2011年11月09日

Web担当者Forumミーティング2011 Autmun 〜Google検索最新トレンド参加!

 金曜日ではないのに、更新です。せっかく、Web担当者Forumミーティング2011 Autmun「Google検索最新トレンド」に参加してきて、メモをとったので、共有の意味でも記事にしてみたいと思います。


 なお!東京駅で迷ってしまい、別会場でやっているものを映像で見る事になってしまったのはやや残念でしたが(でも、遅刻はしてません!)、それはそれでいい感じでした^^。


Google検索最新トレンド開始


 メイン会場はSEO関係者は1割程度(手をあげてもらっていたようですが、私のいる場所は別会場なので、その雰囲気が見られずにやや残念。Web部門のスタッフの方が多かったようです。


 そして、今回は「正直SEOはあまり詳しくないが、勉強中」という方を対象にした話という事でした。という事で、このブログを読まれている方やSEOに詳しい方はどこかで聞いたことがある言葉が多い記事かもしれませんが、それはそれで、再認識の場と言う事でお読み下さい。


 なお、本記事は慣れないiPadで入力したもののコピペが中心ですので、多少、実際のものとは異なるものとあると思います。その点はご了承下さい。



 以下(*)がついてるものは私の感想で、それ以外は講演内容(のはず)です。


Googleが目指しているもの


 まず、Googleが目指しているものについての話が紹介されました。


・Googleのミッション

 Googleの使命は世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること。


・完璧な検索エンジンとは?(Googleの共同創設者ラリーペイジの言葉)

 完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返す検索エンジンである。


・Googleの基本

 クロール→インデックス→検索結果の表示


・ページランクについて

 200以上あるアルゴリズムの一つにすぎません。また、皆さんが確認できるページランクは年に数回程度しか更新されず、何かの指標にするべきではありません。


*ここで、畳み掛けて「何かの指標にするのは全くお勧めしません」の言葉がありました。Googleの方から実際に聞くと深いです。


 指標にするべきはサイトであったり、サービスで変わってしまうので、これです!とは言えませんが、あえて、言うのであれば、競合サイトとのユーザーテストを行って、皆さんのサイトが上にこなければ、検索結果で上位に来るのは難しい。というよりも、ユーザーからの評価が得られてなければ意味はありません。

*11.10 追記:競合をベンチマークして上がり下がりを指標にしたらどうですか?という内容ではとのご意見を頂きましたので追記させて頂きます。


*まさしくその通りですね。


・ウェブマスター向けガイドライン

 このガイドラインに沿ってサイトを制作することで、Googleにクロールされやすく、インデックスされやすいサイトを作ることができます。不正行為についての説明。違反すると検索結果からの削除、掲載順位の下降になる可能性がある。


SEOについて


 次にSEOについての見解がありました。


 まず、Googleの言っている事はずっと変わっていません。裏技はほとんどありません!


 SEOの裏技があって、コンテンツの豊富なサイトより薄いサイトが上位に来たとしても、Googleはアルゴリズムをかえて、コンテンツが豊富なものが上位にくるように調整します。


 年間でアルゴリズムに行う変更は数百。日々、沢山の検証をしています。アルゴリズムは常に変わりますが、目指すところはかわっていません。Googleは常にユーザーを意識してユーザーにとって役立つサイトを上位に表示して行くだけです。


「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」



 Googleを見て最適化ではなく、ユーザーを見て作れば、結果として上位に来るようになります。というわけで配布物であるGoogle検索スターターガイドを見て下さい!という事でした。


*多分、私は3冊目かも^^;。


「SEOは本来、サイトを訪れるユーザーのために行われるべき。サイトのコンテンツを利用するのはユーザーであり、検索エンジンはユーザーがコンテンツを見つけるために使われているにすぎない。」


ウェブマスターツールを使う理由


 Google検索におけるダッシュボードであり、非常に重要なツールです。


*ここでこの記事を是非読んでください!という事でしたので、リンクをつけておきます。

 「ウェブマスター ツールを使う 7 つの理由


★3つの重要ポイント

・ガイドライン違反のお知らせ機能

 ガイドライン違反にメッセージが表示されるようになりました。


・再審査リクエスト(例としてリンク購入でペナルティを受けた場合の例が出てました)

