2014年01月10日

ファンタジーSEO冒険物語 SEON2-第12話

SEONシーズン2



 本物語はSEOに関連した小説ですが、登場する単語や略語などは実在のものと似て非なるものですので、細かい突っ込みはご遠慮下さい。


 なお、SEONシーズン1を読まれてないと人物像などがよく分からない場合もございますので、別途作成しましたSEONシーズン1のPDF版をダウンロードしてご覧頂く事をお勧め致します。


 →「ファンタジーSEO冒険物語 SEON2-第1話」はこちら


 *この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません(アイコンで出ている方は許可を取っております)。


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湖を進め!


 「変化士のカズ」の右手には一片の木くずのようなものが握られていた。

変化士 カズ



 その木片を大事そうに握りしめながらカズは敵のいなくなった湖に近づいた。


 ボルト「一体どうやってこの湖を渡るんだい?」


 「獣戦士ボルト」は仲間の心情を代表して口に出したのだった。

獣戦士ボルト



 カズ「まあ、見てなって!」


 そう言うと右手に持った木片を額にあててしばらくの間、ピクリとも動かずにいた。


 カズ「汝の身体と同化せん!変化!」


 突然大声で呪文を唱えたかと思うと、カズの姿はセオン達が乗るにふさわしい大きさの舟へと変わっていたのだった。


 タムー「おおおおおおお!舟、舟、舟だよ!」


 先ほどまでの戦いなどはすっかり忘れた様子の「周辺暴走士タムー」が驚きのあまり”舟”を連呼しながらじろじろと舐めるように見続けていた。自分にも変身能力があるのをすっかり忘れているようだったが、タムーのそれとはかなりレベルが違うのも確かだった。

周辺暴走士タムー(改)スペシャルエディション

 

 カズ「さあ、はやく乗ってくれ!他の敵が気づく前にとっとと渡ろうぜ!」


 舟の舳先部分からカズの急かす声が聴こえてきた。


 セオン「よし、みんな、はやく乗るんだ!ブラックハッ党の要塞に乗り込むぞ!」


 セオンの呼びかけに応じて、仲間は舟に乗り込んだ。WMTのメッセージを持つ敵はもう目の前にいるのだ。


隠密


 舟で湖を進むとは言え、何事もなく要塞のあるエリアまでたどり着けるとは誰も思っていなかった。吊り橋を渡るよりははるかに楽なだけであり、危険を伴うという点では同じだと言える。


 サーチライトが届かない場所ではあったが、かえってその暗闇と静けさがセオン達の緊張感を高めていった。


 そしてその予想は残念ながら期待を裏切らなかった。


 まるでサメが様子を伺うかのように水中のあちこちに黒い影が現れ、水面下でゆっくりとセオン達の元へと向かってきたのだ。


 陸の上での戦いには慣れていたが、「TLUのマサ」も含め、水中の敵との戦いには慣れていなかった。

TLUのマサ



 マサ「くそ、これでは敵に近づかれて一気に攻撃を仕掛けられてしまう!」


 いくらマサの剣技が強烈なものであっても、水中では抵抗が大きすぎて自ずと威力も半減してしまうのだ。しかし、敵が水上に現れてからでは、リスクは大きいと言って良いだろう。


 セオン「みんな!覚悟を決めてくれ!」


 セオンはそう言うと回復魔法の準備を始めたのだった。しかし、その様子を見ていた「行動分析士モリーノ」だけは唯一落ち着き払っていた。

行動分析士モリーノ
 

 
 モリーノ「どうやらここは私の出番のようだな。水中にいるとは言え、奴らは必ず水上に上がって攻撃をしてくる。となると、奴らが出てくるのはこの舟の周囲でしかない。つまりは、行動分析魔法の出番と言うわけだ。まずは下がっておれ」


