2013年07月27日

書評:実践 インハウス・リスティング広告 「丸投げ体質」から脱却するSEM成功の新条件

 久しぶりの書評です。今回は話題の「実践 インハウス・リスティング広告 「丸投げ体質」から脱却するSEM成功の新条件」の書評です。


インハウス・リスティングの解説書です


 まず、この本の紹介をするにあたり大事な事を書いておきますと、この本は「インハウス・リスティング」について掘り下げた本であり、いわゆるリスティング広告で使う管理画面などを説明する本ではありません。もし、そういう書籍をご希望の場合には阿部 圭司さんの「Googleアドワーズ & Yahoo!プロモーション広告 対応 新版 リスティング広告 成功の法則」をお勧めいたします。


 さて、本題です。この本はそういうテクニック論の本ではなく、インハウス(内製化)でリスティングをやる場合の下記の3つのタイプを中心にして、どういう会社はインハウスのどのタイプに移りやすいかなども含めて解説しています。


・ヘビーインハウス(自社完結型)

・ライトインハウス(代理店協働型)

・ミドルインハウス(代理店併用型)



 そういう事もあり、現在、リスティング広告の内製化を検討中の会社であれば必須の書籍であると言えるでしょう。何でもかんでも自社完結型であるヘビーインハウスが良いわけではなく、会社の置かれている状況、人材、その他の要素でどのタイプに進むのが移行しやすいかなどの情報(メリット・デメリット等)も含まれています。


 前もって書いておきますと、私自身はこの書籍に関連するインハウスの人間ではありませんし、リスティング関係の人間でもありません。しかし、Web関係の業務をしている立場上、詳しくない部分だからこそ知っておきたいという気持ちで拝読致しました。


率直な感想


 基本的に「私の立場での」率直な感想を書かせていただきます(ですので、参考になる人は少ないかもしれません)。あと、実際には本を読むかどうかは皆さんに決めて欲しいのでネタバレ的な事を事細かに書く気は毛頭ありません。基本的に個人的な感想であり、本の詳細な解説は致しません。


 全体としては読む人の立場で参考になる(と感じる)部分とそうではない部分が出て来るかもとは思いました。とはいえ、完全に対象者を絞った本ですので、そこからはずれていると入り込めないかもしれない部分があるかもという事であり、タイトルにもあるインハウス・リスティングに興味があれば問題なく楽しめると思います(何より、こういう話題を扱った本というのは本当に珍しいと思いますので貴重です)。


 そうなると、SEOの訪問指導やアイデアを出す立場の私にとってはどうかと言えば、途中から物凄くはまったというのが本音です。実を言えば、かなり読むのが遅い方で、正直、文字の多さを見た時に「これは1ヶ月コースだな」と思ったのですが、何のことはなく3日(それでも遅いかもしれませんが)で読み終わりました。


 その時点で思ったのは、これは「SEOの人も読んだ方が良い」という事ですね。これはステマでもお世辞でもなく、本気でそう思った次第です。


 SEOの方は大体においてキーワードの掘り起こしのノウハウについてはリスティングの方にはかなわないのではと私は考えています。
それはもちろん、リスティング担当者はそういうものに特化しているためでもあるのですが、この本ではそのキーワードの掘り起こしのヒントなど、物凄く具体的で分かりやすい事例が書いてあります。個人的にはこの部分(4人の著者の内のどなたが書かれたか分かりませんが)が一番のヒットでした。


 私自身、キーワードの掘り起こしは一人で仕事をやっている事もあり、ユニークなものも含めていろいろとあるにはあるのですが、自己流で人に説明がしにくかったものもあったのですが、この本で紹介している手法は誰にでも分かりやすい方法でした。


 というわけで、私の立場としてはChapter3が一番面白かったのは確かです。とはいえ、先ほども書きましたが、立場によって最も役立つ部分は変わってくると思いますし、確実にそうだと思います。


 そして、Chapter4では実際にインハウス・リスティングに関わる方々のインタビューが結構なページをとって紹介されているのですが、これはリアルな声でありとても面白かったですね。同じような質問でも立場によって回答が異なるなど興味深いと感じました。


 なかなか他社の担当者の声を聞く機会はないと思うのですが、質問内容も鋭くかゆいところに手が届いていると思いました。


 今後、リスティング広告をインハウス化しようと思っている会社だけではなく、リスティング広告を使っている会社の担当者であれば読んでおいて損はないと思います。そして、SEO関連の方も読んで損はないと思います(結局はここに行き着くわけですよ^^)。


 
 さて、この本の豆知識と致しまして、揺さBrain!を読んで下さっている希少な読者の方には重要な情報をここでお知らせいたします。


 この本には揺さBrain!のスピンオフ小説「ファンタジーSEO冒険物語 SEON」の登場人物が2人も出ています!誰か?と言うのは買って調べてください!(完全に便乗ですw)






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posted by SEMアドバイザー at 19:32 | 全般

