2011年04月19日

ホームページの視点あれこれ

 今回のテーマは「ホームページの視点あれこれ」です。


ホームページの視点はいくつもある


 ホームページを運営する上で、常に複数の視点がある事を意識しなくてはいけません。下図はそのうちのいくつかを紹介しております(ネタ画像ではないのが驚きという方もいそうですが・・・)。

ホームページの視点



 実際にはいわゆるコンサルタントや個人デザイナー、その他、視点はいくらでも出てきます。


 とりあえずこういうブログですので、一般的なものをいくつか例示させて頂きました。


どの視点にあわせるのがベストか?


 これらの視点のうち、どこに焦点をあわせるのがベストか?と言うと、SEOを考えるのであれば、当然ながら「検索エンジン」を意識しないわけにはいきません。


 ただ、ここで忘れてはいけないのが、その検索エンジンであるGoogleは「一般ユーザー」を常に意識しているという事です。


 つまり、一般ユーザーを意識する事なしに、検索エンジンを意識しても効果は薄れてしまうという事です。


 ここ最近よく言われるように、企業が伝えたい事以上に、一般ユーザーが知りたい情報をどこまでおさえるかが重要になってきます。企業サイトの場合、どうしても、伝えたい情報が先走ってしまい、そのおかげでユーザーの理解を得られない場合も多いわけです。

知りたい情報



問題はこだわりの場合も


 長らく広報担当者であった私の経験で言えば、ホームページ運営で問題となるのは、ある意味、上司や経営者の変なこだわりだった事も数多くあります。Webの特徴についてよく理解している方であれば何も問題はありませんが、いわゆるあまり理解していない層の場合には広報担当者としては時として困ることがあるのも事実です(もちろん、理にかなっていれば問題ありません)。


 例えば、一般的ではない単語「だけ」を使いたがったりする事などが私のそれほど多くない経験だけでも多数ありました(しかも、たいていの場合はそれだけを使わないでも問題がないケース)。


 広報担当者はいかにこの経営者層と一般ユーザー、そして検索エンジンの垣根を上手にミックスさせることができるかが鍵となる場合も多くあります。


 また、紙媒体と全く同じ感覚で考える方(指示してくる方)もおりますので、担当者の視点としては、バランスよくまとめる能力が大きく必要になるわけです。

バランス



いずれはSEO業者の役割はHP制作会社に?


 これは大分前からの意見ですが、SEO業者の現在やっているような役割はHP制作会社が実施するのが理想的だと私は考えています。全部とは言わないまでも、少なくとも内部SEOに関しては、そのレベルまで行くのが望ましいと考えています。おそらく、そう強く感じるのは広報という立場を長く経験しているからかもしれません。正直、別会社に同じWebサイトの事で料金を払うのは、勿体無いと感じるからかもしれません(これは個人的な感想です)。


 とはいえ、HP制作会社の場合には、やはりSEOに弱い会社が多いのも事実です。極端な話、リンクを自動でつけるソフトを使うことが外部SEOだと考えている会社もあるくらいです。


 基本的な内部SEOでさえ、何もやっていないような所も目に付きます。いわば、目に見えるところ(=デザインのみ)だけで考えているようなケースで、これはとても困る話だと思っています。


 そういう意味では、HP制作会社は、今以上にSEOに関心を持ち、社内に専門の方を養成し、その知識を共有する事が今後は必須となってくると思っています。今はそういう会社は多くはありませんが、当たり前の時代が来れば良いなと思っています。


 言い換えれば、HPの制作だけに特化していても、生き残りは難しいと思います(既にそのような時代になっているとも感じています)。クライアントからはSEOのニーズが今後さらに当然のように出てくると思いますので。


 SEO業者も同様に、時代にあわせてどのように変化をしていくかで将来的な勝負が決まってくるような気もします。


 ちなみに私はくどいようですが、教育関係のコンサルタントのつもりです^^;。







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2011年04月15日

ナチュラルリンクはSEOを意識していない

 今回のテーマは「ナチュラルリンクはSEOを意識していない」です。


SEOの矛盾


 面白いもので、SEOのリンクには矛盾があります。それはSEO(というよりもWebサイト運営)で重要な要素である、ナチュラルリンク(自然リンク)は、ほぼ100%SEOが意識されていないという矛盾です。


