2013年01月22日

サジェストキーワードに穴場あり

 本日のテーマは「サジェストキーワードに穴場あり」です。


Yahoo!とGoogleでの候補の違いを認識する


 GoogleでもYahoo!でも検索キーワードを入れると関連の検索候補キーワードが出てきますが、それらのキーワードは検索数が比較的多くなるキーワードです。自分が入れたキーワードとの複合キーワードで表示されるわけですが、そこに出ているキーワードでSEOをしっかり行うと、複合でもそこそこのアクセス数が見込めます(そういうものが集まれば大きなアクセスに結びつきます)。

確定申告Google


確定申告Yahoo!



 上記のサンプルは季節柄「確定申告」に「スペース」をプラスして出てきたものです(本記事は1/7に書いています。上がGoogle、下がYahoo!です)。それぞれユーザー層が異なる事と提示される数が違う(本記事時点でGoogleは8、Yahoo!は10)事もあり同じものが必ずしもあるわけではありません。


 自社の対象者層がYahoo!メインやGoogleメインなどが明確に分かれている場合には、これをまず意識するだけでもSEOの効果が変わってきます。後ほど紹介する事例などでは候補に出るか出ないかで明確に数字が変わってくるのが分かるはずです。


候補に出てくるキーワードのSEO難易度が高いとは限らない


 さて、これらの候補キーワードを検索時にそのまま選択した経験は誰しもあると思います。私も毎日のように候補から結果を求めています。


 前述しましたように、これらの候補となるキーワードは選択されやすいため、SEOとして意識するべき組み合わせである事は言うまでもありません。もちろん、コンテンツとして用意しにくいものもあるとは思いますが、少なくともユーザーからニーズのある複合キーワードを狙うのであれば、これらを無視するというのはいけません。


 また、これらの候補キーワードは当然ながら、検索利用者の動向などで365日同じであるわけでもなく、随時入れ替わりなどが発生します。加えて順番も変わります(下記はYahoo!の関連検索ワードとして表示される情報についてのヘルプからの抜粋です)。

 
Yahoo!検索の利用者の動向に応じて、関連検索ワードとして表示されるキーワードは自動的に変化します。このため、検索するタイミングによって、表示されていたキーワードが消えたり、新たなキーワードが表示されるようになったりします。

また、表示される順番も、検索される回数の変化に応じて自動的に変化します。


 これらのキーワード候補は利用者の動向を元にしているという事もあり、現在、検索されやすい複合キーワードの組み合わせとも言えます。そのため、SEOで狙えるならば上位を狙う方が効果的です。ビッグキーワードでは難しくても、複合キーワードであれば難易度は少なくとも下がるからです。


 今回の例で示している候補キーワードも、それぞれの検索結果を見るとそれほど検索総数が多くないのが分かると思います。検索総数が少なければ、物凄く多いよりも狙いやすいのは言うまでもありません。こういう組み合わせを複数押さえるだけでも合計として大きなアクセスを呼び込む事もあります。


Yahoo!とGoogleの実際の検索事例


 ここでは私が実際に計測している複合キーワードのサンプルをご紹介致します(前述の”確定申告”は関係ありません)。あくまで候補に出るか出ないかでアクセス数はこれだけ違ってくる(=つまり、狙えるなら狙った方が良い)というものの参考事例です。


<A:Yahoo!の候補に出てGoogleには出てない複合キーワードからのアクセス数>

Yahoo!の候補に出てGoogleには出てない複合キーワード



 見ての通り、Yahoo!では候補として出ていないGoogleに比べて多くのアクセスがあります。参考までにこの複合キーワードは53万件程度の検索総数Yahoo!、Googleともに1位となっているサイトです。検索総数が少ないため比較的容易に1位を取れましたが、Yahoo!では候補に出ているため、Googleの何倍もアクセスを獲得しているのが分かります(青い背景はGoogleのアクセス数、赤い背景はYahoo!のアクセス数)。


