブラウザ1



 でました。Firefoxが堂々の1位です!IEが28.27%しかないのが面白いですね。さすがコアな方が多い業界です。こちらもIEユーザーは少ないですが、バージョンを見てみたいと思います。

揺さBrain!ユーザーのブラウザ2



 それでも、6.0のユーザーがIE利用者のうち10%程度いるのですね。もう変えましょう!いや、変えて下さい、お願いします!


ユーザー層に社会人が多いサイトの利用ブラウザ


 社会人をメインとした年齢層がユーザーに多いサイトの状況です。
 
社会人層のブラウザ1



 やはり、Internet Explorer強しですね。これが世の中の常識なわけです。そして、IEのバージョンはこちら(今年の10月)。

社会人層のブラウザ2



私的結論


 まとめに入りますが、Internet Explorerは圧倒的な強さですし、IEのバージョン6.0も、まだまだ無視できないブラウザであるため、制作側の都合で、IE6.0を無視したプログラムを組むのは時期尚早と言えるかと思います。


 しかし、揺さBrain!ユーザー・・・、極端すぎます^^;。



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2010年11月30日

Web関連セミナーで感じた事

 先日、教育関係のセミナーにてWeb関連のテーマで講演をさせて頂きました。その時に感じた事などを記事にしたいと思います。感じた事がいろいろありましたので、話がポンポン飛びます事、予めご了承下さい。


SEOはまだまだ無名のキーワード


 このブログを読まれている方や、私にとっては「SEO」や「アクセス解析」というキーワードは、聞かない(読まない)日がないくらいにメジャーなキーワードなわけですが、世の中はまだまだそうでもないようです。

有名なキーワード



 セミナー中に自己紹介を兼ねて、SEOをご存知の方はという事で挙手をお願いしたのですが、結果はというと、その言葉をご存知の方は半分もおりませんでした。


 教育関係(今回は中高)ですので、実際にはホームページへのアクセスは、学校名でのアクセスが多いのは容易に想像がつきますが、それでも、もう少しSEOというキーワードは知られていると思っていました。


アクセス解析もまだ、遠い世界?


 これは教育関係に限った事ではないのですが、多くのWebサイトのうち、アクセス解析コードを入れているサイトというのは、想像以上に少ないと感じています。


 私のブログを読まれている方などは入れていると思いますが、一般的なサイトを見ると、アクセス解析コードを入れていないサイトを普通に見かけます。


 今回のセミナーでもGoogle Analyticsの存在をご存知の方は少数でしたし、アクセス解析をしていない学校の方が多いようでした。私たちから見れば、アクセス解析データのないサイトの改善案は出しにくいものです。もちろん、経験からの改善案は出せますが、あくまで主観的な意見がメインになってしまいます。


決め手は現場な業界である


 私自身、教育現場の広報として長らく過ごしていましたので、これらの事は実際にはよく分かる話なのです。SEOやアクセス解析などよりも、現場の生徒対応を中心に回りますので、仕方のないことだと感じます。その重要性を意識する前の段階というわけです。また、この業界は通販などとは違いますので、実際の人が直接介在する事になります(カートに「入学」と入れるわけではないという事です)。

人が介在



 そういう事もあり、今回のセミナーでも私は「結局、最後は人です」で締めさせていただいたのですが、学校は、どんなにWebサイトが優れていても、そして学校案内パンフレットが感動するレベルのものであっても、現場の対応が一人でも悪ければ、Webの世界で言う所のコンバージョンにはたどり着きにくくなります(とはいえ、最近は地方の方など、パンフレットだけで決めてしまう方が想像以上に多くなっていますが・・・)。


 例えば、学校のイベントに来た時に対応した担当者が何となく嫌いや、校舎見学の時に見た在校生が何となく怖く感じたなど、どんなにそれまでに提供したイメージが良くても、一瞬で覆されます。

何となく嫌い



ギャップがあってはいけない世界


 ここ最近、教育業界で大事なポイントとして、一番良いのはそれぞれの広報媒体間のギャップが少ない事を伝えています。


 Webサイトと広報制作物、そして現場から受ける印象のギャップが少ない事が大切だと伝えています。Webサイトがイメージ先行で素晴らしすぎると、実際の学校にも、とても大きな期待を寄せられてしまいます。


 もちろん、それらの印象が悪すぎれば、学校を見学したいという気持ちも減少してしまうため、適度で正直なサイト運営が必要だと思っています。


 あまりに素敵なWebサイトを作ったせいで、実際の学校を見て、がっかりという話はよくある話です。そのせいで、入学意欲が下がるわけです。


 教育業界の場合、現実がずば抜けて良いのは好ましい話ですが、Webサイトなどの広報関連媒体ばかりに力が入りすぎるのは、かえって逆効果になるケースもあるので注意が必要です。


 今回のセミナーにあたり、多くのWebサイトをチェックし、さらにその思いを強くしました。


 ・・・と、いうわけで、感じた事をいろいろと書かせて頂きました。



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2010年11月25日

SEOはアクセス解析に出て来ないキーワードを拾え

 今回のテーマは「SEOはアクセス解析に出て来ないキーワードを拾え」です。アクセス解析で見る事が出来るキーワードについて、ちょっとだけ考えてみましょう。


そこにあるキーワードは何故あるか?


