2012年10月23日

アクセス解析を初心に戻って考えてみませんか?

 本日のテーマは「アクセス解析を初心に戻って考えてみませんか?」です。


アクセス解析を100%活用はできない


 いきなりネガティブな見出しでスタートしましたが、Google Analytics一つをとっても莫大な量の情報を知る事ができる今、それを100%活用できる方というのはほぼいないと考えます。


 ここで言う活用というのは「見て納得」というレベルではなく、それぞれの指標から仮説を立てて何らかの施策を行うという事です。一部のデータから何らかの施策を実施する事はあっても、全ての情報を日々活用できる方というのは皆無に近いと思います。


 なぜ、このような事を書いているかと言えば、最近の情報過多時代にも問題があると考えているからです。今や良質な情報は口コミで物凄い勢いで拡散されます。そのため、良い情報は積極的に読みたいと思っている方であれば、一日に読む情報量はかなりのものになっているはずです。


 しかし、吟味して自分で情報を調べてそこで情報を精査する時間を用意していた時代と異なり、一つひとつの情報に対して使える時間が短くなっており、そのおかげで「わかったつもり」になっている方が多数いるように思います。


 いわば、良質な情報には触れているが、それを検証する時間などはないという事態です。この状態は怖いもので、それが正しいかどうかの判断基準さえも曖昧なものにしてしまう可能性があるわけです。考える時間が少なくなっているわけですから、誤っている情報だったとしても鵜呑みにする可能性さえもあるでしょう。

情報は自分で考えて取り込むこと



情報の原点に立ち帰る


 私たちが情報を足で稼いでいた時代を思い出しましょう。まさに原点です。Google Analyticsのような情報が取得できない時代の考え方というのは以下のようなものでした。


「Aという情報がもし分かれば、こういう事についての改善策が立てられるのになぁ」



 つまり、特定の情報を得る事で何らかのアクションが取れると思っていたわけです。ちなみに今はこんな感じです。


「これだけの情報が分かるなら何かに役立つかもしれない」



 もちろん、これは一例ですが一概に否定できない方も多い事でしょう。データがある事に安心して、そこから先を考えるという事を放棄しているケースがあるという事です。データを細かく精査する人がいる反面、今まで以上に流してしまう方が増えてしまったように思うわけです。


 元々、私たちが改善策を出すにあたり、使わない(あまり見ない)データというのは各業種ごとにあるはずです。もちろんそれらもあって損はありませんが、あまり使わないものが多数ある事でかえって大事なデータを見逃してしまうようになってしまったと思います。まさに、情報が流れ込みそれを処理する時間が短くなったのと同じで、アクセス解析データも何となく流してみてしまう方が出てきているように思います。


 全ての情報を使うわけではないのが分かっているなら、データも何もない状態で(つまり、アクセス解析をとりあえずはないものとして)考えて欲しいのです。

初心に戻りましょう



どんな情報があれば先に進めるのかを考える


 さて、本当の意味でGoogle Analyticsなどのアクセス解析で得られるデータを今後につなげるために、データから見るのではなく、どんな情報が欲しいか考えてみましょう。


 例えば、皆さんは何が分かれば「どういうアクション」を取る(あるいは取れる)でしょうか?例えば、思いつきですが以下のようなものをサンプルとしてあげてみたいと思います。


・そろそろ来年度予算の詳細を決めないといけないけど、Web媒体の効果が分かれば無駄なものははずせるかも?それを知るには何を見ればよいのかな?


