もはやSEOが見据える範囲は昔のままではいけない
SEOという言葉が出始めた当時、SEOの目的は、ユーザーの検索キーワードでの各検索エンジン(当時は特にYahoo!)上位を目指すための施策を指すものでした。
今やGoogleアルゴリズムのシェアが大きくなり、それとともに、SEOの考え方も変えていく必要が出てきたと思っています。本当の意味での「検索エンジン最適化」という事です。
私はここ最近、データ記事の割合を減らし、精神論的な記事を積極的に書くようにしています。それは、SEOがそれほど即座に効果が出るものではない事(もちろん、出る事もありますが、Google下では今までよりはその確率は低いでしょう)、そして最終的な目的を考えれば、SEOだけで全てを完結させようとするのは、もはや時代が違うと感じているからです。
また、細かい施策をやる事で効果が出てくる時代から、大局的な視点からのSEO施策の方が、将来的にも有利だと考えるからです。

SEO関係者のやるべき業務範囲はどこまでか?
SEO業者の業務範囲はここ最近、多様化しているように感じます。以前であれば、かなり似通ったサービスをしている事が多かったわけですが(数やIP分散の勝負みたいな)、ここ最近は、いわゆるコンサル等にも力を入れてきているように感じます。
そのため、同じSEO業者とは言っても、考え方や施策内容、業務範囲はまちまちだと感じます(いつも書きますが、私はSEO業者ではありません)。
つまり、裏をかえせば大局を考えたサポートが必要とされている時代になったと言えます。そもそも、SEOなどはデフォルトで当たり前というHP制作会社も増えてきているのは良い事だと思います。

緊急事態のアドバイスもSEO受託者には必要
Googleメインの時代となった今、いついかなる時に緊急事態(サイトがいきなり圏外など)がおきてもおかしくはありません。

例えば、これはある追跡サイトの重要キーワードでの動きですが、6日間だけ順位があがっているのが分かります。このグラフだけを見ると、普段が低くて、一瞬だけあがっているように見えますが、実際は、他の期間も含めたグラフにすると、その逆である事が分かります。通常が高位にあるサイトで、今が落ちているという状態です。
Googleではこのような事は珍しくはない事ですので、そういう時の対応がすぐに出来るように、普段からクライアントに対し、様々なリスク対応策などもアドバイスしていると良いと思います。
安定が一番良い
なんだかんだ言っても、急激なアクセス増加は、もちろん歓迎するべき所ではありますが、私達が注意するべきは、急激なアクセスの減少という事態です。
そういう意味では、安定したアクセスを獲得出来ているのであれば、安心感は大きいと思います。何かの緊急事態が起こったとしても、大きなダメージを受けないような状況を作りこんでおく事は重要だと言う事です。
SMOしかり、PPCしかり、いつも書いている事ではありますが、緊急事態にも対応ができる体制を考えて備えておく事が本当の意味での、検索エンジン最適化なのではないかと思う次第です。
何はともあれ、検索エンジン「だけ」に命運を握られている時代だと言うのは怖いものです。リスク管理はし過ぎてもやりすぎという事はありません。
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