1.違反箇所、購入したリンクをすべてはずすか、無効化するように対処する。

2.その後、違反箇所がすべて修正されたことが確認されたら、再審査リクエストをだす。


 アルゴリズムにより自動でペナルティを受けたら、それが修正されるまでは永遠にその状態が続きます。

 手動のスパム判定の場合には、自動では解除されないので、再審査リクエストが必要になります。


・ペナルティが解除されない理由

1.問題の特定は正しいが、違反箇所が修正しきれていないケース。

2.違反内容がサイト管理者ではなく、他の会社などに依頼した施策などなどによるもので、かつ違反箇所が特定できないようなケース。例えば、SEO会社に依頼したところ、悪質なSEOを行われた場合、何をしたか特定できないケースがあったり、契約が終了していたり、営業秘密で施策を教えてもらえないなど。


 そんな時は・・・


 外部からのリンクが理由の場合、ウェブマスターツールの「サイトへのリンク」でチェック可能。リンクしている1000ドメインが確認できる。どこからリンクがきていて、問題がどこにあるかをチェックする。


 というわけで、ウェブマスターツールに登録しましょう。ディレクトリ単位でも登録可能です。


その他


 最後の方のまとめですが、Googleヘルプフォーラムにも是非質問をしてみて下さい!との事でした。


 Google社員や、詳しい方がきっと答えてくれるはずです!との事です。


 そして最後に、


 Google検索の目指す先には必ずユーザーがいます。Googleではなくユーザーのための最適化、ユーザーの役に立つコンテンツを作るようにしましょう!

 
 また、ウェブマスターツールのサイトへのリンクは是非一度眺めてください。


 との事でした。ちょっと途中、ミスタッチが目立ち、正確ではないところがあるかもしれませんが、参加者の方で、ここは違うだろうというのがあれば、こっそりTwitterなどでレスしてみて下さい。


 今日は画像なしで^^。


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2011年11月04日

リダイレクトを忘れるとこんな結末

 今回のテーマは「リダイレクトを忘れるとこんな結末」です。どれだけのリスクがあるかをご覧下さい。


リダイレクトは資産の放棄です


 今回の記事は追跡サイトの検証記事です。あるサイトがリニューアルをしたのですが、その時に、古いURLから新しいURLへのリダイレクトを忘れました(つまりURLが変わったという事です)。ドメインそのものは変わりませんが、各コンテンツを整理した結果、URLを変えた(というか、意識してないかもしれませんので、変わったが正しい表現かもしれません)ようです。


 そこで、Googleが同じキーワードで新しいページを認識した時期と、その対象キーワードの順位の動きをご紹介いたします。


 これを読むと、リダイレクトを忘れると怖いというのがよく分かると思います。


 まずはこのサイトの簡単な情報を紹介しますが、B to Bの企業サイトで10月11日に完全リニューアルを実施しています。リニューアル後のコンテンツ量はそれまでの倍くらいはあるかもしれません。


あるキーワードの動き


 まずはある複合キーワードの動きをご紹介いたします。

複合キーワードAの動き



 今回のケースでは3大検索エンジンともに反応はそれほどはやくなく、10/11のリニューアルに対し、10/24という約2週間後から動きました。偶然なのですが、このキーワードについては、BingもGoogleなどと同じ日に動いたというのが、何か不思議に感じました。


 そして、ランクインしていたURLはというと10/24にYG(Yahoo!とGoogle)では変更となり、それが元で順位も大きく動いています(しかし、残念ながらそれも既に存在しないURL)。その後、もう一つ間にデッドリンクとなった別のページを認識した後、10/30に新規の該当ページを認識しました。


 つまり、Googleはリダイレクトをせずにリニューアルした時に、同じ内容のページを認識するのに、「今回のケース」では19日間かかった事になります。


 Bingはこの辺はしっかりしていまして、10/24まではそれまでの認識ページをそのまま捕捉しておりましたが、10/25からは完全に圏外へ。そして、今はなかった事のように、認識をしてくれていません。Bingらしいですね。当分このままのような気がします。


 次にそれほど順位に影響がなかった複合キーワードの動きです。

複合キーワードBの動き



 動きがないと言いましても、それまで2位だったものが、11/2時点では16位(YG)に落ちています


 とはいえ、これもYGでは認識ページが短期間に何度も変わっています。


 10/13にそれまでの認識ページから変更(デッドリンク)、10/24に再度変更(デッドリンク)、10/30に現在の認識ページ(トップページ)になりまして、とりあえず何とかなったと言えばなったと言えます。


