2011年05月02日

本当に必要なSEOスキルは先を読む能力

 今回のテーマは「本当に必要なSEOスキルは先を読む能力」です。


コンテンツに関する記事は人気がない


 昨日、Twitter上で懇意にさせて頂いているSEO対策のe-searchでおなじみの@seoesearchさんが(私はお父さんと読んでいます)このような事をつぶやいておりました(お父さん、勝手に引用すいません m(__)m )。

コンテンツに関する記事は人気がなく被リンクに関する記事は人気があるというのがなんだかなぁと思う。


 私自身、この手の記事を多く書いている事もあり、物凄く実感している事なのですが、コンテンツに関する記事は人気がそれほどありません。釣りタイトルでもつければ別ですが、あえて釣りタイトルから程遠いタイトルにしている私としては、明確にアクセス数に違いが出るのを感じています。


 理由は、いわゆる精神論的なもの(具体的施策というよりも、長い目で見たこうあるべき論)が多い事があげられるでしょう。具体的なデータや施策(すぐに実行できそうな施策)ではないため、人気が出ないのは良く分かります。


今だけのSEOだけを追っても仕方ない


 私自身、現場で様々なWeb施策をやってきています。その上で今、精神論(コンテンツ論)を多く語る理由は、その考えを元に実践する事で長い目で見て、安定した順位(というよりも効果)を獲得できる(可能性が高い)と分かっているからです。そのため、派手さはないが、じっくり考えると意味のある記事を届けようと思って記事を書いています。いわば、数年後に読んでも使える記事のつもりで書いています(少なくともこの揺さBrain!は^^)。

充実



 一定期間だけ調子よくても後が続かなければ意味はありません。コンテンツ論はそもそも長い目で見て最高のSEOテクニックだと私自身は思っています。具体的な施策が書いていないようにみえて、その実、とても重要な事が書いているのです(ちなみに私自身はスパムな手法はやっていませんが、スパムな手法は多く追跡・分析もしていますし、また数え切れないくらい営業もされています)。


 ユーザーを考たコンテンツ作りを!などという言葉はその手のブログでは念仏の如く聞かされているでしょう。しかし、この言葉をどう受け取るかで売上は大きく変わるという事をリアルに感じないといけないと思っています。特に企業の広報であれば尚更です。


 現場広報がSEOをやるとした場合、いくら効果があるからと言っても、リスクのある手法は取れないものです。それは責任が大きいからですし、何かが起こった時に、社員全員の生活がかかってしまうからです。


 そのため、地味ながらも「安定した施策」を狙うのがベターなのです。いくらいきなり1位に来たとしても、瞬間風速的であり、また、検索エンジンから対策をされる可能性のある手法などは、現場の人間にとっては、意味がないのです。そもそも、対策が取られそうなSEO施策などは少し考えれば想像がつくものだと思っています。


SEOに本当に必要なスキルは先を読む能力


 SEOをするにあたって本当に必要な能力は何でしょうか?これは、私の中では「先を読む能力」や「想像力」だと思っています。


 多くの検証データを持っている事は大事ですし、私も実験は多くやっていますが、それ以前に「検索エンジンならこの施策をどう考えられるだろう?」と想像する意識が必須です。


 そして今後検索エンジンはどのように成長するだろうか?という先を読む能力も必須だと思っています。

先を読む能力



 今すぐ使える記事は私自身、とても参考になると思っています(被リンクの話はまさにその手の情報ですね)。しかし、ほとんどの方はリニューアルのタイミングでもない限り、すぐに実行に移せないものも多いものです(SEO関連会社は除く)。


 そう考えると、何かあった時に大きな修正をいれないといけないSEO手法を次々と試すよりも、基本に忠実に、そしていわゆる常識を考えた上での施策をする事が一番大事だと思っています。


 もちろん、すぐに結果を出さないといけない場合もあると思います。その場合には仕方ない事かもしれませんが、基本に忠実であれば(ユーザーを意識したコンテンツ構築)、時間はかかるとしても結果は必ずついてきます。


 広報がやるべき事は今すぐの結果もそうですが、最終的にはコストをかけないでも安定的な位置を確保する(結果を出す)事だと思っています。私は常に「いつまでも、あると思うな広報予算」と考えて仕事をやっていました。自然検索ですぐに上がらなくても、PPCでも、他のメディアでも、流入のきっかけになるものはいくらでも用意できるのです。その点を忘れないで確実な施策を実行して欲しいと思っています。



