2012年11月20日

著者情報はSEOとブランディングをカバーする

 本日のテーマは「著者情報はSEOとブランディングをカバーする」です。


著者情報の設定はしていますか?


 「著者情報」と聞いて「何のことだ?」と思われる方がいるかもしれません。Googleの検索結果でこのようなものを見た事がないでしょうか?

著者情報



 このように顔写真付きでそのサイトやブログの「著者」が表示されますが、これの事を指します。この機能はGoogle検索だけで出てくるものですので、Yahoo!などでは見る事はできません。


 この著者情報の出し方につきましては、既に数多くの記事が書かれていますので、今回の記事では触れませんが、記事が多すぎてどれを読めば良いか悩んだ場合には、なるべく最近の記事を見ると良いでしょう。


 理由は簡単で、この著者情報の出し方は以前は結構面倒な手順を踏まなければいけなかったのですが(私もこの時に設定したので手探りに近かったですが)、今はかなり簡単になっています。


 そのため、最近書かれた記事であれば、最新の手順に触れているはずですので、最近の記事に絞って(Googleの検索結果の左一番下にある「もっとツールを見る」をクリックで期間指定ができます)、「著者情報」と入れて検索すれば良いでしょう。


 なお、設定がきちんと出来ている場合には、「Structured Data Testing Tool」にて確認できます。

Structured Data Testing Tool



 上図のURLを入れる場所に設定したものを入れてプレビューを押すと、きちんと設定が出来ていれば下図のような状態になります(検索結果に出るのは、それよりも後になりますので数日待ってください)。

著者情報のプレビュー



 というわけで、設定方法は他のブログなどでご確認くださいw


著者情報の表示で実感した事


 ここからが本日の本題です。私は実際に著者情報を名前を出している複数のブログ、サイトで設定していますが、確実にこれがある事で得をしていると感じます。


 その最たるものがブランディングができると言う点です。この著者情報の設定においては、基本的に実写の顔写真をGoogle+で設定していないといけません。言い換えれば、イラストなどですと、他の設定がきちんと出来ていてもGoogleがはじいてしまうのです。


 人によっては、それらしいイラストなどを使う事で実写写真ではなくても検索結果に出す事に成功している方もいますが、「セルフブランディング」を希望するのであれば、実写を出す事に躊躇する事はないかと思います。


 前述の例では、「SEMアドバイザー」という検索結果でのものですので、正直、私の顔が出ていようが出ていまいが、お得度というのは感じません。


 この著者情報が効果を発揮するのは「一般キーワード」での検索に他ならないという事です。


 例えば、下記は「学生募集」で検索した結果になります。

学生募集での検索結果



 この一般キーワードで顔が出るという事は「教育関係のコンサルタント」を業務としている私からすれば、大きなブランディング効果があると言えます。1位である上に顔まで出ているのですから、一般の方からは「学生募集に詳しい人なのではないか?」と言う印象を与えられるわけです(決して誤解ではありません^^)。


 教育現場でよく使われるキーワードの「高校訪問」(このキーワードで毎日検索があるなんて、このブログ読者は想像つかないと思いますが、それくらい一般的なキーワードなのです)でも同じように出るため、複数の教育関係キーワードで顔を出しているという事になります。


 さらにこの著者情報が効果を出すのは、ある意味1位ではない時かもしれません。SEOで上位を狙えればそれが一番ですが、例えば以下のように1位でない場合にも、かなり目立つ事になり、顔が出てない普通の7位よりも確実にクリック率が高い事を実感しています(「広報戦略」で検索。検索時は7位)

広報戦略の結果



 なお、ウェブマスターツールの「著者の統計情報」メニューでオーナー確認が完了したページの検索統計情報を確認できます。これも他のブログで書いていますし、見れば分かると思いますのでこの記事では割愛します。


著者情報は順位以上の補完効果がある


 私自身、最初は実験のつもりで著者情報の設定をしたわけですが、本来ならこの順位ではここまでクリックは出ないだろうという場合でも有利になっている事を実感しています。


 検索結果で顔が出ている数がそれほど多くないキーワードであれば特に目立ちますし、ファーストインプレッションの範囲内に表示されていれば、1位でなくてもクリックされる確率はぐんとあがように思います。