 アクセス解析でキーワードに表示されるものは、少なくとも、そのキーワードを使ってアクセスをしてきた人がいるという事を意味します。その数が多い、少ないは別として、そのキーワードで貴方のサイトが検索される理由(ニーズなど)があったからこそ、そのキーワードは表示されるわけです。

ニーズがあるから検索される



 アクセス数が多いものは、キーワードの人気と同時に、順位が高い位置にある事が想定されます。少なくとも、大事なキーワードと言えます。


数の少ないキーワードは気にする事はないか?


 アクセスに結びついたキーワードのうち、アクセスの元となった回数が少ないキーワードの扱いをどう考えているでしょうか?


 「数が少ない」という事は、考えられる理由として、以下のようなものがあります。


・ニーズがない(ニーズの山を越えている)

・キーワードが細かすぎる組み合わせパターン(文章など)

・これからのキーワードの予兆



 これ以外にもありますが、ここで気をつけないといけないのは、2番目と3番目です。2番目は、ビッグキーワードなどと違い、ユーザーのいわゆる「感情部分」を含んでいる可能性があるため、コンテンツの充実のヒントになりやすくなります。


 また、3番目ともかぶるのですが、既に過ぎ去った流行ではなく、これから大きくニーズが出て来る可能性があるキーワードの場合もあります。つまり、数が少ないものを無視してしまうと、将来的な損失に繋がる場合もあるという事です。

将来を見据える



見えないキーワードが大事


 さて、ここで大事なのが見えないキーワードです。アクセス解析で見えるキーワードは少なくとも、今現在あるコンテンツで、何とか、ユーザーが探す事ができる位置にあり、多少なりともアピールが出来ているとも言えます。


 SEOで大事なのは、「見えないキーワード」なのです。今、現在、アクセスがある程度確保出来ているとしても、それはまだ途上でしかありません。


 掘り起こしきれていないキーワードでニーズがあるもの(もちろん、こじつけではなく、関連したコンテンツであるもの)はあるはずです。

見えないキーワード



 ブログでもそうですが、たった一つ、それまでは存在していなかったキーワードについて言及するだけで、アクセス数に大きな変化を与える事が出来る場合もあるのです。


 参考記事:ブログSEOは新鮮な「疑問」を書くとアクセスアップに効果的


 アクセス解析には出てこないキーワードは、時には、それまでのアクセス数を倍増させる(あるいはそれ以上)事が出来る場合もあります。


 特にGoogle SEOの時代になれば、よりその重要性は高まると言えます。今あるコンテンツにあるキーワードだけを考えるのではなく、常に枝葉となるキーワードを意識して、コンテンツを補完していくと、アクセスアップにも繋がると思います。


 競合と同じようなコンテンツでは、いつまでたっても、現状を超えたとしても、それほど大きな前進をする事はないでしょう。




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2010年11月22日

サテライトサイトの意味が曖昧になってきた

 SEOで語られる事の多い、サテライトサイト。しかし、最近、このキーワードが示す意味が曖昧になって来ているように感じます。

サテライトサイトの意味が曖昧?



本来の意味のサテライトサイトとは?


 インターネット初期のサテライトサイトの意味は、今とはかなり意味合いが異なっていました。まず、公式サイトをたちあげて、それでは足りない情報や、補足するべき情報で公式サイトには入れにくい部分をサテライトサイトとして用意し、ユーザーの参考にしてもらうというのが基本だったわけです(さらにその前は複数運営するなどとは考えてもいなかった時代です)。

補助輪



 つまりは、関連テーマの補助的な内容のサイトがメインであったわけです。


SEOの隆盛とともに、サテライトサイトはバックリンク確保サイトに


 SEOが隆盛するにつれて、サテライトサイトの意味が、バックリンク確保のためのサイトという位置づけで考えられるケースも多くなってきました。


 評価を高めたいサイトのSEO効果をあげるため、自身で無関係なテーマのサイトやブログを量産し、そこからリンクを供給するというケースです。


サポートサイトへの勧め


 私一人が言っても何とかなるわけではないですが、SEO効果を高めるためのサテライトサイトというものと、実際にメインのサイトとの共存という意味で、それぞれが意味を持つサポートサイトで、分ける時が来たのではないか?と思っています。そういう私は、補助的なコンテンツサイトをサポートサイトとこっそり言っています。


