2010年12月30日

2011年はSEOよりもサイテーション戦略?

 本日は「2011年はSEOよりもサイテーション戦略?」について書かせて頂きます。


地域性のあるものの要は言及される事


 2011年は検索エンジン対策においては、一つの進化をする時代だと考えています。SEOは当然の事ながら、地域性のある商売については、サイテーション戦略が欠かせない時代となると考えています。


 サイテーションとは、他サイトなどで言及される事を指しますが、住所や電話番号、お店の名前など、特定できる要素がいかにして他のサイトやブログで言及されるかが鍵となってきます。

サイテーション



 今まではリンクというものを重要な物差しにしてきた検索エンジンでしたが、今後はリンクのあるなしに関わらず(もちろん、リンクされればさらに良いですが^^)、特定できる情報が記述される事さえも意味を持つようになってきます。


 そういう意味では地域性のある商売については、どうやったら自分のお店なりについて書いてもらえるかというのが大事な視点となると言えるでしょう。


 最近、メキメキ頭角を現してきた話題のMEO(マップエンジン最適化)などは、さらに2011年はニーズが出てくると思われます。


リンク+言及の時代へ?


 普通に考えれば、話題になるものが必ずしもリンクという形で表現されるわけではないわけです。そう考えると、このGoogleアルゴリズムの進化は歓迎するべきものだと言えます。


 今までの特定キーワードでのリンクという形から、評価の考え方が変わってきた(というか、進化した)という事です。

評価の仕方が複雑に



 とはいえ、リンクを受ける事の価値はもちろんなくならないわけです。人が他人に知らせたいものは、やはり、リンクという手法を使うのがWebでは一般的ですし、ユーザーにとっても利便性の高い方法だからです。


 そのため、外部的なSEO要素を物凄く簡単に言うならば、「良質なリンク+良質な言及」(←これが言いたかったのです)が検索エンジン対策として有効になってくると思います。


 もちろん、この言及要素も操作できないわけではありませんが、少なくとも今までよりも複雑な評価基準になるであろう事は間違いありません。


サイテーション戦略?


 前述した通り、2011年はサイテーション戦略という風潮や言葉が出てくると思います(そんなに派手には出てこないかもしれませんが^^;)。


 とはいえ、結局は「SMO」という事なんですよね。ソーシャルメディアに自然と話題がのるような形が出来れば、ブログなどでも言及される可能性が高くなるわけです。


 となると、いつもの記事のような形でまとまってしまうわけです(申しわけありません)。


 そう考えると、基本は全く変わらないわけです。


 企業がアイデアをしっかりと考えて、アイデアの着地点を多くの視点から想定し、口コミとなるようにするという事です。いくら予算を割いても、かけたコスト通りの効果が期待できるとはいえない時代です。


 広告要素(宣伝要素)が多ければ、ユーザーはそれを敏感に感じとり、その情報と距離を持とうとする可能性も高くなるわけです。


 今後は検索エンジンの順位も、より多くの、そして複雑な評価基準が入ってくると思います。それはGoogleが考える検索エンジン像に近付くための自然な形と言えるでしょう。




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2010年12月28日

SEOは言葉選びが本当に大事なのです

 今回は「SEOは言葉選びが本当に大事なのです」という事についてご紹介いたします。


言葉にはいろいろある


 SEO・・・というよりも、Webマーケティングをする上で、使用する「言葉」を選ぶという作業はとても重要な位置づけを持っています。


 今回は「キーワード」というと無機質に感じますので、あえて「言葉」とさせて頂きます。


 コンテンツに含むキーワードを選ぶ時に自分が知っている単語を組み合わせるだけの場合、どうしても「自分世代」中心の言葉になってしまう可能性があります。


 例えば、私達世代と若者世代では言葉が通じないものもあるなど、それは普段の生活でも実感している事と思います。


意識するべき言葉の種類


 Webマーケティングなどで意識するべき言葉にはいくつかの種類があります。例をあげるとすると、


 ・現在盛り上がっている言葉・・・競合が短期間に集中して存在し増え続けています。

 ・昔から使われている言葉・・・歴史のあるコンテンツで競合多数。

 ・今まさに盛り上がろうとしている言葉・・・狙い目の一つ。

 ・盛り上がっていない言葉・・・コンテンツに入れておくと優位性の確保の可能性大。

 ・旬が過ぎた言葉・・・リバイバルで検索される可能性あり。



 上記のようなパターンが例としてあげられます。SEOとして効果を発揮しやすいのが、3番目と4番目です。これはコンテンツ作成(ブログなら記事作成)のタイミングによっては、検索エンジンでの上位表示が可能です。