 実際、私が使う時を考えても、検索時に顔写真が出ているものに真っ先に目が行っていると思います。そこに知っている顔があり、その方の記事内容に信頼を寄せていれば何位であろうと優先的に押している事もあります。


 そう考えると、著者情報が出ていると同時に、その方が「信頼している知人」というのは物凄く価値のある組み合わせだと思います。


 SEOで上位を取れればもちろんアクセス数アップに貢献しますし、それが理想でしょう。しかし、アルゴリズムの変化で順位は不動ではないものです。


 その時にブランディングなどをやられている方は、顔写真付きの著者情報が出る事で本来の順位以上のクリックと信頼を得る事ができるでしょう。


 というわけで、著者情報について私がついGoogle+で書き込んだのがこちらです。この言葉に嘘はありません。

Google+でのツイート



 まあ、1位で著者情報ありが一番良いですけどね^^


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posted by SEMアドバイザー at 09:00 | SEO

2012年11月13日

インハウスSEOではキーワードの共有が重要

 本日のテーマは「インハウスSEOではキーワードの共有が重要」です。


ユーザーとの会話のフィードバックをしていますか?


 クレームは宝だと言われるくらい、ユーザーから得られる情報には重要な要素が内包されています。もちろん、全てのクレームが宝となるわけではありませんが、少なくとも、現在のサービスの問題点をどのように改善するべきかのヒントが多数そこには存在します。


 しかし、本当の意味でユーザーからの声を 共有できている会社はそれほど多くないのでは?と思っています。例えば、コールセンターなどに集まった声を集計してフィードバックしている会社は多いかもしれませんが、本音部分は直接届けられないケースも多いわけです。


 ユーザー全員が自分の意見を直接届けようと思っているなどという事がないのは言うまでもありません。最近では以前に比べて、SNSなどが人気と言う事もあり、いわゆる独り言のような感じで「ある商品」についての意見・感想をツイートする方が増えてきましたので、エゴサーチ(自社商品名などで検索)をする事でそれらの声もひろいやすくなってきました。


 とはいえ、それも意識してやらなければそういう声に気付く事はないでしょう。そもそも、あえてそういう言葉を聞かないようにしている会社さえもあると思います。痛い意見はなるべく聞きたくないと思っているのは気持ちとしては理解できなくはありませんが、将来的な満足度アップのためには、なるべく多くの意見を聞くチャンスを逃すのは勿体無いと言えます。


 SNSやサポート部署のみに限らず、あらゆる場所でユーザーの声を聞く機会はあるはずです。それらの声も出来るだけ担当部署にフィードバックするようにする事が重要だと言えます。

ユーザーの声



あらゆる意見をここで整理してみる


 ユーザーからの意見にはいろいろなパターンがあります。それらをどう活かすかで商品やサービスの質への意識が変わってくるものです。

ユーザーの声



 物凄く大雑把ですが、ユーザーの声は上記のように考えます。基本的な事ではありますが、再度意識するという観点で紹介させて頂きました。


 まず、一番目の「不平・不満」は文字の通りクレームと言われるものです。商品やサービスに問題があると感じ、それを意見として届けてくれるものです。そのため、「嫌なことを言う」と受け取るのではなく、次回の改善のための参考意見として真摯に受け止めなくてはいけません。


 言い換えれば、「この不満な部分を改善してくれれば、この商品はずっとよくなるぞ!」という意見なわけです。そういう応援をしてくれるからこそ意見をしてくれているわけです。


 二番目は「賞賛」です。つまり、「この商品は良い!」と伝えてくれるわけですので、作り手からすればこんなに嬉しい事はないですね。


 ただ、喜ぶだけではいけません。良いという意見には「何がどう良い」という具体的な話が含まれているはずです。


 つまり、お客様サイドから伝えたくなるくらい良い点だと言うわけです。そのような意見は広報としてのアピールポイントとして使えないかのヒントになります。その時の広告に賞賛された部分が含まれていなければ、それを上手に盛り込むと良いでしょう。そこが決め手だとユーザーから言われているようなものなのです。


 三番目は「質問」です。これはWebサイトに限らず、紙媒体も含め説明が分かりにくいという指摘に他なりません。WebサイトにはFAQがありますが、WebサイトにあるFAQで役立った経験が個人的にはほとんどありません。


