2011年06月17日

SEOではコンテンツを信じぬく事も大事

 今回のテーマは「SEOではコンテンツを信じぬく事も大事」です。


順位が落ちるのは日常茶飯事


 実際問題、狙っているキーワードでの順位変動を毎日チェックしている人というのは、SEO業界関係者か、大手の企業の専門部署(または、元々そういうのが好きな担当者)の方だけのように思っています。


 私の知る限り、毎日、自社の目指すキーワードでの順位を追っている方はほとんど見た事がありません。これはある意味、幸せな事で、一気に圏外などの憂き目にあっても、それに惑わされる事なく本業に力を注げるわけですから、精神面でのストレスは少ないと言えるでしょう。


 私たちのように、日々、順位変動を見ていると、正直、胃が痛くなるような方もいるのではないでしょうか?特に、成果報酬で日割にしているSEO会社などは、それがそのまま売上に直結しますので、気になるのは当たり前でしょう。


 とはいえ、順位変動が起こるのは当たり前です。Googleをはじめとする検索エンジンのアルゴリズムが、誰もが満足するような公平なものになるのは、実際問題ありえません。これについてはどんなにアルゴリズムが進化しても、万人の満足というのはあり得ないわけです。それは1位は一つしかないからです。


ある実験サイトの急落


 さて、今回はある実験サイトのランク変動をお届け致します。この見出しにもあるように、最悪のパターンとなったサイトです。その動きが以下の通りです。


<グラフ対象期間 2009年3月〜2011年4月>

あるキーワードの動き



 キーワードは複合キーワードなのですが、競合がとても多いものでした。当然ながら、アクセス数に貢献するキーワードです。複合とはいえ、決まり文句レベルの複合ですので、破壊力抜群です。


 2009年の7月頃から良い感じになってきたのですが(Yahoo!とBingでたまに圏外になっているのは、データ取得ミスですので、本来は圏外ではありませんので上位にあるとお考え下さい。)、2010年の7月過ぎからGoogleでランク下降が起こりました。


 ちなみに、この実験サイトは、外部リンクをバンバンつけるというような事を自分自身ではやっていませんので、ついている外部リンクは100%純粋で自然なものだけです。


 いつもの実験サイトであれば、リカバリー実験をするのですが、このサイトについては、「信じる実験」をやってみる事にしました。つまり、放置に近い実験です。それまでと同じ基準での更新(微修正)は入れても、大きな変更を加えないでどうなるかを見たかったわけです。


 こう言っては何ですが、このサイトの中身はそんなに下がるほど悪くはないぞ、Googleさん!と思っていたのもあります。つまり、絶対に戻る!と思っていたわけですね。狙っているキーワードの上位との違いはとは言えば、激戦な事もあり、被リンク数の違いは圧倒的だったとは思います(競合は数多くのアフィリエイターさんです^^;)。


このサイトのその後


 さて、このサイトはその後どうなったか?下記がそのグラフです。分かりやすくするために、2011年1月から現在までのグラフにしています。

あるキーワードの動き2
 


 ちょうど1ヶ月前に157位から9位に上がりました。その間私がやった対策は、「見守る」です。そして、今は安定しています(本記事執筆時点では4位です)。


 この動きを見ると、Googleがいかに日々、いろいろな修正を細かく入れているのかが分かると思います。


 参考までに、このサイトの更新は今年たったの2回です。しかもどうでも良いレベルの追記(SEOキーワードは一切なし)です。また、変動前の更新はしていません。


 唯一言える事は、中身は良く出来ているという事だけでしょう(ただし、競合よりも圧倒的に被リンク数は少ないです。自然リンクを受けるようなタイプのカテゴリではないので)。


現実的な問題


 このサイトは私の実験サイトですので、これだけ長くの不遇期間(約11ヶ月)でも見守っていられるわけですが、実際に商売に直結するサイトで、星飛雄馬のお姉さんのような見守り方は出来ないと思います。


 それこそ死活問題でしょう。ですので、困ってもこれだけ、放置すればもしかすると戻ります!とは私も言えません。


 とは言え、このサイトの事例でも言えるように、アルゴリズムでの加点次第でこのように順位が一気に変わって長らく動かないケースはあるものです。


 それでも、中身に自信があれば、戻ってくる可能性があるというのも事実だとお考え下さい。私もこのサイトではかなり、我慢してテコ入れをせずに見守りましたが、それの証明が出来たと思っています。


