何かあってからのSEO施策?
まず、SEO施策で代表的な外部施策は言うまでもなく、リンクをつけることです。実際に順位が思うようにいかずに、あせるばかりに、リンクを購入し(しかも数が無駄に多いもの)、結局は何の効果も出ていないサイトも多いと思います。
特に今は、Yahoo!も含め、Googleアルゴリズム中心の世界ですので、Googleが評価しないようなリンクを順位が下がったからといって、とってつけても、それほどの効果は期待できません。
言い換えれば、リンクをつけて、必ず、即座に効果がでるという甘い期待はしない方が良いでしょう。SEOは基本、長い目で育てていくものだと考えるようにしましょう。一つの施策で永続的に効果がでるものなどは、そうそうありません。
放置ブログのランク推移例
まず、例として、あるブログのとあるキーワードでの推移グラフを紹介いたします。

このブログですが、最後の更新日は昨年の7月末です。記事は70記事程度まで(開始から最終記事まで約1年間継続)オリジナルのものを書いております。
更新をしなくなった後の方が順位が上がっている時期が長い気がするこのデータ。一つ言える事は、コピーサイトなどではないオリジナル記事のブログ(もちろん記事もある程度はしっかりと書いています)ので、見る方によっては、有益な情報が書いています。それが、現在のGoogleの方向性を表しているように感じます。
このブログについては、偶然かもしれませんが、Yahoo!との提携後の方がランクが平均的には良い位置にあるように見受けられます(一切更新はしていない時期です)。
今のGoogleは気まぐれ
前述のデータは放置ブログのものですが、同じく放置サイトでも、歴史のあるサイトの場合には安定感があるものが多く見受けられます。

これは歴史のあるサイトの結構大きなキーワードでのランク推移ですが、Bingは別としまして、全く更新していないにも関わらず(これも1年くらいしていません)、Googleでは安定感のある事が感じられます。
このサイトはいつ読んでも、参考になるコンテンツとなっています。歴史的な評価が強いという一つの例になると思います(10年以上のサイトです)。
Googleで落ちても、とりあえず待つ
今回は一つの例として出しているものですので、全く違う動きをするサイトはいくらでもあります。ただ、お伝えしたいのは、Googleの場合、日々アルゴリズムに手を加えているため、こちらが何の更新もせずに放置をしているものであっても、急にランクが上がる事はよくあります。
しかし、少なくとも、コピーサイトなどではない事が重要です。オリジナルの記事で、ユーザーが使う言葉(検索に使用する言葉)が効果的に使われているコンテンツは、他の実験サイトを見る限り、やはり強いと言えます。
私は、全ての実験ブログで記事を結構な数書いた上で、放置実験にするもの、継続実験をするもの等に振り分けています。
おそらく、いずれ来るであろう、パンダアップデートについては、落ちると対処をしないといけないと思われますが、少なくとも、それが導入されるまでであれば、急いでSEO施策(リンクをつける等)の手配をするよりも、1週間程度は様子を見る方が私は良いと思っています。
とはいうものの、焦る気持ちは分かります。何でもそうですが、情報を日々見ない方が安心して本業に打ち込める事もあるものです。ランクだけに頼らないマーケティングを考える事がより重要な時代になってきていると考えるべきだと私自身は思っています。
◆コンサルタントのご相談、その他のご依頼はSEMアドバイザーまでご相談下さい。売上げアップのアイデアだしまで幅広くサポートします。
◆公式facebookページ「SEMアドバイザーの揺さBrain!マニアック」でも様々なヒントを提供中!
◆マーケティングを鍛える疑問意識力で現実的なお題に挑戦!