 モリーノは余裕の笑みを浮かべながらそう説明すると、両手を舟の左右の水面に向けて呪文を唱え始めたのだった。


 モリーノ「お前たちの動きは読めておる!ランディング・ペジ・フロースト!」


 モリーノの両手から放たれた青い光は凍えるような冷気を伴って水上に次々に現れた敵に迷う事なく突き進んでいった。


 その光を受けた敵は自身にまとわりついた水を凍らせられ、瞬間的に動きを封じられたのだった。


 「これでも受けろ!」


 好機とばかりにボルト、タムー、マサの3人は空中で身動きが鈍くなっている敵めがけて必殺の一撃を加えたのだった。


 「バシャーン」


 敵は彼らの攻撃を耐えかねてそのまま湖の底へと沈んでいった。


 セオン「やった!」


 モリーノの見事な魔法に驚きつつ、彼らは目の前に見える要塞へつながる岸へと舟を向けるのであった。



 >>第13話へ続く


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2014年01月06日

ファンタジーSEO冒険物語 SEON2-第11話

SEONシーズン2



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抜け道を探せ


 遠くにそびえる要塞を見ても「変化士のカズ」はそれほど驚いた様子を見せなかった。

変化士 カズ


 カズ「あんたらはあの要塞に行きたいって事だよね?」


 彼は「なぜこんなもので動揺しているのか」といわんばかりにサバサバしていたのだ。その様子を見たセオンはカズに問いを投げかけた。


 セオン「貴方ならあの要塞にたどり着けるというわけですか?」


 その言葉を待つ事もなく、カズは右手の道へと歩を進めた。そして後ろでセオン達が戸惑っているのを感じ取ると振り返って叫んだのだった。


 カズ「おいおい、行きたくないの?あの要塞に行くなら俺が連れていってあげるよ!」


 要塞にたどり着くにはこの得たいの知れない戦士についていくしかなかった。セオン達は顔を見合わせると静かにカズの後をついて行く事にした。


 しかし、「周辺暴走士タムー」はそんなカズを今も怪しんでいた。突然出てきて敵を倒し、自分達を誘いだすなんて話があまりに出来過ぎているからである。

周辺暴走士タムー(改)スペシャルエディション



 タムー「カズとやら。まだワシ達はお前を信用したわけじゃない。もし少しでもおかしな動きを見せようものならワシのこの鉄の爪が黙ってはいない事を覚悟しておけ!」


 そう言うとキラリと光る鉄の爪を身体の前でちらつかせたのだった。


 カズ「まあ、信用できないのも分かるよ。こんな風体だからね。でもね、きっと俺が必要だって事がすぐにわかるさ。それまではおとなしくついてきなよ。」


 カズが笑いながら答えるのを見てタムーも黙らざるを得なかった。


 ・・・深い森の中を歩く事、半時。


 彼らは要塞を囲む湖の側面に出ていた。吊り橋からは遠く離れているため、敵の姿は数えるほどしか見あたらなかった。


 カズ「まずはあいつらを倒そうか。話はそこからだ。」


 そう言うとセオン達の方をじっと見て何やら言いたそうにしていた。


 カズ「俺だってあんたらを信用したわけじゃないんだ。今度はあんたらが倒してくれよ。お手並み拝見だ。」


 カズは木陰にどっかりと腰をおろしてセオン達の戦いぶりを観戦すると決め込んだ。その声に応えて一歩踏み出したのは他でもない「TLUのマサ」とタムーだった。


TLUのマサ


 
 「ジュンイ・アーゲマセンカー」との戦いの疲れが「獣戦士ボルト」はまだ癒えてなかったため、それを気遣って2人が進み出たのだった。

獣戦士ボルト



 マサ「タムーさん、敵は広い範囲に分かれています。例のあれでいきましょう。久しぶりに。」


 ニコッと無邪気な笑顔を見せたマサの顔は次の瞬間には修羅のような険しい顔に変わっていた。


2人の奥義


 セオン「スーニペット!」


 セオンは援護すべく呪文を唱えて敵の情報を入手した。


 セオン「マサさん、タムー。奴らは”オチトー・スグ・アセール”です。まだオチ島に来て日が浅いようですから先手必勝で攻めて下さい!」


 マサは敵の方を向いたまま剣にかけた右手をあげて合図をすると、膝を曲げて姿勢を低くした。


 タムー「マサさん、行きますよ!」


 その掛け声と共にタムーは勢いよくマサの大剣に飛びついた。


 モリーノ「一体何をするつもりだ?」