<B:Googleの候補に出てYahoo!には出てない複合キーワードからのアクセス数>

Googleの候補に出てYahoo!には出てない複合キーワード



 こちらは先ほどの逆でGoogleのサジェストには出ているもののYahoo!では出ていないキーワードです。順位はYahoo!、Googleともに1〜2位を取っている複合キーワードです。同じく上位にあっても候補として出ているか出ていないかでこれだけの差が出るものだというのが分かると思います。


 こちらの方がアクセスが多いので、検索総数もさぞ多いかと思うかもしれませんが、こちらは検索総数15万件レベルのものです。つまり、今回のテーマで言う穴場の組み合わせという事になります。



 SEOでは検索総数を見て人気を見る場合もあると思いますが、実際には検索総数がかなり少なくてもアクセスが集まる組み合わせというものはあるものです。


 大切なのはそれを見つけ、納得できるコンテンツを作り、上位を確保・維持する事かと思います。難易度の高いキーワードを時間をかけてあげるのも分かりますが、結果としてアクセス数値があがらずに諦めるならば、こういう狙いもありだという事です。



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posted by SEMアドバイザー at 09:00 | SEO

2013年01月15日

SEOでは質と量で上位を目指せ!

 本日のテーマは「SEOでは質と量で上位を目指せ!」です。


SEOで質は当たり前の前提条件へ


 まず、本日のタイトルだけ読んで誤解される前に書いておきます。「量」を書くように見えますが、「質」の良いコンテンツを多数用意すると良いという事ですので誤解しないようにして下さい。


 話を戻します。


 SEOで質が語られるようになって結構経ちました。実際には質を良いものにという事について古くから触れているブログは沢山ありましたが、以前はテクニック重視のものも多かったように思います。いわゆる検索エンジンの裏をかくテクニックが好まれた時代というと何ですが、そういう系の記事です。


 しかし、昨今、多くのブログで質を高めるようにという記事が増えてきました。これは本当に自然な流れです。少し考えればわかりますが、検索エンジンのアルゴリズムは基本、「前進」しています。時として後退するように見える時もありますが、それは時間の経過とともに確実に「前進」します。何に向ってかというのは今更言うまでもありませんが、本当の意味で「検索キーワードと検索結果のマッチングをベターなものに持っていく」というものです。もっと分かりやすく言えば、ユーザーの本当に求めているものを出そうという方向に向っているわけです。


 そもそもユーザーが見て何をもって満足するか?と考えれば、いい加減なコンテンツ(それこそリンクの数合わせのためだけに存在するもの等)ではないのは言うまでもないでしょう。リンクを提供するにしても、そのリンクがアクセスを生むかどうかというのが判断基準になると思います。もちろんだまし討ちのようなアクセスではなく、必要に応じたリンクがあり、納得の上でクリックしたくなるリンクという事です。


 文章内のリンクがSEOに効果的といわれるのは、それが納得の上でクリックされる可能性があるからそう言われるわけです。


 いずれにせよ、今後はリンクのためのサイトを作る時間があるなら、上位にあげたいサイトの質をあげるのが最善だと思います。

質の高いものを沢山お願いします



質の良いコンテンツの量を増やす


 少数ページでも圧倒的なオリジナルコンテンツの場合、それだけでもアクセスを生むというのはよくある事です。しかし、少数で狙うよりも、質の良いものを多数用意しておく方が様々なキーワードでのアクセスを生める事に加え、アクセスしてきたユーザーに他の選択肢を見せる事が出来るため有用なわけです。


 ページビューをとにかく増やせばよいというわけではないですが、一つのテーマに無駄に10ページを使うよりも(最近よくあるIT系記事のような)、さらに興味をひくような関連テーマ(気付かなかったようなもの。あるいは継続して知りたいと思っていたもの)をそのユーザーの道筋に用意しておけば満足度はさらに高まるわけです。


 質の高いコンテンツを沢山用意しておけば、結果としてサイトそのものへの信頼はあがり、それが口コミを生んだりするかもしれないのです。情報量が少なければ、自分の経験を顧みても分かるように、他のサイトで「情報の補完」をせざるを得ないのです。