 また、いわゆる被リンクが競合より圧倒的に少なくても、質の良い被リンクが少しでもついていれば、Googleのリンク評価の変更で、順位は一気に変わるのも事実です(今回はこれが伝えたかったというのもあります)。


 被リンクの評価がまた変われば、このサイトは落ちる可能性は大ですが、それはそれで、見守り作戦を続けていこうと思っています。


 しかし、実際問題、本気アフィリエイターとの戦いというのは、なかなか大変です^^;。




 ネタではありますが、公平が叫ばれる現在、小学校の運動会の「全員一等賞」ではありませんが、いつか、10サイト単位で、ランダムに結果が並ぶ時代が来るかもしれないなぁ等と思ったりもしています。10位までの中でランダム、そして、11位〜20位までの間でランダムというような形です。


 もし、そんな「面白い事態」(?)になったら、それはそれでアクセス数がどうなるかも見てみたいものです。おっと、そうすると、順位保証のSEO会社は、10位内でいくら、11位〜20位でいくらになってしまいますね^^;。


 余談ではありますが、Bingってなかなかできた検索エンジンだなぁと、このランク変動を見て思う私です・・・(感謝をこめてリンクをつけときました^^)。


 コメント欄の下に揺さBrain!マニアック(facebookページ)への新しいバナーをつけてみました。このバナーのようなふざけた事はfacebookページでは一切書いていませんので、ご安心下さい。Yahoo!カテゴリ新規登録サイトで面白いもの、その他、役に立つ事だけを書いています(Twitterとは別人のようです!)


 これで「いいね!」の増えるペースが変わったら・・・という実験だったりします^^。



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2011年06月10日

SEO向けキーワード発想法

 今回のテーマは「人の気持ちの段階別SEO向けキーワード発想法」です。


細かく対象者の気持ちを考えると見えてくるキーワードの癖


 リスティングをメインにやられている方ですと、いわゆる潜在系キーワードなどは当たり前の話ですが、SEOの場合、顕在系キーワードを狙う事が多いのはいうまでもありません。


 しかし、例えば何かの商品を買おうと思った場合に、必ずしも商品の具体的な名称が思い浮かぶという事はないでしょう。私なども最近は物忘れが多くなり、先日はここ最近使わない事もあって、「そろばん」という単語がなかなか出てこないという事がありました(私がボケているというのはとりあえずそっとしておいて下さい><)。


 知っている単語でさえすぐに出てこないのであるわけですので、新しい商品の場合に、具体的なキーワードでの検索ができなくてもおかしくはありません。


お勧めの「言葉のヒントで発想法」


 さて、キーワードをいろいろなユーザーの気持ちを考えて想像すると言いましても、キーワードツールだけでは分からないものも多くあります。逆に言えば、そこにあるキーワードは他社もSEOワードとして考えてるものとも言えるため、競合他社に差をつけるにはもう一工夫必要です。


 現実には同じキーワードでSEOをしている事は多いわけですが(特にビッグキーワード)、視点を少し変えれば、新しいキーワードを発掘できるのです。


 そこで、私がお勧めするのは「言葉のヒントで発想法」です。このネーミングは記事のためにちゃちゃっと決めた適当なものです!(すいません^^;)


 言葉のヒントで発想法といかにもそれらしく書いていますが、やり方は至極簡単です。たった一つのルールだけで簡単にできます。第三者にあるキーワードを当ててもらうために、その単語を使わずに説明をする方法です。

言葉のヒントで発想法



 テレビ番組でも、よくこういうのを見かけると思います。回答者に対し、チームメンバーがその単語を使わずに、正解を当ててもらうというものです。


 例えば、ここに「フケ専用のシャンプー」があるとしましょう。それを例にとってこのゲームを考えてみて下さい。貴方ならどのように説明するでしょうか?