 自分でこのように書いていて、「確かに!」と納得しているわけですが、実際、自分が心から紹介したいサイトについて、SEO効果がどうとかって考える事はほとんどないでしょう。


 特に一般ユーザーであればなおさらですね。SEOという言葉を知っている方であれば、リンクをはった後に、「これで少しはSEOに貢献できるかも!」などと冗談で思うかもしれませんが、本来の目的は「紹介したい」という自然な気持ちから生まれているため、SEOとは関係ないと言えるでしょう。

ナチュラルなリンク



現実のSEOは非ナチュラル


 となりますと、いわゆるSEO業界で言われる所の(SEO会社が提供する)リンクはその逆で、ほぼ100%の確率で非ナチュラルと言えます。


 ただ、その非ナチュラルな要素の中で、いかにナチュラルに見せるかが、提供する側の誠意なのかなと私自身は思っています。


 昨日、私はTwitterで
「ワードサラダのブログを真剣に読んだ実験結果をお知らせいたします。・・・腹が立ってきますm(__)m」

冗談でつぶやいたのですが、おそらく、その誠意が全く見えないからだと思ったわけです。


 現実にはSEOをその生業としていて、リンクを提供していない会社の方がほとんどないわけですが、その誠意の違いは明確に出てきます。

誠意



効果的なナチュラルリンクの獲得へ


 今はブログを書く方も減少しているようで(少なくともSEO関係は記事が滞りがちなようです)、Twitterなどのお手軽なマイクロブログに移行する方が増えています。


 そういう状況ではナチュラルリンクの獲得というのは、以前にも増して難しくはなっていますが、考えようによっては、このような状況でも更新を続けているブログであれば、コンテンツがしっかりしている可能性が高いとも考えられます(希望的観測^^)。


 となりますと、自然リンクの数は減少しても、もしリンクをして頂ければ即ち、質の良いリンクであるかもしれません(かもですよ^^)。


 また、nofollowがつくTwitterとは言え、別のシグナルにより、検索エンジンは認識していますし、関連サービスではnofollowがない場合もありますので(リンク以外の大きな価値である「直接の流動元になる」という可能性も含め)、自然発生的なクチコミは効果が大きいわけです。


そうは言っても簡単ではないのがナチュラルリンク


 そうは言いましても、簡単にリンクがもらえるならば誰も苦労はしないわけです。場合によっては、人に伝えたくないくらい好きで、紹介しないという例も少なからず出てきます。


 これはファン心理が働く場合があるからですね。音楽系のアーティストについても言えますが、売れて欲しくないと思うファン層がいるのも事実です。今の関係から遠ざかる事を意識しての話ですね。


 話を戻しますと、結局は昨日の記事(ソーシャルへのスタンスで大きく変わる)ではありませんが、自分がリンクを自然とする時の気持ちを考えることがまずは大事だと思っています。


 そう考えますと、それほど自然リンクをされる要素がなかったりする事が多いものです。例えば、このキャンペーンをクチコミして欲しいと思ってはいるが、一般ユーザーから見れば、どこにでもある10%割引だったりなどです。


 また、昔ならクチコミされた牛丼チェーンの値下げも、今では「普通の事」になってしまい、クチコミの頻度も下がってきました。それは、私達の意識の中に、「既に物珍しくなく、どうせまたやるだろうから」という気持ちが少なからずあるからですね。


 数が少なくてもSEO効果の高いナチュラルリンクを獲得するために、どんなキャンペーンが良いかを考える癖をつけると良いでしょう。




 このブログが人気がないのは、前述のクチコミしたくないファンが多いと思い続ける事にしておりますm(__)m。


 皆さん、どんだけ熱狂的なんですか〜!(悲しい一人芝居(T_T))