 そして、せっかくなので、私の実験サイトがコンテンツを固めていき、ユーザーのために作ったサイトのある重要キーワードの動きを紹介します。これは自分では何のリンクもつけていません(この業界ではかなり重要なキーワードです)。

ある実験サイトのランク推移



 今はランクも安定し(2〜3位)、日々アクセスを呼び込んでいます。



 最後になりましたが、この記事を書いたのは、コンテンツ論の多い私のブログを是非読んでくださいね!という宣伝記事ではありません。


 データ記事も、特効薬的記事も精神論記事もバランス良く読まれて、それを自分なりの広報にいかしてもらえればと思っています。


 あくまで、このブログは「揺さBrain!(ゆさぶれ)」の名の通り、皆さんが読んで、どう考えるべきかの幅を持たしている記事を多く書くようにしています。言ってみればSEOブログでも何でもありません。「商売成功のためのブログ」だと考えています。


 というわけで、今後も実験データの記事は気が向いた時に書きますが、コンテンツ論をしつこく展開していきたいと思います。






◆コンサルタントのご相談、その他のご依頼はセルフSEOのSEMアドバイザーまでご相談下さい。売上げアップのアイデアだしまで幅広くサポートします。
◆公式facebookページ「SEMアドバイザーの揺さBrain!マニアック」でも様々なヒントを提供中!
マーケティングを鍛える疑問意識力で現実的なお題に挑戦!
posted by SEMアドバイザー at 09:00 | SEO

2011年04月27日

meta descriptionのセールストークに注意

 今回のテーマは「meta descriptionのセールストークに注意」です。


meta descriptionはいろいろな意味で大事です


 meta descriptionの是非についてはいろいろな意見の方がいますが、私は「大事派」です。とはいえ、ECサイトで全ての商品に細かく書き込むのは実務的に無理があるかもしれないので、いわゆるGoogle自動要約に任せても良いとは思いますが、コンテンツ数の少ない企業サイトなどであれば、きちんと書き込むに越した事はないと思っています。


 現在はキーワードによって、こちらで用意したdescriptionをGoogleが使わないケースも見受けられますが、やはり今でも基本原則としては使う事が多いというのは確かです。


meta descriptionで気をつけるべき考え方


 今回の記事の肝はこの点なのですが、descriptionをただの宣伝文句の場合と考えているサイトもある事です。これは私の中ではやや誤解していると感じる部分です(あくまで個人的な考えです)。

ザ・宣伝!



 今やインターネットを利用する一般ユーザーにとって、検索してその結果から気になったサイトを見るという行動は普通の事となりました。そのため、どういうメッセージが信用できて、どういうものは胡散臭いとかを経験則として感じるようになってきました。


 例えば、その例としてGoogleアドセンス広告などがその良い例でしょう。私のこの揺さBrain!は結構マニアな(少なくともITに詳しい)方が多くアクセスしているため、いわゆる広告はクリックしない!と決めている方も多いでしょう。


 気になったものがあっても、自分で検索しなおして自然検索からわざわざクリックするという方もいると思います(実際に揺さBrain!でのアドセンスクリック率の低さは場所を変えた実験でもそれほど変わりません><)。広告と分かりやすいものはそういうものですね。


 という事で気をつけたいのが、meta descriptionの記述内容でのやりすぎです。


要約文ではなく宣伝文?


 私は検索結果で要約文を結構きちんと読んでから(実際にはタイトルと要約文を両方読みます)、クリックするサイトを決めているのですが、その時に要約文がいかにもコテコテな宣伝文のようなものの場合にはクリックしません。


 おそらく無意識にマウスがクリックを拒否しているのかもしれませんが、きっとただの広告(あるいはその点のサイト)のように感じるからかもしれません。


 meta descriptionというのはそもそも、そのページの要約文であり、サイト全体の宣伝文を書く部分ではありません。そのため、一つにはタイトルから想像できる内容とのギャップを感じてしまい、クリックするのを躊躇うのだと思います。


 そこから想像されるのは、ユーザーを考えた内容というよりも、利益のみを追求した中身しか想像できないからかもしれません。

要約と宣伝は違います



結局は機能のままにきちんと使う事が大事


 人間心理として宣伝文句の一つでも書きたいというのは理解できます。とはいえ、逆の立場で考えると、いかにもな宣伝文句しか読み取れないのは、ややいやらしい印象を受けるのも事実です(再度書きますが、個人的な見解です)。


 微妙なバランスだと思うのですが、一番良いのは宣伝と感じさせずに上手にそのコンテンツページを要約する事だと思います。それこそ、経験と慣れだとは思うのですが、上手な要約文を見せつけられると、ついクリックをしてしまうものです。