 タムーの奇妙な行動を見てモリーノは驚きの言葉を発した。

行動分析士モリーノ



 マサはタムーの行動に少しも動じる事なく、そのままタムーを大剣につけたまま飛び出し、瞬時に広範囲にいる敵の中心あたりを計算してそこに陣取った。


 予想通り、侵入者に気づいた敵は2人をとり囲むように一気になだれ込んできた。


 その動きに呼応してマサの大剣はタムーをつけたまま大きな円を描くように大剣を振り回した。


 マサ「タムーさん、よろしくお願いします!」


 あまりの高速回転でセオン達からは残像しか見えなかったが、突如としてタムーらしき影が剣先から飛び出した。


 モリーノ「あれは!」


 物凄い高速回転であるにも関わらず、タムーはタラバガニの首輪と大剣をリードで結び付けていたのだ。そして、マサの剣から飛び出したタムーが敵に高速攻撃を開始したのである。


 タムー「必殺!ウェブ・タン・タ・タン!」


 ダンスを応用した技を過去の敵との戦いで会得していたタムーは、いつのまにかその技を昇華させていたのだった。


 振り回されているタムーは周りを囲む敵を次々に軽快なステップを踏みながら攻撃していたのだ。


 時に右足で、時に右手で。その目は爛々と輝いていた。


 マサが大剣を回すごとに面白いように周囲を囲む敵がうめき声をあげて倒れていった。


 その数、30程はあっただろう。


 ふと気が付けば、そこには累々と敵の屍がマサ達を取り囲むようにして倒れていた。


 ボルト「ふえー、これは凄い技だな〜。」


 ボルトのみならず、他の仲間も呆気にとられていた。


 そして、鮮やかな戦いぶりを見たカズも感心していた。


 カズ「噂に聞いていたあんたらの腕前、確かに見届けたぜ!これで安心して敵地まで送る事ができるぜ。」

 
 そう言うと服のポケットから一枚の木片を取り出したのだった。



 >>第12話へ続く


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2013年12月26日

ファンタジーSEO冒険物語 SEON2-第10話

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オチ島の吊り橋


 オチ島に潜入してからというもの、5人は途切れる事なく敵の攻撃を受け続けていた。危機に陥る事もあったがそれぞれが助け合い、何とか吊り橋の見える所までたどり着く事が出来た。


 モリーノ「あそこの切り株の先から中心部へと続く吊り橋が見えるはずだ。」


 「行動分析士モリーノ」は地図で確認すると、4人の方を向いてそう告げたのだった。彼が示した切り株の先には光が少しだけ差し込んでおり、今までとは明らかに違う場所だと感じさせた。

行動分析士モリーノ



 その言葉を聞くと好奇心旺盛な「周辺暴走士タムー」は一番乗りとばかりに切り株の先にある光のある場所へと駆け出したのだった。

周辺暴走士タムー(改)スペシャルエディション



 タムー「どんな場所かワシが見てくれ・・・。」


 タムーの言葉尻は驚きのあまりほとんど聞きとれなかった。


 セオン「どうしたんだ、タムー?」


 その様子を奇妙に感じたセオンはタムーを追いかけながら声をかけた。しかし、光の指す位置から目の前の光景を目の当たりにしたセオンもまた声を発する事ができなかった。


 そこにあるのはU字状の湖に囲まれた巨大要塞だったのだ。吊り橋を望めば、そこには想像をはるかに超える敵が行き来しており、蟻でさえも入る隙間がないような状態だった。加えて、闇の中を照らす吊り橋付近のサーチライトが、ただでさえ隙のない所にとどめをさしていた。


 ボルト「何なんだ、これは・・・。」


 数々の奇跡的な現象に守られてきた「獣戦士ボルト」も息を飲んだ。それまで期待でフリフリしていた尻尾も役目を忘れたかのように動きを止めていた。
 
獣戦士ボルト



 ボルト「イマジンのいる塔に向かうなんて到底無理なんじゃないか?」


 目の前にとてつもない事実を突きつけられて、思わずボルトはそう呟いていた。サカノミ村を救いたいと言う一心でここまで来たものの、敵のスケールははるかに大きなものだった。吊り橋の向こうに見える大きな塔は難攻不落にしか見えなかったのだ。


 モリーノ「うむ、これは困ったな。さすがにこの5人で中心部への吊り橋を突破するのは無理がある。我らが死にもの狂いでかかっても、塔にたどり着くのは厳しいかもしれん。どうすれば良いか・・・。」