ファン



 すいません、妄想的ネタ画像をつけてしまいました・・・。






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2011年04月13日

SEOの情報は慣れていないなら追わない方が安全

 今回のテーマは「SEOの情報は慣れていないなら追わない方が安全」です。


今日もSEOの情報は発信される


 こういうブログを書いていて言うのもなんですが、日々SEOの情報はかなりの数が発信されています。そういう情報を見て、今後の対策を考えるのだと思います。


 常にインプットしていくというのは大事ですね(ちなみにインプットはアウトプットをしないと効果はかなり下がるものです)。


 しかし、考えてみてください。皆さんが「今」知る情報というのは、SEO施策をして結果として反映するタイミングは結構後になるものも多くあります。しかも、皆さんが「これは使える!!」と思った特効薬的SEOテクニックなどはペナルティの対象になるものも多くあるわけです。


 例えば、リンクだけとってもそうですが、場合によっては、逆効果になるものもあるわけです。はるのは簡単でも、はずす事は物凄く大変なのです。質の悪いものをコストパフォーマンスだけで決めると大変な目にあう場合もあります。実際にそういう目に会った方も沢山いると思います。正直、そのような状態で相談されると切なくなりますね。リンクをはってくれる会社は沢山ありますが、正直、業者によってはり方が相当違うのだけは確かです(リンク購入の良し悪しはここでは付言しません)。

SEOの裏技がばれる



何故追わない方が安心か?


 まず、SEO情報の取捨選択がきちんと出来る方は追っても問題ありません。今、効果があるという施策が問題がないかどうか、将来的にどうかという判断が出来ると思いますので問題はないでしょう。


 しかし、それに自信がない方は、今まで効果があったSEO施策で今はリスキーなものをいくつか紹介しますので、それを見て、参考にしてください。効果があったもので、今は問題のある事例を見ると、至極当然な中身だと分かるはずです。


 SEOで効果のあるものというのは、特効薬的なものは、検索エンジンの隙間を狙ったものが多く、いずれ逆に対策されてSEOに逆効果となるものが多いものです。


効果があったけど今はリスクになるものの例


 では、早速、効果のあったもので今はリスキーな施策を例としていくつか紹介します。

・キーワードの連呼

・キーワードを背景色と同色にして埋め込む

・titleタグに地域名を連発(都道府県全て入れるなど)

・alt属性にキーワード連発。しかも画像と関係なし。

・見えないくらいCSSで小さくした文字を埋め込む。

・文字を9999ピクセルなどモニター外に飛ばす。

・一気に外部リンクを増やす(不自然極まりなく)




 さて、いかがでしょうか?どう考えても、検索エンジンのアルゴリズムが賢くなれば、対策されてもおかしくないと思いませんか?

アルゴリズムに見つかる



 昔も今も、検索エンジンが評価しない(あるいは評価を落とす)ものというのは分かりやすいものです。最近良く言われるコンテンツの充実などは、当たり前の話なのです。


 そもそもSEO以前に、そんなコンテンツでユーザーを集めてどうするのか?という話なわけです。もちろん、SEOの外部リンク対策のためだけのブログなどもあるでしょう(というか、圧倒的にそういう方が数的には多いでしょうね)。


 ただ、中身のないものは早かれ遅かれ対策されると思っています。既に、今回のパンダアップデートで評価を実際に落としているわけです。


リンクは数より質!


 これは本当にそうと言えるのですが、数ではありません。サテライトブログを被リンク用などと考えると、全てが変わってきてしまうのです。


 中身のないものの量産は面白くもなく、そういう事を仕事にしていない限りはいずれ行き詰るものです。実際には、アクセスしてくれた方が喜んでくれるような質の良いものを作った方が、余程意味があるというものです。


 サテライトサイトもメインブログをしのぐくらいの内容に持っていくくらいに気合を入れた方が良いという事です。

量より質



 つまり、どれもメインという勢いで、それぞれでコンバージョンを取れればそれに越した事はありません。


 メインサイトで表現出来ない事、あるいは、サブ的な要素になるものを、サテライトという位置につければ良いわけです。


 ドラマで言えば、最近はやりのスピンオフドラマです。テレビのスピンオフでも決して手抜きをしていないと思います。そういうレベルのものを作る気持ちでいけば、量産の必要はありません。


