2014年01月29日

ファンタジーSEO冒険物語 SEON2-第15話

SEONシーズン2



 本物語はSEOに関連した小説ですが、登場する単語や略語などは実在のものと似て非なるものですので、細かい突っ込みはご遠慮下さい。


 なお、SEONシーズン1を読まれてないと人物像などがよく分からない場合もございますので、別途作成しましたSEONシーズン1のPDF版をダウンロードしてご覧頂く事をお勧め致します。


 →「ファンタジーSEO冒険物語 SEON2-第1話」はこちら


 *この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません(アイコンで出ている方は許可を取っております)。


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油断


 2人は焦っていた。


 敵に見つからないように細心の注意を払っていたはずが、あまりにあっけなく「魔道士イマジン」に見つかってしまったからだ。

魔道士イマジン



 タムー「クソ!クソ!クソ!」


 「周辺暴走士タムー」は帰り道を急ぎながら、その言葉を何度も口にした。おそらく自分ではそんなに言っているという感覚はなかっただろう。

周辺暴走士タムー(改)スペシャルエディション



 これほどまでの屈辱を味わった経験がないタムーにとって、イマジンに対する怒りは既に限界を超えていた。いや、既にタムーの中には「限界」という言葉さえも普通になるくらいの次元であった。


 モリーノ「落ち着け、タムー!そんなに急ぐと敵に見つかるぞ!」


 「行動分析士モリーノ」もまた焦ってはいたが、タムーをたしなめる程度の冷静さは持ち合わせていた。今は一刻も早くセオン達に状況を伝えねばならないのだ。

行動分析士モリーノ

  

 しかし、2人は完全なるミスをおかしていた。ここはオチ島なのである。敵のレベルは段違いに違うのである。怒りを消しきれずにいる2人が素通り出来る程甘くはなかった。


 大きな岩が複雑に入り組んでいる場所に足を踏み入れた途端、2人の顔から血の気が失われた。


 岩の陰から突如として現れた10人ほどの敵がジリジリと包囲してきたのである。


 セオン達がいるならば恐れるほどの事はなかったが、今は2人しかいないのだ。しかも、セオンのスーニペットもないため、敵の攻撃パターンも読めない。


 モリーノ「まずい!囲まれてしまったか。タムーよ、ここは一点突破で行くしかなさそうだ。」


 セオン達のいる場所へ一歩でも近づくための目の前の道を見つめながら、モリーノはタムーに合図を送った。


 タムー「うむ、それしかないようだ。」


 珍しく額に汗を滲ませたタムーは鉄の爪を出すと突撃の構えを取ったのだった。自分が機先を制するとばかりに大地に足を思い切り踏み込んだ。


 タムー「いくぞ!タッチデバイス・アタック!」


 ロケットが飛び出すかのように直線上の敵に真っ直ぐに突っ込んだタムーは、両手を突き出し肉球で激しい攻撃を加えた。


 ゴムのような弾力性のあるパンチを食らった敵は想像以上のスピードで後方にあった大木に身体を打ち付けられた。


 「ドシン!」


 タムーの攻撃はそれだけでは終わらなかった。


 敵が大木に身を任せた瞬間にさらなる追撃をかけ、鉄の爪で敵の身体を貫いたのだった。


 「グググ・・・。」


 敵はうめき声とも言えぬ声を出して、たまらず倒れ伏した。


 タムー「今のワシは強いぞ!かかってこい!」


 敵を1人倒して自信をつけたタムーは、予定変更とばかりに振り向いて全滅させる事にしたのだった。


 モリーノ「何をやっておる!タムーはやく前方へ抜けるのだ!」


 タムーの浅はかな戦略をモリーノはたしなめた。しかし、時既に遅し。せっかく血路を開いたにも関わらず敵に体制を整えさせる時間を与えてしまったのである。イマジンへの怒りが判断力を奪っていた。



 敵は仲間の1人を失う失態を演じたが、既に持ち直していた。タムーとモリーノが攻めあぐねていると、リーダーらしきものが突然右手をあげて合図を送った。


 その合図を待っていたとばかりに敵の集団の容姿は懐かしいような曖昧な色合いに変わっていった。そして、2人にとって不幸だったのは、それが精神攻撃だという事に気づくのが遅れてしまった事だと言える。


 タムー「なんだか、戦う意思がもぎ取られていくようだ・・・。」


 戦う意思ばかりではなく、立っているのも面倒になってきたタムーはそのまま地べたへと座り込んだ。


 モリーノ「こいつらは一体・・・。」


 意識が朦朧とする中、敵の集団が一斉に武器を振り上げるのが分かった。そして、それぞれ自分の最期を悟ったのだった。


 その時。


 ???「助太刀いたしますぞ!」


 そう叫ぶ声が2人に聞こえた。


 声の主は影だけを大地に残しながら、風のような動きで敵の各個撃破を試みていた。


 ???「必殺忍法!シキソー・サイド剣!」


 声の主は小太刀を懐深くに構えると、敵に向かって横殴りに斬りかかった。


 斬りかかられて深手を負った敵の姿は一瞬にして術前の姿に戻っていた。


 モリーノ「おお!松村丸!」


 敵をかく乱していたのは、他でもない「忍者松村丸」だった。忍者組織は今はモリーノの指揮下で動いていたのだが、今回の旅立ちをいち早く聞いて単身加勢に向かってきたようだった。

忍者松村丸



 松村丸「まずは敵にトドメを!こやつらはフルボケータ・ピクトといい、こやつの術にかかるとやる気を抜き取られてしまうでござる!」


 その言葉を聞くまでもなくタムーとモリーノは反撃の行動を開始していた。


 松村丸の攻撃を受けて弱っていた敵が2人の攻撃に耐えられるわけがない。


 タムーは渾身の必殺技「サシカーエ・パンチ」を繰り出して敵を翻弄した。左のパンチで記憶にダメージを与え、右のパンチで別の記憶を刷り込むという特殊パンチである。


 形勢を逆転されたと見た敵のリーダーは撤退の合図をすぐに出したが、それはモリーノの思うツボでしかなかった。


 モリーノ「お前たちの動きは読めておる!メイン・ストリーーーム!」


 思いも寄らぬ4本の光の柱に閉じ込められた敵の集団は、モリーノの「離脱!」の声をこの世の最後の言葉として聞く羽目になった。


 松村丸「流石ですな!」


 モリーノの技を見るのは初めてだった松村丸は大声を上げていた。


 モリーノ「いやいや、お前の助けがなければ今頃はあの世でこれからの行動分析をしていた所だ。礼を言う。」


 タムー「本当にその通りだ。ワシらの命を助けてもらって感謝する。本当に助かった。」



 自分のせいで危険な目にあってしまっただけに、タムーには珍しく素直に感謝をしていた。


 モリーノ「ここで油断をしてはいけない。セオン達の元へ急ぐぞ。」


 3人が先を急ぎつつも用心を怠らなかった事は言うまでもない。



 >>第16話へ続く


 >>SEON2 登場人物紹介はこちら
 


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posted by SEMアドバイザー at 08:00 | SEON2






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