 もちろん、シャンプーという単語は使ってはいけません。それはあくまで、単語を知っている方が使う言葉だからですね。



・頭を洗う時に使うもの

・髪から出る白いものに効果的なもの

・髪がすっきりするもの



 やや適当な事を書いてしまいましたが、いろいろと出てくると思います。


商品・サービスに当てはめてゲームを実施


 今回のゲームはあくまで商品やサービスを知らない方向けにどんなキーワード(潜在系)でSEOを仕掛けるかを考えるためのゲームです。


 おそらく同じ会社のメンバーでも、別の表現をすると思いますので、人を変えてやってみてください。そして、皆さんから咄嗟に出てきた説明文をまとめて書いてみてください。時間制限をもうけて実行すると、ひらめきで出てきた言葉が揃うので効果的だったりします。


 ただし、ここで注意は、ここで出てくる説明文は基本的にサービスなり商品を提供している側の説明文になります。


 ですので、この言葉をユーザーサイドからの「疑問・悩み・ニーズ」などの立場で見直す事で潜在的キーワードが出てくる事になります。

視点をユーザーに切り替える




 さて、今回ご紹介した発想法は、この記事を読んで「ああ、そうだね」と納得しただけではその効果は全く理解できないと思います。


 実際に複数のメンバーでやってみる事で、本当のこのゲームの意味が見えてくると思います。


 SEOは顕在キーワードだけで仕掛けるものではありません。人の疑問や悩み、ニーズなどをそのまま検索ワードに入れる方は想像以上に多くいますし、またそれだけ核心にせまったキーワードを使って検索する方ですので、貴社の目指す目的(コンバージョン)に近いユーザーであるとも言えるわけです。


 是非、分かったつもりだけではなく、ブレインストーミングの一つとしてやってみる事をお勧めいたします。実際やると、思ってもみない想像力を発揮する方がいて結構笑えるものです^^。


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2011年06月03日

月間検索数から見るコンバージョンへの貢献

 今回のテーマは「月間検索数から見るコンバージョンへの貢献」です。


月間検索数が多いキーワードでの上位は有利か?


 まず、月間検索数が多いという事は、人気キーワードかつ、そのキーワード単体で検索される可能性が高い事を意味しています。


 そして、SEOではこのような人気キーワードでの上位表示を狙う事が多いのですが、ここでミドルキーワードでの状況で調べてみたものがありますので、その状況をご紹介したいと思います。


 これを読まれると、ロングテール(複合キーワード含む)での上位表示の効果を、より強く認識していただけると思います。

月間検索数が多いキーワード?



あるサイトのミドルキーワードの月間検索数の状況


 まずミドルキーワード(以下A)と、それを含む複合キーワード(B及びC)の月間検索数を述べさせていただきます。データ元はGoogleのキーワードツールです。なお、キーワードの特性にもよりますので、あくまで「参考データ」の一つとしてご覧下さい。


 また、参考までに平均順位も記載させて頂きます。


 <Aの月間検索数>
 49,500 平均順位8位


 <A+Bの月間検索数>
 1,900 平均順位3位


 <A+Cの月間検索数>
 2,900 平均順位1位


 なお、順位こそA単体のものは8位ですが、アクセスに結びついたキーワードとしての流入数は検索回数が多いこともあり、A単体が一番多い事を付け加えておきます(これは言うまでもありませんね。人の目に触れる回数が多ければ、それだけアクセスに結びつく可能性は高くなります)。


各キーワードパターンによるコンバージョンの状況


 前述の通り、A単体でのキーワード経由のアクセスが一番多いのですが、このサイトでのある期間のコンバージョン状況は以下の通りとなりました(自然検索のみでリスティングはかけていません)


 <Aのコンバージョン状況>
 コンバージョン数・・・14 コンバージョン率 1.36%


 <A+Bのコンバージョン状況>
 コンバージョン数・・・16 コンバージョン率 2.45%


 <A+Cのコンバージョン状況>
 コンバージョン数・・・4 コンバージョン率 1.76%


コンテンツの充実が必要な理由


 このサイトの場合、前述のコンバージョンの状況を見れば分かりますが、月間検索数が最も少ない1,900のもののコンバージョン数が最も多く、またコンバージョン率も高くなっています


 A+Cの場合にはA単体よりはユーザーのニーズが細かく入っているのですが、A+Bに比べてニーズが弱いキーワードという事もあり(やや曖昧なニーズ)、コンバージョン数は伸びていません。


