2011年04月08日

気になる共通指示語のランクをチェック!

 今回のテーマは「気になる共通指示語のランクをチェック!」です。おそらく、SEOでもこのキーワードでの上位表示はかなり難しいと思われる世界ですが、そのキーワードの世界をご覧下さい。


 ランキングのチェック日付は2011年4月6日のものです。なお、今回、サンプルに使用しているキーワードは被リンクとして多いもの、内部リンクとして多いものをごちゃ混ぜにしております。


キーワード別上位サイト



★キーワード「こちら」のランキング

 誰もが使う共通指示語の筆頭です。1位を見ただけで、狙うのを諦めるというものですね。ある意味全てのサイトが無意識にSEOをしているというキーワードです。

キーワード「こちら」のランキング



★キーワード「ダウンロード」のランキング

 こちらも多いキーワードですね。サイト内にファイルのダウンロードがある場合に共通して使われる言葉です。

キーワード「ダウンロード」のランキング



★キーワード「pdf」のランキング

 PDFデータへのリンクには暗黙のルールとして「pdf」と入れるようになっていますので、このキーワードも激戦区です。「窓の杜」が強いと感じるランクですね。

キーワード「pdf」のランキング



★キーワード「home」のランキング

 トップページを示す時に使われるキーワードの一つとして君臨しているキーワードですね。4位にメイドカフェが入っているのが凄いの一言。

キーワード「home」のランキング



 ちなみに、これが「ホーム」になると、メイドカフェが3位に!

キーワード「ホーム」のランキング



★キーワード「top」のランキング

 「home」「ホーム」と並び、かなりの割合で使われるキーワードですね。

キーワード「top」のランキング



★キーワード「公式サイト」のランキング

 「公式サイト」は外部リンクとしても良く使われるものですので、難易度がかなり高いものと言えます。このキーワードはある意味、今のGoogleのアルゴリズムが垣間見えると思いませんか?

キーワード「公式サイト」のランキング



共通指示語から見えるもの


 今回の記事はネタっぽいですが、実際には真面目に書いています。いろいろな方が共通で使うキーワードでのランキングを見ると、アルゴリズムが見えやすくなるものです。


 SEOを研究する場合、自社サイトに関連するキーワードだけを見るというのも一つの方法ではありますが、いろいろな所で使われているようなキーワードでのランキングを見ると、「何故、このサイトが上位なのか?」と考えるヒントを多数得られる事になります。


 被リンクの状況なども含め、気になるものを調べてみると良いでしょう。


 なお、サイトタイトルの右にある緑のチェックはマカフィーの機能ですので、お気にせずに^^。






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2011年04月06日

サイトリンク経由のアクセスはどれくらいか?

 今回のテーマは「サイトリンク経由のアクセスはどれくらいか?」です。


会社名キーワードで何故このページへのアクセスが?


 アクセス解析データを見ると、たまにこういう事ってありませんか?


 「会社名」などのキーワードから想定外のページが閲覧開始ページとなっているケースです。


 このデータが意味する所は、いわゆるサイトリンクからのアクセスという可能性があります(下図は懐かしのSEO対策ブログのサイトリンク)。

SEO対策ブログのサイトリンク



 この例のように、会社名など「サイトリンク」が表示されるキーワードについては、ショートカットでそれらのコンテンツページへ直接アクセスがあるわけですが、細かくデータを見ていかないと、サイトリンク経由だと気づかない事も多いと思います。


実際にどれくらいクリックされているのか?


 今回、思いついた事もあり、検証サイトのデータを見てみる事にしました。サイトリンク経由のアクセスはどれくらいあるのだろうか?という事です。但し、サイトリンク経由というのを確定する事はできないため、あくまで、アナログな感覚でサイトリンク経由と思える数値を出している事をご了承下さい。ですので、完全なデータではありません。


 当然の事ながら、カテゴリが違えば、異なる結果になるでしょう。そのため、参考データです。


検証サイトについて


 今回の検証サイトは20〜40代くらいの方に多く利用されているサイトです。


 そのサイトについているサイトリンク(いつもは8つあるのですが、本記事時点では7つになっていました)に、企業名でのアクセスがどれくらいあるかを数えてみました。なお、サイトリンクの一つは会員ページでしたので、諸要因により、検証からはずしております。