影響が大きいものが多数


 実際には最初の例である、大幅ダウンというケースが多くありました。リニューアルの際に気をつけるべきリダイレクトの設定をし忘れるだけで、これだけ大きな問題となるわけです。


 さらに404エラーページの設定をしていなかった事もあり、順位が下がり認識ページが変わって別のURL(デッドリンク)がカバーしていた時も、結局はむなしい画面を表示していましたので、全く意味がありませんでした。

404エラー



 とはいえ、これは他人事ではなく、結構よく見かけるケースだと思っています。今まで積み上げてきた資産を無駄にしてしまうのは、とても勿体無い事です。


 どんなにリニューアルをして綺麗になったとしても、それを伝える術を取らなければ、意味はありません。


 いずれ、同じキーワードで上位に来る可能性はありますが、それまでは冬の時代を過ごさなくては行けないのです。本当に勿体無い事です。


 何でもそうですが、大事なのは完成品と同様、どのように綺麗に(華麗に)引っ越しをするか?という事です。これはドメインが変わる変わらないのいずれでも言える事です。


 場合によっては、今回のケースのように大きなダメージを受ける事になります。企業名以外でのアクセスが急になくなるという事態になりますので、名前が知られておらず、ロングテールキーワードで戦っている企業にとっては、かなり辛い時期が生じてしまう事になります。


 リニューアル時はとにかく気をつけましょう。


 サイトは即座にリニューアルできても、検索結果はすぐには反映してくれないのです。




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2011年10月28日

困った時のキーワード探しはSEOに役立つ

 今回のテーマは「困った時のキーワード探しはSEOに役立つ」です。


普段と困った時のSEOキーワードへの意識の違い


 普段、SEO向けのキーワードを考える時、一般的にはキーワードツールやら、その他の似たようなツールを使うと思います。また、本格的に時間が取れる方はブレインストーミングレベルの事をやって、ユーザー層(対象者層)から思い描き、その行動分析などもあわせて、潜在キーワードから顕在キーワードまでを絞り込んでいると思います。


 しかし、落ち着いて考える事が出来る時というのは、自分の意識レベルでは「平常心」であり、そこから出てくるキーワードというものは、その域を出ない事が多いのではないか?と思ったわけです。

平常心で浮かぶキーワード



 というよりも、実際にここ最近、ある事で困り果てて、Googleにていろいろな検索を試していましたが、今から振り返ると、「本当に困っている時の」キーワードの選定方法は物凄いスピードで変わっていくなぁと実感したわけです。


 というわけで、今回の記事は私の個人的な経験ですので、その程度の「物凄く狭い世界」の記事という事をご了承下さい^^


まずは分かりやすいキーワードから


 今回、あるトラブル(機械の)にあって、最初に私が使ったキーワードは、その商品の固有名詞からでした。固有名詞で探したのは、いわゆるメーカーサイドの該当商品のFAQにあるかな?という思いがあったからです。


 しかし、困った事に、メーカーのサイトのFAQは超絶に分かりにくく、電話かけて業務を忙しくしてほしいのか?というくらい完成度の低いものでした。

分かりにくいFAQ



 少し話はそれるのですが(いきなりですが、いつものパターンです^^;)、このFAQについては、過去にも書いた事があると思いますが、家電量販店などに行った時にいつも思う事があるのです。それは情報のリアル共有がほとんど出来ていないという事です。


 量販店などでは、他のスタッフとお客様からの質問情報を共有するシステムがほとんど作られてないように感じる事が多々あります。そのため、質問がたらいまわしとかというケースは良くありますね。実際、よくありそうな質問にも全く回答できない事も多いようです。


 どの商品にもよくある質問というのはあるはずです。そして、その中にはメーカーに問い合わせるレベルのものもあるでしょう。そういうものがなぜ共有されてないのかが不思議なのです。分かりやすく言えば、人気商品のところには(全部は大変なので人気のだけでOKです)、「この商品についてよくあるご質問」というようなものをくっつけて、そこに情報を蓄積できるような体制を取ればいいのに・・・」と思う事もしばしばです。


 それがあれば、お客様もそれを自分で見るだけで質問する事もなく解決するかもしれませんし(つまり、スタッフは他の事に時間をかけられます)、スタッフに質問が来ても、それで確認できるわけです(と、思うわけです)。そこになければ、自分で調べてそこに追加すれば良いだけですね。