 別にそれぞれの存在についてどうこうという記事ではありません。意味合いの異なる性質のものを同じ単語で認識されるのは、少し違うのではないか?と思っているわけです。

意味合いが異なる



 今までの名称を借りるのであれば、私のSEMアドバイザーのSEO対策ブログも、そしてこのSEMアドバイザーの揺さBrain!(揺さぶれ)も、サテライトサイトです。


 しかし、私のこのブログはご存知の通り、公式サイトでは表現できないものを、ブログとして運営しています。


 確かに、このブログから公式サイトへリンクをはっていますし、公式サイトからこのブログへもリンクをはっています。しかし、それぞれ、相互にサポートしあう関係の上でのリンク構築をしています。誰が見ても、このブログの記事の下にある公式サイトへのリンクがスパムなものだとは考えないでしょう(と、信じます^^;)。言うなれば、一つの導線に過ぎません。私の中では、公式サイトの内部リンクとほとんど変わらないと考えています。


 なお、サブディレクトリではなく、サブドメインでブログを運営しているのは、前にも書きましたように、ほとんどの方がサブディレクトリでブログを書いていますので、実験のために、サブドメインで運営をしているだけです。


スパム対策が強化される今


 と、いろいろ書いてきましたが、まあ、サテライトサイトと聞いて、イメージする内容は、それこそ、作成している方が何をやっているかで変わってくると思っています。


 きちんと全てを考えて作りこんでいる方、機械的にアフィリエイト目的だけで量産している方、いろいろあるでしょう。


 個人的にはそれらが、全て一般の方に、同じようなイメージを持たれるのはどうかなと考えています。


 ・・・などと、書きつつ、サテライトサイトなどという単語を知っていて、使っている方は、それこそ、そういう世界の方でしかないわけなので、一般に浸透などは一切していませんが^^;。


 とはいえ、なかなかニュアンスの難しい部分だなと・・・。



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2010年11月19日

Google SEOに特化したサイトへのYahoo!からのアクセスの変化

 こんな日も来るだろうと思って作っておいた、Google SEO特化型実験ブログが、ここに来てようやく日の目を見る事になりました(記事になる出番が来たという事です^^)


 今回の実験ブログは、とにかくコアな記事を書きまくり、Google経由ではそこそこのアクセスが取れているのですが、Yahoo!からは全くもってNGなブログです。そんなブログが今回ようやく記事として扱われる事になりました。


Yahoo!経由のアクセス数の変化


 まずはYahoo!経由のアクセス数の変化を見て行きましょう。

Yahoo!経由のアクセス数の変化



 これがYahoo!経由のアクセスの直近データです。元が少ないとは言うものの、明らかに変化が出ているのが分かります。数値にすると、Yahoo!経由のアクセス数は6.37倍へと跳ね上がりました(元が少ないのはそういうブログなのでご了承下さい^^;)。


 元々Yahoo!からもアクセスが多いサイトの場合、ここまではっきりしたデータが出ないため、参考になると思います。


全体のアクセス数の動き


 次に全体のアクセス数の動きを見て行きます。

全体のアクセス数の変化



 Yahoo!だけのデータでは分からなかったものが全体のデータにすると、アクセスアップの底上げがされた時期が何となく見えてきます。このグラフでは11月1日から目に見えて全体のアクセス数が増えています(特段のニュースがあるわけではありません)。


 もちろん、他のサイトではどうか分かりませんが、私のこのGoogle SEOに特化したサイトですと、この日を境に大きくアクセス数へ変化が現れているようです。Yahoo!のGoogle化だけが原因だとは言えませんが、大きな要素である事は確実でしょう。


 全体のアクセス数としては約1.57倍へと跳ね上がりました。


ユーザー層が違うのは確かですが・・・


 Yahoo!とGoogleではユーザー層は違います。私達のように、いろいろなブラウザを毎日駆使して、チェックするなどという物好きは、一般ユーザーにはいないでしょう。普通は「いつものブラウザ」を使うだけです。


 そして、検索傾向も、Yahoo!とGoogleでは、同じというわけではありません。それでも、このグラフのデータが表すように、今までは、Googleに特化していたブログなど、数値上の劇的な変化が起こる可能性があるという事です。


 現在も、全てのユーザー(及び全てのブラウザ)が移行しているわけではないため、この数値にはまだまだ変化が起こると考えています。


 Yahoo!特化型のサイトの数値をまだ細かく見ていませんが、機会があれば、そちらも記事にしたいと思います。



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