 理由は簡単で、そのコンテンツ自体が質問が来る前に作られているケース、アップした後お客様の声を反映していないケース、そして痛いところには触れたくないためFAQには質問が多くても入れないというケースなどがあげられます。


 正直に言えば、本当の意味でよくある質問に回答できていないFAQは何の役にも立たないため、場合によってはそれで購入を断念する場合もあります。大事なのはそれをどう伝えるかを考える事なわけです。


インハウスSEOで生きてくる情報共有


 さて、本題に戻ります。アナログな話を書いてきましたが、前述した内容というのは、いろいろな意味で「検索される内容」です。


 情報共有が電話で受けたサポート部署だけで終わってしまっているような会社の場合、そうではない部署の方が受けた声も吸い上げるシステムを作る方がより良い結果を生み出せます。


 声の母数が多ければそれだけ多くのヒントになりますし、また、Webについて言えば、コンテンツのヒントになるわけです。求められているものを入れずに、企業視点で入れたい(見せたい)情報だけを見せる時代はもう終わりました。


 今は積極的に求められる情報を貪欲に拾い上げ、それを様々なものにフィードバックしていく努力が不可欠になりました。


 おそらく、ユーザーの声をきちんと集めている会社でも、まだまだ届くはずの声で届いてないものは沢山あると思います。


 それらを上手に主要コンテンツへのヒントとして、そして商品・サービスへのヒントとして積極的に取り入れる企業はさらに強くなっていくと思います。

あらゆる声を反映していきましょう




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posted by SEMアドバイザー at 09:00 | SEO

2012年10月30日

広報担当時代の自分に伝えたいSEO会社の選び方

 今回のテーマは「広報担当時代の自分に伝えたいSEO会社の選び方」です。


 なお、タイトルを見ると学校広報時代にSEO会社に依頼していたように見えますが、話を聞いた事はありますが依頼した事は一度もありません(既にセルフSEOでターゲットキーワードで1位を取得していましたので)。


 というわけで、選ぶならこういう基準で行きましょうという過去の自分へのアドバイスです。


「SEO」キーワードで必ずしも上位にある必要はない


 おそらくこの意見には反対だ!と言われる方も多いかと思います。なぜかと言えば、選ぶ基準を書いたブログなどでは、「SEO」で上位に来ている会社でなければ実力がないも同じとほぼ書かれているからです。

SEOキーワード



 しかし、現在の私はこれは必ずしも正しいとは考えていないのです。一つには自分たちの会社のスキルを見せるために「SEO」キーワードでの上位を見せるのではなく、クライアントサイトで証明すれば良い話かなと思っているからです。


 言いかえれば、そこに力を入れるのではなく、クライアントサイトに力を入れればどうか?と思うわけです。もちろん、それくらいの実力なら「SEO」であがっても不思議ではないだろう?と言われるかもしれませんが、個人的にSEOは担当者のスキル(や経験)が大きく関わってくると思っていますので、会社サイトがSEOキーワードで上位だから、こちらにも良い担当者がつくとは思えないのです。


 システムで済むものは同じかもしれませんが、それ以外のノウハウなどはまさに個人ベースだと思っています。担当者がダメならそれ以上のものは望めないと感じます。


 さらに、SEO業界には詳しい方が数多くいます。その中には特にSEOでの上位表示を狙っていない方など多くいます。そのため、「SEO」で上位にないからダメという価値判断は参考にしかならないと考えます(あくまで主観です)。


年齢構成が幅広い会社を選択しなさい


 平均年齢が若い会社が悪いと言っているわけではないのですが、若い人の方が強い部分、そしていろいろな経験を積んだ人の方が強い部分というのはあると思っています。いわゆる経験です。

年齢層が幅広い会社



 実際、Webを使った商売をする場合、上位表示の話だけではなく、より多くの参考になる情報も付加価値としていただけるならそれに越した事はありません。


 そのため、若い世代からの意見に加え、様々な経験を持つ方からの意見を聞けるのであればとても参考になると思うわけです。


 そのため、年齢構成が幅広いSEO会社であればなお良いなと思うわけです。それぞれの世代の良い部分を活かしている会社を選びたいと私なら考えるでしょう。


情報発信をしている所を選択しなさい


 情報発信をしていないけどもとても良いSEO会社は多くあると思いますし実感しています。ただ、今回の記事はあくまで広報担当者の自分に言いたい事ですので、こうなってしまいます。