 例えば、この間、ある芸能人で話題になりましたが、iPhoneとiPod touchの違いなどもそうでしょう。言われて見れば、間違えても仕方ないですよね。詳しくなければ、遠目に見て違いは分からないですね。

 
 ・・・話がそれすぎましたので、戻ります。


複合キーワードの登場


 公式サイトが役に立たなかったので、ここで複合キーワードの登場です!商品名に様々なキーワードを追加して検索していきました。


 基本は「商品名+症状」での検索を行ったわけです。例えば「商品名+途中で止まる」などです。お悩み系キーワードは公式で分からない時には本当に使います。同じような問題を抱えた方が多くいるからです。


 しかし、こういうキーワードの難しいところは、各個人のバックグラウンドと感情の変化によって表現が全く違うという事です。


 例えば、「止まる」ではなく「動かない」と入れる人もいますし、「使えない」かもしれません。あるいは「商品名 評判悪い」とか、「商品名 欠陥」のように、その先を決め付けてキーワードを入れるかもしれません。

表現方法の違い



 希望の内容が見つからないと、どんどん入力するキーワードに幅が出てきます。考えてみれば分かりますが、本当に困っている時の「リアル」ブレインストーミングはタダモノではないのです。必死なので、とにかく思いつく限りのキーワード(テキスト)を入れている自分がいました。


最後に行きついたキーワード


 そんなこんなで、いろいろと検索したのですが、なかなか目当てのものが出てこない事もあり、最後はシンプルに落ち着きました。


 お悩み系キーワードを入れても、表現方法が異なり、思ったものが出てこなかった事もあり、それらに依存しないシンプルなキーワードに最後は落ち着いたという事です。


 3語以上の単語の羅列です。そこには、検索者の背景がなるべく影響しないようなキーワードを選んで複合検索している自分がいました。つまり、検索者自らが、自分が思う言葉ではなく、


「ユーザーが共通して使うであろうキーワード」



 を想定して検索するという状況になったわけです。後はGoogleの知能に任せようと・・・。



 さて、長々と私的な動きを書いてまいりましたが、この行動を自分で振り返ってみると、少なくとも私は、まずは大きなくくりから探そうとしていたようです(FAQ)。


 そして、その後に、困った状況の「仲間」を探していました。


 最後は、共通して使う言葉(単語・動作)を組み合わせる事で、なるべく探しているものに近いものを出そうとしていました。


 今から思えば、相当なブレインストーミングだったと思います。私の総検索回数はかなりのものです。


 振り返ってみて、人は本当に困っていると、想像以上にいろいろな視点から、探しているものを見つけだそうという執念のようなものが出てくるのだと実感しました。実際の検索キーワードの変遷は多すぎてここでは紹介できませんが、もし、この記事を読まれている貴方が、次に何かに本当に困って検索する時に、使ったキーワードを順番に「記録しておく」と、SEO(PPCも含めて)のキーワード探しの何かのヒントになるかもしれません。


 その時についでに、検索キーワードを変えた理由なども書いておくと、さらに後で参考になると思います。

キーワードの記録



 ユーザーの立場になるというのは、本当の意味で、その立場にならないと分からないものというのは多いものです。アクセス解析を見てもそうですね。正直、どういう気持ちでこのキーワードなのか分からないものは結構あるものです。


 今後はそういう部分も意識して、自分が困った時の検索キーワードの記録を一度はしてみると良いかもしれません。そして、「自分がどういう気持ちでそういう検索キーワードの変化を起したのか?」を社内などで話し合う事が、SEOのキーワード探しにも役立つかもしれません。


 さすがにそういうキーワード探しをやっている人はほとんどいないと思いますので、困っていても冷静にメモって見て下さい!


 なお、さらにイライラしても私は責任はとれません^^;



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2011年10月21日

全てのページが検索される可能性がある事を忘れてませんか?