 その時、暗然と立ちすくむ5人の背後に何者かが近づくのを「TLUのマサ」は見逃さなかった。

TLUのマサ



変化士登場


 マサ「何者だ!出てこい!」


 敵を威嚇するには十分な大剣を両手でしっかりと握りしめ、近づこうものならば斬り捨てるとばかりにマサの眼光は鋭く光っていた。


 その声を聞いて、影に潜んでいた者は両手をあげながら近づいてきた。


 ???「まあまあ、待ちなよ。俺はあんたらの味方だよ。その物騒なものをしまってくれよ。」


 暗闇から現れたのは頭は馬、胴体は人間という世にも怪しい風体の男だった。


 タムー「見るからに怪しい奴め!ワシが成敗してくれる!」


 やるせない気持ちを誰かに転嫁したかったタムーは目の前にいる男に向かって威勢よく叫んだ。


 カズ「おいおい。だから待ってくれよ。俺は変化士のカズって言うんだ。見た目ほど怪しくないぜ。」


 「変化士のカズ」は飄々としながら答えたのだった。

変化士 カズ



 タムー「そのお前がワシらに何の用だ?」


 警戒心を解かないでいるタムーの顔を一瞥すると、指を自分の口元にあてて5人に静かにするように合図を出した。


 突然の事だったがカズの言うがままに口をつぐんだセオン達は、彼の不思議な技を目撃する事となった。


 カズは両手をぎゅっと握ったかと思うと、開いた手からつむじ風を生み出し、後方へと投げつけたのだ。


 巨大要塞に気を取られている間にセオン達は敵に近づかれていたようで、カズが生んだ風は隠れていた敵の集団を表出させたのであった。


 敵は突然の出来事に一瞬ひるんだものの、お互いに頷き合うと無言でセオン達に斬りかかってきた。


 カズ「おっと、そうはさせるか!食らえ、トリアエズ・ゼンブ・ヒーニン!」


 カズの両手から引き続き切り離されるように飛び出した小型の竜巻は敵を一気に包み込んだ。


 風の強さに目を瞑らざるを得なかった5人が次に見たものは予想外の修羅場だった。


 目の前では魔法を受けた敵同士が混乱し、お互いを傷つけあう姿が映し出されていたのだ。カズはその戦いを見届けると、最後に残った敵を腰につけた小太刀で倒したのだった。


 セオン「今のは・・・?」


 カズは身体にまとった木の葉を振り払いながら向き直ると笑顔でこう答えたのだった。


 カズ「ああ、これはサイ・シンサ魔法という風を操る魔法だよ。とりあえず、俺があんたらの敵じゃないって事は分かってくれたかな?」


 そう言うと、呆気にとられている5人の横を通り過ぎて、吊り橋の見える所に近づいたのだった。



 >>第11話へ続く


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2013年12月20日

ファンタジーSEO冒険物語 SEON2-第9話

SEONシーズン2



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闇のオチ島


 5人はオチ島入口の前にたどり着いた。


 ここに着くまでの道中でも敵に幾度となく行く手を邪魔されたが、10年前の大決戦を潜り抜けてきたセオン達にとって、彼らを倒すのはそれほどの問題ではなかった。


 しかし、今、目の前に広がるオチ島は今までの敵とは全てが変わってくるのだ。ブラックハッ党の本拠地がある島であり、また、グッグル城の怒りに触れて、この島まで飛ばされたものも数多くいるのだ。そのため、今までの敵とはそもそもが異なるのである。


 セオン「みんな、準備はいいか?オチ島に入るぞ。」


 そう言ってオチ島に踏み入れたセオンの後に4人は続いたのだった。たった一歩の違いにも関わらず、そこの空気は一歩前とは大きく違う陰鬱さが漂っていた。あたり一面は鬱蒼とした樹木に覆われ、光は遮られ、昼間にも関わらず漆黒の闇が支配していた。


 どんよりとした空気は5人の焦燥を引き出すかのようにさらに闇を深めていった。


 ボルト「さすが、オチ島だね。身体中に鳥肌が立ち始めたよ。」


 「獣戦士ボルト」の小さな身体一面が鳥肌で覆われていた。寒さからではなく、何者かが常に彼らを見張っているかのように感じるからだった。

獣戦士ボルト



 マサ「気を付けて下さい。視界が悪いため敵にとっては恰好の場所なのです。」


 「TLUのマサ」はそう言うと黙って殿(しんがり)を務めた。前に一歩でも進むと今までいた場所は暗闇に包まれるような場所だ。いつ背後から敵の奇襲を受けてもおかしくないのだ。オチ島での経験が多くあるだけに、敵への注意を怠らないようにしつつ、いつも以上に気持ちを集中していた。