 本文内のコンテンツのライティングテクニックのみならず、そういう地味な部分も大事に考えたいものです。実際、そこに大きな違いが出てくるものです。






◆コンサルタントのご相談、その他のご依頼はセルフSEOのSEMアドバイザーまでご相談下さい。売上げアップのアイデアだしまで幅広くサポートします。
◆公式facebookページ「SEMアドバイザーの揺さBrain!マニアック」でも様々なヒントを提供中!
マーケティングを鍛える疑問意識力で現実的なお題に挑戦!
posted by SEMアドバイザー at 09:00 | SEO

2011年04月25日

初期のSEOをきちんとやるとここまで違う

 今回のテーマは「初期のSEOをきちんとやるとここまで違う」です。


最低限の内部SEOをやっていますか?


 1年のうちでサイトのリニューアルが多い月として4月があげられます。新しい年度開始という事もあり、リニューアルのタイミングとして組みやすいのでしょう。


 さて、サイトリニューアル時に内部SEOの見直しなどはやっているでしょうか?リニューアルの目的にもよりますが、デザインだけを組みなおすというパターンを良く見かけます。リニューアルは内部SEOを見直す良いチャンスと言えるわけですが、デザインだけの見直しで終わってしまうのは勿体無い事と言えます。


 内部SEOを見直す事での自然検索順位の底上げ、そしてデザインのリニューアルによる、直帰率や平均滞在時間、その他アクセス後の数値の改善は同時に考えるべきものでしょう。


初期SEOをきちんとやるとどうなるか?


 私のサービス内に初期SEO代行というものがあります(正確に言えば、「ありました」という過去形です)。リニューアルや最初の作成時に内部SEOを私が代行してライティングから何から考えるというものですが、先日行なったもののデータがある程度固まりましたので、ご紹介させて頂きます。


 グラフの対象となっているキーワードは元々狙っているもので、いわゆる意味のあるキーワード(全て複合ですが、複合での上位表示の方が意味があるケースです)です。順位に明確な違いが出ていますので、ご覧頂ければと思います。


 とりあえず、追跡キーワードでランクが落ちたものはありません。すべてのキーワードでトップ10内にいきなり・・・とはなりませんでしたが、最初の動きとしては上々だと思っています。見出しの所の順位推移はGoogleのものです。


<キーワード1の推移 20位⇒7位>

キーワード1の推移



<キーワード2の推移 188位⇒22位>

キーワード2の推移



<キーワード3の推移 3位⇒2位>

キーワード3の推移



<キーワード4の推移 38位⇒8位>

キーワード4の推移



<キーワード5の推移 111位⇒13位>

キーワード5の推移



 まだまだあるのですが、きりがないのでこの辺にしますが、元のサイトが内部SEOをおろそかにしていたというのも理由ではあるのですが、きちんと内部SEOを意識して作れば、いくらでも順位のあがる要素のあるサイトは多いという事を伝えたくて、今回、記事としてご紹介しています。


 言い換えれば、修正箇所の一つもないサイトというのはないものです。これはデザインにしても、コンテンツ内のテキストにせよ、現状がパーフェクトというものは、通常はありえません。


 何らかの修正を加えて良くなったサイトがあったとしても、今度はその状態をデフォルトとして考えると、より良いアイデアというものは出てくるはずです。


 私が今回最初にお手伝いをさせて頂いたこのサイトもまだまだ修正の余地はいくらでもあるでしょう。実際にはサイトリニューアルをして、ここからどのように成長させるかというのも重要です。


 人間がやる事ですから問題点も少なからず出てくると思います。とはいえ、スタート時点でコンテンツも含め、ある程度まで作りこんでおけば、それなりの動きが出てくるという証明にはなると思います。


 後で修正するのは意外と大変で面倒です。リニューアルのタイミング(スタート時点)で出来る事は確実にやっていきましょう。きっと、良い結果に結びつくはずです。



 なお、本文中にも書かせて頂きましたが、現在は新規での初期SEOの代行は行なっておりません(通常のメールサポート中のクライアントのアドバイスは行なっております。将来の復活は未定です)。初期SEOの代行をやめた理由は、セルフSEOの指導が業務なのに代行したら意味がないかもと思ったためです^^;。







◆コンサルタントのご相談、その他のご依頼はセルフSEOのSEMアドバイザーまでご相談下さい。売上げアップのアイデアだしまで幅広くサポートします。
◆公式facebookページ「SEMアドバイザーの揺さBrain!マニアック」でも様々なヒントを提供中!
マーケティングを鍛える疑問意識力で現実的なお題に挑戦!
posted by SEMアドバイザー at 09:00 | SEO