 一つのサイトで、100くらいの量産サイトには余裕で勝てます。いや、勝てるはずと思って作りましょう。


 これからの検索エンジン対策はまさにその点がポイントだと思っています。


 ネタ画像満載で偉そうな事を言うなと言われそうです・・・。






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2011年04月12日

ページランクが低くても何とかなる

 今回のテーマは「ページランクが低くても何とかなる」です。今頃ページランクネタで申しわけないのですが、ご参考までに。


ページランク0だとアクセスはないのか?


 今日はページランク(GoogleツールバーのPageRank)が低いサイトは全く駄目か?という話をするために、頑張って、育てました。記事数は多いのに、ページランクは0のブログです。2年間もかけて、きちんと記事を書きつつも、この数値をキープというのはなかなか気を抜くと大変でした^^;。

ページランク



 下記はページランクの2年間の推移です。一時期「1」を獲得してしまい、気が抜けませんでしたね。

ページランクの推移



 「そんなつまらない実験をするな」と思われるかもしれませんが、やはり、記事が多くても、ページランクが低いままだと、どのように評価されるかというのが気になったわけです。


実験サイトの状況


 まず、この実験サイトはブログです。


 私がやった事は記事を書くのみで、その他はリンク一つつけていません。いわゆる自作の「ステルスモード」にて2年間も記事を書き続けるという、誰もやらないような実験です。


 見事、外部リンクもほとんど獲得せず(RSSでたまに自動取得してリンクするサイトが強敵でした^^;)、今に至ります(Googleのlinkコマンドで無事に0です!)。


 なお、記事の内容はオリジナルですが、誰でもアフィリエイトブログと分かるものにしています。ほぼ全ての記事にアフィリエイトタグがはっているとお考え下さい。


アクセスの流入状況データ


 まずはこのブログのアクセスの流入元の状況を見てみましょう。以下がそのデータです。ただし、下記のデータは、ここ最近約1年のデータです。

流入元データ



 ご覧の通り、検索エンジン経由が89.19%となっています。


 では、実際のアクセス数はどうか?と申しますと、実はこのTwitterでつぶやきまくっている「SEMアドバイザーの揺さBrain!」よりも多くあります(このブログが少ないだろ!という突っ込みはこの際お許し下さいm(__)m)。


 また、たいした金額ではありませんが、毎月、利益を生み出してくれています。


コアに特化したものは強いという例


 実際にはアフィリエイト記事がほとんどですので、本来はそんなに評価されるものではないと思うのですが、このブログについては、記事テーマをロングテールなものに最初から特化させました。


 しかし、リンクするような種類の記事でもないため(中身は内緒です^^)、ほとんど被リンクは増えていません(それを意識はしていますので、当たり前ではありますが)。


 但し、記事そのものはきちんと書いているという事、そして他に狙ったキーワードでの競合がそれ程ない事、さらには、狙っているキーワードの記事があまりない時点で記事を書いていることもあり、Googleが検索結果に出さざるを得ない状況を作りだしています。


ページランクが低くてもアクセスは集められる


 記事の内容を狙い撃ちすれば、ページランクが低くても、外部リンクがほとんどなくても、アクセスを増やす事はこの例にもあるように可能といえば可能です。


 ただ、もちろん、リンクされないようなブログを作る事を推奨しているわけではありません。あくまで、リンクがほとんどなくても、他にはない内容のコンテンツを書いていれば、検索結果にでざるを得ない状況は作る事ができるという事です。


 言い換えれば、上手に宣伝をし、特化したコンテンツであれば(ニーズが少なくともあるもの)、より多くのアクセスを集める事が出来るという事にもつながります。


 ランチェスター戦略ではありませんが、広告費がなくても、検索結果に出ざるを得ない状況を作り出せば、リンクをほとんど得なくてもアクセスは獲得できる(事もある)という例として紹介いたしました。


 なお、リンクが自然と獲得できるような(そしてクチコミされるような)コンテンツである事が望ましいのは言うまでもありません。


 決して真似をしないようにお願いします(絶対にいないと思いますが^^;)





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2011年04月11日

SEOが目的になってはいけない

 本日のテーマは「SEOが目的になってはいけない」です。


それはSEO書籍の読破から始まる?