足りないものは他サイトで



 できれば、一つのテーマについては自分が用意したコンテンツだけで満足してもらうに越した事はありません。そこを目指すつもりでコンテンツを作りこむという考えの方が今後のSEOでは重要だと思います。


ニーズを捉える事も大切です


 では、きちんと書いたコンテンツを沢山用意すれば良いか?と言えば、少し物足りないのです。もちろん、それが悪いわけではないですが、それがアクセスを「期待通り」に生むかは別の問題です。


 SEOではキーワードの選定は欠かせません。そしてニーズの把握もです。書きたい事を書くのももちろん構いませんが、ユーザーが「知りたい内容からの視点」で書かないと意味がありません。


 同じ事を意味するキーワードであっても、ニーズの多い単語を意識する方が断然有利です。また、タイトルなどを自分目線ではなく、ユーザー目線での言葉に切り替える方が検索結果に出た時にクリックされやすくなります。

ニーズをしっかりとらえる



 順位が1位でない場合には尚更です。2位以降であれば、タイトルの訴求力というのはとても重要なものになってきますので、気持ちを代弁するような視点が含まれている方がクリックされやすいでしょう(とはいえ、釣りすぎて中身が期待はずれというのはNGです)。


 細かくは紹介しませんが、私自身、異なるサイトで同じテーマを扱う実験をしました。その時に一つは一般的なタイトル(2位)、もう一つは視点を変えたユーザー目線のタイトル(3位)という状況に持っていきアクセス数の変化をチェックしましたが、結果は圧倒的に3位の方が多くなりました。これは順位が並ぶという偶然までもっていくのが大変でしたが、結果はとても興味深いものでした。


 ある程度の上位なら検索結果での見た目というものはとても重要な要素となります。上記の実験ではいずれも中身は濃いものにしていましたが、見た目の訴求力が順位以上の効果を発揮したという事になります。自分に同時に確認できる範囲であれば、ほぼ同列に見える2位と3位だと「気になる方がクリックされる」というわけです。


 コンテンツだけに気を配るのではなく、検索されるところから意識して作りこむ事でSEOの効果を何倍にも出来るという事を忘れないで下さい。



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2012年12月25日

SEOに悪役イメージだけをつけてはいけない

 本日のテーマは「SEOに悪役イメージだけをつけてはいけない」です。


最近多い、SEO悪者論


 ここ最近、いろいろな所でSEOの悪い事例を見かけます。これがまた、この揺さBrain!とは違い拡散力のあるブログで書かれているため、「SEO=悪い」というイメージがついてしまうのを懸念しております。特に一般のSEOを知らない方は最初に目に触れた情報を信じてしまうためこの印象がつきやすくなってしまう事が心配です。

SEOは悪者?


 
 実際、私の周りでもSEOと言うと、形の見えない怪しいものという感覚でしか捉えてない方もおり、とても悲しくまた残念な事だと思っています。


 さて、そうは言いましても、SEOを悪者と誤解されるような商売を行っている会社が少なくともあるのは事実です。この揺さBrain!でもこういうSEO会社は良くないというような事を書いた事もありますし、会社組織としてやるレベルではないと感じるものもあります。


 だからこそ、SEOの本来あるべき姿をきちんと伝えていく必要があるのだと考えています。


そもそものSEOを考えてみる


 では、SEOとは?などと言うのを今更書くのもなんですが、日本語として使われているものは「検索エンジン最適化」です。


 この言葉がある意味、「最適化すれば何をしても良いんだ!」という人たちによって悪用された事によって、悪いイメージがついているのも事実です。


 しかし、SEOそのものが悪いのではなくて、検索エンジンのアルゴリズムの隙をついて悪いSEOをやる人が悪いだけの話です(何が何やら分かりにくくなっていますがw)。


 SEOそのものは、検索エンジンに正しく自分のサイトを評価してもらうために行うための重要な施策なのです。

検索エンジンに正しく評価してもらう



 そして、これがとても大事なポイントなのです。順位が上がらないと考えているサイトオーナーのほとんどは、きちんと検索エンジンに伝える施策がされていないのです。


 もっと分かりやすく言えば、本来のサイトが100の力を持っているとすると、適切なSEOを施していない場合には、時としてその半分も検索エンジンには伝わってなかったりするわけです。