・どんなキーワードで来ている人が資料請求をしているのかな?それが分かれば、SEOでもそれを主軸に考えられるし、リスティング広告の参考にもなるかも。


・人気のあるページと人気のないページが知りたいなぁ。でも、人気がないというのを数が少ないだけで判断してよいのだろうか?それを知るには何を見れば良いのかなぁ?数が少なくても効果があるなら、そのページはテコ入れするべきだし…。


・どのページから来ている人が多いのかな?最初のページは第一印象が肝心だから、特に気をつけたいな。でも、アクセスしたキーワードとセットで考えないとぶれるかもしれないから注意しないと。




 何となく伝えたい事は分かったと思いますが、上記を読んでもあまりぱっとしないと思います。どこを見れば何が分かるかは皆さん既にGoogle Analyticsなどのアクセス解析を見て分かっているはずだからです。


 とはいえ、いつもと今回の考え方が違うのは、目的があって何を見るかを決めているという点が違います。Google Analyticsでデータとして出ている数値やグラフをざっと見て、何をどう見ようかなと考えるのも一つの見方ではありますが、通常は引っかかる部分があり、それを改善するための参考情報を探し、その情報を元に仮説を立てて、改善案を実施するというのが自然なわけです。

目的から情報を見る



 もちろんGoogle Analyticsを見てそのようにされている方もいるとは思いますが、広報現場など実務作業がかなりの時間を占有している場合、きちんとした目的意識をもってデータを扱わないとアクセス解析データなどは数値の塊で終わってしまう危険性をはらんでいます。


 言い方を変えるならば、今回の視点は、改善する事を前提にデータを見ていくというものです。つまり、改善ありきで数値を見ようと意識している分、いきなり沢山のデータの渦に巻き込まれるよりも前向きなアクションが取れる可能性があるという事です。


 ただ、これは担当者の性格や気質も関係してきますので、これが必ずしも良い順番だとは言えませんが、少なくとも、出てきた無数のデータから問題点を探すよりも、問題点を意識した上で情報を探して行くほうが現場の方にとっては行動に移しやすいかもしれないと思っています。


 日々の情報入手で言えば、見たいテーマを決めてその情報だけを読むのと、何でも入ってくる情報を読んでみるのとでは、一つにかける時間(きちんと考える時間)が全く違うというわけです。


 
 私たちは多くの情報に触れると、どうしても分かった気になりがちです。これは日々の情報収集においても同じです。本当は情報をスクラップしているだけで、全く理解していない場合も多いのです。それならば、確実な目的意識を持って情報と接するようにした方が良いわけです。


 自分のキャパシティを超えた多くの情報は、何のヒントにもならないばかりか何らかの弊害を生む可能性さえも含んでいます。こんな時代だからこそ意識した方が良いのかもしれません。


 見たいものがあると、細かい数字が気にならなくなるものです!運営堂森野さんより頂戴しました)


 …と自戒をこめて。




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2012年09月04日

Google Analyticsが待望のショートカット機能を実装!

 本日のテーマは「Google Analyticsが待望のショートカット機能を実装!」です。ショートカットと言えば、少しは便利そうだなと感じるかもしれませんが、この機能は私がGoogle Analyticsでずっと待っていたものです。


Google Analyticsで報告書を作成している人に朗報!


 さて、このショートカット機能ですが、名前は普通ですが、もし貴方がGoogle Analyticsで報告書を作っている場合には神レベルの機能です。

ショートカット機能



 例えば、報告書を作る際に、左側のメニューから必要なものをいちいち選択して、行数増やして、なんやかんやとやる事が多いと思います。しかも、数が多いと、一部の設定を別のプロファイルでは忘れてやり直しという悲劇もあるわけです。


 そんな悲劇をこのショートカット機能は消し去ってくれます。SEO関係者、リスティング関係者、アクセス解析関係者(順番逆ですね^^;)、企業担当者はこの記事を読んだらすぐに使い始めるくらいでないといけません!それくらい仕事の手間が省けるものです。


ショートカット機能で何ができるか?


 まず、ショートカット機能の使い方(簡単なので説明も不要ですが)の前に、この機能は結局何ができるのか?という事をご紹介いたします。


 ずばり!自分がよく使うレポートを一部の設定情報込みで登録してくれる!