 今回の検証では、ある一定期間を抽出しまして、その抽出データ期間を元に、それぞれのサイトリンクページへの企業名での流入数を調査したというわけです。


サイトリンク経由のアクセスのクリック率


 あくまで参考までにですが、こんな感じでした。

サイトリンクのクリック率



 この図にもありますように、サイトリンクが出るであろう、企業名キーワードを分母として、そのキーワードで各ページに流入している数を分子として割合を出しています。


 ちなみに、サイトリンクに出ているページは2位〜10位には出ていない事を(記事執筆時点)付け加えさせていただきます。


 また、サイトリンクは検証期間で完全に同じだったか?というと、それは微妙ですが、ほとんど変わっていないのは確認をしております。とはいえ、あくまでサイトリンクのクリック率の参考データの一つとしてお考え下さい。突っ込みどころ満載です^^;


 なお、この図の中にある割合は、前述の計算方法によるクリック率ですが、青数字は、上位のコンテンツでの各ページの順位を書いてみました。これを調べたのは、何か面白いデータが取れるかな?と思ったわけですが、人気のあるなし関係なく普通にサイトリンクに出ている事が分かると思います。


 なお、こちらのサイトはサイトリンクの操作(管理側でのブロックなど)を一切しておりません事も参考までに、追記しておきます。



 結論としては、このサイトで言えば、サイトリンクはそれほどクリックされていないという事ですね。


 95%以上の方がサイトリンクではなく、そのままメインのトップページへのリンクをクリックしていたという結果になりました。


 以前にも、このようなデータを取得しているものはあると思いますが、以前と今では、ユーザーのリテラシーも変わっているため、そういう意味での定点観測的なものとして、今後も思い出したらやってみようと思います。


 正直、当初の予定より、時間がかかりました・・・。






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2011年03月31日

あるPPPサイトの閉鎖までの状況データ

 今回は「あるPPPサイトの閉鎖までの状況データ」(追跡サイトの一つ)をご紹介します。PPPというのはPay Per Postの事で、分かりやすく言えば、報酬を支払ってブロガーに記事を書いてもらっているという事です。おそらく、こういうデータを公開するブログは少ないと思いますので、是非、こっそりご覧下さい^^。諸事情により情報をぼかしているところもありますが、ご了承下さい。


 なお、現在はアルゴリズムそのものが(特にYahoo!)変わっていますので、参考データとしてご覧下さい。


サンプルサイトの状況


 まず、このサイトについて、どのようなサイトかをご紹介します。

・美容系ECサイト(2010年6月初旬頃開設と思われます)

・2010年6月下旬に大手ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)に1,000件の記事広告を依頼

・記事内の2キーワード(潜在系・顕在系キーワード各一つ)からのリンクを指定

・サイトは2010年8月下旬頃に閉鎖



 上記の通り、開設してすぐに2つのキーワードからのリンクを含む記事執筆依頼を1,000件募集しました。潜在系キーワードについては、それ自身でSEOでランクアップしても効果は微妙なキーワード、顕在系は直球なキーワードです。


インデックス数の推移


 データは1,000件の記事依頼を出してからのものとなります事、予めご了承下さい。

インデックス数の推移



 グラフを見ての通りなのですが、どうやらPPPを依頼してから2ヶ月くらいで閉鎖してしまったようです。


被リンク数の推移


 1,000件の記事依頼をしているとはいえ、1日で記事が書かれるわけではありませんが、このサイトの場合、依頼後1ヶ月以内に記事が書かれているのが分かると思います。

被リンク数の推移


 Yahoo!(米)での確認では、現在も800以上の被リンクが残っています。


潜在系キーワードのランク推移


 潜在系キーワードでのランク推移を紹介いたします。Googleの最高位は11位ですが、瞬間風速的なものでした。Yahoo!は最高位289位です(Google化の前です)。

潜在系キーワードのランク推移



顕在系キーワードのランク推移


 顕在系キーワードのランク推移を紹介いたします。Googleの最高位は潜在系と同じく11位ですが、ほとんどが20位台以下となっています。また、Yahoo!は300位以内に入る事はありませんでした。今はYahoo!のアルゴリズムはGoogle化していますが、昨年のデータを見ると、懐かしい気がします。