 「コンテンツが大事です」と言っている会社であれば、特に、どんなコンテンツを作るべきかの見本となるようなレベルの情報発信をしていてほしいと思うわけです。これくらいの質の良いものを書き続けると…のようなものですね。

情報発信



 人にはコンテンツが大事だと言いつつ、その会社のサイトは営業の話しか書いていないのでは正直、言っている事と事実が違うと思ってしまいます。最低でも情報発信をしている会社は、有料の契約をすれば無料情報以上の価値を提供してくれるはずという期待ができるわけですので、そういう意味で情報発信をしている会社を選択したいと思います。


 逆にその内容がどうでも良いようなものであれば、絶対にそこには頼みません。今のユーザーは目が肥えています。どこからか持ってきたようなコンテンツしかない、オリジナリティの欠片もないようなものは評価されません。


 要はリアルのお店と同じで少しでも顔が見える会社の方が安心できるという事です。


将来的なリスクも語れる会社を選択しなさい


 一部のSEO会社は現時点で効果があるというだけで(言いかえれば、今のGoogleにはまだマイナス評価されてない手法)、リスキーな対策に走るところがあります。例えばリンクをつけるにしても、会社ごとの質が見えます。


 リンクをつける側は(リンクをつけるSEOを提供している会社の場合)、つけて終わりかもしれませんし、契約が終わればもうその会社はどうでも良いかもしれませんが、依頼する側は将来にわたりずっと商売を続けたいと願っています。


 そのため、リスクのある商品を提供してほしくないわけです。


 有料リンクはGoogleにとっては、当然ながら順位を操作する目的ですので、全部「グレー以上黒以下」なわけですが、SEO会社ごとにその度合いは全く異なります。


 本当の意味で質の良いリンク(そのリンクを必要性からクリックする可能性さえあるリンク)を提供している会社もある反面、機械で作ったゴミのような意味不明記事からリンクを提供する質の悪いリンクを提供する会社まで様々です。


 しかし、企業が仕事の対価として報酬をもらうのであれば、将来的にもリスクの可能性が低いものを提供して欲しいと思うばかりです。


 そのため、現在の検索エンジン事情を把握し(そのためには過去からの検索エンジンスパムとの戦いなども把握しているのがベスト)、その上で将来的にもリスクの低いSEO施策を説明できる会社を選択して欲しいと思うのです。


 正直言えば、綺麗事も言えない会社には頼みたくないと思っています。会社の広報を預かるものとして、成果の可能性があがるとしても、リスクまで背負いたいと思っている方はそうはいないと思います。

リスクの説明



あとは誠実さで


 誠実でまとめるとなんですが、いろいろな面で誠実なところを選択してほしいと思います。例えばリンクをはるにしても、どういうブログ(サイト)からはるのか?どういう基準でどういうタイミングではるのかも教えてくれる所が望ましいです(その前に万が一の場合に備えて、削除依頼の受付を契約終了後も受け付けるかの話は今は必須でしょう。今ははずす条件などの説明をしてもらうべきでしょう)。


 もちろん、全部をというのは諸事情で難しいでしょうから、まさに誠意の伝わる範囲で構わないです。


 なんだかんだ言っても、どんなものを外注するにしても担当する方次第だと思っています。その方が本気で自社の事を考えてアドバイスをしてくれるのか?施策をしてくれるのか?という点はとにかく大切なポイントだと考えます。


 要は人が信用できるかって基本に落ち着いてしまいましたがw



 …と、広報時代の自分に言いたいという話でした^^



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2012年10月16日

サイトの階層構造が望ましいかのこんなチェック術

 今回のテーマは「サイトの階層構造が望ましいかのこんなチェック術」です。ホームページを新規で立ち上げる時、リニューアル時の階層構造が正しいかの、ちょっと変わったチェック方法をご紹介します。