 SEOへの興味・関心は得てして、SEO関連の書籍を読んでから本格的に始まる方が多いと思います。あるいは、何らかの雑誌やブログ記事(偶然見つけた記事)を読んでからかもしれません。


 そういう私は、どちらかと言うと、黎明期からホームページを個人運営していた事もあり、通常のパターンとは違ったと思います。私の場合はSEOへは確かこんな状況で入り込んだような記憶があります。


1.趣味でインターネット黎明期にホームページを作成(検索エンジンは使えない時代)

2.同じカテゴリの方との輪が広がり、相互リンクをしあう

3.検索エンジンを使う頃には、既に上位だった

4.広報としてWeb担当になってから、こういう言葉を知る(住さんのサイトで)

5.とりあえず書店にあった本を買ってみた

6.面白い!と思って、実験好きになった(かなり省略して今に至ります)



 最初に読んだ本は覚えていませんが、今から思うと、かなり基本的な事が書かれた本だと思います。

SEOのマニュアル本



SEOの中途半端な効果は惑わせる?


 SEOを勉強して、中途半端に効果が出たと思う場合があります。実際の所、今はGoogleの何らかのテストなどで一瞬、ガツンと上がったりするのと、自分の施策のタイミングが合うことで誤解してしまう場合もあると思います。


 SEOを長くやっていると、この動きは施策の関係の可能性があるとか、あるいは、全く関係ないなどの判断が何となくでも分かってくるわけですが、学び始めの頃は、その判断力がまだついていない事もあり、タイミングよく順位に良い動きがあると、自分の施策のおかげというように考えて、さらにSEOに「はまって」いくわけです(ちなみに私もこういう経験が当然ながらあります^^;)。

SEOに夢中



 となると、次に進むは、さらに細かいSEOのテクニックになるわけです。実際にはどこまで細かくSEO施策をするかは、正直、専門会社でも、かなり幅があると私自身は思っています。


 大きな会社であっても、細かい指示書を書いていないものなどは何度もみかけていますし、その逆もしかりです。


 実際には、サイトの状況によって、「これだけでも効果がある」と思われる施策、「ここまでやった方が良いかも」と思われる施策とまちまちです。そのため、それらの施策が細かいから良いとも単純には言えないと思っています。対応できないレベルの細かい内容をいくら指示しても、意味がないでしょう。


 私自身、基本的な施策だけで好影響があるなら、無理にギリギリの施策をやる事はないと思っています。


問題はSEOマニアになる事


 SEOを専業としている会社がマニアックになるのはもちろんOKですが、問題は本業の傍らにSEOをやっている現場担当者がマニアックに走る事です。


 私自身、広報の現場の人間としてSEOも業務の一環としてやっていましたが、現実問題、時間との兼ね合いもあり、出来る施策の範囲には限界がありました。


 SEOは結果が出ると楽しく感じますが、ともすると、いつのまにか目的が上位表示だけになってしまう可能性も否定できません。正直、ずっと1位にいると、2位に落ちたくないという気持ちが強くなるのは自然な話です(私もそうでしたし^^;)。


 SEOの目的は第一には上位表示、そしてアクセスの増加、さらにはコンバージョン数の増加等なわけですが、現場にいるものが、SEOの第一目的(上位表示)だけを目指してしまうと本末転倒になってしまいます。


 目的はSEOでの成功ではなく、ビジネスでの成功という事です。

目的はSEOでの成功ではなく、ビジネスでの成功




 SEOの学び始めの時期は、効果が目に見える事でつい、本来の目的を見失ってしまう事もあります。そもそも、何のためにSEOをやっているのか?という気持ちを常に忘れずに、SEOを施していきましょう。






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