
本物語は完全にネタですが、順番に読んでいくと不思議と勉強になる成分が含まれていますが、冗談の分からない方には非推奨です。第1話を読まれていない方は「ファンタジーSEO冒険物語 SEON」からお読み下さい。
真面目な記事は火曜日更新、「SEON」シリーズは主に月曜日にアップします。
*この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません(アイコンで出ている方は許可を取っております)。
それでは、どうぞお楽しみ下さい!
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連れ去られたタムー
「周辺暴走士タムー」はぼんやりと意識を取り戻し始めた。

しかし、目を開けても変わらぬ闇がそこには広がるばかりであった。その上、タムーは鎖につながれており身動きが出来ずにいた。
瞬間、自分がなぜここにいるのかが分からなかったが、畑の付近で何者かに襲われたことを次第に思い出したのだった。
タムー「くそ!俺様としたことが!不意打ちを食らったとは言え、情けないことだ・・・。」
口から出た言葉こそハードボイルドタッチではあるが、現実を見てみれば、タムーは猫の姿の時に殴られていたため、当然今は猫の姿である。しかも、手足に鎖をつけるのは無理と思われたようで、お気に入りの首輪に鎖がつけられていた。足こそ地面に届いているとは言え、首からブラーンである。
格好悪いこと、この上ないタムーであった。
常々、自分はお洒落だと言って首輪には気を使っていたようだが(今はタラバガニのマークのついた特製首輪)、その首輪が自分を動けなくする道具として使われていたのだから、お洒落もへったくれもない。
タムー「くそー、参ったな。かろうじて足はつくから苦しくはないがどうしたものか・・・。」
暗闇の中で脱出する自分をイメージするが全く良い案は出てこなかったのだった。そして、いつの間にかブラーンとしている体勢が気に入ったのか、歌いながら足でステップの練習を始めていた。
・・・結果、気にしても仕方ないとばかりにまた寝ることにした。さすが、幾多の試練を潜り抜けてきただけに余裕である。立ち寝も苦にはならないようだった。タムーは「なるようになる」が信条の戦士なのである。
タムーを探せ!
サカノミ村で一夜を過ごしていた他の仲間はと言えば、タムー不在については特に気にしていなかった。それくらい良くあることだったのである。
全員がタムーはそこら辺にいるだろうと思っていたようで、何かのトラブルでは?と思い始めたのは昼食時であった。いまだかつて昼食時にいなかったことはなかったからである。
セオン「大好きなランチタイムにタムーがいないとは、何かあったのだろうか?」
さすがのセオンも気になったようだ。それ以上に「獣戦士ボルト」は尻尾がタムーにいじられてないのもそれはそれで落ち着かないと感じていたようだ。

ボルト「これは探しに行くしかないですね。情報があるかもしれないのでモリーノに聞いてみませんか?」
ボルトの提案に同意とばかりに4人は「行動分析士モリーノ」の元へ向った。

セオン「タムーが昨日からいないようなのですが、何か情報はありませんか?」
そう聞くとモニターの中のモリーノはデータを確認してから答えた。
モリーノ「確かに昨日の夜にタムーは離脱フラグが立っているようだ。追跡ソースを塗っているからこの辺の情報は全てお見通しだ。戻ってきた形跡がないからおそらく村の外にいるだろう。」
そして、さらにタムーの行動を分析したモリーノの顔が少し曇った。
モリーノ「うーむ、これはちょっと厄介な敵に捕まったかもしれん。タムーを助けるためには戦いを避けては通れないがそれでもいくのか?」
ボルト「もちろんです!僕たちは仲間ですから!」
それまでじっとモリーノの話を聞いていたボルトが勢いよく答えた。そして、他の仲間も力強く頷いたのであった。
モリーノ「よし、分かった。ならばこの村の西へ向いなさい。タムーの行動はその付近の畑で消えている。その畑は”惑わし畑”と呼ばれており、厄介な敵がいるから気をつけるのだぞ!」
4人は急げとばかりに村の出口に走り出したのだった。
惑わし畑の戦い
4人はモリーノに言われた通りに村を出て西に向った。行く手をさえぎる敵に何度か出会ったが、そのたびにタムーにどれだけ助けられていたかを強く感じたのであった。
セオン「もしや、あそこに見えるのが”惑わし畑”では?」
セオンが真っ直ぐ指差した方向にはそれらしい畑があった。しかし、どこにでもあるような畑で敵の影なども見えないこともあり、4人は安心して畑に向っていった。
その時「音戦士メタルン」のギターの弦が「ピキン」と3本切れた。しかし、弦は切れたのに敵は見えない。