まずは階層構造をマインドマップなどで作りましょう


 今回のチェック方法は、制作開始の前段階にやるものです。担当者が考えた階層構造が本当にユーザーにとって最適であるかの判断(参考程度ですが)ができるものです。


 サイト制作やリニューアルを考えている場合、少なくともこういうコンテンツを作りたいというものがあると思います。まずはそれをマインドマップ(のようなものなら何でもOK)で作成してください。これはもちろん制作者が作ろうと思うコンテンツですので自由に作ってください。

マインドマップ



 なお、今回はSEO視点というよりも、ユーザー視点での分かりやすい構造構築の確認が主目的ですのでその点を忘れないで下さい。私は基本的に順位はもちろん大事ですが、それ以上にユーザーが目的のコンテンツに問題なくたどり着けるかが大切だと考えています。


 マインドマップで作成する際には、日本語で見出しを書いていってください。英字でのファイル名などは必要ありません。あくまでどこにどういうコンテンツを置くかという話です。ですので、index.htmlと同じ階層は・・・というような考え方ではなく、どのコンテンツにはどこからアクセスするかというのが分かればOKです。


パソコン内に擬似フォルダを作成


 さて、ここからが普段と異なる方法です。下記のようにマインドマップに含めたコンテンツをフォルダとして作成します。例えば、一番最初の階層には以下のものがあるとしましょう。とりあえず学校をサンプルとします。ここでは例ですので、実際にあるもののように細かくは書きません。

フォルダ



 こんな感じで最初の振り分けにあたる見出しを作成するとします。なお、実際にはAという情報にアクセスする場合には、その他のメニューやバナーからもリンクを通じていけるわけですが、ここではメインの構造のみを考えます。つまり、一番ユーザーが通るであろう道の階層構造のチェックをします。


 さらに、それぞれのフォルダの中にコンテンツを作っていきましょう。あくまでディレクトリというよりも、フォルダをコンテンツに見立てています。サンプルとして「企業の方」の中に以下のようなものをコンテンツを作る予定という事で見出しを入れたフォルダを作成します。

企業の方内のコンテンツ



 続けて(以下省略)・・・というのを全てのコンテンツで作成します。


 これが完成しますと、それぞれのリンクのつながりはありませんが、主な動線としてどこに何を置くかというものがフォルダとして作成されます。


一般ユーザーにコンテンツを探してもらう


 今回のサンプルでは簡単なコンテンツをフォルダの形で作成しましたが、本来のサイトではコンテンツ数も多く、複雑だと思います。


 その状態を作りこんだら、一般ユーザー、あるいは社内でマインドマップを一切見ていない方に下記の検証実験をします。



★検証内容★


1.マインドマップを元に、階層構造の深いところにあるコンテンツなど、「特定のコンテンツ名称」を被験者に伝えます。


2.被験者の方はそのコンテンツ名称から自分が思うままにフォルダをクリックして頂き、そのコンテンツを探してもらいます。



 さて、ここでお分かりだと思いますが、現実的に探しているコンテンツが自分が思っている所になく、「こんな所にあったのか!」というようなケースは結構頻繁にあるものです。つまり、ユーザビリティが悪い以前に、階層構造が一般的な認識とずれてしまっているという事です。


 本来であれば、マインドマップに記述したコンテンツのどれを言っても、被験者は迷わずにたどり着かないといけないわけですが、もしこの検証において間違えたり、迷ったりする場合には改善しなくてはいけないという事になります。


3.被験者が選択を間違えた場所、加えて迷った場所を控えておき、その理由を最後に質問します。


 最後の質問において、コンテンツの見出しのネーミングそのものが分かりにくいのか、それとも、階層構造が微妙すぎるのか、あるいは分ける必要はそもそもなく、同じ階層にした方が良かったなどの事が分かると思います。つまり改善策を知るための質問です。


 もちろん、複数名の方に試してもらう必要がありますが、実際問題、コンテンツ案を出した方と一般のユーザーとの階層の認識に差がある可能性はあるものです。


 一般的な方法ではありませんし、実際に面倒ですので、特にこれをやりましょう!とは言いませんが、これをやる事でこんなコンテンツもここにないとおかしいというのが視覚的に分かるかもしれません。


 時間のある時など試してみても良いのではないでしょうか?


