2012年11月12日

ファンタジーSEO冒険物語 SEON2

SEON



 本物語は完全にネタですが、順番に読んでいくと不思議と勉強になる成分が含まれていますが、冗談の分からない方には非推奨です。第1話を読まれていない方は「ファンタジーSEO冒険物語 SEON」からお読み下さい。


 真面目な記事は火曜日更新、「SEON」シリーズはそれ以外の曜日にアップします。


 *この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません(アイコンで出ている方は許可を取っております)。


 それでは、どうぞお楽しみ下さい!


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不思議な白い帽子


 5人は期待に胸を膨らませてセオ村を出ようとした。すると後ろから声をかけてくるものがいた。

謎のシロクマ



 謎のシロクマ「待ってください!今から「SEOの真理」を求める旅にでるんですよね?旅には欠かせないものを忘れています!」


 セオン達は示し合わせたように「周辺暴走士タムー」がいるか確認するため周囲を見渡した。忘れると言ったらタムーの事だろうと思ったわけだ。


 セオン「あれ?タムーがいないぞ?」


 4人がきょろきょろしていると、「獣戦士ボルト」の尻尾を右手でクイクイと遊んでいる別の猫が振り向いた。

周辺暴走士タムー(改)スペシャルエディション



 タムー「私ならここに。」


 いつもと違う猫姿をしているため誰も気付かなかったわけだ。


 タムー「ちょっと気分転換に別のタイプに変身してみました。これからは”周辺暴走士タムー(改)スペシャルエディション”と呼んで下さい。略して”絶対王者タムー”でも構いません。」


 訳のわからない事を言うタムーをまともに相手をするのは疲れると思った4人は完全スルーを決め込んだ。


 謎のシロクマ「どこを見ているのですか?何も考えずに村の外で戦うのは危険です!」


 謎のシロクマはあきれたように5人を見た。


 謎のシロクマ「いいですか、良く聞いてください!旅に出るものはセオ村に代々伝わる白い帽子を持っていかねばいけません。何に使うかはすぐに分かるはずです。さあ、この帽子を持っていってください!」


 そう言うと謎のシロクマは真っ白な帽子をセオンに差し出した。愛くるしいクマである。そういえば、村には様々な絵文字を操るクマがいると聞いた事がある。もしかしたらこのクマは・・・。


 そう思いつつ、セオンは帽子を受け取ると丁寧にお礼を言った。


 そして、今まさに5人の旅は始まろうとしている・・・。


ホワイト法師登場!


 5人の前には広大な平原が広がっており、空は雲ひとつない好天であった。しかし、旅に出るとは言っても、実はどこに行けば良いか誰も理解してなかった。


 何でもそうだが、思いつきで動くのは良くないものだ。5人が入口付近でうろうろとしていると、セオンがかぶっていた白い帽子から突然人が現れた。


 一行「うお!!」


 驚く一行など気にせずに、冷静にその人物は口を開いた。おそらくこのパターンには慣れているのだろう。


 ???「お主たち、これからどこに行くべきか迷っているのではないか?」


 若そうに見えるが話し言葉は仙人みたいだ・・・とセオンは思ったが、考えてみれば仙人などは見た事がなく想像で決め付けるのはよくないなと一人自戒していた。


 セオン「そ、そうですけど、貴方は?」


 そう聞かれるや否や、くるっと回って右手を天に向けるポーズを取ると驚くくらいの大声を張り上げた。その動きに何の意味があるか分からなかったが、5人はそっとしておいた。こういう時は大人の対応をしなくてはいけないとよく聞かされたものだ。


 ホワイト法師「私の名はホワイト法師である。お前ら若輩ものが困った時だけ出てくる道先案内人じゃ!」

ホワイト法師



 5人は「おおお」と、どよめきながら歓喜した。とりあえず入口を出てからいきなり困っているのもみっともないわけで、助かったとばかりにホワイト法師にすがりついた。


 ・・・いや、タムーは法師の白い袈裟に噛み付いていた。それを見たセオンは心でいつかパーティーからはずそうとそっと心に誓ったのであった。


 ホワイト法師は無言でタムーを振り払うと何事もなかったように指先を南に向けて伸ばした。タムーはニャンと小さくうめきながら5メートルほど飛ばされた。ニャンと言うと猫は可愛いものだが、タムーはなぜか憎たらしい。


 ホワイト法師「とりあえずこっちに行きなさい。あそこに見える木を越えると敵がうろうろしているから気をつけていくのじゃ。真っ直ぐ進めば村が見えるだろうて。」


 それだけ言うと、煙のように消えていった。正確には白い帽子の中に消えたようだ。あまりにあっさりとした指南に5人は呆気に取られたが、とりあえず言われた方角を目指し進むことにした。