 今回のテーマは「全てのページが検索される可能性がある事を忘れてませんか?」です。


今の検索エンジンは昔とは違います


 今回、なぜ、このような記事を書こうかと思ったかと言いますと、Googleのインデックスのスピードは物凄くはやくなっているので、意識していかないといけないなと思ったからです。


 例えば、アフィリエイトなどを目的として記事を書いている場合、確実に、意識の中に


「Googleにヒットさせてやるぜ!」



 というような気持ちがあるわけです。そのため、きちんとした記事を書いている方は、入魂(とまで行くかはわかりませんが)モードで記事を書かれていると思います。

検索にヒットさせる



 つまり、何が言いたいかと申しますと、こういう目的が明確な方は、いつアクセスがあっても安心なわけです。正直、全てのページで網を張っているではないですが、どのページから来ても万全な体制を敷いているわけです。


 昔の検索エンジンなら、TOPページにかなり偏って結果を返して来たわけですが、今は、検索キーワードになるべく近い「ページ」を出そうと思っているわけです。そして、その傾向は益々進むのは言うまでもありません。


企業サイト内のブログに注意


 実はこれが今回の肝です。


 SEO施策の一環として、企業サイト内にブログを埋め込み、更新を続けている所は多いと思います。それはそれで、動きのある会社と見えますので、良い事だと思います。


 しかし、企業サイト内のブログについては、いつの間にか、義務化してしまって本質を見失っているものが多くなってきたように見受けられます。


 ここで、よ〜く、考えて下さい。


 貴社が目的とする事は「毎日更新している事を見せる事」なのでしょうか?

とりあえず書いています



 おそらく、違うと思います。もう一度、はじめた頃の目的を思い出してください。


 貴社がブログを書いているのは、そのブログ記事などを見て、会社に対しての何らかの良いイメージを持ってもらう(それに加えてSEO効果にもなれば一石二鳥)事なのではないでしょうか?


 つまり、そこにはユーザーに対する感情の変化を起す目的があるはずなのです。そして、ここが一番大事なのです。


記事を増やす事を目的にしてはいけない


 さて、もうお分かりでしょうが、長くいろいろと続けていくと、どこかで「なあなあ」になってきます。ルーチンワーク化してしまうと言いますか、ただの義務的な作業の感覚に陥ってしまう事はよくあるものです。


 しかし、困った事に数だけを目的をしてしまって、適当な記事を書いているといつのまにか、とんでもないデメリットを抱えているかもしれないのです。


 今のGoogleは、更新後、かなりのスピードでインデックスをしてくれます。つまり、適当に書いてしまった記事も親切にもすぐにインデックスをしてくれます。


 これは言いかえれば、更新した途端に、


「いつ検索されてもおかしくないコンテンツページ」



 になったとも言えます。


 おそらく、企業内ブログなどで書いた内容が、すぐに検索されるとはあまり意識はしていないと思いますが、複合キーワードなど、ドンピシャなキーワードではまれば、いきなり検索キーワードとしてヒットしてもおかしくはありません。


 そのため、適当な記事などを義務的に書いている場合、その記事が、「そのユーザーとの初対面」となってしまうわけです。

出会いはいつも突然です



 もう、分かりますね。今の検索エンジンのアルゴリズムは、一番良い印象を初対面のユーザーに与えようと思っていても(例えばTOPページを最初に見てほしいと思っていても)、実は、糸がほつれている部分(手抜きの部分)を先に見つけられるかもしれないと言うわけです。


 おそらく、そんな細かい事を意識している方はそれほどいないかもしれません。しかし、検索エンジンの将来像を予想するにつけ、全ページのどこが入口として機能してもおかしくないという事は忘れないようにしましょう。


 ユーザーとの初対面の印象をなるべく良くするには、日々の努力(義務としてではなく)が重要なのです。毎日書くのが大変であれば、そこまで書く必要はありません。


 少なくとも、中途半端なものを見せてまで守るべきルールでも何でもないのです。


 是非、目的を履き違えないように、サイト運営をしていってください。


 SEO目的だとしても、アクセス数を増やすだけではなく、その先のコンバージョンアップが本来の目的のはずです。



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2011年10月14日

Googleがサブドメインに与えた影響の一例

 今回のテーマは「Googleがサブドメインに与えた影響の一例」です。先日のGoogleのある動きによって、サブドメインの検索結果への露出に影響があったようです。


私がサブドメインでのブログを運営している理由


 一部の方は私がサブドメインでブログを作っている理由をご存知だと思いますが、改めて、ここでその理由を紹介したいと思います。


 現在、ブログを運営する場合、ドメイン内のサブディレクトリに作る方がほとんどです。メインコンテンツがそれほどの充実度合ではなくても、その中にブログを構築する事で、ドメインそのものの力も強くなりますし(統一したテーマでのコンテンツが増えるため)、またロングテールSEO上も効果があるからです。