 私自身は月間検索数が多いキーワードで何位を取るというような努力はそれほど意味がないと思っています。月間検索数云々ではなく、ユーザーのニーズが明確で、自社コンテンツへのマッチ度が高いキーワードの組み合わせでの上位表示に勝るものはないと思っています。

ユーザーニーズが強いキーワードを狙え



 また、SEOとしてもやりやすい上に効果も出るわけですから、これほどおいしい話はありません。


 もちろん、キーワードAでの上位表示を目指す必要がないと言っているわけではありません。大事なのは月間検索数やビッグキーワードという派手なものに目を奪われるのではなく、本質をついたキーワードでユーザーに見てもらう事だという事を伝えたいだけです。


 というわけで、是非、ユーザーニーズの高いキーワードを見つけ、掘り起こしをしてみてください。きっと、月間検索数以上の効果を期待できるはずです。



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2011年05月27日

虫眼鏡スパムでYahoo!に嫌われたサイトが動く!

 今回のテーマは「虫眼鏡スパムでYahoo!に嫌われたサイトが動く!」です。


虫眼鏡スパム業者にYahoo!は厳しかった


 この記事は以前からシリーズ化していますが、ご存知の方は多いと思いますが、Yahoo!の虫眼鏡を悪用した会社のサイトがインデックス削除という憂き目にあっていたわけです。


 Googleでは会社名で1位であっても、Yahoo!では存在しない事になっていたわけです。SEO云々以前に、営業電話があった会社のサイトをネットで確認するという現在、Yahoo!で会社名検索で出てこないというのは、かなりの打撃といえるでしょう。


 私もこのブログでYahoo!がどれくらいの期間のペナルティで許すのかを追っていましたが、ここでようやく動きがありましたので、ご紹介いたします。


 なお、一部の虫眼鏡企業では戻っている例がある事もお伝えしておきますが、基本はこのグラフのような動きになると思います。

虫眼鏡ペナルティの動き



Yahoo!は許したのか?


 グラフを見ていただければ分かりますが、2010年の12月にインデックス削除をした後は、結局許す事はありませんでした。


 これを見てお分かりになると思いますが、検索エンジンがユーザーに良かれと思って用意している機能を悪用すると、このようなペナルティを受ける事を覚悟する必要があります。


 結果としては、ここまでの手法を使ってしまうと、「通常は戻してもらえない」という事になります。

インデックス削除は怖い



Googleの動きは何を意味するか?


 実はこのサイトに動きありというのは、Googleの動きが私に知らせてくれました。GoogleはYahoo!でのペナルティはそもそも関係なく、会社名で1位をずっと堅持していたのですが、4月中旬から急にランクを落とし始めまして、今は不安定なランクを彷徨っています。Bingはマイペースです。


 ここで、何かあったなと思って調べてみると、見つけました。


 この会社も流石に商売に響くと考えたのでしょう。新しいドメインをとって、サイト運営を開始していました。


 そして、中身はと申しますと、ペナルティを受けているサイトと全く同じ内容です。ミラーサイトと思っていただいて良いでしょう。なお、現在のサイトの内容に虫眼鏡サービスはありません。


 調べてみたところ、その新しくドメインを取得したと思われたドメインは、結構前に取得していたもののようで、新規ドメインではありませんでした(中古ドメインでもありません)。ドメイン名を見る限り、会社名の一部が入っていましたので、予備で取っておいたものかもしれません。


 というわけで、無事に新しいドメインが会社名検索でGoogleもYahoo!も1位になっています。


 結論として言えば、検索エンジンの怒りに触れたドメインは、諦めるのが正解だという事でしょう(それ以前に空白期間を避けるために、先手を打つ方が無難だと思われます)。


リダイレクトしているサイトも


 そして、おまけ編なのですが、逆SEOをやってYahoo!からインデックス削除をされていた会社のその後も追ってみました。


 結論として、現在もインデックス削除をされているのですが、こちらは今年に入ってから新ドメインを取得し、古いドメイン(Yahoo!からペナルティを受けているもの)から301リダイレクトをかけていました。