2011年04月22日

途中から路線変更をしたサイトの努力の軌跡

 今回のテーマは久しぶりのデータ記事です。「途中から路線変更をしたサイトの努力の軌跡」をご紹介いたします。


元は何でもありのアフィリエイトサイト


 今回ご紹介するサイトは何でもありの(正直に申しますとコンセプト0)アフィリエイトサイト(通常のHTMLサイト)が大元となっています。


 うんちくもなく、誰の役に立たなそうな商品を並べているだけのアフィリエイトサイトを1年程度運営し、そのまま休む間もなく、真面目なウンチクサイトに変更しました。


 なお、Yomiその他、黎明期にはこれなしでは語れない一発太郎などで結構な数の登録をしていました関係もあり、バックリンクは全てアフィリエイトサイトの内容でついているという状態となっていました。

インターネット黎明期



 今回の実験では、切り替え後、コンテンツをきっちり作りこみ、Yomiなどに一切登録せずに自力でどこまで回復するかという実験を行なっています。その切り替え後からのデータをご覧頂きます。


狙うは一つのキーワード


 正直、本気で狙ったキーワードは一つだけです(非公開)。アクセスを取れるだろうという予測の元に、本気で作りこみをしたのは言うまでもありません。リニューアル当初はバックリンクはそもそも全く違うものしかないため、正直、自分からバックリンクをまともにつけないで、どこまで狙ったキーワードで順位があがるかが微妙だった事は間違いありません。そもそも、なかなか動きが見えなかったというのもありました。


 以下がサイト変更後のランクの推移です。

順位推移



 結果として、おおよそですが、トップ10に入ったのが変更してから約8ヶ月、1位(とりあえずBingも^^)を連続で安定確保するのにはサイト開始から1年11ヶ月もの期間がかかりました。


 今回の実験では、とりあえず、前のサイトのバックリンクをそのまま残して、新しいものは一切つけずに行ないましたので、どうかなとは思いましたが、時間はかかりましたが、現在のランクを無事に獲得したわけです。


 そして、今では毎日このキーワードで複数のアクセスがあるような状況になっています(他のキーワードでも上位を多数とっています)。


 少なくとも、他にはないくらいの濃いコンテンツを作れば、いつかは報われる(かも)という可能性を示すデータではあります(かも、ですよ)。


バックリンクが邪魔をする


 今回の例ではありませんが、実際に毎日追っていた私が当時感じていたのは、バックリンクに本気で邪魔されているなぁと言う事でした。


 自分で実験でつけているので文句は言えませんが、負の遺産としてついて回っている例です。良いバックリンク(関連ワードなど)であれば別ですが、例えば中古ドメインなどの場合にも、関係のないサイトをページランクだけで購入すると、何も対策をしなければ、悪い意味で、余計な評価がついて回る可能性があるわけです。そのため、なかなか新しいキーワードで評価を得られない事もあります(あくまで何もしないとです^^;)。普通は何かした方が良いのは確かです。

自分でつけたリンクに邪魔される



 最近でも他のSEO業者がつけたリンクで苦労するという事は良く言われていますが、まさに、つけたリンクの全てが良い効果を表すわけではないという事です。


 サイト変更当初数ヶ月は、以前のサイト関連のキーワードでのアクセスがありましたが、現在はさすがに過去のキーワードでのアクセスはなくなりました。


この実験で感じた事


 正直言えば、今回の実験では、新規でドメインをとって普通に育てた方が圧倒的に良い結果が出たと思っています。


 実験があまりに長い事もあり、途中でくじけそうにもなりましたが、コンテンツをきっちりと作りこむことで今では多少は評価されるサイトになったと思っています。


 SEOをやって検索順位がなかなか上がらないと言う事は珍しい事ではありません。それこそ、セルフSEOであれば、時間がかかっても普通の事だとも言えます。


 そうは言っても、時間の経過とともに、作りこまれたコンテンツは評価を得ていくのは間違いないと思っています。個人的な経験では、それまではなかなかある段階から順位が進まなかったものが、ある時期を越えると、鎖がはずされたかのように急に上がったりする事があるという事です(難易度の高いキーワードは無理ですがアクセスを取れるキーワードでの上位獲得は可能です)。


 いずれにしましても、ユーザーに求められているレベルのコンテンツを作りこめば日の目を見る可能性は高くなっていきますので、諦めずに、常に、自分のサイトがこのキーワードでは一番だと思えるものを目指して作りこみましょう!