TLUのマサ

 

 その時ボルトがピタッと止まって仲間の顔を見た。


 ボルト「みんな、何かが聞こえないか?」


 ボルトの耳は仲間の何倍も音を聞き分ける事が出来るのだ。


 セオン達はボルトのその言葉が幻ではない事にすぐに気づく事になった。


果てしない戦い


 その音は5人にもはっきりと聞こえていた。


 ???「ジュンイ・アーゲマセンカ〜?」


 モリーノ「この声は!」



 「行動分析士モリーノ」はその怪しげな声を聞くと仲間に止まれの合図を出した。

行動分析士モリーノ



 モリーノ「こいつは、ジュンイ・アーゲマセンカーだ!!気を付けるんだ。奴はトリッキーな攻撃を仕掛けてくる!こいつが相手では私の行動分析魔法は意味をなさん!」


 その声が終わらぬ内に敵の攻撃が「周辺暴走士タムー」に襲いかかってきた。不意を突かれたタムーは数メートル程後方へと飛ばされた。

周辺暴走士タムー(改)スペシャルエディション



 タムー「痛!この野郎、ワシを誰だと思っている!この攻撃を受けてみよ!」


 そう言うと、気配の感じる方へ渾身の肉球パンチを繰り出した。


 「ヒュッ」


 残されたものは、乾いた音を立てて空を切る音だけだった。


 タムー「くそ!逃げてないで正々堂々と勝負しろ!」


 周囲に神経を研ぎ澄ましたタムーは空気の動きの変化に集中した。


 タムー「そこだ!」


 敵が近づく気配を逃さずにタムーの鋭利な爪が闇に突き刺さった。狙い違わず敵の急所を捉えたのだ。


 モリーノ「やったか!」


 しかし、次の瞬間、5人はその耳を疑った。


 ジュンイ・アーゲマセンカー「ジュンイ・アーゲマセンカ〜?」


 タムー「何!?確かに敵の急所を・・・。ウグッ」



 戸惑っているタムーの脇腹に鈍痛が走った。


 セオン「スーニペット!」


 このままではまずいと、セオンはタムーの近くにいる敵に向かってスーニペットの呪文を唱えた。しかし、勝つための情報を得るつもりがかえってセオンを狼狽させたのだった。


 セオン「倒されても奴はすぐに復活してしまうみたいだ!一度狙いを付けた敵が倒れるまで攻撃をし続けるらしい!一体どうすれば・・・!?」


 その言葉を聞くと歴戦の勇者はすぐに立て直しをはかるべきと判断した。


 マサ「とにかくここは一旦離れましょう!前に向けて走ってください!」


 その声に呼応するようにセオン達が走り出そうとしたまさにその時。


 小さな光が闇に突然生まれた。いや、光が生まれたのではなく、ボルトの身体が光りだしたのだ。


 セオン「ボルト!」


 サカノミ村の大決戦の後、光る事がなかったボルトの身体が煌々と周囲を照らしたのだった。


 ボルト「何かが頭に・・・。」


 次の瞬間、ボルトは何者かによってつき動かされているかのように敵に飛びかかっていた。


 ボルト「必殺!シツ・モン攻め!


 その言葉が合図となり、ボルトの身体から無数の光の弾がジュンイ・アーゲマセンカーに向かって連続で放たれた。


 「ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!」


 何発当たったのか数える暇もないくらいの光弾が敵の身体に続々と打ち込まれた。


 そして・・・。


 ボルトの攻撃を受けた敵は復活する隙を与えられずにそのまま動かなくなった。あまりにもはやい連続攻撃に耐えきれなくなったのだ。


 「やった!」


 自分でも何が起こったかよく分からないボルトは疲れて座り込んでいた。身体が光に包まれる時、ボルトは全ての力を何者かに使われているように感じるのだった。


 ボルト「一体、これは何なのだろう?」


 しかし、今は考えている暇はなかった。5人は吊り橋を目指して進むしかなかったのだ。




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2013年12月13日

ファンタジーSEO冒険物語 SEON2-第8話

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オチ島を目指せ


 早朝。


 セオン達5人はセオ村の入口に集まっていた。各々の装備や気力は次なる戦闘に向けて充実していた。戦いのなかった10年間のブランクを感じさせないくらいに満たされていると言っても良いだろう。