顕在系キーワードのランク推移



このサイトの今


 現在、このサイトは空きドメインとして中に浮いている状態(jpドメイン)です。お問合せいただきましても、ドメインなどをお知らせできませんが、このように、お金をかけてもすぐに廃止してしまうのだなぁと、少し残念に思った次第です。


 今回のサイトは美容系という難しい分野です。数ヶ月で結果が出るわけもないのですが、それにしても素早い閉鎖の判断ですね。


 本記事では、追跡サイトのデータを参考までにご紹介しているものですので、このグラフから何を考えるかは皆さんにお任せいたします。







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2011年03月24日

虫眼鏡スパムでペナルティを受けたサイトの復活物語

 今回のテーマは「虫眼鏡スパムでペナルティを受けたサイトの復活物語」です。


復活のシナリオはいずこへ


 この記事を進める前に、先に謝罪しておきます。実は復活物語を書くために、複数のサイトを追いかけているのですが、私の追いかけているサイトは残念ながら一つも復活していません。


 虫眼鏡スパムは言うまでもなく、Yahoo!の虫眼鏡機能に意図的にキーワードを表示させるもので、随分前からYahoo!が「止めなさい」と言っていたのですが、ペナルティを与えずにいたため、多くの業者がやっていたスパムです。しかし、2010年12月中旬についにYahoo!はそのサービス業者にペナルティを課したわけです(下図が虫眼鏡部分)。

虫眼鏡



Yahoo!のペナルティ


 ご存知の方も多いと思いますが、Yahoo!が行なったペナルティはインデックス削除です。ちなみに、サブドメインは出てきます。siteコマンドで見ると、Googleでは普通に出てきますが、Yahoo!ではサブドメインが少々出てくるだけでメインのドメインは一切出てこなくなっています。


 実際、修正をすれば、もしかすると、2ヶ月程度で復活するのでは?と思っていたのですが、どうやら私の考えは甘かったようです。12月15日に消えたインデックスは3ヶ月以上経過した今も消えたままです。


 何よりも会社名でさえも検索できないというのは、痛いところでしょう。


虫眼鏡を止めた所と止めない所の違い


 実はこれについては皮肉な結果が出ています。Yahoo!は逆SEOや誹謗中傷対策というキーワードについても、一様にインデックス削除のペナルティを与えていますが、これを認めて、サービスから削除した所と残している所で、皮肉な結果が出ているのです。


 いずれも、会社名での検索ではYahoo!では表示されませんし、前述の全てのキーワードでは出てこないのですが、Googleの動きが全く異なるのです。


 当たり前と言えば、当たり前なのですが、ページを削除すればそのキーワードでの上位表示はGoogleではされなくなります。下のグラフはあるキーワードでの順位の推移です。


<Yahoo!のインデックス削除でサービスを見直した会社>

コンテンツを削除した会社のランク推移



 ご覧の通り、コンテンツ(サービス)を削除した事により、ランク外に飛んでいます。サービスがないので、消えるのは当たり前ですが、なんと、Bingの方が消すのが早いようです。これは意外な展開です。キーワードを書くと、どこか分かってしまいますので、その辺はぼかしています。


<Yahoo!のインデックス削除を受けても、サービスを残している会社>

 下記は別の会社で該当のサービスを残したままのサイトのランク推移です。前述のサイトとは追跡期間が異なる事はご了承下さい。これもYahoo!のインデックス削除を受けたサイトである事は間違いありません。

関連コンテンツを残しているサイト



 このようにYahoo!のペナルティを無視して、続けているサイトは皮肉にもGoogleでは高ランクを取得したままとなっています。


少なくとも操作はやるべきではない


 いずれにしても、どちらの会社もYahoo!からはインデックス削除を受けたままであるのは確かです。検索エンジンがユーザーに対して、良かれと思っている機能を悪用すると、大きな影響を受けてしまうという例です。


 修正した方のサイトは、今では真面目なサービスメインのサイトに変わっていますが、この後、いつ、ペナルティが解除されるか追跡し続けたいと思っています。


 とにかく、検索エンジンがやるなというサービスはやらないに越した事はありません。リスクが大きいものです。







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2011年03月23日

上位サイトに学ぶコンテンツの充実

 本日のテーマは「上位サイトに学ぶコンテンツの充実」です。


積極的に上位サイトに学ぼう


 検索結果を見ては、「あの競合サイトにだけは負けたくない!」という気持ちを持っている方は多いと思います。狙っているキーワードでどうしても抜けないサイトってあると思いますが(wikiなどは別格)、やはりそれには理由があるのは間違いのない事実です。

競合に負けたくない!