 と、結局はコンテンツが大事って話になるわけです。







◆コンサルタントのご相談、その他のご依頼はセルフSEOのSEMアドバイザーまでご相談下さい。売上げアップのアイデアだしまで幅広くサポートします。
◆公式facebookページ「SEMアドバイザーの揺さBrain!マニアック」でも様々なヒントを提供中!
マーケティングを鍛える疑問意識力で現実的なお題に挑戦!
posted by SEMアドバイザー at 09:00 | SEO

2011年04月20日

更新が義務化しては本末転倒です

 本日のテーマは「更新が義務化しては本末転倒です」です。


更新を始めた初日を思い出しましょう


 更新が義務化と私が書くと、自分でもネタ切れ状態なだけに偉そうな事は言えないのですが、それはおいときまして、ここ最近、更新が義務化しているなぁと感じるサイトをたまに見かけます。


 もしかすると、サイト構築時は更新をするとSEOに良いとか、ユーザーにとても良いという事で地道な更新を始めたのだと思いますが、当初の目的や気持ちを忘れていると感じるサイトがままあります。


 もちろん、企業サイトの場合、担当者の変更もあると思いますが、少なくとも「義務化しているサイト」は見ていて良く分かります。やる気がないというか、申しわけ程度に更新している事が誰の目にも明らかだからです。

更新が義務化?



つまらない更新は不要


 やや言葉は過激ですが、私自身は、つまらない更新ならしなければ良いと思っている方です。更新するようなニュースがないけど、とりあえず形式上、動きを見せるための取ってつけたような更新というのは、それ以外のコンテンツの期待さえも、低く感じさせてしまうため、とても勿体無い(というか残念)と思わざるを得ません(注:揺さBrain!がつまらないという意見はご容赦下さいm(__)m)。


 そういえば、思いだすのは(ここは回顧録モードです^^)、SEO時代の幕開けの頃に、毎日全角で5文字程度トップページに修正を入れれば、クローラーが来てくれてSEO効果大ですよって、業者さんに言われていた時代がありました。


 あるSEOセミナーでは、うちの会社に依頼すれば、夜中にソースコードに修正を毎日入れるシステムにより(ブラウザで見えない部分です)、検索エンジンに更新頻度が高いページと認識されますので、SEOとして効果的です!と言われた時代もありました。この話は大分前にも(SEO対策ブログ時代)書いた事がありますが、その時、ある参加者がこのように質問したのです。


参加者「貴社との契約中は良いと思うのですが、解約後の順位はどうなりますか?」


講演者「多分、下がるでしょうね」



 と言って、ニヤっと笑顔を見せたのを覚えています。そう考えると、SEOも変わったなぁと感じます。なお、このセミナーは100人以上の規模のSEOセミナーだったように記憶しています。

夜間の自動更新



更新は義務でやるのではなく、必要に応じてやる


 さて、更新を義務的にやってしまい、中身の薄いコンテンツやニュースを5行程度でさらっと出す事になっている会社も多く見かけます。


 ニュースとして注目してもらう事を目的としているにも関わらず、何のニュース性もないという、困った状態とも言えますね。たいていの場合、こちらが興味を持つレベルまでの情報が記載していないため、そこで離脱してしまう(興味をそれ以上もてない)という事も個人的にはよくあります。


 大事なのは無理に更新する事ではなく、必要に応じて濃い更新を(コラムにせよ、ニュースにせよ、伝えるべき事は結構あるものです)する事です。


 適当な更新内容を見た場合、メインコンテンツもその程度のサイトの中身かと思われてしまう可能性も否定できません。正直、SEO目的で更新頻度を保つのが目的?と思われるレベルのものは、万が一、検索にかかったとしても、それがユーザーを魅了する事はないのです。


 常に、一期一会の気持ちで更新するコンテンツページに愛情を(少し違いますが^^;)注ぎましょう。そのページが貴社とユーザーとの架け橋になるかもしれないのですから!


 たまには良いこと言うと思ったところで・・・。


110420en.gif







◆コンサルタントのご相談、その他のご依頼はSEMアドバイザーまでご相談下さい。売上げアップのアイデアだしまで幅広くサポートします。
◆公式facebookページ「SEMアドバイザーの揺さBrain!マニアック」でも様々なヒントを提供中!
マーケティングを鍛える疑問意識力で現実的なお題に挑戦!
posted by SEMアドバイザー at 09:00 | SEO






最近の記事