例えば書評なども好例


 書籍などは好例の一つと言えるでしょう。売れる事が分かっている本の場合、書評を書いても、アクセス増加に持っていくのは至難の業です。それは前評判の段階から、言及している記事が多く存在するからです。


 売れるかもしれない本を想定して、発売日初日に書評などを書くと、長い間、書籍名で上位を取る事が可能です。このブログでも何度か書評を書いていますが、他の実験ブログで書いている書評も、この当日すぐアップ作戦で、その後、一気にアクセスが加速するのを何度も体験しています。

書評データ



 このグラフはそのサンプルの一つですが、この手法を用いる事で、GoogleのQDFアルゴリズムなども関係し、一気にアクセスが普段の5倍程度まで伸びているのが分かると思います。この後も、本の宣伝がされるに従って、何度かグラフは上がったり下がったりを繰り返しています。


 SEOもこの点では同じと言えます。流行るかもしれない言葉を想定し、上手にコンテンツに組み込む事で、アクセスアップを見込めます。


ここで気になるあのキーワードを比較


 Googleトレンドで、ここ最近のSEO、SMO、LPOの3キーワードの検索傾向を調べてみました。下記のグラフでは「LPO」を基準(1.0)にしています(キーワード比較なので、こちらでは言葉という表現にしていません)。


<2008年の傾向>

2008年の3キーワードの比較


 SEOが406、SMOが2.0と、SEOの圧勝です。SMOやLPOという言葉が検索されだした年であるためですね。


<2009年の傾向>

2009年の3キーワードの比較


 SEOが45.0、SMOが2.0とSEO以外のキーワードの相対的な検索総数が増えてきた年と言えます。


<2010年の傾向>

2010年の3キーワードの比較


 まだ2010年は途中までのデータしかありませんが、SEOが39.4、SMOが0.8とLPOの相対的な検索総数が増えているようです。



 ついでに気になったこのアイドルグループの2010年の傾向を見てみました(という私はアイドルに詳しくありません^^;)。

アイドル2010年比較



 モーニング娘(正式名称:モーニング娘。)を基準(1.0)にしています。


 AKB48が9.60、KARAが2.80、少女時代が2.60となりました。

 
アイドル2009年比較



 2009年のデータと比べると、いかに今年はAKB48が強かったかが良く分かりますね。


 これからニーズのでる言葉を見つけるのは簡単な事はでありません。自分が言葉を作り出し、それを流行らせるか、あるいは、流行る言葉を探すかの二択です。


 貴方はどちらを選びますか?




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2010年12月22日

Googleは激戦キーワードでの短期決戦は向かない

 本日は「Googleは激戦キーワードでの短気決戦は向かない」について書きたいと思います。


激戦キーワードはGoogleでは時間がかかる


 今までのYahoo!とは違い、Googleアルゴリズム中心の時代となった今、ビッグキーワードでの短期決戦というのは難しいと言えます。

短気決戦は難しい



 小細工に引っかかりにくいのがGoogleであり、また、Googleはスパム手法の通報窓口(大人の対応で今回はリンクなしです!)も分かりやすくしているため(Yahoo!も最近分かりやすくなりましたが)、まだばれていないようなスパミーなテクニックで目立った動きをすると、競合から通報が入る可能性もあるからです。


 Google SEOが重要になってから、同業による通報合戦はより多くなってくると私自身は考えています。自社ランクを上げる方法として競合を落とすという方法もあるからです(とはいえ、難関キーワードでの上位は同じような背景がある可能性もありますが・・・)。


正面突破ではなく側面から攻める


 現在は昔のようにトップページだけで勝負する時代ではありません。それぞれのテールページがGoogleではモノを言う時が多くあります。それはある意味、後発でも戦いやすいとも言えます。


 また、テールページが力を持てば、自ずとサイト全体の検索エンジンからの評価もあがると言えるため、まずはビッグキーワードに注力するという正面突破戦略というよりも、正面を突破すると見せかけた、側面攻撃が効果を発揮します。

側面攻撃



 特に、テールページであれば、上手くはまれば、短時間で集客をする事も不可能ではないからです。そのため、今後、SEOを依頼するクライアント側も、ビッグキーワードだけに拘るのは、かえって遠回りをしている場合もあると考えた方が良いと思います。何でもそうですが、脇を固めているサイトは強いと言えます。