4人が警戒していると、ボルトが何者かに地面に叩きつけられた。
ボルト「痛い!」
続いて、メタルン、セオンも同じく地面に倒れこんだ。メタルンにいたってはチューニングの最中であり、倒れた拍子に音叉が縦方向で顔にぶつかった。これはかなり痛そうだ。
「魔道士イマジン」はカクシテキーストの仕業と判断し「ドラッグの呪文」を唱えた。

イマジン「ドラーーーーッグ」
しかし、呪文の甲斐なくイマジンも地面に叩きつけられる結果になった。
イマジン「敵は一体どこだ!」
4人は見えない敵からの無差別攻撃に体力をじわじわと消耗させられていった。これではタムーを助ける前に自分たちがやられてしまう。
そう思った瞬間、イマジンの身体が自然に動いていた。いや、身体が自然とあの呪文の詠唱を開始していたと言った方が正しいであろう。
イマジン「かくれんぼは終わりだ!の〜〜〜ぞ〜〜〜き〜〜〜見!」
無意識にイマジンは覚えたての呪文「のぞき見」を唱えていた。親指と人差し指をくっつけて、そこからのぞく様ないかにもなポーズである。いつものクールな呪文からは想像できないちょっと滑稽なイマジンだ。
呪文の詠唱が終わるや否や、隠れて攻撃をしていた敵が現れた。頭に「CSS」と言うマークをつけた敵がひょうひょうと立っていた。
セオン「あ、あれは!ガゾウ・スットバシー!」
この際、初めて会う敵の名前を何で知っているかなどはどうでも良い話だ。姿が見えたからにはこっちのものだとばかりにボルトは強烈な蹴りをはなった!
「キュキュキュキュ!」
敵はボルトの蹴りを軽くあしらった。その後も一斉に攻撃をしかけるが全ての攻撃が「キュキュキュキュ」という擦り音と共に避けられてしまうのだった。
セオン「くそ、どうすれば・・・」
その時、メタルンの中に一つのアイデアが浮かんだ。あの「キュキュキュキュ」という「擦り音」にコイツを倒すヒントがあるに違いないと考えたのだ。
そう判断したメタルンは一か八かの勝負にでたのだった。いまだ、弦の用意は出来ていなかったが、ギターを構えてあるメロディを弾き出したのだ。
メタルン「くらえ!C抜きメロディ〜〜〜!」
メタルンは「Cの音」が入らないメロディを弾き出したのであった。そのメロディを聴いた途端、敵の頭の「CSS」マークから「C」の文字が消えた。つまり「SS」になったのである。それと見たメタルンは大声を出した。
メタルン「今です!この隙に攻撃を!」
ボルトとイマジンは同時に攻撃をしかけた。「C」を抜かれた敵にはもはや移動をする力はなく、二人の攻撃をまともにくらって倒れこんだ。
「やった!」
倒れこんで動けなくなった敵を見て4人は叫んだ。そして、それと同時にそれまでは見えなかった小さな洞穴が現れたのだった。
その中で気持ち良さそうにステップを踏みながら寝ているタムーを見つけた4人は笑顔を見せたのだった。
>>第9話へ続く(2012年12月27日 9時更新)
*仕事はいたって真面目にやっています。←これ重要!
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<第8話出演者が関係するWebサイトの一覧(順不動)>
・獣戦士ボルト・・・SEO対策 e-search
・音戦士メタルン・・・WebMETAL
・周辺暴走士タムー・・・SEOとその周辺
・魔道士イマジン・・・SEO Imagination!ブログ
・行動分析士モリーノ・・・運営堂
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