 結果として順位が上がらないというわけです。


 SEOは本来のサイト評価に出来る限り近い評価を検索エンジンに伝えるためのものだと思ってください。現実以上に見せようとして背伸びしたSEO(悪いSEO)を行うのが問題なのです。そもそも、背伸びをして良く見せる(順位を上げる)としても、それほどの満足度をユーザーに与えられるわけでもないのです。


コンテンツSEOが大事だと言う理由


 コンテンツSEOが大事だと言う理由は人によって様々だと思いますが、結論から考えれば、ユーザーは最終的な意思決定は中身を見て判断するという事です。


 どんなに順位があがってアクセスが増えても、中身が伴わなければ順位以上の効果はあがりません。そう考えれば、コンテンツを重視したものが上位に上がる事に越した事はないわけです。


 そして、ユーザーが求めるくらいの質の良いものを検索エンジンに「正しく」あるがままに伝えるのが本来のSEOなわけです。通常はこれが出来ないため、SEOが必要なのです。


 そのため、SEOを一律で悪者と決め付けるのは物凄く勿体無い事なのです。良いものを用意したのであれば、それがユーザーに届くように正しいSEO(ここで言う正しいとは検索エンジンが目指すもの)を施すべきなのです。


 私のみではなく、他の方もよく言われますが、とにかく「マイナス評価を受けないSEO施策」というのをまずは意識して欲しいと思っています。

マイナス評価を受けないように



 知らずのうちに自分のサイト評価を下げている可能性があります。それをきちんとしたSEOを行う事で取り除き、本来あるべき順位に近づけていくという事です。


 少なくともクリックした先ですぐに離脱してしまうようなものではなく、二度目からは指名でアクセスしてくれるようなサイトを目指してください。それくらいの意気込みでコンテンツを作っていけば、きっと検索エンジンに評価されやすいものになっていくはずですし、SEOが成功し上位になった時に大きな結果で応えてくれるでしょう。



<追記>

 実はこの記事は結構前に予約投稿をしたものです。他の記事の関係で公開日が遅くなっております。それを踏まえてお読み頂ければ幸いです(まあ、悪役イメージはついていますけどねw)。



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2012年12月18日

ローカル関連キーワードはtitleタグに気をつけよ!

 本日のテーマは「ローカル関連キーワードはtitleタグに気をつけよ!」です。以前から検索結果には検索キーワードから想定される様々な候補が表示されるわけですが、地域性が絡むキーワードの場合には注意が必要になってきたと感じます。


ローカルに紛れる自然検索結果


 まずは例を見てみましょう。下記は「英会話 スクール」での検索結果です。私が検索した時点では以下のように出てきました。まずはこちらをご覧下さい。

「英会話 スクール」での検索結果1


「英会話 スクール」での検索結果2


「英会話 スクール」での検索結果3



 さて、この結果を見て何を思われるでしょうか?実はSEOに成功して上位にあるがゆえに切ない事になってしまったサイトがあるのが分かります。


ローカル結果と自然検索の違いを知る方法


 この点についてはGoogleが今後どう改善をしていくかという事なのですが、本記事を書いている時点ではローカル表示にはあるルールがあるようです。


 実際に検索してクリックしてもらえば分かるのですが、ローカル結果のように見える4位のサイトのタイトルタグを見てみると、ここに表示されているものと同じである事が分かります。


 つまり、自然検索からきているので、当然ながらタイトルタグが適正であればそのまま表示されるというわけです(と、予測)。


 純粋なローカル結果として表示されている場合、ホームページを持って入れば、そのまま同じようにサイトにアクセスできますが、タイトルタグを見てみると、この検索結果に表示されているものと異なる事が分かります。


 ここでは4位の下にある「(株)ジャクバ」というものをクリックしてみると分かります。検索結果での表記はこのようなシンプルなものですが、実際のタイトルタグは「株式会社ジャクパ|ジャクパへようこそ!ジャクパは幼稚園・保育園をサポートするキッズリーディングカンパニーです」というものです。