 ちなみにマインドマップをそのまま確認しておかしいところはないかを聞いてもあまり意味はないでしょう。担当者以外がそこまで細かいものをきちんと見てくれると期待してはいけません。


 ・・・という思いつきの記事w



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2012年10月02日

アクセスが激減したら、ランディングページを確認せよ!

 本日のテーマは「アクセスが激減したら、ランディングページを確認せよ!」です。


アクセスは増減するもの


 さて、Webサイトを運営していれば、検索エンジンのアルゴリズムによってアクセス数が大幅に増減すると言う事は珍しくありません。


 特に他でも扱っている商材を紹介するアフィリエイトサイトなどの場合、使用する文章なども考えて書かないと、それこそ他サイトとの違いが分からず、検索エンジン対策も苦労をしてしまうというのは言うまでもありません。

アクセス減少はあり得ます



 同じ商品名で上位を狙う場合、ユーザーにとって役立つ補足情報などが満載であれば、それだけ離脱も少なくなりますし、検索エンジンとしても上位に表示しやすくなるわけです。まあ、この辺はユーザーの検索キーワード次第ではありますが、それでも、他と同じような事しか書いていないサイトよりは有利である事は言うまでもありません。


 *ちなみに商品名でのアフィリエイトを狙う場合には、タイトルが魅力的であるというのはかなり重要です(と、タイトルを控え目にしている私が言うのもなんですが…)。


パンダやペンギンにやられた場合には落ち着いて


 見出しだけを一般の方が見たら、なんで、パンダやペンギンに?と思いそうですが、ここ最近、パンダ・アップデートやペンギン・アップデートによって、アクセス数が激減しているという話をよく聞きます。


 Googleフォーラムを見れば、それこそ毎日のように相談が寄せられています。


 そんな時に落ち着いてなどと言っても落ち着けるわけもないのですが、どうせサイトを見直さなければならないのですから、じっくりと「どこがどうまずいのか?」を考えなければいけません。


 例えば、アクセス数が100くらいあったのに、毎日10くらいまで減ったという場合には、それこそいろいろな理由が考えられるわけですが、本来なら、どこからかリンクを買ってませんか?とか、相互リンクをむやみにやってませんか?と言うのはここでは置いておきます。これは言うまでもない話ですので、その辺は見直してもらうしかありません。


 ここで気にするべきは、そこまで散々にGoogle様にやられたにも関わらず、アクセスを呼び込んだページを確認してほしいのです。つまり、ランディングページです。

ランディングページの確認



ランディングページにヒントがあるかもしれない


 全部のページが中身なしであれば(自分で手抜きだなと感じるくらいなら)、それこそ新たに作成した方が結果として良くなるような気もしないでもありませんが、こんな状態でもランディングページとして活躍したページをまずは確認して欲しいのです。


 良く考えてみてください。Googleに「貴方のサイトは問題だらけですよ」と言われたから、アクセスが激減しているわけです。


 それにも関わらず、アクセスを呼び込んだページが少しはあるはずです。つまり、そのページはGoogleによって、ユーザーが見つけられる範囲に表示しても良いと言われているページだと考える事もできます(かなり前向きな発想です^^;。キーワードがマニアックだからという理由もあるでしょうが…)。


 それが全てではありませんが、少なからず、検索結果上位に出しても良いとGoogleが考えたキーワードとランディングページの組み合わせがあるわけです。


 そのページを確認し、なぜ、そのページはまだ評価されているのか?という点も一緒に考えてみると、より良い改善ができるかもしれません。


 内容が本当に濃いのか、他にない記事なのか、いろいろと考えられるはずです。

ランディングページにヒント



 少なくとも、アクセス数が激減しているという事で、問題点があるわけです(とはいえ、これを全てペナルティと片付けないで下さい。中身がないから落ちただけという場合には、そもそもペナルティではないのです)。


 問題点があるサイトの中でも、アクセスを呼び込む事ができるコンテンツページには復活するためのヒントが隠れているかもしれません。


 もちろん、外部リンクの問題の場合には、それらの対応は早急にしなくてはいけませんが、いわゆるコンテンツの質の部分(パンダ・アップデート)での評価下落であれば、意味のあるチェックだと思います。


 残り物には福があるという事で…(強引)。



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