SEOの目的意識は段階別に変化させる

 SEOの目的と言えば、最終的にはコンバージョンに寄与するなどですが、例えば、SEO施策を施す段階では明確なものとしては「順位をあげる」事になると思います。


 なお、下記に示す段階は一つの例であり、これに拘る必要はありません。いくら細分化しても構いません。ここでは誰にでも当てはまるものしか書いていません。


第一段階は順位を上げる事


 なんだかんだいっても、人に見てもらわなければWebサイトそのものはただのデータの塊になってしまいますので、順位を希望のキーワードで上げたいというのは自然な考えだと思います。


 私もコンテンツを作る際には、どんなキーワードでの上位表示を狙うかを検討し、それに応えるコンテンツの作成を進めていきます。


 ここで経験としてお話しますと、いわゆる競合の多い、集客に繋がるキーワードというのは即座に上位を取れるものでもありませんので、最初の時点でそういうキーワードばかりを狙っていると、自らがやっている効果が見えにくくなり、モチベーションが下がってしまう可能性があります


 もっと分かりやすく書きますと、1ヶ月真面目に取り組んでも、自分が狙っている競合の多いキーワードで全く動きが出なければ(しかもこれは、かなりの割合で起こりうる話ですね)、誰しもモチベーションの低下の可能性があるという事です。


 そのため、順位を比較的上げやすい複合ワードなども最初から視野に入れて、取り組んだ施策の効果が少しでも見える状況を作っておくとその後のやる気継続にもつながると言えます。

順位アップ!



 私自身、制作当初はアクセスにはほとんどつながらないものでも、モチベーションを上げるための対象キーワードをいくつかあえて設定するようにしています(かなりコアな層だけに見られるでも良し。そんなキーワード何の意味があるの?と言われるものでも良し)。


 また、想定外のキーワードでのアクセスが1ヶ月もするとボチボチ出てきているはずです。それらのキーワードは見込みキーワードとして大きくなる事もありますので、それらのキーワードに絡むコンテンツのテコ入れを行うようにします。


第二段階はランディングページ経由の効果を確認する事


 本来は順位があがる前から最大限効果を出せるコンテンツを用意できれば良いのですが、人の心や動きはそんなに想像通りにはなりません。


 実際に順位が上がり、集客できるようになったら、順位上げ以上にユーザーの気持ちに入りこむくらいの意気込みでその動きを想像し仮説を立てる必要があります。


 例えば、本来は次に見て欲しいページがあるが、その数が少ない場合には何らかの問題があると考えるという事です。


 最初のページだけで満足させてしまってもう十分と思われているのか、あるいは道案内が不十分なのではないか?そもそも案内する道が間違えているのではないか?少し強引な導線ではないか?など第三者の立場に立って考えなくてはいけません。


 その上で些細な改善点でも対策を出す事をおろそかにしてはいけません。

導線次第で綺麗に流れる



第三段階はすばやく行動に移す事


 実はこの点が一番伝えたい点です。最近は勉強会などで様々な「学ぶ」機会があると思いますが、そこで学んだ事をどれだけの方が「すぐに実践している」のかは微妙だと考えています。


 話を聞いて分かったような気になるのはとても簡単な事ではあるのですが、いざ自分の会社に戻ってやろうとすると、やる事が多すぎて手がつけられないという事も多いのではないでしょうか?


 あるいは、やりたくても上司の許可が出ずに何もできなかったという事もあるでしょう。私自身、アドバイスをした点が3週間くらい変化がないので確認したところ、上司の許可待ちというのが何回もありました。ちなみに作業的には3分で終わるレベルのものでした。


 私自身も数多くのサイトで実験をしておりますが、考えた仮説は即座に実行に移すようにしています。これをやったら落ちるかどうか?というのは正直あまり考えません(もちろん悪くなる仮説は立てませんが)。


 特に上位に上がった後の仮説、そしてアクションへの流れは時間がかかるものであっても即座にやるようにしています。上位に上がった後のコンテンツ内部への施策はユーザーの動きに大きく影響を与えますので、即座に数値(=成果)に反映してきます(重要!)。


 また、ほんの2〜3行追加するだけで数値が大きく変わる事もあります。ただ、一般的には大きな変化を生むにはある程度の変更や改善を加えないと出来ないと考えている方も多いと思います。


 しかし、実際には数行の変化、あるいは画像を一つ加えるだけでユーザーの心理に大きな変化を与える事も可能です。問題なのはやるかどうか悩んで何もやらない事なのです。

すばやく行動に移す



 今やWebで成功するためのノウハウなどはいろいろな場所で語られています。それこそ物凄い数のヒントが毎日のように公開されています。しかし、大事なのはそれを元に仮説を立て(自サイトに合った仮説)、スピーディーに行動に移す事なのです。


 数値がもし仮説と違って悪くなれば、すぐに別の仮説を立ててアクションを取ればよいだけです。


 サイトに集客する理由は様々だと思いますが、順位が上がってからの行動の実施の有無が本当の意味での成果に影響を与えるという事を常に意識しておきましょう。



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posted by SEMアドバイザー at 14:13 | SEO






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