 その結果、Yahoo!でも会社名で新しいドメインが1位に返り咲きしていました。



 以上、ご参考までに。







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2011年05月20日

スモールキーワードからのSEO戦略

 今回のテーマは「コアキーワードからのSEO戦略」です。最初に書いておきますと、今回の記事はセルフSEOの方でかつ、地道にやれる方に向けて書いています(SEOの予算がない方など)。


ビッグキーワード狙いでも少し待つべし


 時間はかけられるが、予算はかけられないという方も多いと思います。また、場合によっては、SEOという目に見えにくいサービスへの予算投下を会社が認めないところも多いでしょう(教育関係はまさにこれです)。


 そんな企業の広報担当者がセルフSEOをしよう!と考えた場合、SEO関連ブログや書籍で知識を集め、多くのチャレンジをする事と思います。


 SEOの書籍しか見ていない場合(そうなるとこの記事も読んでいないわけなのでそもそも意味はないのですが^^;)、大雑把な事しか書いていない事も多いため、ビッグキーワードをいきなり狙ってしまう方も多いかと思います。しかも、中途半端なコンテンツしか作っていないのにです。


 しかし、ビッグキーワードの場合、ご存知の通り競合も多く、並大抵の努力で新規サイトがそこに顔を出すというのは難易度が高いといわざるを得ません(たいていはその前に諦めると思います)。


 そもそも、そのキーワードで上位の会社は、それこそSEOをかなり古くから仕掛けている所が多いわけです。そして、考えている今も、それらのサイトはコンテンツを充実させ、かつ、SEO施策にも手抜かりがないところが多いわけです。

ビッグキーワードで上位のサイトは強い



順番を考えて対策を練る


 例えば、ビッグキーワードのみを最初から狙ってしまうと、いつまでも上位に表示されず、アクセスも増えず、そして結果も出せないという事になりかねません。上位表示が結果としてされたとしても、時間がかかる事は間違いないからです。


 また、結果が出ないと、自ずとモチベーションも下がってしまい、それに伴い更新内容も手抜きになってしまうという悪循環が生まれやすくなります。



 そこで、視点を変えてみましょう。


 スモールキーワードの場合、アクセスが一気に増える事はそれほどありませんが、比較的すぐに動きが出てきます。中身をきちんと作りこんでいれば、サイトアップ後、数日で自然検索経由のアクセスが出てきます。


 ブログでも何でもそうですが、ある程度きちんと書いたものを用意しておけば、リピーターになる可能性は普通以上にあるものです。いろいろなテクニックを駆使してアクセスを集めたとしても、ファーストアクセスで中身が薄いという印象を与えると、二度とアクセスしてくれない場合もあります。


 とにかく最初は面倒でも(ずっとですね)、きちんとライティングをする必要があります。参考までに、私の実験ブログでは、完全オリジナルで650〜1,300字程度は最低でも書くようにしています。間違っても上位サイトからコンテンツを持ってくるなどはいけません。その時点でGoogleが好まないコンテンツになってしまうだけです。

スモールキーワードからの戦略



スモールキーワードで体力をつける


 さて、スモールキーワードを最初に狙うといろいろな面で良い事が起きます。


・自然検索でのアクセスがはやい段階で集まるため、モチベーションアップにつながる!

・サイトの基礎体力が地味についてくる!

・サイト全体の基礎体力がつくとSEOに有利になる!

・継続する上での源になる!

・ビッグキーワードでの勝負がしやすくなる!




 希望的な観測も多分に書いていますが(^^;)、数多く運営してきた経験で言いますと、この中でモチベーションが続く事が何より大事だと思っています。


 高い意識を持ったまま、更新作業などを続けているサイトは、結果として良くなるものです。少なくとも、何となく担当している方よりも、ユーザー視点で考え、役に立つ情報を提供しようと努力をするでしょう。


 スモールキーワードはいきなり大きな結果を出す事は多くはありませんが、ユーザーのニーズに直接訴えかけている事もあり、アクセス数に比べると、コンバージョン率も高くなるものです。

スモールキーワードで体力をつける



 そういう視点で地道に育てていく事で、いつの間にかビッグキーワードでも張り合える段階にたどり着くと思います。



 継続するというのは何よりも難しい話ですが、セルフSEOでの戦略の一つとして、スモールからビッグへのSEO戦略をお勧めしたいと思います。


 と、継続が大変になってきた私自身に言っているような記事でした。







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