 もちろん、必ずしもタイトルタグがそのまま検索結果に出るわけではありませんが、今回の例では自然検索上位サイトがローカル結果のように見えるものと、純粋なローカルの結果かを見極める一つの判断指標として使えると思います。


 なお、それが自然検索なのかを見極めるもう一つの方法として、ローカル表示されているもので「キャッシュ」があるものは自然検索結果であると思われます(と、予測)


 現時点では純粋なローカル結果にはキャッシュはつかないようです(記事を書いている時点で複数調べた結果私はそのように感じましたが、断言レベルではありません^^;)。なお、サイト運営側でキャッシュが出ないように設定している場合(noarchive robots metaタグ)は自然検索結果でもキャッシュは出てきません。


 念のため、「フランス語 スクール」で検索した時のローカル部分の結果は下記のようになりました。

「フランス語 スクール」の検索結果



 上記の法則を見ると、どれが自然検索の結果か分かるでしょう。赤枠内のものが自然検索のものです。


問題はタイトル


 さて、長々と前段が長かったのですが、実際にはどのキーワードでローカルとして出るかなどはキーワードの組み合わせが多すぎて、運営側で制御できるものでもありません(制御する必要もありませんね)。


 この記事で書きたかったのはまさにここからです。


 2番目のサンプルである「フランス語 スクール」では自然検索とはいえ、ローカルに紛れても問題はそれほどないのは分かると思います。理由は簡単です。学校名が見えるからです。


 問題となるケースは最初のサンプルである「英会話 スクール」で4位にある学校です。


 いかがでしょうか?学校名は分かりますでしょうか?もちろん、予想すれば「あそこだろう」というのは分かるかもしれませんが、全ての学校名が出ているところに比べれば、学校名が伝わる可能性は確実に低くなっているわけです。


 いかんせん学校名が切れて表示されているわけですから、「不利」以外の何者でもないでしょう。


 元々、SEOでは自然検索結果の文字数も考えてタイトルを決めるのが一般的です。文字が切れるレベルの文字数をSEOだけを目的にするのは、そもそも意味がないからです。見えなければ(読めなければ)訴求はしにくいわけです。


 それ以上に大事な部分が隠れてしまっては問題外なわけです。


 今回の例のようにローカルが絡む業種などの場合、「SEOで目指すキーワード|学校名」などの順番(昔はこれが一般的ですね)でタイトルを書いてしまうと、検索結果で学校名が見えなくなる可能性も出てくるという事を理解していただきたく、今回の記事を書かせて頂きました。


 指名であれば問題ありませんが、一般キーワードもSEOで狙っている場合には、この例のように学校名の露出がそもそも不完全(場合によっては全く見えない)な結果に終わってしまう場合があります。


 これを見る限り、現在のGoogleの仕様を考えると、ローカル結果に絡むような業種の場合には、会社名などのブランド名は先に書いておく方が(とりあえず今は)無難ではないかと思う次第です。さらに言えば、数多くの組み合わせでのアクセスがあるわけですから、トップページだけは最低でもそうしておいた方が良いかもなぁと思ったわけです。


 最初の検索ワードでの1位のイーオンはどう出ても問題のないタイトルタグを設定しているわけですが、まさに今回のケースでは理想的だと感じます。


 なお、今回の記事は私自身が調べた範囲での記事ですので、現実のものとは多少異なる見解もあるかもしれません(それも踏まえ、”予測”という逃げ口上を各所に入れておりますw)。あくまで、皆さん自身のキーワードで検索をしてみて、どういうタイトルの順番なら望ましいかを実際に調べて見る事をお勧めいたします。


 まあ、ローカル結果のどれが自然検索結果なのかってのは、実際にはユーザーにはどうでもいい話であって、どんな状態で表示されても、最大限伝わりやすい状況にしておいた方が良いですよというのが今回のまとめです^^