 また、新たに行動を共にする「行動分析士モリーノ」の存在も大きかった。苦楽を共にしたイマジンという魔法使いを欠いたセオン達にとって、行動分析魔法はとてつもなく心強いものだった。

行動分析士モリーノ



 モリーノ「さて、オチ島を目指して出発だ。」


 モリーノの号令の元、セオン達はサカノミ村救出への第一歩を踏み出した。


 「獣戦士ボルト」は歩きながらオチ島について気になった点を口にした。オチ島中心部に詳しいメンバーはこの中にはいなかったからだ。

獣戦士ボルト



 ボルト「モリーノ、今から向かうオチ島中心部というのはどういう所なのですか?」


 するとモリーノは地図を広げて丁寧に説明してくれた。


 モリーノ「オチ島そのものは私たちがいる大陸からそれほどの苦もなく行けるのだが、問題は中心部なのだ。この地図を見ても分かるように中心部は大きな湖によって囲まれているのだが、問題はこの中心部につながる唯一の吊り橋を渡れるかどうかという事なのだ。」


 モリーノの説明を聞くと、仲間の中では最も多くオチ島での戦闘をこなしている「TLUのマサ」が口を開いた。

TLUのマサ



 マサ「モリーノさんの言うとおりです。私はオチ島中心部が望めるところまで行った事がありますが、この吊り橋の入口には関所が設けられており、かなりの数の敵が駐屯しています。この人数でそこを抜くのはかなり困難な事ではないかと。」


 敵の集団の中に単騎で斬りこんでもひるまないマサがそう言うのを聞いてセオン達は眉間に皺を寄せた。マサが恐れるほどの場所にたった5人で攻め込むのは無謀とさえ思えてきた。


 そんな時、なぜか意気揚々の「周辺暴走士タムー」が声高に叫んだ。

周辺暴走士タムー(改)スペシャルエディション



 タムー「マサさんらしくない!今の我らは10年前とは違います。そんな敵でもきっと我らの前にひれ伏すに違いないです!」


 そう言うと最近お気に入りのタムー式シャドーボクシングを始めたのだった。


オチ島ミーティング


 オチ島中心部にある塔の一室「怖キング・スペース」ではブラックハッ党のメンバーによる会議が行われていた。王を恐れる者たちが集まる部屋という事で自然とその名がつけられたのだった。


 サカノミ村に続く全地域の征服作戦を練っていたのである。


 オートパクラー「皆の者、よく集まってくれた。まずは紹介しよう。この若者はイマジンと言う。彼はホワイトエリアに詳しいため、今回の作戦参謀になってもらう事にした。」


 そう紹介された「魔道士イマジン」は椅子からさっと立ち上がると深々とお辞儀をして居並ぶブラックハッ党幹部のメンバーに挨拶をした。

魔道士イマジン



 イマジン「皆さん、初めまして。魔道士のイマジンと申します。ホワイトの館出身の奴らの生温い生き方に嫌気がさして、皆様の傘下に入らせて頂く事になりました。奴らを完膚なきまでに叩きのめしたいと思っています。」


 言葉こそ丁寧なものの、そこには昔のイマジンの面影はなかった。黒いマントで全身を覆ったイマジンの目つきは怪しくぎらついていた。


 オートパクラー「そう言えば、イマジンは我らの組織に入るにあたり、昔の仲間をあの世に送っている。あいつは何と言ったかの?」


 その言葉を聞くとイマジンは手を横に軽く振ったのだった。


 イマジン「タムーの事ですね。あんなマタタビマニアは私が手を下すまでもなく自滅していたでしょう。あんなのと一緒に戦っていたなんて、葬りたい過去でしかありません。まあ、そんな彼も私の魔法一発であの世行きでしたけどね。」


 そう言うとイマジンは静かに席に腰をおろしたのだった。


 


 >>第9話へ続く


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