 Googleにせよ、他の検索エンジンにせよ、アルゴリズムで各サイトに評価付けを行い、検索キーワードによるランク付けをしています。


 ここ最近のGoogleはより一層、手厳しくアルゴリズムを修正しており、そういう意味では、現在の上位サイトをきちんと見る事でGoogleの方向性が見えてくると思います。


 ほとんどのサイト運営者(SEO業者ではなく)は自身のサイトは嫌というほど見ているものですが、言うほどは競合サイトの隅々までは見ていないものです。というよりも、その時間がなかなか取れないとも言えます。


競合のコンテンツを検証する


 フラットな気持ちで競合サイトとのコンテンツの充実度の差を見る余裕も必要です。特に会社名キーワードではない限り(得てしてSEOではそれとは別の一般キーワードでの上位表示を狙うわけですが)、検索キーワードに対するコンテンツの充実という面で言えば、結構、おざなりなサイトが多いと私自身は感じています。


 現時点で自身のサイトよりも、上位にあるサイトというのは、少なくとも、アルゴリズム上では、より検索キーワードに近いとGoogleが判断している事だけは間違いありません。


 その違いはどこなのか?という所を、データで見るのも大切ですが、人間としてのアナログな視点で見る事も大切です。


 認めたくないと思っても、実際には、認めざるを得ない部分もあると思います(もちろん、実際には外部リンクその他諸要素の関係で、中身は負けてなくても、ランクで負けてしまう事はあります)。

検証



最終的な利用はユーザーの目


 どこでも扱っている商品を販売するのであれば、実際には余程評判が悪いお店でもない限り、安い、さらに言えば、納期が早いなどのお店が有利なのは間違いありません。私自身、ネット通販で買う場合には、東京近辺で安い店(かつ評判が悪くないお店)で買うようにしています。


 しかし、それ以外の商品・サービスの場合には、コンテンツの中身を見てユーザーが利用するかどうかを決めるわけです。


 GoogleやYahoo!で1位だから、そこが一番良いお店だ!と考える方は昔よりは減っていると思っています(以前、学校でも1位にあったので入学しましたという方がいた事には驚きましたが・・・)。


今と昔の情報の考え方の変化


 ここ最近、よく思うのが、一般ユーザーの情報への考え方が大きく変わってきたという事です。昔はサイトで少しだけ情報を見せて、詳しい情報は資料請求をしてください・・のような手法が普通でしたが、今はそれをやっても、ほとんど意味がなくなりました。


 ご存知の通り、今では無料で「ここまで教えてくれるの?」というレベルの情報が入手できるからです。そのため、次のステップを要求するような面倒なサイトは効果が出にくくになっていると個人的には考えています。

サービス満点



 自分自身の普段の検索行動を考えても、知りたい情報に近いものがなければ、さらに検索をしなおせば良いと思うからです。場合によっては、それでも出てこない場合には、Twitterなどで質問をしてしまえ!という方もいるでしょう。


 そのため、現在は、情報は出し惜しみしないで出すというのが、ファン化への第一歩だと思っています。情報を出し惜しみしていない会社の有料サービスであれば、それ以上の満足感があるに違いないと思ってもらえるかもしれないわけです。ファンがリピーターになり、そしてクチコミを積極的に行なってくれるようになるわけです。


 「無料でこのレベルなら、有料ならどんなレベル!」というわけですね。


 というわけで、上位サイトでは、そういうレベルに達しているものも多くあるわけです。もう、昔のような情報出し惜しみの時代は終わりに近付いています。


 それ以上の期待感を持たせるコンテンツ作りの必要性があるというわけです。







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