・参考記事:SEO向けキーワード発想法

経験とともにキーワードの発想は貧困になる
私たちは年齢とともに、知識がついてきます。しかし、知識がつくことで、幼児の時には簡単だと思えたようなナゾナゾなどについても、答えに気づくのに時間がかかるようになっていきます。
これは至極当然な話なのですが、経験と共に、私たちは多くのものを知識として取り入れていき、いわゆる引き出しが多くなっていきます。時にその引き出しはアイデアを出す上で厄介なものになってしまいます。キーワードを発想する上でもそれは当てはまります。知識があるがゆえに、アイデアが出るのを邪魔するというわけです。
私たちはある言葉を覚えると、それを使うわけですが、専門用語などもそのひとつにあたります。つまり、言葉を覚えると使いたくなるという事もあり、人には伝わるかという事を意識せずに、「新しく覚えた言葉」を使ってしまうわけです。そして、それが定着する事で、ひとつのものをひとつの言葉で済ませてしまうようになってしまいます。
例えば、「SEO」というキーワードを私たちは普通に使いますが、一般的に考えてこのキーワードの認知率が低い(しかも極端に)事は、このブログを読まれている方ならばわかるでしょう。所詮、業界内専門用語のようなものでしかありません。

幼児式SEOキーワード発想法
前置きが長くなりましたが、早速、「幼児式SEOキーワード発想法」について説明します。正直、説明も何もそのままなのですが、チームをまず作ります。二人以上であれば構いません。そして一人を「幼児役」にします。それ以外を「発想する方」とします。その上でこの発想法の流れは以下の通りとなります。
1.あるテーマにそって「発想する側」が幼児役に説明します。例えば、クライアントの商材について説明をしてもらいます。
2.幼児役は自分が幼児になったつもりで、説明役に質問攻撃をしてください。
<例>商材が英会話教室の場合
説明役「当英会話教室は英語学習を実践的に学ぶことの出来るシステムを構築し・・・」
幼児役「英語って何?実践的って何?システムって何?」
などのように、「何もしらない事」を前提に質問をするのです。おそらく、何かの商品を説明するために説明側が使う単語で知らないものは多数出てくると思いますので、その質問攻撃回数は質問役をイラっとさせるに十分なものでしょう。
この例では分かりやすい英会話教室について取り上げましたが、例えば、SEO関連の営業の方で言えば、相当な回数の質問を受けることになります。
説明の中に、Googleというだけでも、それさえも質問されるのは確実です。Yahoo!も同様ですね。おそらく、幼児であれば、GoogleとYahoo!の説明をそれぞれ聞いた後に、ここぞとばかりに「GoogleとYahoo!の違いは何?」と聞いてくるに違いありません。

幼児式SEOキーワード発想法が目指すもの
まず、こんな発想法は役に立たないと思っているなら、大きな間違いです。そもそも、SEOの営業で言うならば、ほとんどSEOを知らない方に営業をするわけですから、質問が数多く来てもおかしくないのです。
この発想法を練習する事で、「子どもにも伝わる説明力」が身につきます。難しい言葉(というか一般的でない言葉)がサービス内容に多く含まれる場合には、この部分は重要なポイントとなります。
子どもは知らない言葉について質問してきます。大人の場合には、知らない言葉であれば、質問することを面倒と思い、そのまま拒否という態度につながってしまう事はよくあるものです。
誰しも、わけのわからない説明をされたら、その話に興味を持てるわけがないのです。そのため、このキーワード発想法を練習する事で、どういう言葉を使う事で相手に伝わるのか?という事の練習になりますし、コンテンツに含むキーワードを考える上でも、関連ワードや想起語が自然と思いつくようになります。
相手に伝えるという意識を本気で持った時に、人は初心に戻って、相手の立場に立って言葉を選ぶ事ができるのだと思います。
様々なキーワードのツールを使うのも便利ではありますが、それだけでは見えないものも多くあります。
幼児式SEOキーワード発想法を是非お試しください。
とはいえ、やりすぎますと、幼児役の方は嫌われますので、ご注意ください^^。また、雰囲気を出したい方は、可愛らしく質問をしてください(一切の責任は持てませんが・・・)。
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