アクセスが少なくても、コンバージョンをあげる事を考える


 SEOというのは、テールワードであっても、ニーズがあり、競合が少ない所を狙っていれば、アクセスを急増させる可能性があります。分かりやすく言えば、どのサイトも言及していない内容であれば、検索エンジンは、ユーザーのニーズにあてはまるページを結果に出すしかないからです。


 既に、人気の業界では人気キーワードの競争は飽和状態の部分もあるため、今まで以上にコンテンツの中身を考える事に時間を割くことが重要になったとも言えます。


 同じようなキーワードであっても、切り口を変えるだけで、アクセス増加に繋がる事もあります。


上位を焦るなら、アイデアをひねる事


 上位を焦る理由は、アクセスを増やす事(そしてその先のコンバージョンアップに繋げる事)だと思います。


 それであるならば、今の時代、アイデアをひねり出す事で十分に(というよりも、十分以上に)代用が可能です。


 口コミの力は今後ますます強くなり、インターネット上での力はさらに強くなっていくでしょう。口コミをする時、人は自然に人に伝えようとします。それは、その情報が人に伝えるに相応しい内容だからです。


 そのためにも、アイデアをひねる力は、今後さらに企業側に求められる事なのです。


 SEOもSEMもSMOもLPOもそれぞれの力だけで何とかしようと思うのではなく、それぞれの相乗効果を最大限に発揮するように意識するのが大事だと思います。

相乗効果を最大限に



 ・・・というような、普通の記事は口コミされません^^;。



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2010年12月16日

Twitterのつぶやき効果時間の小さい検証結果

 人間の行動心理として「本当にそうなの?」と思う事は気になるものです。先日、こんな事がありました。


気になるつぶやきは即座に検索される?


 この記事を読むにあたり、心当たりのある方がいるかもしれないのですが(私のTwitterをフォローしている方のはずなので^^)、ここ最近、私のつぶやきで「え?本当に?」って思った方がいるはずなのです。


 その私のつぶやきは以下のようなものです。

昨日の揺さBrain!に「ガンダム 可能」でアクセスが!私が以前書いた、ネタのようでネタでない記事を読まれたようで^^


 このつぶやきを聞いて即座にGoogle(全員がGoogle^^;)で検索をされた方が7名おりました(ちなみに今日この記事を見て検索される方もいると思いますので、記事ネタにするかもしれませんので、検索アクションを起こした場合には出来ればクリックをしておいて下さい^^)。そういう私も、アクセス解析でこの「ガンダム 可能」というキーワードでのアクセスがあるのを見て、驚いたわけです。


 そもそも、何位というのがまず気になりました。何位に私の記事が存在して、クリックされたのかと。そして、その画像がこちらです。この記事は予約投稿ですので、記事がアップされる頃の順位は分かりません(こう書くとさらに検索したくなるものですよね^^)。

「ガンダム 可能」の検索結果



 今年の7月26日にネタ記事として書いた(でも真面目に書きました)「日本全国ガンダム作戦で経済復興できるのでは?」が6位に入っていました。


Twitterの持続時間は?


 実際、Twitterの効力というのは、つぶやく人にもよりますが、私のような一般人の場合はつぶやいてからほんの数分内に読まれるものだと思っていました。特に今回のつぶやきはRTされるような内容ではないため、私のフォロワーの方で「本当?」と思った方が即座に検索するわけです・・・と思っていました。


 で、調べてみました。このキーワードで検索した時間。


 このつぶやきをしたのが11時23分

つぶやきタイム



 Google Analyticsで調べたところ、なんと意外と大きくばらけていました。


 11時台・・・2名
 12時台・・・1名
 15時台・・・2名
 17時台・・・1名
 18時台・・・1名



 この結果には正直、意外な思いでした。リツィートされていないつぶやき(公式、非公式ともに)でもありましたが、意外にも過去に戻ってつぶやきのTLを読んでいる方が多いという事実でした。しかも、検索までしてくれているわけです。


 いつもはこんなネタキーワードについては私も細かくは調べないのですが、気になったので、わざわざカスタムレポートでチェックしてしまいました^^;。よく考えると、こういう特徴のあるキーワードの方が出所がはっきりしているため、つぶやきの効果時間をはかるためには分かりやすいわけです。