 実験大好きの私としましては、サブドメイン派もいないといけないという事で、SEMアドバイザー名義で公開しているものについては、サブドメインで運営しているものが多くあるわけです(以前はサブドメインならではのうまみは結構ありました)。


Googleがサブドメインに与えた試練


 さて、ここ最近、Googleがサブドメインに大きな試練(というか仕様変更)を与えてくれました。


 その前に私のSEMアドバイザー名義でのサブドメインは以下のものとなります。


・SEMアドバイザー(公式サイト)・・・http://sem-adviser.com/

・SEMアドバイザーのSEO対策ブログ・・・http://blog.sem-adviser.com/

・SEMアドバイザーの揺さBrain!・・・http://yusabure.sem-adviser.com/

・SEMアドバイザーの学生募集の宝箱・・・http://gakubo.sem-adviser.com/


 この4つの「SEMアドバイザー」キーワードでの検索に変化がありました。それまではGoogleで検索すると、ほぼ上位の3つは下記のような状態でした(キャプチャなしです^^;)。


1位・・・SEMアドバイザー公式サイト

2位・・・SEMアドバイザーの揺さBrain!

3位・・・SEMアドバイザーのSEO対策ブログ



 ところが、私の調査データでは10月8日から下図のような状態に変わりました。


SEMアドバイザーでの検索結果



 ご覧になっていただくと分かりますが、サイトリンクにサブドメインがまとめられてしまいました。


 ここでBingの検索結果を参考までに見てみますと、下図のような感じです。

BingでのSEMアドバイザーの検索結果



Googleに何が起こったか?


 Bingと比べるとはっきりと出ていますが、GoogleがQDD(Query Deserves Diversity)アルゴリズムを強化しているのが分かります。多様な検索結果を表示したいというGoogleの方向性の現れでしょう。


 確かにBingの検索結果は「SEMアドバイザー」では、私のものがほとんどです。これはGoogleにとっては好ましい検索結果ではない(サイトリンクで間に合う)という考えなのでしょう。


 なお、本記事執筆時点では100位内にある「SEMアドバイザー」キーワードでの「sem-adviser.com」を含むものは、この1位だけで他にはありません。


その他の名前だしサイトはどうなっているか?


 さて、前述しましたように、サブドメインはまとめられてしまったわけですが、SEMアドバイザーという名前をコンテンツに含んでいるサイトで別のドメイン(サブドメイン)を使っているものがあります。それが以下の二つです。


・学生募集広報戦略・・・http://haya-haya.com/

・疑問意識力・・・http://gimon-isiki.sblo.jp/


 これらは私の名前(というか、SEMアドバイザーという名称)を使っていますが、別ドメインで運営しています。


 この二つの記事執筆時点での「SEMアドバイザー」での検索順位は以下の通りです。


・学生募集広報戦略・・・12位(やや不安定な順位変動です)

・疑問意識力・・・13位



 上記の通り、ドメインが異なるので、「当然ながら」このキーワードでまとめられるという事はありません。なので、ここで書くまでもなく、出てきて当たり前ですね。


結局は検索キーワードとのマッチ度が大事


 さて、ここでサブドメインは全くダメになったのでは?と思う方もいると思いますが、今回の例はあくまで「SEMアドバイザー」というキーワードでの例です。


 まとめられてしまったそれぞれのブログは内容こそ全く異なるものを含んでいますが(学生募集の宝箱)、「SEMアドバイザー」というキーワードで言えば、まとめられてもおかしくないのは確かです。


 実際には、それぞれのブログにあるコンテンツにあるキーワードでの検索でまとめられることはありません。


 つまり、それだけ、Googleは賢くなり、また、多様な結果を表示したいと考えているという事です。

いろいろなものを提案



 ユーザーから与えられたキーワードで、まとめるべきはまとめ、そうでないものは、適切な情報を検索ユーザーに提示する・・・。Googleはさらに人間らしくなってきた気がします。


 ・・・とはいえ、同じターゲットキーワードで検索結果を埋めたいという時にサブドメインは不利になるというのは現在の仕様であれば間違いないですね。


 今回の記事では皆さんにも想像してもらうべく、私の記事内容には余白を残したつもりです。いろいろと考えてみて下さい^^



 というわけで、今後も、サブドメインでの運営は続けていきます!



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