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2012年12月11日

新実験ブログでやった事と1ヶ月半の経過

 今回は「新実験ブログでやった事と1ヶ月半の経過」をご紹介致します。この記事がアップされる頃にはブログ開設から2ヶ月程度経過していると思いますが、予約投稿ではやめに書いているため1ヶ月ちょっとまでの経過となっています。


新実験ブログの基礎情報


 まず、このブログそのもののメインテーマは趣味カテゴリに分類されるものです。私自身が検索し、それほど欲しい情報がなかった事もあり、自分で作ってみる事にしました。


 なお、毎度の事ですが、実験ブログで今後も様々な実験を行いますので非公開です。


<ブログについての情報>


・10月10日に開設し複数記事を同時にアップ。

・10月はほぼ毎日記事を2記事ペースで更新。

・アフィリエイトリンクあり(本文内は控え目)。

・当然ながら全てオリジナル記事で頑張って書いています。

・外部リンクは一切つけず。自然とつくものは放置。

・ソーシャルでの宣伝一切なし。



記事テーマの決め方


 今回は初期段階では多くのキーワード模索ツールを使わずに、基本は一つに絞りました。それが「関連キーワード取得ツール(仮名・β版)」です。


 今回一つに絞ったのは、このツールであれば、各検索エンジンのサジェストの結果が同時に見えるという事、Q&Aサイトでの質問も分かるからです。


 また、メインとなるキーワードが固有名詞でもあったため、それと絡めたキーワードから自分なりにヒントを得ようとしたためです。


 上記に加え、自分ならこれが知りたいというものをピックアップして、それについての記事を連続して書いていきました。つまり、ニーズから記事タイトルを決め、それについて書いていったわけです。なお、釣りタイトルのようなものは一切つけていません。


 後は参考までにYahoo!のリアルタイム検索でどのような言及がされているかについてのチェックも行って、記事を書く際の参考にさせて頂きました。


ターゲットキーワードの動き


 前述の条件ですのでメインキーワード一つですぐに上位に来るわけはありませんので、アクセスが見込めるキーワードをいくつか狙っていきました。その中で一番狙っていたキーワードの組み合わせの動きが以下の通りです。

複合キーワード1の動き



 このキーワードは検索件数こそ多くないのですが、実はアクセスが見込める穴場キーワードだと考えていたので狙いました。


 次にこれよりも人気の組み合わせの順位推移が以下です。

複合キーワード2の動き



 実はこの組み合わせは当初は狙ってなかったのですが、途中からニーズに気付き、テコ入れを行ったものです。そのため前半部分は特に順位がかなり不安定です。前述の組み合わせよりも圧倒的に検索総数が多いのがこちらです。


 最後に検索総数は前の二つよりも多いですが、アクセスはそれほど期待できないものの、サジェストにはあったので、とりあえず狙った組み合わせです。

複合キーワード3の動き



アクセス数の推移


 まだ開始1ヶ月半でリンクも一切なかった割には良い出だしかなと思います。中身だけの勝負でGoogleがどれだけ評価するかも見たかったのである程度のアクセスアップがありよかったです。

アクセス数推移



 メモリを表示はしていませんが、11月18日からは3桁のアクセスとなっています(1番目の複合キーワードがトップ10に入ったため)。


 なお、このブログについてもう少しやった事を書いておきますと、途中、順位が安定しない段階でアフィリエイトタグを減らしたりしています。また、見返してみると記事タイトルがしつこかったのでタイトルの簡素化をしました(メインキーワードをはずしたという事です)。


 また、2つ目の複合キーワードを意識して、11月6日にブログタイトルを変更しています(この変更ははGoogleでは11月7日に反映)。


 ただ、アクセスは増えたのですが、アフィリエイトのコンバージョンがよくなかったので(クリックはあったのですが)、ランディング数が多いページを読み返し、人間心理を逆手にとった文章を最後に追記しました。


 その事が功を奏して変更した次の日にコンバージョンが一気に増えてきました。



 というわけで、今回の記事は実験ブログの経過報告という事で、何かの参考になれば幸いです。


 大切なのはユーザーから求められている事を探し、それに対しての役立つ記事を書く事だと強く感じています。



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