初めての戦闘


 ホワイト法師に言われた木を過ぎた辺りから急に妖気が漂っているように感じた。セオ村から見た時は一面の美しい平原に見えたが、どうやらここからは一瞬の気の緩みが命に関わるようだった。


 木を越えた途端に「音戦士メタルン」が叫んだ。メタルンの持っていたギターの弦が「ピキン」という音とともに一本切れた。

音戦士メタルン



 メタルン「妖気!気をつけて!」


 メタルンの叫びを聞いて4人は腰を落としそれぞれ身構えた。とはいえ、誰がどんなスキルを持っているかお互いによく分からずに集まっているため、敵が来た時の作戦も考えていなかった。


 しかし、5人の目の前には何も見えない。


 メタルン「敵がいるはずです!私のギターは敵を見つけると弦が切れるんです!」


 燃費の悪いギターだと思いつつも、便利ではあると不思議な納得感を感じた。すると何かが獣戦士ボルトの背中を「ドン」と殴りつけた。

獣戦士ボルト



 ボルト「痛い!またタムーか!?」


 ボルトは決め付けて叫んだ。しかし、タムーはさすが歴戦の勇者だった。見えない敵に向ってとがった爪を突き立てた。


 ???「ギャア!」


 見えない物体は悲鳴とともに姿を現した。すると、ホワイト法師の声がセオンの頭上から聞こえた。


 ホワイト法師「あれはカクシテキーストじゃ!」


 噂で聞いていた「カクシテキースト」をはじめて見た5人は、タムーによって姿を現した敵に向っていった!


 ・・・と思ったら、メタルンはギターの弦の張りなおしに1ターンかかるようだった。良く見るとかなり几帳面にはっている。左手には音叉をもっていた。


 仕切りなおして、メタルンを除いた4人はカクシテキーストに一気に飛びかかった。


 しかし、飛びかかる寸前に背景色に馴染んで隠れてしまい、攻撃ができない。


 ボルト「クソ!」


 ボルトは悔しそうにしている。しかし、やっぱり笑顔だ。これがファンを増やす秘訣か・・・とセオンは真剣に思いつつも、そんな思いをかき消すように敵の姿を探した。人は切羽詰ると、なぜか冷静に関係ない事を考えたりするものだ。


 敵からの攻撃に備えていると「魔道士イマジン」が呪文を唱えだした。おいしいタイミングを待っていたわけではないと思うが、一部のメンバー(匿名希望)は「使える呪文があるならはやく出せや」と思っていたようだ。とはいえ、イマジンとしてはもう第2話が終わってしまいそうだったため、気が気でなかったろう。

魔道士イマジン



 イマジン「汝、その姿を我が眼前に晒したまえ!」


 額に当てた手を前方へ向けたかと思うと、身体を猛烈な勢いで一回転させた。


 イマジン「ドラーーーーーーーーーーーッグ」


 イマジンはドラッグの呪文を唱えた。


 すると、背景に同化して見えなくなっていたカクシテキーストがセオンの背後に出現した。


 セオンがカクシテキーストから瞬間的に距離を置くと、ボルトが一気に吠え立てた。しかし、やっぱり可愛かった。その可愛さにカクシテキーストが見とれている内にチューニングを終えたメタルンがギターのネックをすばやく突き出した。


 まさにハードコアな突きだった。


 カクシテキーストはメタルンの攻撃に耐え切れずぐったりとして消えていった。攻撃をしたメタルンはギターの傷を気にしていた。これぞミュージシャンの鏡だ。



 5人は初めての戦闘で息を荒げていたが、お互いの健闘をたたえあった。このメンバーならSEOの真理を見つけられるに違いない・・・。5人の脳裏には同じくその気持ちが生まれたようだった。 




 >>第3話へ続く(2012年11月19日 9時更新)


 *仕事はいたって真面目にやっています。←これ重要!


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<第2話出演者のWebサイト一覧(順不動)>

・獣戦士ボルト・・・SEO対策 e-search

・音戦士メタルン・・・WebMETAL

・周辺暴走士タムー・・・SEOとその周辺

・魔道士イマジン・・・SEO Imagination!ブログ

・ホワイト法師・・・SEOのホワイトハットジャパン

・謎のシロクマ・・・SEO対策に困ったときのクマだのみブログ




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posted by SEMアドバイザー at 09:00 | SEON






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