 というわけで、今回のケースの場合、11時台につぶやいたものが、約7時間の効力をもったわけです。


Twitterのつぶやきは意外と長旅だった


 正直、昔の感覚で、RTされなければ、つぶやいて3〜5分くらいしかつぶやきは読まれないと思っていましたが、実際にはそうでもない事が結果として分かりました。


 考えてみれば、私自身も夜、寝てから起きるまでのタイムラインは、ざっとではありますが起きてから読んでいます。つまり、自分に時間が出来た時にタイムラインを追っている方も何気に多いというわけです。


 こんなネタのような記事が皆さんのお役に立てるか分かりませんが、7名という少ないアクションではありますが、この少人数でもこれだけ検索時間がばらけるという結果が出てましたので、参考までに記事にさせていただきました。




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2010年12月10日

SEO施策の事前説明次第でクライアントの気持ちは変わる

 今回のテーマは「SEO施策のは事前説明次第でクライアントの気持ちは変わる」です。


SEOの営業時に何を説明しますか?


 まずはクライアントになる前の段階の話です。SEOの営業の方、何を伝えていますでしょうか?良い事ばかり伝えてはいませんか?そんな、私が広報現役時代は、本当に耳障りの良いことばかりを耳元で囁いてくれました(まあ、電話なのでこういう言い方にしています^^;)。

耳障りの良い営業トーク



 当時は自分で1位にしていた事もあり、聞き流す程度でしたが、そのままの言葉だけを聞いて、契約していたらトラブルになっていたかもしれません。


事前に言っておくと安心できる事とは


 クライアント側からすれば、SEOを業者に依頼すれば、上昇一方のランキングを想像するでしょう。それはそれで当然ですし、私がクライアントの立場でも同じ事を考えると思います。

下降するランキング



 例えば、SEO施策を請け負う側が最初に以下の事を伝えているかどうかで、クライアントの安心感は大きく変わります。 *以下は例えばの説明です。


 「Googleは順位が安定しない事がありますので、ずっと上位にあったサイトが一時的に圏外になるケースも稀にございます」


 これを事前にクライアントに伝えている場合と、伝えていない場合とでは、クライアントの気持ちというのは大きく変わります。


 伝えるという事だけで言えば、ほんの数秒で済む話ですが、これを聞かない状態で、いきなりトップ10内にあったサイトが見えなくなったら、クライアントは相当不安になりますよね。


 しかし、事前にSEO施策をする方から説明を受けていれば、少なくとも、数日間は「待とう」と思ってくれるはずです。これがいわゆる信頼感の絆です。


SEOに限らず信頼感が全て


 SEOはデジタルな要素が多分にある仕事ですが、人間はアナログでモノを考える生き物ですので、そのようなちょっとした配慮があるだけで、心配材料も、安心材料となります。


 仮に圏外に落ちたとしても、事前に説明を受けていれば


 「これが、説明されていた状況なんだ!」


 と、ますます信頼をしてくれるかもしれません。

いきなり圏外



 これは一つのサンプルにしか過ぎませんが、アルゴリズムは日々調整が入れられるもののため、SEO施策をしているサイトが偶然その影響を受ける事は、普通に考えられる話です。


営業と施策者の差がない会社は強い


 これはもう、そのままなのですが、広報の現場にいたものとしても、強く言いたいところです。印刷関連などは特に、はっきりとこの点の重要性を感じるのですが、営業が実際の作業に精通していない事が多くありました。


 そのため質問に対する回答も曖昧だったりなのです。いわゆる「これをやりませんか」的な営業でしかないため、突っ込んだ内容を聞いても先に進まないわけです。

似合いますよ



 話をSEOに戻しますと、営業担当にしっかりとした社内SEOセミナーなどをやっている所は強いと思います(強いのと営業姿勢が良いかは別の話ではありますが・・・)。


 実際の施策内容をきちんと把握している営業にあたる事ができれば、クライアントとしても安心して任せる事が出来るでしょう。いずれにしても、事前にリスクの説明だけはきちんとしておいてほしいというのは、現場広報にいたものとしての意見です。


 まとめがSEOの営業のあり方みたいな話になってしまいましたが、事前説明をしっかりしておく事で、何かトラブルがあった時に、双方とも安心していられるものです(いろんな意味で・・・)。



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タグ:seo
posted by SEMアドバイザー at 09:00 | Comment(0) | SEO






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