2014年01月31日

アクセス解析はどの指標を見れば良いですか?と言う前に

 今日はアクセス解析の話です。私はアクセス解析マニアではありませんが、Google Analyticsは毎日結構眺めている立場ではあります。通常は自分が設定したリアルタイムレポートを流しっぱなしにしています。


 今回の記事はアクセス解析畑というよりも広報畑の私の考えですので、専門の方からすれば「いや、違うでしょ」という部分もあると思いますが、その点は考え方の一つという事でご容赦下さい。


アクセス解析でどの指標を見れば良いか?


 さて、たまに「アクセス解析でどの指標を見れば良いか?」という質問を受けます。これは至極よくある話ではないかと思うのです。そして、私もおそらく初めて触る時には同じような疑問をもったでしょう。


 しかし、今思うにこれは少し手抜きな考えだったなと自分では反省しています。そもそもどんなデータがGoogle Analyticsで分かるのかを調べずに、詳しい人に言われた所だけを見ようとしているわけですから、それでは本当の意味で「その人」にあった情報が得られるか分からないわけです。


 正直言えば、その人の職種、業務、スタンス、目的、その他によって必要なデータは変わってくると思っています。もちろん、この数値を見ればこういう事が分かるよって話は出来ますが、アクセス解析を業務に役立てるという視点で言えば、お勧めを言われるがままに見るのではその後もアクセス解析を本気で生かしてくれるとは思えません。


まずはアクセス解析で何が分かるかは忘れませんか?


 アクセス解析を初めて見る方に私自身が言いたいのはこの部分です。Google Analyticsでどんな指標があるかとか全部無視してそんな所ではない所から始めてほしいのです。特に「広報担当者」はです(広報でなくてもそうではありますが)。


 では、何を意識するべきか?と言えば、やはり最初に考えてほしいのです。


「今、どんなデータがあったら、どういうアクションを取れますか?」



 という事です。Google Analyticsを先に見てしまうと(あるいはお勧め指標を聞いてしまうと)、それが基本になってしまい、その数値から分かる情報を考えてしまうようになります。そして、あまりに多くのデータが取れるために、かえってデータを生かすという所までたどり着けずに、「データが取得できて満足病」(そんな病気はありません)のような、おかしな満足感だけを得てしまうリスクさえあると思っています。


 そのため、まずは何が取得できるか?というのは忘れてほしいのです。欲しいデータがあり、そしてそれが分かればどういうアクションを取りたいという具体的なものがあるのであれば、その段階で「そのデータはここで見られます」と聞けば、きっとアクションにすぐに移せると思うのです。データなどは、はっきり言って生かしてこそ意味を発揮しますし、眺めて満足するものではありません。


 そのため、私のお勧めは、会社の広報メンバーでも何でも良いのですが、そういう方々でブレインストーミングなどを行って、どんなデータが欲しいかを話しあう方が良いのではと思っています。


 そして、そこで出る「欲しいアイデア」について、そのデータがあれば「こういう事をしたい」というアクションを考えてほしいのです。


 例として「広告出稿している媒体ごとの効果が分かれば予算配分を変える」でも構いません。


 アクセス解析の膨大なデータを見てからだと、かえって分かる事が多すぎて、あれもこれもとなってしまい、行動に移せない事もあるだろうと感じます。


データの取れない時代は工夫をしていました


 デジタルなデータが取れない媒体では工夫をするものです。


 例えばチラシなどを配る場合、どの時間帯に配ると効果がでるか?と考える場合、全て同じチラシを配っている場合には効果測定は出来ません。出来たとしても、どの時間はチラシの減りがはやいなというくらいでしょう。


 しかし、チラシの隅にでも時間帯ごとに異なる色をつけておけば、問い合わせが来た際にその色を質問する事で時間帯の情報が得られるようになるわけです。


 さらに担当者ごとのデータをついでにと言うなら、別の印をつけておけばそれでデータとして生かす事ができるようになります。誰が配った何時ごろのチラシか分かるというわけです。


 このアナログな情報を蓄積すれば、限られた予算で効果を最大限に出すタイミングなどが見つかる可能性があるわけです(当然ながら1日ではそれほどの情報にはなりません)。このアイデアは当然ながら「こういうデータが取れれば」というものから生まれています。だからこそ、すぐにアクションに移行できるのです。


 
 私は多くの情報はかえって動きを鈍くするケースもあると考えています。そのため私自身も何でもかんでも見ているわけではありません。


 実験サイトを作る際にも、その目的に応じてチェックする場所は変えています。もちろん、実際にはこの指標は必須でしょうというのはありますが、それでも、アクセス解析に慣れてない方の場合には、まず「この情報があればこんな事をしたい」というのを考えてほしいのです。


 そういうものをある程度出し切った上で、Google Analyticsにはどんな情報があるというのを知識として入れていけば、より一層の効果がでると考えています。


 何はともあれ、皆で頭をひねって意見を出し合うってのは良い事ではないでしょうか?




 さて、今回こんな記事を書いたのは物凄く昔のある出来事を久しぶりに思い出したからです。


 私が転職の面接を受けた際にある会社で広報用データベース(資料請求者DBです)を見せられました。そして「うちはこんなにデータを取っているんだ、すごいだろう?」というような事を言われました。


 そこにある入力項目の数は1,000を超えているという事でした。1人の個人に対し1,000以上の項目(フィールド)があったわけです。


 もうここまで聞けば分かると思いますが、データ取得満足病にこの方はかかっていました。そのデータベースは入力項目こそ多いものの、ほとんどの方で共通して取得できているデータはたかが知れていました。それこそ20もいってないと思います。


 使いこなせるなら私はこれがいくつでも構わないのですが、実際にはそんな事はありませんでした。


 そして、そのデータを取りまくっていた会社はその数年後になくなりました。膨大なデータなど生かせなかったのです。



 目的から必要な情報を考えればこんな事にはなりにくいのではないでしょうか?


 *月末なのでネタ画像は省きました


揺さBrain!マニアック



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posted by SEMアドバイザー at 08:00 | アクセス解析






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