Yahoo!とGoogleでの候補の違いを認識する
GoogleでもYahoo!でも検索キーワードを入れると関連の検索候補キーワードが出てきますが、それらのキーワードは検索数が比較的多くなるキーワードです。自分が入れたキーワードとの複合キーワードで表示されるわけですが、そこに出ているキーワードでSEOをしっかり行うと、複合でもそこそこのアクセス数が見込めます(そういうものが集まれば大きなアクセスに結びつきます)。


上記のサンプルは季節柄「確定申告」に「スペース」をプラスして出てきたものです(本記事は1/7に書いています。上がGoogle、下がYahoo!です)。それぞれユーザー層が異なる事と提示される数が違う(本記事時点でGoogleは8、Yahoo!は10)事もあり同じものが必ずしもあるわけではありません。
自社の対象者層がYahoo!メインやGoogleメインなどが明確に分かれている場合には、これをまず意識するだけでもSEOの効果が変わってきます。後ほど紹介する事例などでは候補に出るか出ないかで明確に数字が変わってくるのが分かるはずです。
候補に出てくるキーワードのSEO難易度が高いとは限らない
さて、これらの候補キーワードを検索時にそのまま選択した経験は誰しもあると思います。私も毎日のように候補から結果を求めています。
前述しましたように、これらの候補となるキーワードは選択されやすいため、SEOとして意識するべき組み合わせである事は言うまでもありません。もちろん、コンテンツとして用意しにくいものもあるとは思いますが、少なくともユーザーからニーズのある複合キーワードを狙うのであれば、これらを無視するというのはいけません。
また、これらの候補キーワードは当然ながら、検索利用者の動向などで365日同じであるわけでもなく、随時入れ替わりなどが発生します。加えて順番も変わります(下記はYahoo!の関連検索ワードとして表示される情報についてのヘルプからの抜粋です)。
Yahoo!検索の利用者の動向に応じて、関連検索ワードとして表示されるキーワードは自動的に変化します。このため、検索するタイミングによって、表示されていたキーワードが消えたり、新たなキーワードが表示されるようになったりします。
また、表示される順番も、検索される回数の変化に応じて自動的に変化します。
これらのキーワード候補は利用者の動向を元にしているという事もあり、現在、検索されやすい複合キーワードの組み合わせとも言えます。そのため、SEOで狙えるならば上位を狙う方が効果的です。ビッグキーワードでは難しくても、複合キーワードであれば難易度は少なくとも下がるからです。
今回の例で示している候補キーワードも、それぞれの検索結果を見るとそれほど検索総数が多くないのが分かると思います。検索総数が少なければ、物凄く多いよりも狙いやすいのは言うまでもありません。こういう組み合わせを複数押さえるだけでも合計として大きなアクセスを呼び込む事もあります。
Yahoo!とGoogleの実際の検索事例
ここでは私が実際に計測している複合キーワードのサンプルをご紹介致します(前述の”確定申告”は関係ありません)。あくまで候補に出るか出ないかでアクセス数はこれだけ違ってくる(=つまり、狙えるなら狙った方が良い)というものの参考事例です。
<A:Yahoo!の候補に出てGoogleには出てない複合キーワードからのアクセス数>

見ての通り、Yahoo!では候補として出ていないGoogleに比べて多くのアクセスがあります。参考までにこの複合キーワードは53万件程度の検索総数でYahoo!、Googleともに1位となっているサイトです。検索総数が少ないため比較的容易に1位を取れましたが、Yahoo!では候補に出ているため、Googleの何倍もアクセスを獲得しているのが分かります(青い背景はGoogleのアクセス数、赤い背景はYahoo!のアクセス数)。
<B:Googleの候補に出てYahoo!には出てない複合キーワードからのアクセス数>

こちらは先ほどの逆でGoogleのサジェストには出ているもののYahoo!では出ていないキーワードです。順位はYahoo!、Googleともに1〜2位を取っている複合キーワードです。同じく上位にあっても候補として出ているか出ていないかでこれだけの差が出るものだというのが分かると思います。
こちらの方がアクセスが多いので、検索総数もさぞ多いかと思うかもしれませんが、こちらは検索総数15万件レベルのものです。つまり、今回のテーマで言う穴場の組み合わせという事になります。
SEOでは検索総数を見て人気を見る場合もあると思いますが、実際には検索総数がかなり少なくてもアクセスが集まる組み合わせというものはあるものです。
大切なのはそれを見つけ、納得できるコンテンツを作り、上位を確保・維持する事かと思います。難易度の高いキーワードを時間をかけてあげるのも分かりますが、結果としてアクセス数値があがらずに諦めるならば、こういう狙いもありだという事です。
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