 という優れものです。つまり、先ほど書いたようなトラブルがかなりの割合で解消されるわけです。


 ちなみに、登録したものはどこで見ることが出来るかと言えば、「ホーム」タブで左に表示される「ショートカット」メニューからです。


ホームタブから確認



 ここにショートカットとして登録したものが並びます。上図のサンプルでは名前の前に番号をつけていますが、これはいろいろと試した結果、つけた方が作業に便利かなと思って私がつけただけです。デフォルトでは自由に設定できます。


 なお、ヘルプを見ても、何個まで作れるかが書いてなかったのですが、21個まで試しに作りましたが、問題ありませんでしたので、通常の利用範囲では作成数は問題ないと思います。


ショートカット機能の使い方


 まずは、ショートカットに登録したい項目のレポートを表示させます。・・・と、その前に登録できないレポートをご紹介いたします。


1.リアルタイムレポート(ホームタブ)

2.インテリジェンス イベントレポート(ホームタブ)

3.コンバージョンレポート(標準レポートタブ)



 上記は登録できません。コンバージョンレポートが登録できないのは残念ですが、ヘルプにもその旨が記載されていますので、今後の追加もないのではないかと勝手に予想しています。また、上記以外にも、一部登録できないものがあります(ショートカットが表示されないものはできません)。




 それでは戻りまして、登録方法です。


1.上記、登録できないもの以外でよく使うレポートを表示させていつも使う設定にします。


 基本的に「日付の期間設定」以外はほとんど登録できると考えて下さい(一部できないものもあります)。そのため、ショートカットから資料を作成する場合には、日付の確認を必ず行ってください。


 そのため、「アドバンス セグメント」、「セカンダリ ディメンション」、「並び替え」、「表示件数」設定など、細かい設定をしても問題ありません。特に「アドバンス セグメント」込みで設定情報が記憶されるのはかなり便利です。


 また、「カスタムレポート」もショートカットに登録できます。


2.登録するレポート、設定情報を変更したら「ショートカット」をクリックします。

ショートカット機能



3.「ショートカットの追加」ウインドウが立ち上がりますので、任意の名前を入れます。


 私は報告書で使う順番の番号を頭に振りましたが、ご自由にどうぞ^^(並び替えが出来るというわけではなく、便宜上つけているだけです)。

ショートカットの追加ウインドウ



4.作成のたびに「ホーム」タブに変わりますが(現時点では)、複数作成する場合には上記の一連の流れを繰り返して下さい。


 注意点としては、プロファイルごとに作成する必要があるため、同じ設定をショートカットに登録したいと思っても、それぞれのプロファイルで作成しなおす必要があります。


5.使用する場合には前述の「ホーム」タブの左メニュー「ショートカット」から選択して下さい。


作成したショートカットの編集と削除


 作成したショートカットの設定を間違えたなどの場合、簡単な操作で変更する事ができます。また、削除はボタン一つで可能です。但し、名前の変更だけは出来ないようです(私のチェックが甘いかもしれませんので、わかりましたら、Twitterなどでお知らせ頂けると幸いです)。


 まず、削除の方法です。


1.作成したショートカットの一覧を表示させます。


 削除にはショートカットのサマリー画面を使用します。

ショートカットのサマリー



 「サマリー」をクリックすると、一覧で表示されますので、表示された一覧の中から削除する場合に、該当ショートカットの一番右にある「削除」をクリックして下さい。



 次に設定内容の修正の方法です。


1.修正の場合にはサマリーの「表示」をクリックします。


 修正の場合は左のメニューから直接ショートカット名を選択してもOKです。


2.表示されたレポートの設定を希望のものに変更します。


3.変更内容が全て完了したら、上部より「保存」をクリックします。

ショートカットの編集保存



 これでショートカットの修正保存は完了です。


 「とても」がつくくらいに便利な新機能の実装ですので、Googleが廃止するなんて事がないくらいに使い倒してください。


 人気がないと、私の大好きなワンダーホイールのような運命になってしま・・・。



<追記>

 本件につきまして、既にカグアの吉田さんが記事を書かれているのを発見いたしましたので、そちらもご紹介いたします。この記事を確認しまして、本文中一部の記載を加筆修正しております。


【速報!】Googleアナリティクスに好みのレポート状態を保存できるショートカットが登場



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posted by SEMアドバイザー at 09:00 | アクセス解析






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